1. XCrossing
  2. ep71 ミュージカル「ジョジョ..

舞台装置や演出テクノロジーの進化が止まらない。「ハリー・ポッターと呪いの子」のように、世界各地でロングランを誇る舞台の演出は目を見張る。一方で公演ドタキャンの原因になってしまうことも

舞台「ジョジョの奇妙な冒険」が公演初日から7公演分が中止になった(理由:準備不足で)

チケット代の払い戻しのみならず、宿泊費や交通費も補填

舞台を見た人曰く、人の動き、舞台装置、技術的演出、音楽の使い方など凝っていたらしい

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』を観た時の衝撃 − 舞台芸術の表現がここまでひろがっているのかと感動

技術がうまく使われることで、デジタルな世界でしかできなかった表現がリアルな舞台でも表現できるように

野村萬斎さんとライゾマティクスによる、伝統芸能と最新テクノロジーの実験的なコラボ舞台

技術は黒子で、ストーリーと世界観を伝えることに主眼があるのがハリーポッターの舞台

JKローリングが書いたシナリオで、ロンドンのチームが制作・デザイン

あらゆる表現と技術を駆使 − 最新技術の演出、従来の手品トリック系の演出、人間の身体の動き、音楽、衣装の美しさ

人が演じる舞台はあれ以上表現が広がることはないと思っていたが、技術を活用することでもっと拡張する可能性がある

技術を取り入れた舞台芸術では、人の表現よりも技術のほうが勝ってしまいがち

「そんな大げさな」と思っていた舞台ハリーポッターの宣伝文句

世界の演出の差分があるかどうか見てみたい

使われてるマイクは直径3mm、サウンドデザイナーはロンドン五輪の音響を手がけた人

リンク:


テック業界で働く3人が、テクノロジーとクリエイティブに関するトピックを、視点を行き交わしながら語り合います。

及川卓也  @takoratta
プロダクトマネジメントとプロダクト開発組織づくりの専門家
自己紹介エピソード ep1, ep2 

関信浩  @NobuhiroSeki
アメリカ・ニューヨークでスタートアップ投資を行う、何でも屋
自己紹介エピソード ep52

上野美香  @mikamika59
マーケティング・プロダクトマネジメントを手掛けるフリーランス
自己紹介エピソード ep53

@x_crossing_

https://x-crossing.com

サマリー

ミュージカル「ジョジョ」は、2月から3月にかけて上演予定でしたが、公演が中止となりました。数日後、振替公演が追加されました。舞台装置の複雑な演出や音楽の使い方が話題となっています。4月には、兵庫での公演がオンライン配信される予定です。ミュージカル「ジョジョ」や「ハリー・ポッター」では、舞台装置のテクノロジーの進化が注目されています。有名な映画や漫画を舞台化する流れや、テレビ局がミュージカル公演を行うなど、舞台のテクノロジーの進化が興味深いトピックとなっています。

