2022-11-19 13:26

2022-08-20 - 骨切りで使用したプレートは置いといていいの?取ったほうがいいの?

2022-08-20 - 骨切りで使用したプレートは置いといていいの?取ったほうがいいの?

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同じチタンプレートと言いましても、実は厚みが結構違いまして
骨と仲良しだから極端な話、骨の中に埋もっていってしまう、埋もれていってしまうというふうな特性があるんですね。
いつ取ったらええの?という話でいきますと
はいみなさんこんにちは、やまぐちでございます。さあ今日のお話はですね、骨切り後に骨を切った後ですね
プレートを入れるんですけども、このプレート置いといていいの?取った方がいいの?っていうお話をしたいと思います。
まずですね、プレートっていうのはいくつか種類があるんですけども、基本的にはですね、骨切りの手術で使っているのはチタンプレートというふうな素材になります。
チタンですね。このチタンというのはですね、非常に骨と親和性が高くて、喧嘩をしにくいというふうな素材なので、大人から子供まで使うというので
一般的にも一番広く使われているような素材になります。
で、大人が手術をする場合ですね、例えば保健診療の中でよくあるのがですね、交通事故、いわゆる骨折ですね。これなんかを止める時にもチタンプレートというのを使いますし
僕らがやっているルフォー、SSROというふうな、両顎手術、オーゾナスティック、サージリですね。こういうものでも使ったりします。
で、この同じチタンプレートと言いましても実は厚みが結構違いまして、分厚くて硬いものもあればすごく薄くてペラペラ
指でもぐっと曲がりますというものがあったり、さらにチタンのスクリューですね。これもスクリューの直径が細いのからあれば太いのもあったり
さらにもうちょっと詳しいこと言うとヘッドがポコッと出てるやつから平らなやつがあったりとか
いろんなその素材、同じチタンプレートと言ってもですね、メーカーによって作っているものは違うというふうなバックグラウンドがあります。
で、この絶対取らなきゃいけないのかどうかという話でいきますと、実はお子さんの手術、子供の場合にはですねチタンプレートを取った方がいいという結論が出てます。
これどうしてかと言いますと、チタンというのは当然金属なので伸びないので、体の中に入れた後というのはその骨と仲良しだから周りからですね
骨がどんどん出てきてですね、チタンの表面に骨が張っていくんですけども
要は極端な話、骨の中に埋もっていってしまおうと、埋もれていってしまおうというふうな特性があるんですね。
で、埋もれること自体は問題はないんですけどお子さんの場合にはお顔が二次成長でどんどん成長していくというのが分かっているわけですから
伸びない金属が入ってしまいますと時々ありますのがお子さんですね、すごく小さい間に骨折をしてチタンプレートを使った子が
大人になった時にこっち側だけが成長しなくて顔がこう歪んじゃったよみたいなことが起きるというのが分かっているんですね。
なのでお子さんの手術には今では救出性プレート、溶けてしまうようなプレートなんかを使ったり、もしくはチタンプレートを使った場合にはバッテというプレートを取るということが必要になるんですけども
じゃあ大人の場合はどうかというとですね、基本的にはお顔の形は伸びていったりとかってことはあんまりないわけですよね。
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なので安定性の高い素材であるから問題がなかったら別に置いておいても構えへんよというのが一般的なところになります。
で、先ほど言った例えばその吸収性のプレート、溶けるやつがあんじゃったら大人もみんな溶けるやつで使ったらいいじゃんというふうに思うと思うんですけど、これがなかなかそういうわけにいかなくて
吸収性のプレートはですね、やっぱりそのチタンプレートよりも弱いんですよ。よく触ると少しグニグニやっと動く感じ。だからきっちりと例えば噛み合わせの治療とかする時に
グッとしっかりと噛んでもらって動かへんようにしたいねという時なんかは、やっぱりその非常に強度の弱いものを使うとですね、やっぱ破損をしてしまう恐れがあります。
例えば頬骨のコツ切りなんかもそうですけど、吸収性のプレートで作った場合にですね、もし噛む力ってむちゃくちゃ強くですね、50キロぐらいかかったりするんですね。強い人はねギュッと。
それがあのゆるいプレートでカネギュッてなったらギュッてずれたりとかガンってなったりするので、基本的なチタンプレートというのがそのゴールドスタンダード基準になっていくということになります。
