お客さんの準備ポイント
繋がりを濃くなる空間づくりを目指しています。
宿泊建築設計社まちづくり集団ひるまち代表の吉田よしはるです。
どうぞよろしくお願いします。
今日は設計の話なんですけど、
お客さん、建物を建てて欲しいとか、内装をして欲しいとか、
リノベーションをして欲しいとか、
そのお客さんがそう思った時ですよね、必要になった時とか、
なった時にどんな準備をしていくかっていうところのお話をしたいなと思います。
というのも、たまにお客さんの方でご相談いただくときに、
それまでの間、だから、われわれの専門家、設計の人が入ると、
もちろんこちらから投げかけることが多いので、流れも説明できるし、
結構楽になると思うんですけど、
それまでの間、だから設計事務所を決める前の間で、
一体何を準備したらいいかがわからなかったっていう話をよく、
よくというか、いらっしゃるんですね、たまに。
何を準備しなければいけないかっていうのは、
正直決まってなくて、何でもいいんですけどね。
一番は早めに誰かに相談した方が早いんですけど、
多分、すごい重いとか、どうしようかってすごいぼんやりしてるときなので、
多分その相談するとか問い合わせするとかするにしても、
何聞いたら聞いていいやらみたいな、
多分そんなことになってしまうので、ちょっと躊躇してしまうみたいなんですよね。
なので、そういったとき、何か立てたいとか直したいとか、
そういったときに選ぶ前に何を準備するかっていうとこなんですけど、
結構あると便利だなと思うのは、
結構この思いですよね。
どういったものを作ってほしいかっていう、
思いの言語化をしてくれるとすごいやりやすいというか、
私の方で提案するときに、
お客さんの方でそれを見てマッチしやすいというか、
いいねって言われやすいところがあります。
事例もいいんですけどね。
事例をたくさん用意してくださる方も結構いらっしゃって、
いろんなSNSとかインスタとかで出てる写真で、
この写真いいですよね、この内装いいですよねとか、
こんな外観いいと思いますみたいな、
そういったものも出してくださるのも全然、
それはそれで助かるんですけど、
そのときにもしできるなら、
その写真のどこがいいのか、
例えば色がいいのか、
例えばこういう形がいいと思ったのか、
もしくは同時に色と形なのか、
こういった材料、木の材料をふんだんに使いたいのか、
タイルが気に入ったとか、
これも同じなんですけど、
言葉にして記録しておいてくれると、
お客さんの思いを把握しやすいことが多いので、
事例を集めるときは、
同じように言語化というか言葉にしておいてくれると、
いい案を出しやすい。
お客さんにとってイメージしていたものに近いものが出しやすいので、
事例を出してもらうとか、
そんなの探さなくても、
形容詞でも何でもいいので、
くつろげるリビングとか、
光がさんさんと入るリビングとか、
お店でもそうですけどね、
機能的なものでもいいですし、
テイクアウトの販売ができるとかでもいいですし、
そのときに、
お客さんと、
お店の厨房に立つ人の目線を合わせたいとか、
目線の高さを合わせたいとか、
実用的な話でもいいですし、
暖かい雰囲気のお店がいいとか、
薄暗くてムーディーな感じにしたいとか、
そういう風に言葉にした方が形にしやすかったりします。
一つだけ気をつけてほしいというか、
なかなかそれを集めても難しいなという、
裏切ってしまうことがあるかなと思うのは、
規模が合わない事例を集めちゃうと、
後々お客さんの方でしんどくなりがちなことが多いです。
例えば広い部屋の事例があったとして、
リビングでもお店でも事務所のデザインでもそうですけど、
結構広いデザインがあるけれども、
実際作ってほしいものは、
部屋の広さがそれほどない、
敷地がそれほど広くない場合で、
コンパクトな部屋だという場合は、
合わないことが多いんですね。
広さって結構デザインとリンクしていて、
広い空間は広いデザインというものが、
セオリー的なものがあって、
コンパクトな空間はコンパクトに合わせたデザインがあって、
反対もそうなんですよね。
すごい広い部屋を作ろうとしているのに、
こんなのがいいという事例が、
結構コンパクトな事例が出てくると、
それがコンパクトだから成立するというか、
素敵だなと思うデザインになっているので、
もし一番最初、
事務所をまだ探して決まっていない時の事例を集める時は、
規模を揃えてもらうと、
後々繋がりやすいかなと思うので、
そこだけは注意した方がいいかなと思います。
事例の重要性
今日は設計を依頼する前に、
お客さんの方だけで準備する時のお話なんですけど、
一番言葉で、
こんなものを建ててほしいというものが、
いっぱいあるといいと思います。
もう一つは事例の写真ですね。
プラスその事例のどこが良かったかというのを、
しっかり書き留めておいてもらえると、
次のステップに進みやすいと思います。
気をつけないといけないのは、
事例を集める時に建てようと思っている、
リノベーションしようと思っている建物の規模が、
あまりにも違いすぎるものを、
いいなと思って集めていくと、
後々イメージと違うなと思っちゃったりするので、
そのあたりが注意が必要です。
というまとめになります。
皆さんも何か建てたいなとか、
何かしたいなという時は、
参考にしてみてください。
今回も最後まで聞いてくださり、ありがとうございました。
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