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毎週水曜日のこの時間は、山根小雪のBrush Up、日経エネルギーNext編集長の山根小雪さんです。
山根さん、今日はどんなテーマでしょうか?
今日はですね、ビッグモーターの最近のお話をしようかなと思うんですよ。
ビッグモーター。
ビッグモーター。7月に保険金の不正請求が出てきてから、RKBさんも含めて各社もお祭りのようにビッグモーターやってますよね。
ガイロジュのね。ガイロジュ切ったとかね。こんなことをやるの?みたいな。
最初はね、お客さんの車に故意に傷つけて水増し請求するっていうのが出てきて、その後に自動車整備のところ、整備工場の治療が停止になりました。
全国135の工場のうち34停止してますね。
それだけじゃなくて、中古車の買い取りでいろんなトラブルがあって、トラブルの数が1000件以上、民事訴訟もたくさん抱えていると。
今なんか不正のデパートみたいになっている。
出るわ出るわですね。
まだあったか。今言ったのはほんの一部で、まだまだいろんな細かい話が出てきていますという状況です。
こんな状況の中、今ビッグモーターどうなっているのよって言うとですね、
先週の金曜日、11月の24日に金融庁が11月30日付けでビッグモーターの保険代理店登録を取り消す処分を出したんですよ。
明日までですね、ビッグモーターは明日までしか自動車に自売席保険を売ることができないんですね。
自売席保険。これは大きいです。
車買ったら必ず自売席保険って入るものですよね。
だからビッグモーターで中古車買ってもそこの場で保険に入ることができないっていうことですよね。
これはもう中古車販売自体にもすごいダメージがありますし、
中古車の販売って1台売ってもそんなに利益大きいわけじゃないんですよ。
中古車のビジネスっていうのは、この付帯する保険だったり車検だったり、自動車故障したときの整備だったり、
いろんなものをぐるっと丸めて中古車販売事業なんですよね。
だからこの保険ができなくなることって非常に大きいですね。
今整備も工場停止できなくなってきているので、まあまあ売り上げはどんどん減っている状態です。
今ビッグモーターは非常常会社なので、実際どれぐらい売り上げがあるかとか、細かいことっていうのはあまり公表されていないんですけれども、
報道されているところによると、中古車販売は例年比で6割以上減っていると言われています。
6割以上?
6割で死んでしまう。
さっき申し上げたように保険売れない、車検もビジネス縮小、
どうやって稼いでいくのっていう感じなんですよ。
ただお金は出ていきますね。
従業員の賃金の支払い。
これはもうこれだけでも相当出ていきます。
月次数十億円の赤字になっているだろうと言われているんですよね。
例えば1人50万から100万ぐらい賃金支払いでかかるとして、5000人いたらいくらって話ですよ。
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6月時点で大体300億円ぐらいは手元にお金があったと言われているんですよね、ビッグモーターは。
例えば製造業とかとは違って、大きな投資とか必要なわけじゃないんですよね。
店舗を建てて作って、車買ってきて、車をどんどん売っていけばお金が回っていくので、
たくさんお金を借りないとやっていけない業態ではないんですけれども、
それでもやっぱりもう賃金支払いだけでも相当苦しい。
他の固定費の支払いでも苦しくって、お金なくなりまくって、
月次数十億円の赤字が続いていると言われています。
リストラとかね。
どんどん店舗を閉めたりしてますけどね。
まっとうに働いている人たちがね、ビッグモーターの中にもいたはずですから。
そういうわけですからね。
そんな中やっぱり銀行はですね、お金貸してくださいってビッグモーターが言っても、
いやいやいや、それは無理だよって言って借り替えはお断りっていう状況なんですよね。
じゃあどうするかってなると支援企業探しです。
どこかビッグモーターにお金を出してくれる会社を探す。
もしくは会社を引き取ってもらう。
いろんな形がありますけれども、誰か支援してくれる人を探さなきゃいけないねっていうことで、
最初オリックスだったりとか、ガリバーですね。
ガリバーやってる会社の名前なんかも上がっていたんですけれども、
この辺りはどうやらあまり決まっていない、話は進まなかったようだと。
で、ちょうど先週になりますかね、11月の17日に、実はイトウチュウが名乗りを挙げたんですよ。
イトウチュウとイトウチュウエネックスっていう子会社とですね、
企業再生やってるファンドの3社で買収を検討しているっていう報道が出てきました。
イトウチュウって言ったらですね、なんでイトウチュウって覚えますよね。
実はイトウチュウってむちゃくちゃ自動車やってるんですよ。
そうなんですか。
そうなんです。
そんなイメージがあまりないですよね。
そうですよね。やっぱりね、三菱商事とか三井物産、日本の2トップは原油だったりとか天然ガスとか石炭とか、
そういう資源で稼いでるお金がめちゃくちゃ大きいんですよ。
この資源の売り上げでボーナスが立つって言われるぐらい。
資源の割合の大きい会社です。
