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シャオヘイ 374 Episodes

広島市在住のシャオヘイが、飲食店と顧客の間にある様々な課題や問題に対する僕の考えや、特定の料理についてお話します。
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快食ボイス751・ベネズエラ優勝が示したもの——WBCから考えるスポーツの意味

快食ボイス751・ベネズエラ優勝が示したもの——WBCから考えるスポーツの意味

Mar 18, 2026 12:36

はじめに 「まだWBCの話をしているのか」と思われるかもしれないが、やはりトップレベルのスポーツというのは何度振り返っても面白い。 今回の大会は、個人的に非常に印象深いものとなった。 というのも、優勝したのがベネズエラだったからだ。 --- ベネズエラという国の現在地 ベネズエラと聞いて、すぐに具体的なイメージが浮かぶ人は、日本ではそれほど多くないのではないだろうか。 南米大陸の北端、アメリカに比較的近い位置にあるこの国は、かつて「将来が約束された国」とまで言われていた。 転機は1920年代。 大規模な油田の発見である。 これによってベネズエラは一気に資源国家としての道を歩み始める。 しかし、その選択は同時に大きなリスクも孕んでいた。 石油収入に依存し、農業や製造業といった国内産業が衰退していったのである。 いわゆる「オランダ病」と呼ばれる現象だ。 --- 繁栄から混乱へ 資源に依存する経済構造は、長期的な安定をもたらさない。 ベネズエラでは貧富の差が解消されず、その不満の受け皿として社会主義路線へと舵が切られていく。 チャベス政権の誕生である。 しかし、その後も経済は改善されず、むしろ悪化。 現在では多くの国民が国外へ流出する、いわば「国を捨てる」という選択を余儀なくされる状況にまで至っている。 かつては南米で最も豊かになると言われた国が、約100年にわたって混乱を抱え続けているのである。 --- なぜ野球なのか そうした環境の中で、多くの若者が見出した活路が「野球」だった。 ベネズエラはアメリカに近く、言語的・文化的にも比較的接続しやすい環境にある。 そのため、野球を通じてメジャーリーグへと進出し、成功する選手が数多く生まれてきた。 これは単なるスポーツの話ではない。 国家の構造的な問題と、個人のサバイバル戦略が交差する地点に野球があった、ということだ。 --- WBC優勝という出来事 そんなベネズエラが、アメリカ発祥のスポーツである野球の世界大会で優勝する。 しかも舞台はマイアミ。 中南米から多くの観客が集まり、異様なまでの熱気の中での決勝だった。 アメリカも間違いなく強かった。 3回戦えば勝敗は分からない、まさに拮抗した実力同士の対決である。 その中でベネズエラが勝った。 この事実に、単なる勝敗以上の意味を感じた人も多いのではないだろうか。 --- スポーツがもたらすもの 印象的だったのは、勝ったベネズエラの選手たちの感情の爆発と、負けたアメリカの選手たちの受け止め方である。 歓喜と、沈黙。 そのどちらもが極めて「正しい」姿に見えた。 スポーツには、政治も経済も超えて、結果を受け入れるための共通ルールがある。 そのルールの中では、どんな大国であっても負けるときは負ける。 そして、負けを受け入れる文化がある。 この当たり前のようでいて、現実世界ではなかなか成立しない構造が、スポーツの中では成立している。 --- 混沌の世界と、スポーツの役割 現在の世界は、混沌としている。 国家間の関係は不安定で、何が正しいのか分かりにくい状況が続いている。 そうした中で、スポーツが提供する「明確なルール」と「納得できる結果」は、ある種の精神的な拠り所になり得る。 ベネズエラの人々にとって、この優勝がどれほどの意味を持つかは想像に難くない。 数日かもしれないが、明日を生きるための確かなエネルギーになるはずだ。 それをスポーツが生み出している。 --- おわりに 今回のWBCを見て、改めて思った。 スポーツはいい。 極論すれば、争いごとをすべてスポーツで決められたらどれほど良いだろうか、と思ってしまうほどである。 もちろん現実には不可能だが、少なくともスポーツが示している「フェアネス」と「受容」の精神は、社会にとって重要なヒントになるはずだ。 そんなことを、少しだけ考えさせられる大会だった。 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/664b04d7316143a77174b611

