プレゼンテーションの重要性
つながりが濃くなる空間づくりを目指しています。
宿る建築設計者、まちづくり集団、広町代表の吉田秀栄です。
どうぞよろしくお願いします。
昨日は、広町のベンチづくりのデザイン案のプレゼンテーションがあったんですよ。
地域の人たちに向けて、こういうようなことを考えています。
ということで、プレゼンしたんですね、学生たちが。
そこからプレゼンすることって、なかなか難しいなと。
よく仕事柄プレゼンすることはあるんですけど、
その時って自分がプレゼンしてると客観視もすることができないじゃないですか。
人のプレゼンを見るってあんまりないんですよね。
もちろん有名なコンペとかの公開プレゼンとかは見るんですけどね。
それはレベルが全然すごいなと思うことばかりで参考にするんですけど。
もうちょっと違うところの実務的なところのプレゼンってあんまり見ないんで。
学生のプレゼンの様子を見ながら、いろいろ考えさせられたなというところなんですよ。
基本的には学生がめちゃめちゃ頑張ってくれたと思うんですよね。
高校卒業して、この前3月に卒業して、
4月から始めて、今6月末でしょ。
3ヶ月くらいで頑張ってるなというところは大前提であるんですけど、
これはもっと大事、これからもっとこういうところを磨いていったら、
もっと良くなるだろうなというところを学生たちに上手いこと言ってあげないとダメなんですけどね。
いろいろ良かれと思って言うんですけど、
ただのダメ出しバック音パレードに聞こえてしまうことがあると思うんですよね。
だからそこをちょっと注意しないと。
特に私とかはね、昭和平成で生まれて育ってきたので、
多分私が大学の時とかもガンガン心を折られてきたので、
そういう言い方が普通みたいな厳しい言い方というか、あんまり褒めずにダメ出しが多いというか、
あんまり厳しくすると難しいところですよね。
今はなかなか言われ慣れていないと思うんで、
結果的に本音は良い方向に行かなければ言う意味が全くないので、
そこら辺はちょっと気をつけたいなと思うんですけど。
地域を考えたデザイン
今日のお話したい本題ですね。
その話を先にしようとしたいなと思うんですけど、
これは自分の今指名でもあるんですけど、
学生がプレゼンするときで、
設計するデザインとか考えている段階では、
ちゃんと地域のことを考えているんですよ。
こういう形にしたら地元の人は喜んでくれるだろうなという風にイメージを膨らませてやってるんですけど、
いざ発表すると、こういうことがやりたいですという言い方になっちゃうんですね。
もちろんそれは提案したのでやりたいですということはそうなんですけど、
うまく言わないと、やりたいですだけで言っちゃうと、
単に地域のことを考えずに、お客さんのことを見ずに、
単に僕はこんな形が好きだからやりますみたいな風に取られちゃうので、
あれは気をつけないといけないなという風に思ったりとか、
多分日本人あるある、
日本と外国とね、外国って一言にするとあれなんですけど、
結構ヨーロッパも全部私も知らないんですけど、
やっぱり機能的なところを説明しがちだということなんですよね。
ベンチの提案なんで、何人座れますとかね、こういう風に座れますみたいな、
またいで座れますとか、
そういう機能的な説明ばかりに終始してしまうのは、
気をつけないといけないなと思うんですよね。
その次のだから何かっていうのを説明してあげないと、
向こうの人はイメージしづらいというかね。
例えば3人違う方向を向いて座る。
例えばベンチだったら、普通のね、真っ直ぐなベンチだったとしたら、
皆さん同じ方向を向きますよね、真っ直ぐなベンチ、
長方形のベンチなら。
例えば変形させて、
なんか見る方向がね、目線の先が全然違う方向になった時に、
例えば目と向かわない、目と目は合わないけども、
お互い何となく視界に入るっていうことが起きると。
そういうことになったら、何度か座っているうちに、
地域の人を知るというか、
ちょっと挨拶が始まったり、会話が始まったりね。
そういったことが起きるからこんな形になっているとか、
だから3人座れるようになっているとか、
そういう理由というか、
そういう形にした結果どうなるかっていう説明がやっぱり抜けがちなんですよね。
こういう形になっているからこういう機能がありますみたいな。
これよく気をつけないといけないなってところなんですよね。
さらに良くするために
特に衣装系は気をつけておかないと。
やっぱり素敵と思われることって大事だと思う。
なかなかうまく伝わったかな。
やりたいことは伝わったんですけどね。
それをやったことで地域の人たちが未来を想像できているかというと、
その辺りが難しかったかなと思います。
あとは説明することで一生懸命になっているので、
とにかく話が長かったんですね。
どれもそうなったというのは、
事前に私がうまいことを言えていなかったところなんですけどね。
時間を決めてあげたらよかったなと思いますね。
最後の方、途中の方から聞いている方が疲れちゃって、
喋っている方は一生懸命だからいいんですけど、
この方はお疲れモードだったので、
そういうのも慣れてくるとね。
表情とか空気感を読むと疲れてきているから、
話し方を軽い感じにする、カジュアルな感じにするとか、
もちろん一番は早く終わるように端的に説明して、
言いたいところだけ言って終わらせておくとか、
という風にして工夫をしないといけなかったんですけどね。
まだ本当に私がコントロールが悪かったなと思ったりして
反省しているんですけど。
学内で先生に向けてプレゼンテーションとか説明することはあっても、
それ以外の人に説明することがなかったので、
なかなかいい経験だったんじゃないかなと思うし、
初回だったんですよ。
彼らにとってはそういうプレゼンが学校入って初めてだったので、
いい経験になると思うし、
いろいろアドバイスをして、
次のステップ、次の回に向けて、
そういうのも経験を積んで、
次はもっと地域の人が食いつくようなプレゼンになるように、
いろいろアドバイスできたらなということを考えていたり、
そんな機能でした。
最後に2つお知らせさせてください。
1つ目はこの放送の中で、
今は建築とまちづくりのことを中心にお話させていただいていますが、
もしこんなテーマで話してほしいとか、
こんなこと聞きたいからここで話してほしいとか言うことがありましたら、
ぜひともメッセージをいただきたいと思います。
概要欄のところにフォームを載せているので、
そちらの方からメッセージいただけると嬉しいです。
あともう1つは大阪梅田のカフェで、
普通のカフェのところで設計の無料相談会を行っています。
何かお店を持ちたいとか、持とうと思っているとか、
リノベーション、家を改装したいとか、
何でも計画がある場合に、計画があったときに、
これどうしたらいいんだろうとか、
予算どれくらい見ておけばいいのかなとか、
スケジュールどれくらいかかるのかなとか、
わからないところを質問に答えられる形で相談会をやっています。
こちらの方も事前予約制になっていますので、
概要欄のところにリンクを貼っています。
そちらからアクセスしてお申し込みください。
今回も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
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ではまた次回もよろしくお願いします。