00:01
今日のご質問は、チュアープからのご質問です。
金属アレルギー持ちですと、チタンや金アレ用のピアスでも耳の穴が塞がってしまうことがあります。
その場合にも、輪郭三点で使用するチタンに対してアレルギーは起こらないのでしょうか?
色々なチタンはまた別物でしょうか?
調べたら、人の骨との融和性は高いと書いてありましたが、肉や体質層の融和性について気になります。
というご質問をいただいています。
ご質問ありがとうございます。
金属アレルギーなんですけれども、
多くの方の金属アレルギーというのは、実際はチタンでアレルギーが起きていないことが多くて、
いわゆるチタンも純度がありまして、合金といって合わさっているもので、
チタンではないものでアレルギーを示す方というのがほとんどなんですけれども、
そういうパターンの人たちは純度100%のチタンの場合にアレルギーを示さないというようなことになってくるんですが、
実はそのアレルギー検査を、金属アレルギーと一言に言っても色々な検査をしてくれて、
実はチタンのアレルギーかどうかというのを検査してもらうこともできます。
なので、まずチタンに本当にアレルギーがあるかどうかというのを調べてもらう必要があるんですけれども、
その上でチタンも使えませんと、他の金属に対してもアレルギーがありますという方の場合に骨の手術ができるかというと、
結論としてはできます。ただ、正しいですね。
一般的なプレートとはちょっと別物を使わないといけないので、金属ではない何かということになってくるんですけれども、
そうなってくると、世の中には吸収性のプレートというのがあります。
吸収性のプレートというのは、体の中で溶けてなくなりますよというものなんですけれども、
これにもいくつか種類があって、そのうちある程度強度を確保できるものというプレートがありますので、
そういうものを使って手術をすると、要は体の中にチタンは一切残りませんと、金属が一切残りませんと、
年々に渡って時間が経ってくると、そのまま溶けてしまいますという風になってきます。
一方で、何の検査もしていないからアレルギーかどうか分かりませんという方も当然おられるんですけれども、
そういう方の場合に、体の中に入れた後、何となくムズムズっとしたような症状が出ることがあるんですね。
そういう手術をした場所が、何か時々ムズが良いねんけどとか、何かちょっと痛いねんけどみたいな、
そういうのは、もしかすると金属アレルギーがマイルドに起きている可能性、もしくは異物反応ですね。
自分の体のものでないので、何となく嫌がっているという反応が起こることがあるんですけれども、
こういった場合は、体の中に入れちゃったからどうしようもできないなと言うと、そうでもなくて、
手術をしてから最短で半年、できれば10ヶ月くらい間を空けて、入れているプレートを取ってあげればいいんですね。
03:01
この場合には、実は骨も切った後、体の中でリモデリングという形がどんどん変わっていって、
骨と骨も骨折したところがいつまでも追われているかというと、そうじゃないですよね。
ギブスを巻いていたら、6週間とか外しますよね。あれと同じで、実は骨もちゃんと治る力がありますので、
ある程度の期間を終えた後、プレートは取ってしまっても別に骨がグラグラにはならないという風になります。
万が一そういう風な症状がある方は、バッテというプレートを取っちゃうという風な手術をすれば、特に問題ないよということになります。
あらかじめ金属アレルギー、しかもチタンにアレルギーがあるというのがはっきりしている方の場合には、
手術とご相談の上、違うプレートという選択肢も考えてあげるという風なことが大体あれになるのかなという風に思います。
参考にしてみてください。以上です。じゃあね。