00:01
Mika Ueno
XCrossing、英語でスクランブル交差点を意味します。 趣味も世代も、住んできた町も違う3人が、スクランブル交差点で出会うように、様々な話題を聞かせる、おしゃべりの交差点です。
今日のXCrossingであなたが出会うのは、どんな話題でしょう?
こんにちは、上野美香です。 マーケティングとプロダクトマネジメントの支援をしているフリーダンスです。
Nobuhiro Seki
こんにちは、関信浩です。 ニューヨークでスタートアップの投資などをしております。
Takuya Oikawa
こんにちは、及川卓也です。 東京でスタートアップ投資とか、プログラミング教育サービスの開発運営とか、各種、企業様に対してのプロダクト開発支援とかをしております。
Nobuhiro Seki
スタートアップ投資の人が増えましたね。 マジョリティになりました。
Takuya Oikawa
いや、あんまなってないんですけどね。
Nobuhiro Seki
でも時々インタビューしてるやつのツイッターの動画を見ますよ。
Takuya Oikawa
ああ、うちの代表がやってるVCの方のやつですよね。
Nobuhiro Seki
そうそうそうそう。隠れファンとして、ちゃんと全部見れますのでお伝えください。
Takuya Oikawa
隠れなくていいじゃないですか。何?待ってください。
すごい今、突っ込みたくなったんですけど、僕の不安だっていうのを明言すると何か問題があるんですね。ちょっと恥ずかしいんですね。
隠れってそういうことですよね。
そうですよね。及川のファンだって言うと、え、関さん、及川さんとかのファンだって、え、ダメだよ、彼はボケボケボケみたいなこと言われるのが怖くて、明言できないってことですよね。
Nobuhiro Seki
いや、後半はちょっと被害妄想だと思いますけど。
ツイッターで配信してるから、普通だったら、ライクつけるとか、見ましたとかつけたりするっていうのをしてないって意味で隠れって言うんですね。
Takuya Oikawa
やっていいんですよ。
Nobuhiro Seki
じゃあ、リポストしておきます。
「ジョジョ」公演中止と振替公演
Mika Ueno
今回は、及川さんが復帰されました。
もう終わっちゃったやつなんですけど、2月やっていた、ジョジョの奇妙な冒険っていう大人気漫画のね、それの舞台やってたんですよ。
人が演じるのと実際の舞台。見に行きたかったんですけど、チケット取れなくて。
それが始まるときに、結構大きな公演中止のドタバタがあって、これプレスリースを今シェアしましたけど、初日が2月6日だったんですよね。
2月6日じゃないや。
Takuya Oikawa
6日でいいんです、これで。
Mika Ueno
あ、6日でいいのか。
Nobuhiro Seki
4日にアナウンス。
Mika Ueno
6日だったんですけど、ほんと数日前にいきなりアナウンスがあって、公演中止ですと。
オープニングの。4公演を中止させてくださいっていうのがいきなり出たんですよね。
それがどうしたどうしたと。脅迫でもあったのか、それとも何かあったのかと思ってリリースを読んでみたら、複雑な演出プランに対応するため、確認作業が思った以上に時間かかるんで、
遅れててできませんと。上演できませんっていう。結構、舞台関係というか、その間では衝撃のリリースだったんですよね。
それが振替公演でもなくて、中止になりますってことなんですよ。多分キャストの方とか予定取れなかったんだと思うんですけど、楽しみにしてた人からすると、それが全部キャンセルになっちゃったんで。
と思って、2日後にまたリリースが出て、追加で、4公演だけじゃごめんなさい、ダメなんで、追加で3公演、合計7公演、中止させてくださいというのが出たんですよね。
これが結構びっくりして、でもその中止するってことは、ものすごい複雑な演出とか、なんかすごい舞台装置を使ってるとか、演出とかね、なんかそういうことなのかなーなんて。
舞台装置と演出の進化
Mika Ueno
結局見にはいけなかったんですけど、見に行った人の話を聞いたところ、やっぱすごい複雑なというか、演出とか音楽の使い方とか、そういうのが面白かったっていうのを言っていましたね。
Nobuhiro Seki
今見たら2月28日が千秋楽になってるから、その後はちゃんとやってたって感じなんですね。
