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どうも、再生してくれてありがとうございます。よざっちです。
さあ今回はですね、劇団四季ミュージカルアラジンの感想、後半戦ということですね。
本来15分の時間に収めるはずがですね、前回ジーニーのことを語っていたら、もうあっという間に15分なんて来ちゃいまして、話したいことのまだ半分しか話せてないということで、後半戦ということでですね、
今回、前回のミュージカルアラジンについての続きをお話ししていきたいと思います。
前回ジーニーについてお話したので、今回の後半戦はですね、ミュージカルアラジンの全体についての感想だったり、ここ面白かったよっていう魅力っていうのをちょっとお話しできたらいいなと思っております。
それでは、後半戦スタートです。
はい、というわけでですね、ジーニーについてたっぷり喋ったんです、前回で。
今回はこの劇団式ミュージカルアラジンについてお話ししていきたいと思うんですけど、アラジンのストーリーはもう言うまでもないと思うんですけど、魔法のランプ擦ったらランプの魔人ジーニーが出てきて、そのジーニーが夢を叶えてくれるけど、
いろんなジャファーとかそういった邪魔が入ったりして、右を曲がりながら結果最後アラジンとジャスミン王女が結ばれてジーニーは自由になるっていうざっくりとしたストーリーですよね。
これは全く変わらないんですが、舞台にはですね、舞台ならでは若干のまたキャラクターの変更とかっていうのがあったりするんですよね。
まず大きなところで言うと、アラジンの相棒のお猿さんいるじゃないですか、アプー、アブーだったっけ、かわいいお猿さん。実写版では本当のお猿がいたんですけど、舞台で本当のお猿さんを使うわけにもちろんいかないので、そこはお猿さん出てきません。
ライオンキングとかだったらパペットとかであるかもしれないんですけど、今回これではなかったですね。
その代わりと言っちゃあれなんですけど、悪友というか仲良し4人組みたいな感じで、アラジンの他に3人、悪ガキというか仲間が出てくるんですよ。悪仲間って言うんですかね。泥棒したりとか。
この3人がまたいい味出してるんですよね。だから本来だったら1対1だった関係性が、1対1対1対1とか、1対2対1とか、1対3とかっていう、そこで関係比を膨らませられるっていうのはちょっとまた原作にはない面白みだったりするのかなというふうに思いました。
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あとはジャファーの相棒でオウムがいるじゃないですか。名前が出てこないんだけど、同じく悪そうな顔して喋るオウムがいるじゃないですか。あれも擬人化されて人になってるんですよね。だからお月のものみたいな形で人が演じてるわけなんです。
ここもまた面白いんですよ。ジャファーってアニメだったり映画だったりすると、結構悪の権下だったりするんですけど、今回のこの舞台に関して言うと、ちょっとコミカルで面白い、ちょっと小悪党っていうのが近いのかな。あんなにマガマガしい悪さではなくて、頭が回る小悪党みたいな位置づけなので、全体的にコメディ要素が強いのかなっていうのはあるんですけど。
これがこれで全然新しいジャファーありなのかなっていう感じで、いろいろと発見があって面白いんですよね。なので、また原作と別のアラジンではある、もともとの世界観はもちろん引き継いで大きな変更もなくストーリーとしては楽しめるんだけど、また違った一面が見られるかもしれません。
本当に面白いんですよ。
やっぱりこのアラジンを語る上で欠かせない2つの要素。
まず笑い。笑いは前半に話したジーニーの部分が結構強いんですけど、それ以外のキャラクターでもこの笑いっていうのはずっと約2時間半通して根底にあるんですよね。
テンポもものすごくいいし、やっぱりものすごい悪者とかものすごい重いシーンとかものすごい葛藤っていうのはあんまりない、本当に純粋に楽しめるエンタメ作品っていう感じはしますね。
アラジンの葛藤っていうのはもちろんあるんですけど、必要以上に重くなりすぎない。そこがジーニーとか周りの友達っていうのをうまくバランスとってくれるんですよね。