快食ボイス749・ベネズエラ戦で感じた、日本野球が世界に与えたもの

快食ボイス749・ベネズエラ戦で感じた、日本野球が世界に与えたもの

Mar 16, 2026 12:31

はじめに 今日はWBCの話を少ししてみたい。 日本はベネズエラに負けてしまった。 「そんなに野球好きだったのか」と思われるかもしれないが、僕は特別に野球だけが好きというわけではない。 ただ、トップレベルのスポーツというのは見ていて純粋に楽しい。 しかも日本代表である。 この響きはやはり特別だ。 サッカーでもラグビーでも、日本代表が本気で戦う大会ならつい見てしまう。 そういう意味で、今回のWBCも非常に興味深く観ていた。 --- 日本はこれまでWBCを本気で戦ってきた これまでのWBCを振り返ると、実は本気で取り組んできた国は日本くらいだったと言ってもいい。 そのため、日本は5回中3回優勝している。 今回のベスト8という結果は、過去で見れば最も悪い成績だと言えるだろう。 しかし僕は、ここにむしろ日本野球の大きな功績を感じている。 --- ワールドカップも最初は小さな大会だった サッカーのワールドカップを思い出してほしい。 今では世界最大のスポーツイベントと言っていいほどの大会だが、最初からそうだったわけではない。 初期の大会は参加チームも少なく、アマチュアも多かった。 しかし次第に世界中にプロリーグが広がり、ヨーロッパと南米が中心となりながらも多くの国が参加する巨大イベントへと成長していった。 WBCも、今まさにその過程にあるのではないかと思う。 --- 今回のWBCは「本気の大会」だった 今回の大会を見ていて強く感じたのは、世界が本気でWBCを取りに来ているということだった。 アメリカ、ドミニカ、ベネズエラ、どのチームもトップ選手が出てきている。 しかも彼らはただ出場しているだけではない。 相手チームを徹底的に研究し、非常に緻密な野球をしてきている。 つまり「日本ばかり勝たせるわけにはいかない」という空気が生まれているのだ。 --- 日本野球が世界を本気にさせた ここが僕はとても面白いと思う。 世界最高の野球選手は、間違いなく大谷翔平さんである。 二刀流という誰もできないことをやっている。 しかし他の国からすると、「彼は確かにすごい。でも国としては負けていない」という気持ちがあるだろう。 その本気度が、今回の大会でははっきり見えた。 そして僕はこの本気のWBCを生み出したのは日本野球だと考えている。 --- カリブ海の野球は変わった これまでカリブ海の野球というのは、正直かなり大雑把だった。 パワーはある。 ホームランも多い。 しかしどこか「ガツン、ドカン」という野球で、メンタル面でも少し脆い印象があった。 ところが今回のベネズエラは違った。 非常に緻密で、しかもメンタルが強い。 日本を徹底的に研究していたことがよく分かる。 --- 今回の試合はベネズエラの方が良かった 今回の試合に限って言えば、日本はらしくなかった。 サードのエラーやセカンドへの暴投の後に失点している。 