Mika Ueno
そう。合計7公演中止で、そっから先はやっていますね。
Takuya Oikawa
こういうリスクが多少あると考えると、開幕って言うんでしたっけ。
そしてすぐよりも、公演のできるだけ中ぐらいか後ろの方にチケットを予約するといいんじゃないかとかって思ったりするんですけど、こういうのってよくある話なんですかね。
Mika Ueno
いやあんまりないですね。結構舞台行くんですけどあんまりなくて、コロナの期間は行ってその日に体調不良の人が出て、これ重視せざるを得ませんっていうのは1、2回あったんですけど、
会場まで行ってえーっていうのはあったんですけど、事前に体調不良とか感染症じゃなくて準備できてませんっていうので公演中止というのは初めて見ました。
Takuya Oikawa
今なんか検索していろいろ見てたら、2日目の2月7日は主人公ジョナッサン・ジョースターが悲劇的な最後を遂げた明日ということもあり、
明日合わせでの感激を見込んでいた様子の不安も多くとか、深いですね。
Mika Ueno
そうなんだ、ジョナサンの命日なんだ。そうなんだ。そしたらこれも含めてあれなんか、因縁を感じるというかね、演出かって思っちゃいますね。
Nobuhiro Seki
確かに確かに。
Mika Ueno
私も最初これ話題作りかなーって思ったこともあったんですけど、東宝の帝国劇場の名前でこのプレスリリース出すってなかなかないし、すいませんっていうのと払い戻しがチケットだけじゃなくて宿泊費とかコツ費とかあれもかかってる人がいれば、
払い戻しますよって入れ中の入れだったから、よっぽどなんだろうなぁと思いました。
Takuya Oikawa
こういうのって再演とかってあるんですよね、またしばらくしてから。
Mika Ueno
人気のやつはあると思います。この同じメンバーかわかんないんですけど。
Nobuhiro Seki
でも今見てたら、4月に兵庫でやるみたいで、兵庫の4月13日の兵庫公演と14日の大選集落公演はオンライン配信します。
Mika Ueno
それ見よう。
Nobuhiro Seki
その配信のところの下に、帝国劇場公演中止対象会のチケットをお持ちのお客様はこちらって書いてある。
これを見れるかもしれないですね。
2月6日から11日の中止会に持ってる人は、この4月半ばの兵庫のやつを見られるそうです。
これ2日になってるのはキャストが違うからですね。13と14で。
Takuya Oikawa
プレスリリースに確かに配信見れるようにしますって書いてあったから、これでやるんですね、おそらく。
Mika Ueno
これ一般の配信もやってくれるんだったら。
Nobuhiro Seki
一般も売ってますよ。
チケット売り出しは3月19日から。公演後まで売ってるから多分アーカイブの配信もやってるってことですね。
Mika Ueno
これは見なければ。
Takuya Oikawa
本当だ。視聴料金5500円でなってる。
Nobuhiro Seki
ライブの後2日後にアーカイブ配信開始。
1週間。
Mika Ueno
この演出のプランが、舞台装置、人の動き、音楽、いろんな演出があるじゃないですか。
何に時間がかかって遅れたのかなっていうのは、そういう意味でも。
何かああいう場を作るっていう意味でも、どういう仕掛けをしようとしてたのかっていうところも興味あるし。
舞台芸術としてどのくらい進んだのかなっていうところにも興味あるんで、これめちゃくちゃ見たくて。
私の公演中止になる公演の、それをずっと買おうと思って外れ続けてたんですよ。
リセールリセールって言って、それも全部外れて、あれと思って。
リセール個人が出すんですけど、それも待ってたんですけど、結局ダメで。
そんなことやってたら中止になったから。
まあそういう見れない運命だったのかもしれないけど。
それでその舞台の演出自体が、見た人を含めて見た人の感想を聞いてみると、やっぱりすごく凝っていたらしいんですよ。
人の動きのみならず、舞台装置の使い方とか技術の使い方とか、音楽の使い方とかっていうのもすごい贅沢に使われていたっていうので、配信は楽しみなんですけど。
「ハリーポッター」舞台の技術進化
Mika Ueno
ジョジョじゃなくて、今やってるハリーポッターの舞台があるんですね。
TBSの赤坂でやってるんですけど、これも1年以上やっているやつで、舞台演出っていう点で見るとこのハリーポッターをすごい思い出して、
