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はい、こんにちは。
今日のご質問は、「脂肪は燃焼するのか?」という質問ですね。
ざっくりした質問になりますけども、いただきます。
まず皆さん、脂肪ですね。
どうですか?自分のこの背肉とかですね、腹の脂肪とか。
足が太いとか、顔のこの辺に脂肪がついてるとか。
いろんなね、今脂肪ってものすごい悪い奴扱いを受けるんですね。
ところがですね、この脂肪は実はですね、人類の生物の歴史においてですね、
ものすごい考え尽くされて生まれてきたようなスーパーヒーローだったわけですね、もともと。
というのはですね、生物は本来この栄養が安定して取れるかどうかわからないような環境下で生きてきたわけですよ。
なので、たくさんご飯食べれる時もあれば、そうでない時もあったという状況でご飯を食べた時にですね、
食べたものからエネルギーを使って活動する。筋肉を動くとかお味噌を使うとかですね、
こういう風な活動をするっていうだけじゃなくて、その余ったエネルギーをどっかに蓄えておきたいねっていうので、
この生物の中でいろいろと工夫して生まれてきたのが脂肪細胞というやつなんですよ。
ですので、食べた食物そのものの脂肪を直接脂肪細胞の中に蓄えていくか、
もしくは糖なんかもですね、取った糖の余った分というのを脂肪に作り替えたりみたいなことをしていくわけですね。
同じように体の中に蓄えていくものとしてグリコーゲンというのが実はあります。
肝臓で聞いたことある方もおられるかもしれないですけど、
グルコースという糖をですね、グリコーゲンというので肝臓の中に蓄えておくんですけども、
これはですね、飢餓状態、ご飯を食べてないときなんかはこのグリコーゲン、肝臓のですね、
これを分解して糖に帰ってくる、グルコースをどんどん排出していくという機能があるんですが、
例えば脳なんかはですね、脂肪細胞を上手に使えないので糖を直接取らないとですね、
頭が回らないというような臓器になっているので、
そういうグリコーゲンからの糖の供給をものすごく受けているんですけど、
実はこのグリコーゲン、どれくらい持つのかと言われると、
だいたい24時間くらいなんですよ。
つまり1日くらいしか持たないです。
ということは、1日くらいはまあまあ脳みそ的にはいけるんですけど、
体のエネルギーとしてはですね、グリコーゲンだけでは寂しいわけですね。
まあなんかあの、預金口座みたいなもんですか?
1日だけあの預金口座預かってくれますよっていう銀行だけだったらどうです?みなさん。
ちょっと心配になりますよね。
そんな感じです。
なのでグリコーゲンだけじゃちょっと心配だわっていうところから、
生物は脂肪というですね、めちゃめちゃ効率のいい貯蔵庫を作り出したんですよ。
この脂肪細胞というのはですね、わずか小さな1個の核からですね、
こんな大きな袋を持っていまして、その中に脂肪的をたくさん貯めることができます。
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たくさん貯めることができます。
で、この脂肪は、例えばですよ。
成人で食事を、成人男性が食事を取らないっていう場合にどれくらい生きていけるかというと、
なんとですね、1ヶ月くらい粘れんちゃうかっていうくらい、
ものすごくその栄養を持続的に供給することができているわけですね。
で、一旦この脂肪に蓄えてたものというのは、
使うときになるとですね、この貯蔵庫からちょっと取り出してきて、
みんなに分配しながらですね、脂肪をさらに分解して、
使いやすい形にともに変えていったりとかしていくわけですけれども、
この脂肪細胞、だから本来は人間がこう安定して食事が取れない時代において、
めちゃめちゃこう、何て言うんでしょう、頑張ってくれてたですね、
役に立つやつだったんですよ。
ところが今、飽食の時代、どこに行ってもご飯が食べられる。
何だったら口が寂しくて飴ちゃんっぽいする、ガムがぐちゃぐちゃする、
みたいなんですね、コーラグイグイいっちゃうみたいながあってですね、
すぐに糖質の補給ができるようになったわけですね。
こうなると脂肪細胞、びっくりさっき言って、
え、俺溜めるために頑張ってんねんけど、みたいな状態なのにどんどん溜められると。
それがですね、ブクブクブクブク、脂肪細胞が太っていくと。
これが肥満ですよね。
この肥満が、人類史ですね。
人類というか、生まれてから今までの状態を24時間とした場合に、
この飽食の時代って言われてるこの今の一瞬っていうのは1秒にも満たないって言われててですね、
もう言ったらショックなんです、生物からするとね。
考えてなかったんです、こんなこと。
こんなに食べ物がたくさんある状況なんていうのは想定してなかったので、
で、たくさんたくさんエネルギーを取った挙句、何が起きたのかっていうと、
いわゆる生活習慣病ですね。