これはかなり致命的だった。 日本野球の特徴は、ミスの少ない緻密な野球である。 しかしこの試合では、それが逆転していた。 むしろベネズエラの方が日本らしい野球をしていた。 だから日本は、ある意味では負けるべくして負けたと言える。 --- 日本野球の本当の強さ 日本の野球の強さはどこにあるのか。 僕はやはり高校野球が大きいと思う。 日本の高校野球は一度負けたら終わりだ。 非常に厳しいトーナメントである。 そこで鍛えられるのは - メンタルの強さ - 礼儀 - チームワーク こうした要素だ。 身体能力では負けていても、精神的なタフさでは日本は非常に強い。 --- 世界がリスペクトする日本野球 もう一つ、日本野球の特徴がある。 それはクリーンであることだ。 勝てれば何をやってもいい、という発想ではない。 フェアであること、礼儀正しいことを重視する。 それが世界からも評価されている。 たとえばチェコの代表監督は、日本を「最高だ」と記者会見で称賛していた。 背番号89の理由が「野球」という意味だという話もしていた。 またベネズエラ代表チームも、日本をリスペクトしていた。 そして日本に勝てたことを、優勝したかのように喜んでいた。 --- ベネズエラの監督の言葉 試合後の監督のインタビューも印象的だった。 「今日、ベネズエラの人々は街に出て酒を飲んでいるだろう」 「国中が幸せになっているはずだ」 「その仕事ができた自分は、今この世で一番幸せだ」 「20年後もこの瞬間を思い出すだろう」 そう語っていた。 ベネズエラという国は、政治的にも経済的にも不安定な状況が続いている。 だからこそ、この勝利が国民に与えた喜びは大きかったのだろう。 スポーツの力は、本当に大きい。 --- 日本野球が誇るべきもの 日本は今回負けた。 しかし僕は、むしろ誇るべきことがあると思う。 それは野球というスポーツのレベルを世界的に引き上げたことだ。 その中心にいるのが大谷翔平さんだ。 彼の紳士的な振る舞い、野球への真摯な姿勢、社会への寄付活動。 そういう姿も含めて、日本野球は世界に良い影響を与えている。 --- WBCはここから本当の大会になる サッカーでも、ブラジルが毎回優勝しているわけではない。 むしろ、めったに優勝できない。 世界中の国が本気で取りに来るからだ。 WBCもこれからそうなるだろう。 そしてその「本気の大会」を作ったのは、間違いなく日本野球である。 だから今回の敗戦も、僕はむしろ前向きに見ている。 --- スポーツが持つ力 今の世界は政治的にも重たいニュースが多い。 日本でも中東情勢や安全保障の問題など、気が重くなる話題が続いている。 だからこそ、スポーツが持つ意味は大きい。 国を越えて人を熱狂させ、人々に喜びを与える。 今回のWBCを見ていて、その力を改めて感じた。 次の大会が楽しみだ。 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/664b04d7316143a77174b611