舞台って人が演出するシーン、生の板の上で展開されるものだから、映画とかと違って特殊効果とかって結構制限があったりするじゃないですか。
なんですけど、このハリーポッターの舞台を前見たときに、舞台芸術の可能性ってここまで広がってんだっていうのをものすごい感動したやつで、
ハリーポッターって映画で見られるようにすごい特殊効果も使ってるし、CGとかもたくさんあって、ファンタジーの世界じゃないですか。
映像作品だから成り立ってるみたいなところがあると思うんですけど、それを前提に舞台を見に行ったんですね。
ストーリーとしては、あの映画7作の後に繋がってるストーリーなんですよ。
なんでそれストーリーとしても繋がって見える、あのファンタジー、魔法の世界、ファンタジーの世界が舞台でめちゃくちゃ再現されてて、
そこに使われてる演出とか、いわゆるテクというかね、インターネットというソフトウェアの技術としてもすごい上手く使われてたんですよね。
それが客席で見たときに、あの映画を見てるのと同じようなファンタジーの世界が目の前に本当に広げられてる感がすごくて、
そこに映像の投影とか、プロジェクションマッピングみたいなやつとか、ああいう例えばブラックライト使うようなやつとか、いわゆるデジタル系の技術もめちゃめちゃ使われてて、
その使い方がものすごい上手くて、最先端のものもあるんですけど、最先端ではないけど新しい技術でこういうふうに使うと、
こんなに世界が広がるのかっていうところに今舞台芸術は来てるんだというのをすごい感じてて、
ジョジョとかね、最近のアニメとか舞台たくさんやってるんですけど、こういうところにもたぶんすっごい広がっているのを感じて、
人間がやるからデジタルの世界だけしかできなかったところっていうのが舞台のリアルなものでも広がってるっていうのはものすごいワクワクして、
結構嬉しくなったものだったんですよね。ハリーポッターの舞台はめちゃめちゃすごかったです。
Takuya Oikawa
なんかその技術が使われて、美香さんがすごいと思うようになったのっていつぐらいからなんですか。
ここ5年ぐらいの話なのか、それとも結構前からそういうのは少しずつ感じてたのか。
Mika Ueno
ちょっとずつはありました。
例えば、私、野村萬斎さんという狂言師が好きなんですけど、ああいう前衛的な方とかは自分の元になる芸があって、
それと例えばライゾマティクスと組んで、音響とかすごい巨大なスクリーンの前で能の舞を舞うとかね、そういうのをいっぱいやっているんですよ。
あと自動制御の舞台装置がワーって動く中で舞をするとか、そういうのを先進的な試みをいっぱいやってて、
たぶん歌舞伎の方でもパフォーマンス、ダンスのところでもたくさんあるんですけど、
ああいうロングランであるストーリーがある舞台の中では、
ハリーポッターの使い方っていうのは実験的な試みじゃなくて、ストーリーというか中身を見せるってところに本当に全員フリしてて、
そこにエッセンスとして技術が使われてて、すごい自然だったんですよね。
そういう意味ではハリーポッターの舞台が一番なじんでる感じがして、
ハリーポッターの技術は黒子というかね、これを達成するための手段の一つですよっていう使われ方がしてたのがすごく印象的でした。
Nobuhiro Seki
このハリーポッター今サイト見ると24年、今年の7月から10月の公演チケットって書いてあるんですけど、これってずっと同じ公演を何回もやってるっていう感じですか?
Mika Ueno
そうそう、キャストが変わって毎日同じやつ。結構長いですよね。これ3時間40分の舞台なんですけど。
Nobuhiro Seki
これ最初に公演されたいつぐらい?
Mika Ueno
これは2年ぐらい前じゃないですか。去年、一昨年。日本でやったのは。
Nobuhiro Seki
本当だ。日本は世界で7番目って書いてますね。最初ロンドン、ニューヨーク。
舞台「ハリーポッター」の開幕
Mika Ueno
そうですね。この舞台のことは話題にはちょっとなってたんで、知ってはいたんですけど、ちょっとね先入観がありすぎてたとこがあって、
有名な映画とか有名な漫画、アニメを舞台化するっていう流れはすごい最近多いんですよ。集計化できるからと思うんですけど。
ハリーポッターね、主演が藤原竜也さんとか石丸幹二さんとかだったんで、有名な人をそこに据えて、やるやつなんだな、テレビ局やるやつなんだなっていう。
