デザインの基本概念
どうも、宿井建築設計社の吉田よしはるです。
大阪を中心に、つながりが濃くなる場所づくりをコンセプトに建築設計をしたり、
学生とのまちづくり集団、ひろまちの代表として活動しています。
どうぞよろしくお願いします。
今日は、ちょっと建築の話なんですけども、汎用性のあるデザインと、
特別な、もしくは特注、オーダーメイド、そういったもののデザインについてお話をさせていただきたいなと思います。
最初に思ったのは、ひろまちの方なんですけど、
今度のカフェをする時に、使い捨てのコップなので、
コップも個性が欲しいなということで、オリジナルデザインのステッカーを貼って、
コップもいい感じにしようというのが発端だったんですけど、
そのデザインを見てて、ちょっと思ったことがあるんですね。
そこで出てきたのは、良いとか悪いとかじゃ来れないっていうところだと思うんですけど、
うちのひろまちっていう活動のコンセプトというよりも、
どちらかというと、やってることに対してどんな気持ちかっていうことをシールに表現してるんですね。
エネルギーを使って活動しないといけないとかね。
ひろまちのカタカナの部分のロゴとかを意識して作ってくれたんですけど、
コンセプトとはちょっと違う感じのデザインをしてくれたんですね。
その時にちょっといろいろ思うことあったんですけど、
そもそもね、デザインとしていいかどうかっていうのもあるし、
コンセプトではなくて、自分の感じているものをデザインするのが良いとか悪いとかね。
そんなことも考えたりしたんですけど、
ちょっと時間がたって思ったのは、
それはその使う時、それで言うと5月11日に使おうっていうことなんですね。
5月11日のその場所で使うからこそのステッカーなのかっていうと、
その部分は全くちょっと考えられてなかったんですね。
シールはプロダクトなんで、ちょっと建築とは違うかもしれないんですけど、
建築で考えたら、汎用性のデザインとオーダーというか、特別なそれだけのデザインっていうのを考えたら、
私たちが設計をするっていうのは、
建てる時にはお客さんがいて、建てる場所がありますよね。
どの土地で建てるか。
それはその場所のそれぞれ特性があると思うんですよね。
完成な住宅街なのか、下町が残る雰囲気なのか、
それとももうちょっとガヤガヤとした商店街とか、
お店がいっぱい近くにあるような場所になっているのか、
どういった人たちが周りに住んでいるのか、
そういった環境ってありますよね。
そういったもの、もしくは敷地の形とかもありますよね。
綺麗な長方形なのか、ちょっと歪な形しているのか、
そういったことを全部書き合わせて、
この場所に、この人たちのためにどんな建築ができるかということを考えて作り上げていくと。
そういうことが大事だと思うんですね。
もちろんステッカーの話でも戻っていくとそうなんですけど、
建築をやる設計をやっていくためには、
やっぱりそこの先、例えばそのコップを使う時の使う人のことを想像する。
その場所で使われることを想像する。
そうやってデザインするっていうのが、
やっぱり一番建築をしている人間、学生で言うと建築を学ぶ人間からして、
そういうスタンスというか、そういう見方でやるって大事なんじゃないかなというのをちょっと思ったんですよね。
デザインと使用者の関係
建築も汎用性のあるデザインというのもあると思うんですけど、
よく言う立ち売りというやつですよね。
誰が住むかわからないので、先に建ててしまうので、
そこらへんが見通せないところがあったりする場合は、
そこのこれから住む人は想像でしかないので、ちょっと難しいですよね。
プロダクトでも同じだと思うんですけど、
例えば世の中にいろんな雑貨屋さん、家具屋さんというのがあって、
そういったものをいろんなプロダクトを売ってますけど、
それはどんな人が使うかというのはもちろん想定はしてますけども、
特定のある人の一人のためにというわけじゃないんですよね。
だからそこのあたりは汎用性のあるデザインにならないとなってしまうというところなんですけど、
ぜひとも学生たちにはそういったことを考えて、
どこでも使えるようなシールを作るんじゃなくて、
その5月11日にしか使えないものを考えてほしいなと思うし、
あとで思ったので、また今度のミーティングで伝えたいなと思うし、
改めてね、私が建築を設計している中で、
デザインをする時に何を手がかりにというかね、
何を軸を持ってデザインをしていくという根底的なところを改めて考え直すというか、
改めてしっかり意識しないといけないなというので気づいたところなんですね。
デザインってつい主観も私自身のデザインとかの主観も入っちゃうんですけど、
やっぱりそれが一番先行してはダメで、もちろん。
やっぱりね、繰り返しになりますけど、
やっぱりお客さんの思いだったりとか、その場所だったりね、
そういったことをよく組んでデザインしていきたいなというふうにちょっと思っているところをちょっと考えたところで今日はちょっとお話しさせていただきました。
今日も最後まで聞いてくださりありがとうございました。
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ではまた次回もよろしくお願いします。