芝生広場のロケーション
この番組は、つながりの場をつくる建築設計事務所の代表が、日々の設計やまちづくり活動についてお話をしています。
前回の続きで、版築ベンチなんですけども、前回は場所の話を出だししてたと思うんですけど、
今回の依頼の趣旨というのが、吉田千葉さんが持っている芝生広場というところまで、ざっくりと前回そこの話で。
そこが、まず道路に2つ面してるんですね。つまり、門地みたいなところなんですよ。
その道路の角の部分が、コンテナのお店と駐車場が、この道路の角地をちょっと空けてあるんですね。
だから、2つ道路が面していて、1つは駐車場があると歩く人が、歩行者が入れる入り口がある。
もう1個はコンテナが置いてあるんですね。中はお店になってる。
ただ、その角の部分ギリギリまで駐車場もないし、コンテナもないので、ちょっと空いてるんですね。
一辺が3メーターぐらいの空いてるんですよ。
そこが道路には高さが面してるんですけど、芝生広場は道路からちょっと上がってるんですね。
たぶん5、60センチぐらい上がってるんですね。
なので、道路の面して、角にあって、ある意味いい場所なんですけど、中心の芝生広場からすると、ちょっと離れ小島みたいなところ、ポツンと離れてしまってるんですね。
よく見えない環境になってるんですね。
道路から見たらよく見えるんですけど、中の芝生広場から見ると、そこの一角が見えない状態になってる。
自転車止めたり止めなかったりとか、何とも言えない、使い切れてない場所になってしまってるんですね。
よく見えるのに。
そこの場所をどうしようかっていうことを北芝さん自身は常々思っていたみたいで、そこの場所を何かできないかっていう。
何かっていうのは特になくて、おまかせって感じですね。
っていうので、相談があったんで、ちょっと考えましょうかというところでなんですね。
いつもここで悩むところは、学生にそのままこういうのがあったっていうと、だいたいうまくいかないんですよね。
できたらそこからいろんなアイディアとか、気づきとかね。
例えばフィールドワークして何か見えるものがあるとか、もともと広町のコンセプトからするとこんなのがいいんじゃないかとかね。
雑誌とかの事例とかを見て、こういうのをやってるからこういうのに似たようなことをやりたいとか、
相談が出てくるのが理想なんですけど、うまいことそれが叶わなくて、だいたいそのままお題を投げちゃうと停滞してしまうんですね。
なので、ある程度私の方で条件を設定するか、こういう方向で行こうみたいな。
こっちで一つテーマを決めるっていうことを決めといた方がいいという風にしようかなというところ。
あれはみんな受け身なんですよね。濃度的に動くっていうのが苦手で、それは今時の子なのか、うちの学生たちの特徴なのか、私の引っ張り方が悪いのか。
それが難しくてずっと悩ましいところです。
専門学校の2年間なんで、そもそも関係性ができる前にチームから張られてしまうのがなかなか痛いところなんですよね。
プロジェクトの進展と課題
そのあたりの悩み事はプロジェクトとは関係ないんですけどね。
なので、そういった感じでロケーションとどういったお題というか相談があったかというところまで、2回目でお話しさせてもらって、
次はどんなことを考えてやろうかなみたいなところの説明をしたいかなと思います。
今日は引き続き前回のロケーションのご題的なところと、なんでそんな話になったかみたいなところのお話をさせていただきました。
ではまた次回もよろしくお願いします。