快食ボイス748・僕が最悪を想定する理由——元役人として見ている世界

快食ボイス748・僕が最悪を想定する理由——元役人として見ている世界

Mar 14, 2026 13:35

はじめに 今日は少し重たい話をしてみたい。 最近、世の中の空気が少しずつ悲観的な方向に動いているように感じている。 僕自身、飲食店の状況を例にしながら、これまで「厳しい時代が来るかもしれない」という話をしてきた。 ただ、これは単なる気分の問題ではない。 僕はどうしても、物事を最悪のケースから考える癖がある。 それには理由がある。 僕は役人として30年働いてきたからだ。 --- 役人は「最悪」を想定する仕事 役人という仕事は、基本的に楽観主義では務まらない。 何か問題が起きたときに考えるのは、 - 最悪の場合、何が起きるのか - それにどう対応するのか ということだ。 もし行政が楽観的に物事を考えてしまうと、何かが起きたときに「想定外」という言葉しか出てこなくなる。 しかし、社会の基盤を支える立場がそれでは困る。 だから役人は常に、最悪のケースを想定して備える。 もちろん限界はあるが、それでもできるだけ備える。 これは職業的な習い性のようなものだ。 僕は、この考え方は決して悪いものではないと思っている。 むしろ社会を安定させるためには必要な思考だ。 --- 本当に怖いのはエネルギー問題 最近、僕が一番気になっているのはエネルギーの問題だ。 数日前にも話したが、日本のような国にとって石油が不足することは非常に危険だ。 歴史を振り返るとよく分かる。 第二次世界大戦に日本が突き進んでいった背景にも、エネルギー不足があった。 石油を止められ、追い詰められた結果、勝てる見込みのない戦争に入っていった。 もちろん、今の日本が戦争をしているわけではない。 しかし状況として気になるのは、日本の最大の同盟国であるアメリカの動きだ。 かなり強引に動いているように見える。 これがエネルギー問題と結びつくと、状況は不安定になる。 --- 中東と西側では世界の見方が違う さらに難しいのは、中東の人たちの価値観だ。 僕たち日本人やアメリカ人は、基本的に資本主義の価値観で世界を見ている。 経済合理性、損得、利益という尺度だ。 しかし、砂漠という過酷な環境で生きてきたイスラム社会では、世界の見方がかなり違う。 イスラム教の思想では、現世というのは魂の長い旅の途中に過ぎないとされる。 彼らにとって現世は「旅人が木陰で少し休む程度のもの」という程度の意味しかない。 だから死に対する考え方も大きく違う。 --- 殉教という考え方 イスラム教では、信仰や共同体のために命を落とすことを殉教(シャヒード)と呼ぶ。 これは普通の死とは違う。 むしろ永遠の命の始まりとされる。 つまり非常に名誉なことなのだ。 僕たちの感覚だと、問題のある人物を排除した、というような見方になるかもしれない。 しかし彼らの側から見れば、それは全く違う意味を持つ。 ここに大きな認識のギャップがある。 --- トランプのディールが通じない理由 ここで問題になるのがアメリカの外交スタイルだ。 例えばドナルド・トランプは、政治をディール(取引)として考えるタイプの政治家だ。 しかし相手が宗教的な価値観で動いている場合、このやり方は成立しない。 トランプ側は、命とお金を交渉材料にする。 一方でイスラム側は、信仰と永遠を賭けている。 だから掛け金が全く釣り合っていない。 そもそも交渉の前提が違うので、話が噛み合わないのだ。 --- 日本の政策は少しズレている では日本はどうしているか。 今行われているのは、ガソリン価格が上がったときに補助金を出す政策だ。 しかし僕が役人だったら、これはやらない。 本来の行政のやり方は、 - ガソリンは節約しましょう - できるだけ使わない生活にしましょう というメッセージを出すことだ。 補助金を出すと「これまで通り使っていいですよ」というメッセージになってしまう。 しかも補助金の原資は、結局は税金だ。 つまり僕たち自身のお金なのである。 --- 実は、日本はとてもラッキーだった ここまで悲観的な話をしてきたが、少し歴史の視点で見てみたい。 実は日本は、戦後80年の間、かなり安定した時代を過ごしてきた。 1970年代のオイルショックはあったが、それ以降は大きなエネルギー危機は起きていない。 60年以上、大きなトラブルがなかった。 これは歴史的に見るとかなり珍しいことだ。 つまり僕たちは、非常にラッキーな時代を生きてきたとも言える。 --- そろそろ試練が来てもおかしくない 戦前の世代は、もっと厳しい時代を生きていた。 - 戦争 - 貧困 - 食料不足 そういう経験をしている。 それに比べると、戦後の日本は本当に平和で豊かな時代だった。 だからもし今後大きな問題が起きたとしても、歴史的に見れば不思議ではない。 むしろ「そろそろ来てもおかしくない時期」とも言える。 --- 僕は覚悟を決めている もちろん、そんな危機が来ないことを願っている。 ただ、もし来たとしても、個人ができることは多くない。 できることといえば、 - 節約する - 財産を守る - 生活を守る そういうことくらいだ。 そして状況が回復するまで耐えるしかない。 歴史を見れば、こういうことは何度も起きている。 むしろ、これまでがラッキーだったのだと思う。 だから僕は、もし困難な時代が来ても乗り越える覚悟はしている。 もちろん、そんなことにならないのが一番いい。 本当にそう願っている。 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/664b04d7316143a77174b611