ちょっとこううがって見てたんですけど、縁あって見に行ったらもう本当すみません、そんな潜入感持ってしまって申し訳ありませんと思うぐらいで、
ネットとかね、この業界にいる人たち見たらすごい面白いし、気づきいっぱいあると思うし、クリエイティブやってる人とかもみんな見るといいんじゃないかなと思いました。
Nobuhiro Seki
これ2016年にロンドンで開幕して以来、前編と後編の2本の芝居を見せる二部制だったが、2021年11月ブロードウェイにおいて、
二部制の前編を第1幕、後編を第2幕とする新バージョンが誕生した。東京公演はこの新バージョンです。
だから3時間40分の長丁場なんですね
これやってる方はすごい大変ですよね。すごい体力だと思いますよ、それを連日
Mika Ueno
ダブルキャストでね交代しながらやってる人と、そうじゃない人もいるんで、ものすごいこと
この舞台やってるのが海外発って知らなかったんで最初見たときに
これTBSとかホリプロとかがやってるんだとしたら
この演出とこの作り方ってすごいと思ったんですよね
調べていってこれがロンドンのチームが作ったもので
その原作のJ.K.ローリングもちゃんと絡んで
シナリオから作られてっていうのを知ったときになるほどと
妙に納得があったのはありました
Takuya Oikawa
これこのキャストが
例えばハリーポッター5人ぐらいいるんですけど
これって公演日によって誰がハリーポッターやってるかっていうのが
決まってる感じなんですかね
Mika Ueno
そうですね
Takuya Oikawa
予約のときそれ分かるんですか
誰がハリーポッターやってるかっていうのは
Mika Ueno
そのキャスト先に1、2ヶ月分のキャストのが出てて予定表が
この人のこの時のハリーポッターは誰
この時のハリーポッターは誰っていうのは出てます
チケットサイトとそれが連動してなくて
チケットの時は何月何日何時しか出ないんで
それと付き合わせながらファンは買うっていう感じですかね
Takuya Oikawa
なるほど
じゃあこれなんか他のキャストのやつを見たくなったりするんですよね
きっとねすごいファンだったりすると
Mika Ueno
私2回見たんですけど
一番最初見たときは
あの人誰だっけ
名前が出てこないぞ
えらいスタイルがいい
Takuya Oikawa
大貫さん
石丸幹二
Nobuhiro Seki
藤原竜也
Takuya Oikawa
平方元基
Nobuhiro Seki
吉沢悠
Mika Ueno
あ、向井理。向井理さん
最初、向井理さんで見て
その後
あの別に私その俳優さんにこだわりなかったんで
最初向井さんで見て
おーと思って
でその後
藤原竜也さんとか石丸幹二さんとかね
やってらっしゃる方がいたんで
石丸幹二さんが
ハリーポッターっていうのに
むくむく興味が出てきて
で2回目は石丸さんで見たんですけど
これはどの俳優さんでも
全然楽しめると思います
あの全く違ったというか
表現が違うハリーになるし
あとはストーリー全体として
見る方の衝撃がすごい大きいから
使われてるデジタル系の演出とか
あとイリュージョン系もあるんですよね
技術とかじゃなくて
例えばマジックとかで
早変わりみたいのがあったりとか
あるじゃないですか
昔ながらのちょっと手品的な演出とか
トリックとか
そういうのが入ってたりとかするんで
人間の体を使った
もう最大限使った表現っていうのもあるし
ダンスとか
人間の体がゆっくり動くとか
動き方で見せるっていうものもあるし
あと音楽の使い方とかね
衣装とかそういうのもあるんで
もう使える演出は
全部使ってますっていう感じなんですよ
もうほんとてんこ盛り全部入り
全部入りのラーメンです
くらいの感じで
本当に美しかったですね
Nobuhiro Seki
ストリームで見れないじゃんってこと?
Mika Ueno
見れない?
海外から見れないってこと?
Nobuhiro Seki
いやストリーミングないんじゃないですか
見てない
と思ったんだけど
よく考えたら
ブロードウェイで見りゃいいじゃんっていう
そういう結論にしました
Mika Ueno
あー一番近いじゃないですか
Nobuhiro Seki
そうそうそうそう
Mika Ueno
今世界何箇所かで
東京とアメリカ
Nobuhiro Seki
ロンドンハンブルグ
