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はい、おはようございます。
今日の何でも質問ばっかりのご質問です。
TKさんからのご質問、こんにちは。
輪郭手術の固定には一番メジャーなチタンプレートで止める方法以外に、
ワイヤーで止める方法やカルシウムが含まれた吸収性のピンで止める方法があると聞きました。
それらはやはり固定する力に不足があるのでしょうか?
本当に安全なんやったら、値段が高くてももっと広がってもいいと思うんだけども、
実際はどうなの?っていうふうなご質問をいただいています。
ご質問ありがとうございます。
はい、お答えします。
現存する一番固定力の強いプレートはやはりチタンプレートなんですね。
これはやっぱりいわゆるゴールドスタンダードというふうな言い方をしますけども、
チタンプレートというのがみんなにとって一番お勧めできるものですよという位置は変わらないですね。
ただこの歴史を振り返りますと、
実はチタンプレートが出てくる前は、ここでおっしゃっているワイヤーですね。
これで実際に固定をしていたんですよ。
顎にしても、それこそルフォンの固定とかSSROの固定なんかをワイヤーでするというのが
昔の手術としてあったんですけども、
ワイヤーでする手術と、その後に出てきたチタンプレートでする手術と
いろいろ比較しているような研究というのはあるんですけど、
やはりワイヤーでする手術というのは後戻りといって固定力が弱いので
場所がずれてしまうなんていうのはやっぱり報告としては上がっています。
なので、ワイヤーの固定の手術とチタンプレートの固定の手術ということになると
チタンプレートの固定の手術の方が分配が上がるというような結果が出ているんですね。
一方で、吸収性のプレート、歴史的に言うと
ワイヤー、チタンプレート、吸収性プレートという風になってくるんですけど
吸収性プレートというのも実は種類があってですね
吸収性プレートの中にも弱い吸収性プレートと強い吸収性プレートというのがあります。
これは種類がちょっと違ったりするんですね。
物で言いますと、ラクトソーブというものがあったり、フィックソーブというものがあったり
フィックソーブというのは吸収という意味が入っているので、どちらも吸収されるんですけど
同じ吸収性プレートでも全然その強度が違っているんですね。
ラクトソーブって結構ヘニャヘニャなやつなので、骨の固定という意味でもめちゃめちゃ弱い。
吸収するのは早いんですけど、固定力は弱いから
日本の保健診療の中では科学の手術では使わないでくださいになっています。
一応上学までは適応とってますけど、科学に関しては適応通らなかったというのがラクトソーブですね。
一方、フィックソーブというやつはもうちょっと硬いんです。
これがカルシウムが含まれているというやつなんですけど、結構な硬さがあって
吸収するのに5年くらいかかるよというふうに一般的に言われているんですけど
このフィックソーブは一応その科学の固定までは保健は通っています。
なので固定力でいうと国は一応問題ないというふうに判断をしているわけですけども
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チタンプレートとフィックソーブを比べるとやはりチタンプレートが強いんですね。
さらにフィックソーブの場合、皆さんのイメージで溶けてなくなるというのが
もうディサピアって感じでピヤーンって消えましたみたいな感じになると思うんですけど
フィックソーブの場合は吸収されるときに自らの骨と置き換わっていくような解き方をするので
溶けた後もプレートの形に見える骨が残るんですよね。
なのでレントゲンとかではちょっとよく見たら分かりますよというふうになっているのがフィックソーブです。
ラクトソーブはそこまで置換作用はありませんので
いなくなるという感じなんですけどね。
なのでチタンプレート、ワイヤー、吸収性プレートってこういうふうに並びになってくると
一番のメジャーなものはやっぱりチタンプレートになってくると
それが使えなくて下の顎を固定しないといけないという場合には
現状を使えるものでいうとフィックソーブというのがありますよ。
ワイヤーに関しては当然ワイヤーで固定することもできるんですけども
固定力はちょっと弱くなってきますよというのが一つの解になってくるということですね。
ただワイヤー強制だったらもう手術できないよというのはそんなことはなくてですね
ワイヤーでも元に少し戻る傾向はあるんですけど
それでも元々よりもちゃんと変化を維持するというのはできますので
今でもワイヤーで手術している先生はいますので
何事もですね、使うものの特性を上手に理解して使いこなすというところで
結果を出していけるのかなというふうに考えています。
以上参考にしてみてください。
じゃあね!