快食ボイス747・なぜイタリアやイスラエルが強いのか——WBCで読み解く世界史

快食ボイス747・なぜイタリアやイスラエルが強いのか——WBCで読み解く世界史

Mar 13, 2026 14:47

WBCを観れば、世界史が見える WBCを見ていて、不思議に思っていることがある。 なぜイタリアが強いのか。 なぜオランダが強いのか。 そして、なぜイスラエルが代表チームを持っているのか。 実はこれらはすべて、同じ理由で説明できる。 それは「野球」というスポーツが、単なる競技ではなく、移民と帝国と宗教の歴史の上に広がった文化だからだ。 今日は、WBCというスポーツイベントを入口に、少し大きな話をしてみたい。 --- 野球の分布はかなり偏っている いまNetflixでは、WBCの予選リーグのハイライトが流れている。 それを見ていて、改めて気づくことがある。 野球は世界中で均等に広がっているスポーツではない。 サッカーはほぼ世界全域に広がっている。 しかし野球は、かなり偏りがある。 これはなぜなのか。 --- 野球とクリケットの分岐 サッカーも野球も、もともとはイギリス発祥である。 - サッカー → フットボール - 野球 → クリケットの系統 イギリスは大英帝国であり、世界中に文化を広げた。 その中でスポーツも広がっていった。 ただし、ここで重要な分岐が起きる。 クリケットが残った地域には、野球は広がらなかった。 インドやオーストラリアなど、旧イギリス植民地では今でもクリケットが非常に人気だ。 僕もインドを旅行したとき、酒場でずっとクリケット中継が流れているのを見て驚いたことがある。 クリケットはとても伝統的なスポーツで、試合が何日も続くこともある。 いわば貴族のスポーツだ。 それをより近代的にしたものが、アメリカのベースボールである。 つまり野球は「クリケットが広がらなかった地域」に、アメリカ経由で広がったスポーツなのである。 --- イタリアが強い理由 WBCを見ていると、なぜイタリアが強いのかと感じるだろう。 ヨーロッパで野球が盛んなイメージはあまりない。 しかし実は、これも歴史と移民の問題で説明できる。 イタリアは19世紀まで統一国家ではなかった。 小国に分裂していた国が統一されたのは、日本の明治維新とほぼ同時期である。 その後、産業革命を進めるのだが、問題があった。 産業革命が北部にしか起きなかった。 南部は貧しい農村社会のままだった。 この南部の人々が、大量にアメリカへ移民したのである。 その移民の子孫が、アメリカで野球を始めた。 象徴的な人物が、ジョー・ディマジオである。 ヤンキースの伝説的選手だ。 つまり、現在のイタリア代表はイタリア本国の野球ではなく、アメリカのイタリア系移民の野球なのだ。 --- オランダが強い理由 もう一つの不思議がある。 オランダが強い理由だ。 実はこれも、ヨーロッパの話ではない。 オランダは昔、大きな植民地帝国だった。 その影響で、カリブ海に領土を持っている。 それが、キュラソー島やアルバ島だ。 この島々は、ベネズエラのすぐ北にある。 そしてカリブ海は、野球が非常に盛んな地域だ。 ドミニカ、プエルトリコ、キューバなど、MLB選手を大量に生む地域である。 キュラソー島も、人口は小さいがMLB選手を多数輩出している。 つまりオランダ代表は、ヨーロッパの野球ではなく、カリブ海の野球なのである。 --- 中南米が野球大国の理由 同じ構造は中南米にもある。 メキシコやベネズエラなどの国が強いのは単純だ。 アメリカに近いからである。 野球はアメリカの国技に近いスポーツだ。 その影響を強く受けた地域では、野球が盛んになる。 しかもMLBで成功すれば、莫大な収入が得られる。 教育環境が十分ではない地域では、野球は人生を変えるチャンスになる。 だから才能のある子どもが、野球に集中するのである。 --- 日本・韓国・台湾の野球 東アジアの野球も同じだ。 日本、韓国、台湾などの国はすべて、アメリカの影響を強く受けている。 特に日本は戦後、アメリカの統治を受けた。 そのため野球文化が深く根付いた。 もちろん、正岡子規のような人物が野球を文化として広めた歴史もある。 しかし大きな流れとしては、アメリカ文化の影響が大きいと言える。 --- では、イスラエルはなぜ強いのか ここで、もう一つの疑問が出てくる。 イスラエルである。 なぜイスラエルが強いのか。 実はこれも、アメリカが関係している。 イスラエル代表の多くは、アメリカ在住のユダヤ系選手なのだ。 ユダヤ人は長い歴史の中で世界中に散らばった民族だ。 これをディアスポラという。 その結果、 - ヨーロッパ系ユダヤ人 - アメリカ系ユダヤ人 - アフリカ系ユダヤ人 など、さまざまなコミュニティが存在する。 そしてアメリカには、非常に多くのユダヤ系人口がいる。 彼らがイスラエル代表として出場しているのである。 --- ここから政治の話になる ここで、話は政治につながる。 なぜアメリカは、ここまでイスラエルを強く支持するのか。 理由の一つは、アメリカ国内の政治構造だ。 アメリカには - ユダヤ系アメリカ人 - 福音派キリスト教徒 という、イスラエル支持の強い層が存在する。 特に福音派は、共和党の大きな支持基盤である。 そして彼らは非常に強い親イスラエル思想を持っている。 その結果、アメリカ政治はイスラエルを強く支持する構造になっている。 --- WBCは世界史の縮図である ここまで見てくると分かることがある。 WBCに出てくる国々の強さは、スポーツの問題ではない。 移民、植民地、宗教、政治などの歴史の結果として、野球の地図が出来上がっている。 だからこそ、WBCを観ると世界史が見えてくるのだ。 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/664b04d7316143a77174b611