やってますね
ニューヨーク
Mika Ueno
最初は2日に渡る舞台だったらしくて
Day1 Day2 みたいなね
それで5時間とか
だからあのストーリーだったら
納得でもあるんですけど
見る方としたらね
2日連続でなかなかないので
気合入るけど
それをギュッとまとめて3時間
40分
すっごい
Nobuhiro Seki
いやこの4時間見るのは
結構辛いですよね
Mika Ueno
と思うでしょ
それがね
あっという間に過ぎるんですよね
目の前で映像作品とかじゃなくて
目の前で人が動いてて
リアルな肌感と空気感で
伝わってくるって
あのダイナミズムは
最初長いと思うんだけど
あっという間に終わるんですよね
やっぱりギュって縮めてる
3時間40分に縮めてるから
演出とかすごいテンポよくなって
パパパーンって進む感じになっていて
新旧あと既存の手法を含めて
ミックスして作る舞台っていうのが
こんなにも面白いものなのかと思って
舞台装置のテクノロジー進化と表現力
Mika Ueno
今の体験系とか体験イベントとか
そういうのっていっぱいやってるじゃないですか
音楽イベントももちろん
ライブああいうイベントそうだし
ライブもそうだし
脱出ゲーム系もそうだし
いろんなところで人間が生に行って
生で体験するっていうところの価値が
めちゃめちゃ上がってると思うんですけど
舞台芸術だからね
その権化みたいなやつだけど
こんなにも豊かな表現になって
あれ以上広がることってないんじゃないかな
と思ったんですよね
人がやっぱり演出するやつだし
例えば声の大きさとか
音楽とか歌とか表現とかって
なんだけどそれが
もっともっと拡張するのってあるんだなという
可能性を感じさせてくれる舞台ですね
Nobuhiro Seki
夜7時じゃなくて
水曜と土曜日とか
午後1時からやってるんですね
Mika Ueno
昼夜公演はすごい体力
すごいと思いますね
Nobuhiro Seki
いきなりチケットを見てますけど
いい席だと
パッケージチートだと364ドル
でもまあ150ドル前後ぐらいで
まあまあな席ですね
これ4時間考えるとね
まあそんなもんかなっていう気がします
夜だとちょっとあまり行けないので
この昼のやつとかに休んで
ちょろっと行くとかっていうのは
結構いいと思います
Mika Ueno
これはちょっとおすすめですね
その技術系の使われ方とか見て
本当に単純なんですよ
本当に単純で使われてるんだけど
それがストーリーとこの世界観っていうのが
ガンってマッチしてくると
わーって思うあの感じ
技術を見せたいんじゃなくて
このストーリーでこの世界観を見せたい
っていう方に重点が置かれてるっていうのが
なんか結構ありましたね
さっき前話した
実験的な取り組みがたくさんあって
さっきの萬斎さんのような時とか
あの時もう最新の技術と
最新のテクノロジーでできるのは
こういう感じっていうのはあるんですね
私は狂言師としての萬斎さんが好きだから
その時の本当に正直な感想は
技術が勝っちゃうんですよ
例えば音響にしても
巨大なスクリーンにしても
いろんなリモートで動く
舞台装置にしても
いろんなこう実験的な取り組みやった時って
人の動きとか人が表現しようとするものと
技術でできるものってなると
そっちの技術でできる演出の方が
本当に勝ってしまって
そっちがドーンと先に入ってくるんですね
その感動とわーっていうのはあるんですけど
その中で待っていた人の舞とか
それこそ600何年続いてきた舞とか
そういうの組み合わせられてるんですけど
そっちその中で表現されてるものっていうのが
ちょっとシューって小さく見えちゃう
相対的に見てっていうのをいつも感じてたんで
私は技術を信じている方だし
そのポジティブな効果っていうのを
ものすごく信じたいタイプなんですけど
見るたびに
なんで技術勝っちゃうのかなって
いつも思っていて
ハリポッターの舞台にあった時に
技術は何々を実現するために
使われてる手段と要素で
それがうまくサポートされてて
夢の舞台っていうかね
ストーリーとかが実現されてるのが
そこにすごい感動したのかもしれませんね
もう一回見たい
Takuya Oikawa
今ちょっとYouTube見てたんですけれど
いやこれなんかやっぱり
その魔法じゃないですか
でなんかいろいろ空中に浮いて
ぐるぐる回ったりだとか
あと火花が散ったりとかっていうのが
