地域サロンの改修プロジェクト
この番組は、つながりの場をつくる建築設計事務所の代表が、日々の設計やまちづくり活動についてお話しします。
今、広町の活動の中で、地域サロンの改修のプロジェクトがあるんですね。
ざっくり言うと、他の放送でも何回も話しているので、ここではお話しすると、
スイタのある場所で地域サロンをされている居場所があって、そこの場所の内装をデザイン、学生たちがデザインしてプレゼンして工事するという一連をやろうというプロジェクトですね。
毎年あることというか、今デザインしているところなんですけど、この広町というプロジェクトの中で大事だと思っているのは、私の中では3つあって、
まずは良い建築、建物設計するなら良い建築になっているし、まちづくりのイベントするなら良いイベントですね。
結果としてみんなが良かったなというものというのが一つ。
もう一つはその参加する学生たちが本とか授業では得られない学びになっていく、学びをどれだけ得れるかというのが2つ。
3つ目が今回で言うとマルットさんというボランティア団体さん、任意団体さんがいらっしゃるんですけど、
その人たちの出だしは困り事からそれを解決するためになるので、やっぱりマルットさんが頼んで良かったなというふうに価値を提供してあげないというところなんですね。
この3つが一番最大になるようにいつも意識していろいろ判断しているんですけど、その中で真ん中の学生たちの学びというところで、
いろんなバランスの中で悩ましいんだけど、それを踏まえた上で学生たちが主体的にちょっと進めてみてはどうかということをやろうと、
今ちょっと設計段階、アイデア出しの段階なんですけどね。
それどう違うか、今までで言うと学生たちがアイデアを練ってプレゼンするなり、学内でミーティングするなりしたときは、
明らかにちょっと微妙なもの、デザイン的なものとか、例えばアイデアの考え方も、それはいろいろ矛盾が出てきているとか、理屈が破綻している場合は指摘しますよね。
そこでディスカッションして、それはおかしいということになります。
それがちょっと気に入らないんですよね、学生たちにとっては。
納得できているけど納得できていないところがある。
ある種の好きにやらせてほしいというところだと思うんですよね。
ここで、一番学生の学びの最大値を考えると、とりあえずやってみて、やった結果うまいこといかなかったというところのオチまでで行って学びになるじゃないですか。
これが多分最大値だと思うんですね。
やったらうまいこといくこともあるし、うまくいかないこともある。
その結果を得て学びになるという意味では、あまり口出しはしてはいけないんだと思うんですよね。
今回ちょっとそれどうかっていうふうに聞いてみたら、学生主体でやってみたいかって聞いたら、やりたいと全員が言うんですよね。
他のプロジェクトもあるので、これに限ってだけですけどね。
このプロジェクトは一回やってみてはどうかなと。やらせてみようかなと。
多分難しい。
学生たちは多分そっちの方がうまくいくと思ってるんですけど、私がこれはどうなんていう問題定義というか、アイディアに対してそこの懸念点を指摘するというのが足枷になってると学生たちは思ってるんですよね。
もう見えないところで、もちろん調整なり、例えばそのアイディアはコストがかかるとか技術的に難しいとか、作るにはすごい時間がかかるとか、いっぱいいろんなことを加味して説明する部分もあるので、それとか図面が描けるとかね。
主体的というと、デザインするアイディアを出すという楽しいところと、やっぱりちょっと面倒くさいところが設計であって、
何の仕事でもそうですよ。鼻型があればずっと鼻型の楽しい仕事ばっかりできる仕事ってごくわずかだと思うんですよね。
やっぱりどこかでは面倒くさいことを必ずしないといけない。
建築設計におけるリスク
主体的というのはそれを含めて主体的だとは思う。
そこら辺も知ると学びになるのかなと思ったりもしますけど、時間もあるんですね。
まるっとさんはお尻が決まってないんで、いつまでって決まってない。もしくは複数年になってもいいですっていうぐらいなんで、そういう意味でもやってみたらどうかなって思うんですよね。
他のプロジェクトもいっぱいあるし。
逆に上手い具合でスケジュール通り行くと、他のプロジェクトといろいろ忙しいところがバッティングしやすいんで、
意地悪な考え方をすると、ちょっとゴタついてくれた方が楽だなと思うんですよね。
スケジュール的には。
ただスマートに行った方がもちろん最初で言う、まるっとさんにとってはやっぱりそれは良いことなんで、
それはもちろん行った方がいいんですかね、スマートに。
というところでどうなることやら、とにかくちょっと黙っとこうかなと思う。
大丈夫かな。
あとは自分自身が黙っておけれるかなっていうちょっと不安はあるんですけど、大丈夫です。
ちょっとだけ別の話なんですけど、自分の我が子が、小学生ですけどね、
何かやってる、うちだったらサッカーやってる、いろいろ他もやってる、生き物を飼うとか、日々の生活の中では、
やっぱり自分のことめちゃめちゃ厳しく言っちゃうんですよね。
言った後で自己嫌悪に陥ることになるんじゃない。厳しく言い過ぎたと思う。
ただやっぱり人の子はあれやっぱりあれかな。
うちの親、私の母も言ってたんですけど、人の子は責任がないから楽だみたいなこと言うんですよ。
だから孫は見てて可愛いのは責任がないから。
孫いないんですけど、自分の子はやっぱりめちゃめちゃ見ちゃうんです。
いいところも見ようとするんですけど、ついこう悪いところで、もっとこうしたらいいのにって言っちゃう。
でも人の子だとすぐ褒めれる。
学生に褒めてる方はそんな褒めてないかもしれないですけどね。
そんなのでちょっと一歩下がって考えてみよう。
様子をちょっと見たいなと思っています。
もうちょっと言いたいところがあるんですけど、2つに分けてお話ししようと。
次は学生主体でやるときのリスクを経験のところからお話ししたいなと思って。
一旦ここで1回分で終わらせておこうか。そうじゃないとめちゃめちゃ長くなっちゃう。
ということで最後に2つだけお知らせをさせてください。
1つ目は建築や街づくりのことで話してほしいテーマを募集しています。
概要欄のところにフォームがありますのでそこからリンクを辿ってメッセージを送っていただいてもいいですし、
DMでもコメント欄でも好きなところから書いていただけると嬉しいです。
もう1つは大阪の梅田のカフェで設計の個別相談をやっています。
設計事務所にまだ頼むまでもないけどもちょっと気になることがね。
ちょっとなんとなく考えてるけど進むためには専門家に話を聞いてほしいとか、
ちょっと軽い感じで聞いてくれるような会でカフェでやるのでね。
本当にザックバランにお話してもらえたらなぁと思っています。
これが相談料というのはかからなくてカフェでやるので相談者さんのドリンク代のご負担だけになります。
こちらは事前予約制になっています。概要欄のところにリンクを貼っているのでそこからお申し込みください。
今回も最後まで見てくださりありがとうございました。
ヤグリ建築設計者はこの放送の他にノート、インスタグラム、スレッドでも発信しています。
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ではまた次回もよろしくお願いします。