快食ボイス745・情報化社会で生き残る「安くておいしい」の見つけ方

快食ボイス745・情報化社会で生き残る「安くておいしい」の見つけ方

Mar 13, 2026 13:01

安くておいしいものは、なぜ消えるのか 安くておいしい。 この言葉に反応しない人はいないだろう。 僕も大好きだ。 見つけたときの高揚感。 自分だけが宝を掘り当てたような感覚。 しかし、そこには残酷な真実がある。 --- 価格はおいしさでは決まらない おいしいから高いのではない。 まずいから安いのでもない。 価格は需給で決まる。 みんなが欲しがれば高くなる。 みんなが欲しがらなければ安くなる。 それだけだ。 この当たり前の事実を無視して「安くておいしい」を語ることはできない。 --- 情報化社会は、安さを許さない 現代は異常な情報社会である。 SNS、動画、レビューサイト、AI。 何かについて「安くておいしい」と広まった瞬間、人が殺到する。 そして価格が上がる。 つまり、みんなが知っていて安いままのおいしいものは存在できない。 存在したとしても、それは一瞬で消える。 --- ホルモンと豚バラはなぜ高くなったのか 僕が若い頃、ホルモンは本当に安かった。 だが今は違う。 おいしさが知れ渡ったからだ。 豚バラもそうだ。 15年前なら100g98円で普通に買えた。 今はどうか。 100g198円はするだろう。 豚バラが突然おいしくなったわけではない。 みんなが「気づいた」だけだ。 市場は冷酷だ。 気づかれた瞬間、価格は上がる。 --- それでも、まだ残っている場所がある では、安くておいしいものは絶滅したのか。 いや、残っている。 それが魚介だ。 --- 魚介は難しいから安い 魚介は変数が多すぎる。 旬 海域 漁法 締め方 脂のノリ 性別 個体差 ここまで複雑だと、多くの人は思考停止する。 分からないから買わない。 買わないから値段が上がらない。 ここに盲点がある。 例えば広島のチヌ(クロダイ)。 時期と個体を選べば、とんでもなくおいしい。 だが、その「選べば」が難しい。 だから安いまま放置されている。 --- 天然魚はジビエである スーパーの肉は養殖である。 だから品質は安定している。 しかし天然魚は違う。 海を泳ぎ回る。 餌も環境も違う。 つまりジビエと同じで個体差が激しい。 この「分かりにくさ」が最後の防波堤なのだ。 だから市場が完全効率化しない。 だからまだ宝が眠っているのだ。 --- 肉はもうレッドオーシャンである 牛、豚、鶏は完全にコモディティ化した。 価格は市場に吸収され、ほぼ適正化している。 安くておいしいを探す戦場としては、もう厳しい。 だが魚介は違う。 まだ混沌がある。 まだ非効率がある。 まだ知識差が価格差になる。 今、最もブルーオーシャンなのは魚介なのだ。 --- 目利きなき者に、宝は見えない しかし、簡単ではない。 ・旬を知る ・型を見る ・脂を読む ・締めを理解する これは一朝一夕では身につかない。 だから多くの人はやらない。 しかし、身につけたら一生モノのお得な価値になる。 --- 学ぶことは、最高の娯楽である 安くておいしいものを見つけるために勉強する。 それを「これ、素晴らしいよ」と共有する。 これほど楽しいことがあるだろうか。 情報社会は平等ではない。 努力した者だけが、まだ残っている非効率に辿り着ける。 --- 結論 安くておいしいものは消えていない。 ただし条件が変わった。 ・みんなが知っている ・誰でも分かる ・簡単に拡散できる こうしたものは即座に市場に回収される。 だからこそ、 分かりにくいもの。 変数が多いもの。 目利きが必要なもの。 そこに未来がある。 魚介は、まだ間に合う。 そして目利きは、人生を面白く、お得にする技術なのだ。 --- stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。 https://stand.fm/channels/664b04d7316143a77174b611