なんか舞台で見れるみたいな感じだったんですよ
多分そうなんですよね
Mika Ueno
本当そうです
本当にそうです
Takuya Oikawa
いやこれ面白いですね
やっぱり
元々ハリポッターって
なんか暗い感じのやつがあるから
舞台に合ってると思うんですよね
雰囲気的に
なかなかこれは面白いなと思いましたね
なんかいわゆるやっぱりハイテクで
なんかそのなんでしょうね
そのSFX側みたいなやつとかとは違うんだけど
多分裏ではなんか似たようなことも
少し入ってるんだろうけれども
なんか普通に映画の世界観が
リアルに再現されているような感じの
いうふうに見えましたね
動画からは面白そう
Mika Ueno
最初の予告とかね
歌い文句とかが
あの世界がそのまま舞台にとかって
よく言うじゃないですか
お勧めする時も
で見た時に
ちょっとまあそんな大げさな
みたいなのを思って行ったんですよ
だってあんな魔法の世界とか
炎がバーとか出るとかね
人が浮くとか
ああいうのってと思ったんですけど
いや本当にその言葉の通りなんですよ
その世界が本当に舞台にあるの
Takuya Oikawa
いやーこれYouTube見たら
これ見たくなりますわ
Mika Ueno
これはもうぜひ
関さんブロードウェイで
及川さんTBS赤坂に行って
Nobuhiro Seki
僕今トレイラー見てましたけど
確かにこれよくできてそう
Takuya Oikawa
これであとなんかそのウェブサイトにある
制作スタッフって見たら
基本やっぱり本国のオリジナルの人たち
全部やってて
舞台装置のテクノロジー進化について
Takuya Oikawa
インターナショナルってあるから
世界各地でやる時どうするかっていう
Mika Ueno
担当者がいるんですねきっと
Takuya Oikawa
だからなんか逆に本当に差分
あるかどうか見てみたいですね
だから関さんたとえば
ブロードウェイで見たとして
もしチャンスがあって
日本でも赤坂でTBSに
見れるとしたら見てみてもらって
どこが違うとかっていうのを
見れたら面白いかもしれないですね
全く一緒の可能性も当然あると思うんですね
こういったクリエイティブに関しては
Nobuhiro Seki
なんかね今も見たら
さっきハンブルグと東京とニューヨークと
ロンドン東京って書いてあったんですけど
ツアーっていうのもあって
ツアー今シカゴに
今年の秋にシカゴ行ってやります
みたいなやつが書いてあるんで
決まって結構ロングランでやるところ以外の
場所もやっぱり公演をしてるみたいですね
ある意味ね世界的に通用するコンテンツだから
ってのあるんでしょうけど
いろんな地域に行ってやるみたいですね
Takuya Oikawa
これ俄然見たくなってきました
あのみかさん質問があるんですけど
僕多分ね映画はね
最後まで見てないんですよ
4作目か5作目ぐらいで終わって大丈夫ですね
Mika Ueno
同じです実はね
これ本当に言うのは恥ずかしいんですけど
私ハリーポッター見たことないんですよ
でも登場人物はハリーがいて
スネイプ先生もいて
こういうような粗いストーリーっていうのは
知ってます
1作目は見たんだけど
もうほぼ忘れててっていう状態なんですよ
それで舞台見に行ったんですけど
大まかなものを押さえていると大丈夫でした
それでまた、見た後
復習もしましたけど
Takuya Oikawa
これちょうどよかった今日出て
これ今週の土曜日から
先行販売開始ってなってるから
Mika Ueno
東京公演いいタイミング
Takuya Oikawa
そうよかった
Mika Ueno
おすすめはどの席でもいいから
遠くてもいいから真ん中で見るといいと思います
前と言うよりは真ん中の方が
これ見た後に私
Behind The Sceneというかね
裏側はどうやって作られてるんだっていうのが
もう解体新書的なやつが大好きなので
これはきっといろんなメディアとか
解体してるに違いないと思って
色々探したんですけど
あんまりなかったんだけど
そこで1個だけ
その使われてるマイクっていうのが
ヒビノが出してたんですけど
なんか直径3ミリ
そのマイクが使われてるらしいんですよ
その共有した記事があるんですけど
そのために使われてるマイクで
これも多分初演の頃かな
リクエストがあって
このぐらいの大きさの
ほとんど見えないやつで