このチタンプレートなんですけども、取る取らへんの話ですね。よくルフォの手術とかですね、SSRの手術で保健診療、航空外科で手術されたりとか、形成外科で手術される場合にはバッテが必須みたいに言われることがあるんですけども、
これなんでかと言いますと、バッテをするっていうのはですね、要するにそのプレートを入れたものを取るということなんですけども、分厚いプレートを使っている場合にプレートが触れてしまってですね、形がおかしくなっちゃう。
もしくはこの歯茎のこの中とかですね、この辺もプレートで止める人なんかはプレートがですね、歯茎のところが触れてるみたいなことがあってですね、そこが炎症を起こしたりして痛くなっちゃったり、こういう場合があるので取りましょうとなります。
で、一方でその航空外科でよくありがちなのはですね、このルフォとSSRの手術は1回目の手術するんですけども、音が形成はしないことが多くて、で、バッテの時についでにしてあげるよみたいな、本当は反則なんですけどね。
これは保健診療ではやっちゃいけない治療なんですけども、そういうふうな監修というかですね、っていうのがあって、音が形成っていうのを後でするためにバッテをするという理由で手術室に連れて行って音買いもするみたいなことも一部の病院ではあるようですね。
逆に言うとですね、その絶対に取らなきゃいけない状況って何ですかっていうところでいきますと、例えばやっぱりチタンとってですね、骨と仲いいとってですね、時々炎症を起こすことがあります。
例えば慢性炎症でずーっと痛いねんとか、なんか時々腫れるねんとか、何あたる海まで出てしまうねん、こういうのはですね異物反応、チタンに対して体が嫌がっている反応が起きているか、もしくは小さな感染症、すごく大きい感染症って血液に巡って熱が出たりするんですけども、部分的なところだけでばい菌がなかなかいなくならない。異物があるとですね、免疫細胞がやっつけれないので、そういうところで炎症を起こし続ける慢性炎症ってのを起こす可能性がありますので、
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そういうのを起こしちゃうと異物を取ってあげないとなかなか治らないということが多くあります。
なのでそういう場合には絶対に取らないといけないよということになるんですけども、そうでなければ別に触れないし痛くないし気にならないしってことであれば、入れてるからといって体にとって害があるということは特にはないです。
別にそれが入ってるからといって飛行機でキンコンキンコンなっちゃうことはそんなことならへんし、CTとかMRが取られへんのかというのはそんなこともないです。
ただし画像の検査上はチタン金属だから入れ歯を入れて、銀歯とか金歯とか入れてる人と一緒でチタンプレートが入ってるところっていうのはCTとかMRに影響はちょっと出ますね。
一方で私も取りたいねと。だけどいつ取ったらええの?という話でいきますと、基本的に骨と骨を止めている骨折であろうが、この僕らが美容でやるような形成術であろうが、骨と骨を止めているプレートに対していつ取れるのかというと、
簡単な話は骨が治っちゃえば取ってもいいよという話になるんですけども、じゃあいつ骨って治るの?これは人によりますよということになってきます。
一応、細胞学的には6週間くらいから骨を修復というのがどんどん始まってきて、強度がどれくらいで戻ってくるのというのが、人によっては違うんですよ。
半年で割って落ちても全然大丈夫な人もいるんですけど、半年では全然骨がくっついてませんでしたというケースもやっぱりあるんですよ。
なので一つの目安としては、骨がきっちりとくっついてっていうことであれば、僕が考えているところで言うと10ヶ月経過をしていればまず問題ないでしょう。
もちろんこの時期は若干前後しますけどもね。10ヶ月経過したら問題ないでしょうと。
一方でいつまでに抜かなきゃいけないの?というところでいきますと、一応2年というふうな一つの区切りを設けています。
これはどうしてかと言いますと、2年以上経過をすると、先ほどお話ししましたね。
チタンというのは骨とすごく仲のいい素材なので、このチタンプレートのネジがありますよね。
これもドライバー、プラスのドライバーとか星型のやつとかマイナス型とかいろいろあるんですけど、このネジ穴がですね、ネジ穴が骨で埋まっちゃうんです。
だからドライバー入らなくなっちゃうんです。
なので簡単にクルクル回して取れるのはものすごく大変なことになっちゃうというのがありますので、一応一つの基準としては2年以内ということになってくるわけですね。
もちろん2年経過をしても、そのヘッドの部分についている骨を削ったりとか、周りの骨を削って直接プレートを持って取ったりとかですね。