つまり、たくさん摂りすぎた栄養素が自分にとって害をもたらすという状況までになってしまったわけです。
これは具体的には何が起きたのかというと、いわゆるタイトウモウとか来たことありますか。
糖尿病の毛が出ちゃうよとかいうのがありますよね。
あれは新型糖尿病の話ですよ。
かつて成人病と呼ばれた生活習慣病の一種で、
肥満がもたらす問題っていうのは、実はですね、
体に蓄えた脂肪細胞がですね、言ったらマイルドな炎症反応を起こすんですね。
炎症反応っていうのはですね、言ったら怪我をした時に出てくるような、
いろんなホルモンだとかですね、サイトガインとかっていうのが出てくるわけですけども、
それのせいで、血中に湧いたストレスホルモンが出てきてですね、
それで血糖値が上がってきて、それで糖尿病っぽくなってきて、
最終的に糖尿病になって、みたいなどんどん悪循環が起きてくるみたいなことになってくるので、
やっぱり脂肪は、そもそも溜めとけるっていう量はたくさんあるんですけども、
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そんなにずっと溜めとくもんじゃないよというのが大前提なんですね。
なのでダイエットした方がいいよねっていうのは、
この美容のチャンネルですから、もちろん皆さんの美容のためにも重要になってくるわけですけども、
健康という意味でも、ご自身のざっくりとしたですね、
体の脂肪管っていうのは整えていかないといけないですね。
大体の目安としてBMIっていうのがありますけども、
22っていうのがですね、お寿命としては健康寿命一番長くなるよっていうのがあるんですけども、
美容体重っていうのがあってですね、体重を減らして、
美容体重っていうのがあってですね、
例えば170センチの人でいくと、100を外して70×0.8くらい、
だから56キロくらいですね、みたいな計算式を使って、
少し健康体重よりもちょっと絞った状態っていうのが美容的には良いとされています。
ですのでこの脂肪細胞をですね、上手に扱っていかないといけないわけですけども、
もともと敵ではなかった脂肪細胞ですから、
脂肪細胞ですね、血股であるセルライトを潰しますっていうかな、取りますっていうかな、
ワクワクして、ガーッみたいな感じで、脳内出血でガーッみたいな、
あの状況っていうのは、あれはね、怪我です。
あと脂肪吸引、あれもそうですね、
私ダイエット頑張ったんですけども、なかなか癒さなくてみたいな感じで、
小さな穴を開けて脂肪を吸い出す、あれなんかも一生怪我です。
本来は適正な美容体重まで落とした上で、
例えばどうしても減らない分に関してはちょっとまびきをしますよ、みたいなのはいいんですけども、
そもそも食べる量とかですね、運動とかをコントロールしていない状態で、
強制的に脂肪を潰そうなんてことをすると炎症反応を起こしてしまいますし、
それに伴って美容的に何がいいかって実はたるむんですよね。
もともとこの袋の中にですよ、10個のボールが入っているイメージを持ってください。
この10個のボールが、1個1個がサイズがきゅって縮んでくれると、
袋もなんとなくきゅっと縮んでくれるという感じなんですけど、
10個のボールがパンパンパンって出て、
例えば5個ぐらいになりましたというと、この袋がですね、
ついていけなくて余るんですね。
で、シュワシュワっていう感じ。
これがたるみなんですね。
なので強制的に脂肪の量を減らしてしまうとですね、
やはりたるみの原因になってしまったりしますので、
まずは基本的には上手にダイエットをしていただいて、
美容体重を達成するというところが第一歩になってくるわけですね。
で、じゃあ脂肪は燃焼するのかっていう話なんですけども、
燃焼という言葉がですね、まるで燃えるブワッみたいな感じなんですけども、
人間の体の中でブワッなんていうのは勿論ないんですよね。
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これも科学的な性科学といいますけども、
人間の体の中で起きている化学反応の表現として燃焼という言い方をしますけども、
実は脂肪はエネルギーとして変わるときにめちゃめちゃ酸素を食います。
なのでいわゆる無酸素運動、
ブワーって100m走りました、息も止めてハッハッハッハッみたいになっているよりもですね、
ゆっくり走りながらとか、ゆっくり泳ぎながらとか歩いていくとかですね、
酸素をしっかり取りながらエネルギーを使っていくというところで脂肪は燃焼されていく、
つまり使われていくということになるわけですね。
ですので脂肪そのものを火をつけて燃やそうなんてしちゃダメですよ。
はい、ということで脂肪もですね、もともと敵じゃないんです。
なので適正な気仕事をしてもくれるようにですね、
皆さんも体をですね、整えてあげて、
ぜひともですね、仲良くしていただければなというふうに思います。
はい、以上です。
渋谷知事でした。