っていうオーダーに答えたようなもの
みたいになっていて
マイクだけは分かったんだけど
他のエースの裏側とかね
そういうのはもう全くわからなかった
Nobuhiro Seki
あんまり言っちゃうとつまんないからなんでしょ
Mika Ueno
そうそうそうそう
いやほんとこれ知りたいですね
Nobuhiro Seki
チケット
1ヶ月後ぐらいになると結構空いてるんで
Mika Ueno
あそうね
そのぐらいだと撮りやすくなりますよね
いやーなんかもう一回見たくなったな
私も行きたいな
Takuya Oikawa
このマイクいくらするか分かります?
Mika Ueno
これ?3ミリの?
Nobuhiro Seki
書いてあるの?書いてあるの?
Mika Ueno
書いてあります?
Takuya Oikawa
書いてありました?
Nobuhiro Seki
いや書いてない、知らないです
Takuya Oikawa
いや今
これDPAマイクロフォンコア6000
ってやつみたいなんですけど
9万円と
でももうちょい安いのもあるな
サウンドハウス…あでも9万円ですね
Mika Ueno
9万円
Takuya Oikawa
税込みで10万ですね
Mika Ueno
うーわ
Nobuhiro Seki
スタッフ…キャスト何人いるの?
でもまぁね
Takuya Oikawa
なんかもっと高く売ってるとこもあるわ
Nobuhiro Seki
えーこれ
Takuya Oikawa
マイクに凝ってるミカさん買ってみてくださいよ
Mika Ueno
ちょいちょいちょい10万10万
なんかなぜか3ミリのマイクをつけて
やたら街歩きレポするとか
Nobuhiro Seki
これだけ動いてもいいよってことですよね
Mika Ueno
そうですよね
この要求レベルもすごいんじゃないですか
ロングランっていうか
耐久性もなきゃいけないだろうし
まず音を自然に集めなきゃいけないだろうし
舞台とかってほんとマイクどこについてるか
なんかおでことかね
あいとこに埋め込む人もいるだろうけど
マイク通して聞こえてるっていうような
再現の仕方すると一気に冷めるじゃないですか
そのあの音響っていうのを
舞台のところもすごい調整してると思うんだけど
Nobuhiro Seki
このサウンドデザイナーの人は
デビッドボウイの世界観がキャリアを総括した
大回顧展デビッドボウイイズ
いや2012年ロンドンオリンピックの開会式の
音響なども出かけた人ですね
Mika Ueno
このサウンドデザイナー
Takuya Oikawa
ロンドンオリンピックの音楽よかったですからね
Nobuhiro Seki
ロンドンオリンピックは結構演出良かったですよね
全体的にねということで
なんとなく最後テクノロジーになりましたよ
Mika Ueno
なりましたね
いやいやそうなんですよ
テック詰め込まれてるんですよ
このハリーポッターには
テックだけじゃないものもいっぱい詰め込まれてるの
Nobuhiro Seki
中身は見れないですからね
このテックね
Mika Ueno
そうねそれが本当にね
見たいですけどね
なんかいつかこれがロングランするに
こうしたことはないんですけど
何年後かとかに終演になって
これは実はこうやって作られてたみたいなのが見れたら
ちょっと私は見たいな
舞台の音響技術とサウンドデザイン
Nobuhiro Seki
それは
舞台ではヘアラインにマイクを隠す手法がよく採用されており、目立たないように俳優の髪や肌の色に合わせてマイクカプセルと
ケーブルの色を選びますっていう。本当に髪の毛ぽく
つけて 2つ
マイクを装着することも珍しくありません
Mika Ueno
頭部の上に付ける
口より上につける
Nobuhiro Seki
音の領域が広いんでしょうね 生え際なるほどでもね下につけ
ても上に付けても同じですよね 音ってこう出てるから
Mika Ueno
口からの位置 そっか3ミリに詰め込んでる ってすごいな
なんかデジタルだけじゃなくて 人間の体使ったとかリアルなもの
の拡張がすごく夢があって可能性 があっていいじゃんって思った
という話でした こんなとこですかね
Nobuhiro Seki
はい、ということで今回はハリーポッター、舞台現実の話でした
29:38

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