プロジェクトの概要
つながりが濃くなる空間づくりを目指しています。
宿居建築設計者、まちづくり集団、ひるまち代表の吉田よしはるです。
どうぞよろしくお願いします。
学生と一緒に地域サロンの改修設計と工事をプロジェクトでやってるんですけど、
昨日、学生が地域のマルットさん、南松尺マルットっていう団体さんなんですけど、
そのマルットさんのところにプレゼンしに行く会だったんですね。
いろいろ難しいんですけど、学生がプレゼンするってもう本当にヒヤヒヤドキドキするんですけど、
その中でも調和っていうことをいろいろ考えていたんだね。
結局、学生が設計するっていうのはめちゃくちゃ難しいというか、できない部分が多いというか、
ペース的にも大変だと思うし、
ペースっていうのは、もちろんそれは学生のペースでやるんじゃなくて、
もちろんマルットさんとか、うちのひろまちっていうプロジェクトから見て、
このペースでやらないといけないっていうのがあって、
そのペースからすると学生のペースに合わないですね。
学生の方がゆっくりなんで、合わないんですね。
なので、地域サロンでそんなに広い内装の設計ではないんですけども、
それぞれパートパートでデザインする。
設計の根本からしたらそれがいいのかどうかっていうのは、もちろんわかってるんですけど、
天井は天井でやるとか、壁は壁でやるとか、外光は外光でやるとかっていう風にして、
担当を分けて設計していく。
ただ、発表しながらそれぞれ譲り合って調和を図っていくっていうやり方でやろうという風に思ってる。
調和の価値
最後まで天井はこんなデザインにしたくて、壁はこんなデザインにしたくて、
周りは全然見ずにやると、もちろんバラバラな組み合わせになって、
本当に調和も何もなくなっちゃうので、もちろんそこら辺は調整しながら、
それはもちろん学生本人らがやっていかないとダメなんですよね。
その時に、もちろんこれ調和って単語は全然難しくないんで、
そんな話をするんですけど、学生たちだけのミーティングで言うと、
これはちょっと調和をしてって言ってもいいですね。
それで学生たちもそれはもちろんですよねっていう感じになるんですけど、
蓋を開けてみると、プレゼンの時になってみると、
全然合ってないやんってなるんですよね。
プレゼンの時までギリギリまで学生しないんで、
プレゼンになってやると分かるんですけど、
ギリギリになるのはまだいいんですけど、
全然これ合ってないやんみたいな、調和が図られてないやんって思うんで。
それ単にみんなそれぞれやりたいことをやってるだけやんみたいな感じになっちゃって。
もうちょっとプラス余談で言うと、やりたいことをやってるだけで、
例えば地域の人たちがこんな地域サロンを作ってほしいっていう要望があって、
これは表面的な要望ですよ。
こういうのは欲しいと思ってるけども、言語化できないっていうのはクライアントさんではよくあることで、
それは潜在的な欲求っていうのがあります。
もちろんそれはプロとしてはそこまでを引き出して、
そうだ、こういうのが欲しかったんですよっていうふうに言ってもらうのがプロの仕事。
その潜在的な欲求はハードルが高すぎるんで、
それは私がうまいことアドバイスしてやるにせよ。
表面的なところはやっぱり叶えてあげないといけないんですよね。
その時に、向こうがこんな空間がいいって要望してることでもないし、
周りがこんなこと考えてるっていうことに対して、
否定も何もしないのに自分は自分の絵を描いちゃう。
それだったら自分がこういう絵を描くから、
こういうテイストを入れてほしいとか言わないといけないし、
言わないんだったらみんなそれぞれ歩み寄らないといけないということなんですよね、調和って。
昨日プレゼンで全然バラバラやんと思ったんですけど、
よく考えたら、調和って言葉でわかるからわかるでしょって思ったけど、
そもそもデザインで調和するってわかってんのかなっていうことに、
終わってからしばらくして考えた。
プレゼンテーションの反省
調和を無視してるわけじゃなくて、いや無視してるわけなんかな。
だから調和がわかってないんじゃないかな。
か、まあまあ調和してるつもりなのかと思ったんですよね。
だから私から見れば、どう見てもそれ自分勝手にデザインしてるだけやん。
こういう風にしか見えないんですけどね。
で、今度また学内でミーティングするんで、
それをねどう説明しようかっていうのが今めちゃめちゃ悩んでるんですよね。
だからもしその気づいてない、調和、あ、そうでしたねみたいな。
になるんだったらそれ全然いいんですけど、
いやそれは調和って聞いてますよ、それ意識しましたよって言って、
結果それだったとしたら、そもそも調和ってわかってないってことになるんで、
それを反対に私の方から言語化してあげないといけないと思うと、
これ難しいぞと感覚でやってるところもありますから、
ちょっとこうね、一度自分の中でもしっかり落とし込んで、
調和とは何かみたいなものを考えないとな。
多分単純に考えると建築で言うと、やっぱサイズ、大きさで大きさを統一させるっていうものを入れる。
もしくは色ですよね。
壁が例えば黄色をポイントで使ってたら天井とか他の部分も、
例えばポイントで黄色を使うとか、似た材料を使うとか似た形とか、
もちろん形容詞で表現できるものですよね。
柔らかい天井だったらやっぱり壁も柔らかい壁。
同じじゃなくてもいいですね。
固いグラデーションより固いから天井に向かって柔らかくなる壁を作る。
壁と天井を作るっていう風にグラデーションをかけるでもいいですけど、
他の部分とどう関連付けるかっていうのが調和だと思うんですよね。
一番簡単なのは同じ色とか材料とか形とかを使うっていうのが調和。
ただもちろんそれだけじゃないと思うんですよね。
調和させる。
なので一つの空間を作るので一定のストーリーを考えないといけないんですよね。
それぞれがそれぞれの物語を語ってたら何を言ってるのかわからなくなっちゃう。
また明日は学内で話すのでまとめなきゃなってところです。
またミーティングが終わったら学内で状況報告させてもらいたいと思います。
最後に2つお知らせをさせてください。
1つ目はこの放送建築まちづくりでテーマにいろいろお話させてもらってるんですけど、
こんなこと聞きたいとかこんなテーマどうですかみたいなものがあれば
ぜひそのテーマを教えてほしいなと思っています。
概要欄のところにホームのリンク貼ってますのでそこからアクセスしてもらうと
1ページかけるだけの状態になっているのでそこから送ってもらえると嬉しいです。
もう1つは大阪のメダのカフェで設計の無料相談をやっています。
家を建てる予定があるとか設計事務所に頼む予定があるけど
頼む前に聞いておきたいことがあるとか
単純に建築とかで今持っている建物で不安なところがあるとか
軽い感じで聞きたいとかね
とりあえず聞いてみたいみたいな話の時に使ってもらえたらなと思って
費用はかからなくて
カフェであるので相談者さんのドリンク代だけのご負担になります。
軽い質問でも深い質問でも何でも受けますので
ちょっと話してみたいということであればぜひお申しください。
こちらは事前の予約になってますので
概要欄のところに予約のリンクを貼ってますのでそこからください。
今回も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
ヤドレリ建築設計者はこの放送の他に
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プロフィールにリンクを載せていますのでぜひアクセスしてみてください。
ではまた次回もよろしくお願いします。