ただ大手商社の中でイトウチュウっていうのはかなりこのB2C、消費者向けのビジネスをやっている、ちょっと特徴が異なった会社なんですね。
自動車に関しては相当やってます。
イトウチュウ本体で自動車のリース事業をやってます。
例えばここ10年ぐらいの間だとイギリスでタイヤ販売のチェーンの会社を買収したりしてます。
子会社のイトウチュウNXはガソリンスタンドやってて、レンタカーやってて、中古車のオートオークションも運営してますね。
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実はグループ会社の中には柳瀬があるんですよ。
そうなんだ。
さらに持ち分法適用会社、株式を持っている会社に東京センチュリーっていうリース会社があるんですけれども、実はこの会社は日本レンタカーをやってる会社なんですよ。
なるほど、そういう話を聞くと親和性があるなって分かってますね。
かなり親和性があります。
しかもイトウチュウは自動車の販売だったり、自動車関連のビジネスにかなり力を入れてるんですよね。
そういう状況なので、イトウチュウからしてみると、ビッグモーターが全国に250の店舗を持っていて、130の工場のネットワークがある。
日本人の整備士をたくさん抱えているんですよ。なかなか日本人の整備士をこれから確保するのって難しいんですよね、人手不足の中で。
もう低手余ったの人材です。
なので、こういう人たちを一気に、しかも今のビッグモーターの状態だとものすごい安い値段で買うことができるっていうのは、これはやっぱり自動車関連事業の基盤を大幅に強化することができるよね、というわけなんですよ。
実際株価上がりました、このニュースが出たと、イトウチュウの。
早いですね、やっぱり市場の反応が。
そうなんですよね、市場はやっぱりこれでイトウチュウの自動車販売はかなり、自動車関連事業かなりいいんじゃないかなと思って株価上がってるんですよね。
ただ一方でネット界隈なんかを見ると、なんでこんなヤバい会社買うの、みたいな。意見はめちゃくちゃあります。意味わからん、みたいな。
それはもちろんその通りで、このビッグモーターっていう会社が不正のデパートみたいな存在だっていうふうにみんなが思っている中で、やっぱりこの事業そのまま引き継ぐことによって、イトウチュウの評価が下がってしまうようなことがあってはダメ。
なので、今イトウチュウは創業者を事業から排除するっていうことを条件に出しているというふうに言われていて、ビッグモーター側はもう背に腹をかえられない状況なので、これ同意したっていうふうに言われています。
ただ本当の意味で創業者の影響を排除するっていうのはそう簡単じゃないので、もし仮に買収するとしたらどういうふうな、例えば新しい会社を作って、そこにビッグモーターの資産の良いものだけを移して、台湾とか損害賠償とか全部古い会社に残して新しい会社だけをイトウチュウが引き取るみたいなことも考えないといけないのかなっていう状況なんですよね。
旧ジャニーズみたいですね。
大平 そうですね。やっぱりこれ今ジャニーズの話出ましたけど、ここでやっぱり言いたいことは非常上のオーナー企業っていうのはそもそもとってもリスクが大きい存在なんだっていうことなんですよ。
創業家ってところですか?やっぱり。
大平 創業家が会社を持っていますよね。ビッグモーター売上高5000億円あって、中古車販売ナンバーワンのめちゃくちゃでかい会社なんですよね。だけど上場していません。で、オーナーが社長をやってるんですよね。こういう会社の体制っていうのはリスクを内側に持ってるっていうことなんですよ、そもそも。こういう姿勢が起きたときに誰も立たす人がいないっていうことです。
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大平 でですね、今回保険代理店請求、保険代理店登録取消しになったことに関して財務省がこうこうこういう状況があったので取り消しますって言った報告書の中身が結構すごい書き方ですね。前作者、社長らが利益拡大が最重要という信念や思う通りに経営したいという意欲が過剰だったなんてことを役所が書いてるわけですよ。
おだしょー なかなか辛辣な文章を歌ってるみたいですね。
大平 うん。
おだしょー 自分のやりたい思いっていうものを全部そこにこう経営方針としてぶつけがちですけども、でも会社ってその経営者だけのものじゃなくて従業員のものでもあるわけですよね。
大平 本当にそうですよ。やっぱりみんなが悪いわけじゃないんですよね。ビッグモーターの中で悪いことしてた人が悪いわけであって、他の人たちは真面目に日々のために一生懸命お仕事してたわけですから。ここはやっぱり新しい会社が支援に入って会社クリアになって別の形になっていくといいなと思いますね。
大平 風通しの良い淀みのない組織を作れるのかどうかっていうところが今後の大事なところになるのかなと思います。山根さんありがとうございました。
山根 ありがとうございました。
日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
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