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LISTENは、AI文字起こしとコミュニティで、ポッドキャストを「聴く・配信する・つながる」ためのプラットフォームです。 公式番組「LISTEN NEWS」では、開発の裏話や近況も交えつつ、最新情報をお届けします。 LISTENはこちら→ https://listen.style/

桃山商事

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コミュニケーション、男性性、恋愛、人間関係、ジェンダー、ケア、孤独、性欲、会社、友情、老い……メンバーがその時々で気になったテーマを1つ設定して、モヤモヤを言語化していくNEOな座談Podcastです。2011〜2016年「二軍ラジオ」(ApplePodcast)、2017〜2024年「恋愛よももやまばなし」(ニコ生→Podcast)を配信していました。清田隆之(文筆業)、森田(会社員)、ワッコ(会社員)、さとう(会社員)の4人でお届けします。

jkondoの朝の散歩

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ポッドキャストプラットフォーム「LISTEN」や、GPSトラッキングサービス「IBUKI」、物件メディア「物件ファン」、京都の宿とコワーキング施設「UNKNOWN KYOTO」を運営する近藤淳也(jkondo)が、朝の散歩をしたりしながら、日々の出来事や考えたことを語ります。

近藤淳也のアンノウンラジオ

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株式会社はてな創業者であり現在もITの第一線で働く近藤淳也が、京都の宿UNKNOWN KYOTOにやって来る「好きなことを仕事にしている人」を深堀りすることで、世の中の多様な仕事やキャリア、生き方・働き方を「リアルな実例」として紐解いていきます。 . 【ホスト:近藤淳也】 株式会社OND代表取締役社長、株式会社はてな取締役、UNKNOWN KYOTO支配人、NPO法人滋賀一周トレイル代表理事、トレイルランナー。 2001年に「はてなブログ」「はてなブックマーク」などを運営する株式会社はてなを創業、2011年にマザーズにて上場。その後2017年に株式会社ONDを設立し、現在もITの第一線で働く。 株式会社OND: https://ond-inc.com/ . 【UNKNOWN KYOTO】 築100年を超える元遊郭建築を改装し、仕事もできて暮らせる宿に。コワーキングやオフィスを併設することで、宿泊として来られる方と京都を拠点に働く方が交わる場所になっています。 1泊の観光目的の利用だけではなく、中長期滞在される方にも好評いただいています。 web: https://unknown.kyoto/ . こちらから本文を読んだりコメントが書けます! https://listen.style/p/unknownradio

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ここはアウトドア向けGPSトラッキング「IBUKI」にまつわる人々が集まる場所。 トレイルラン、登山、冒険、ランニング、自転車、ロゲイニング、、 スタイルは数あれど、共通しているのは自然を楽しみ、そして人とのつながりも楽しむ姿勢。 自然を目一杯楽しみ、苦しみながら、人と接する喜びにも気付く。 アウトドアを満喫するみなさんが、ほっとできるIBUKI STATIONです。 IBUKI https://ibuki.run/ 近藤淳也 IBUKIを提供する株式会社OND代表。ポッドキャストプラットフォーム「LISTEN」も展開 桑原佑輔 OND所属。IBUKI事業担当営業・テクニカルディレクター

上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」

上坂あゆ美の「私より先に丁寧に暮らすな」

歌人・エッセイストの上坂あゆ美(+京都の僧侶・鵜飼ヨシキ)による雑談配信。人生の呪いからファミレスの好きなメニューの話まで幅広くお届け。 【初めての方におすすめ回】 #30 お菓子が人間だったら誰と付き合いたいか真剣に考える https://open.spotify.com/episode/751EzuNXjpgP2i53P7OtX7?si=XxN2eddURsas_JWE6KFu-A #163 恋愛ってマーージでクソだと思っている人の話 https://open.spotify.com/episode/1WgeglhRT5GQfqzkBO2bNF?si=1l0b2OBlTJq ▼ご意見ご感想は #よりすな ▼お悩みや質問はコチラまで https://forms.gle/1bqryhYcDWt334jZ7 ▼番組公式SNS https://x.com/yori_suna ▼番組へのお問い合わせはコチラまで yorisuna24@gmail.com ▼ポッドキャストの書き起こしサービス「LISTEN」はこちら https://listen.style/p/yorisuna?Egq5AoBB