できないことはないんですけども、明らかにその手間が増えてしまいますので、必ず取ろうと思っている方に関しては2年以内に取ってあげた方がいいのかなというふうに思います。
取る場合の、いわゆるダウンタイムで言いますと、シューツ時間、ダウンタイムはどうなのという話でいきますと、
バッテそのものはですね、1回目のシューツをするよりもですね、はるかに簡単なことが多いですね。
剥離をするという曲がりを剥がしてくるのも必要最小限でいいですし、取ってくること自体もそんなに難しくないです。
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骨を切るという作業はないので、要はスクリューを回してプレートを取ってくるというだけなので、ダウンタイムに関しても一般的にはですね、
3分の1から半分以下の腫れで済むと、痛みなんかも1回目のシューツに比べると全然ひどくないということになっています。
ただしですね、スクリューの入り方によってはですね、1回目のシューツというのは割と大きく展開といってですね、
組織を剥がして、なんぼ組織をグラグラにしてスクリューなんかを回すんですけども、
日中にはですね、小さな切換、ちょっとしたバッテだからこれだけしか切れませんというので、
例えばこの辺のバッテをする時にも、なかなかこのスクリューが入らないとか、
っていうことになってくると、結局切る世界を大きくしないといけなかったり、組織にストレスがかかったりとかあるので、
まあやっぱりダウンタイムはゼロというわけにはいかないというところですね。
でまたその神経の損傷とかですね、合併症の話でいきますと、
1回目のシューツというのは大きく剥がしていくというところがリスクが高いと言われてますけども、
バッテそのもので、1回目のシューツよりも大きく神経を損傷してしまうようなリスクに関してはまずない。
よっぽどのアクシデントがない限りないというふうに考えていいと思いますね。
あ、なるほど。将来的なリスクはどうですか?という話ですね。
年齢が、例えばカレーにより死肉が痩せた場合、白毛が痩せた場合にはどうなっていくの?みたいなご質問が来たりしてるんですけども、
軟骨組織、結局ですね、それがどれくらいの先の時期なのかによるんですけども、
プレートそのものが露出している状態なのか、それともプレートが骨に埋もってしまっている状態なのかによってだいぶ状況が違うと思いますね。
もう骨に埋もれてしまっている場合にはもう骨の中のものになってしまうので、
事実上表面に残っているものっていうのは、もう、何て言うのかな、
自分の骨しかないというか、軟骨組織で痩せていこうが自分の骨しかないという状態になっているんですけども、
もしプレートがまだ上に残っていて、下側の骨が痩せていてという状況だとすれば、今度問題になるのはこの上に残っているお肉の量ですね。
お肉の量がたくさんあれば大して問題にはならない。
だから、お肉もガリガリに痩せてしまったという場合には、今まで触れなかったところがちょっと触れるようになりました、みたいなことが起きる可能性はあるでしょうね。
なんかそれが突然痛くなったりとかっていうのは普通はないかなと思うんですけども、
言うてですよ、皆さん、自分の骨も変わっていってるんですよね。
先ほどの子供の話と大人の話という話でいきますと、子供は成長するからという話なんですけど、
大人も実は顔の骨は伸びていってますし、立体感も減っていってますんで、
手術しなくても骨の形が変わってきますから、だから歯が抜けたりするわけですけどね、何の手術もしてない人もね。
なので、そこら辺はあんまり下げることを考えすぎて、すごく怯える必要は全然ないのかな。
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むしろ、あなたががんになったらどうしますか?みたいな話に近いのかもしれないです。
割と多くの人ががんになってしまうということを考えると、
ああ、もうなんかソワソワして生きていかれへんみたいな、プレート取らへんと生きていかれへんみたいな、
そんな風に思う必要はないと思いますね。
以上、メリット・デメリットのお話をしましたけども、
参考にしていただいて、
何よりも自分が手術を受けたところの主治医によって考え方が違います。
割とザクッと、絶対取らなあかねば!みたいなことを言う先生もいますけども、
なんでそう考えるんですか?というのを聞いてみて、
納得がいけば、そういう考え方に従って治療を受けるというのがいいのかなと思います。
なので、あくまでも主治医にご相談していただいて、
方針を決めていくのがいいのかなというふうに思います。
以上、参考にしてみてください。
じゃあねー!
See you!
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