だからアラジンの葛藤もそこまで見ている側としては重くなりすぎない。
ただね、ずっと出るたび笑いを重なっていくジーニーが、アラジンが自分の心の弱さだったり欲に負けて君を自由にできない。
3つ目の願いはジーニーを自由にするって言ってたのにしないっていうシーンがあると思うんです。
どの作品にも、映画でもアニメでもあると思うんですけど。
その部分に関して言うと、そこだけスッと真面目にジーニーが喋り出すっていうのは、
普段ずっと笑っているだけに何気ない寂しげな表情がフッと涙を吸うみたいな。
そういう部分はちょこちょこあるんですよね。
だからそういうところはすごくグッとくるポイントではあるんですけど、
全体的に本当に嫌なことを忘れて、ただ笑って楽しめる。
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もう、ザ・エンターテイメントっていう感じなんですよ。
もうね、本当にね、面白いのが、
共演者もちょっと笑いが我慢できてないんですよね。
ジーニーのボケというか演技に関してですね。
笑いこらえられてなかったりするシーンとかあるんですけど、
たぶんアドリブも結構入ってるんじゃないかなと思ったりするんですけど、
そういうところも込み込みでですね、
今までの劇団式とはちょっと違った面白さがあるんじゃないかなと思います。
本当に完成された部分にちょっと不確定なアドリブだったりとか、
どれだけ事前に積み上げてるかっていうのは僕は分からないんですけど、
今までいろんな作品、そんなに本当に好きな、
劇団式の会とかファンクラブに入っているような方と比べると少ないですけど、
それでも何作品か見てきた中で、
こういうのはなかなかないかなっていう感じがありました。
面白いんですよね。
もう一つが、やっぱりこの魔法のランプっていうのが出てくるわけですから、
この魔法のランプをどう実際に舞台で見せるかっていう、
魔法っていう部分での演出。
これがね、やっぱり本当に全て予想の上を行くというか、
こういう感じでやるのかな、こういうシーンなのかなとか、
こういう風に見せるのかなっていう想像を超えていきましたよね。
有名なところで言えば空を飛ぶ絨毯。
本当にもちろん空を飛ぶんですよ。
2階から見ると舞台装置の仕組みとか若干見えちゃったりするのかなと思ったりするんですけど、
僕は1階から見ているので、やっぱり舞台は正面から見れているので、
本当に何もないところからフーッと絨毯が浮かんできて、
そのまま空を飛んでいくみたいな、そういう風に見えるんですよね。
アニメだったり映画だと、ぐわーっとスピードを持って
このアグラバーの街並みの上空を飛んでいくじゃないですか。
その上から街の人々の暮らしを見てみたいなシーンとかもあったりすると思うんですけど、
今回に限ってはこの2人のロマンス、ラブロマンスをかなり重視しているというか、
本当に満天の星がきらめく中、2人が乗った魔法の絨毯だけがフワーっと空に浮かんでいって、
見せてあげようって輝く世界を見せて2人で愛を歌うわけですよ。
これがもうね、本当にぐーっとその世界観に持っていかれる。
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ロマンチックだなーと思いましたよね。
この歳になってくると、こういうラブロマンスなシーンってむずかよかったりするんですよね。
なんかかゆいなーとか、自分にちょっと縁がなくなってくるからこそ悲しい話ですけど。
なんかむずかよくなって純粋にちょっと見えなくなってくるんですけど、
やっぱりこのコミカルな部分とのバランスだったりとか、
このロマンチックな本当に幻想的な世界が目の前に広がるんですよね。
下にはスモークをフワーっと焚いて、雲のような、雲の上を飛んでいるような。
魔法の絨毯がフワーっと飛んで、本当に空には満天の星があって、
本当に魔法の絨毯が飛んでいる後ろをついて僕らも空を飛んで眺めているような、
そういう気分にされるんですよね。
だからものすごく世界に入っていきやすい。
で、ふーっとジャスミンの王宮の部屋のシーンにまた戻ってくる。
そこの戻り方がまたすごく綺麗で、
なんていうんだろう。
僕らが見ているのはあくまで舞台でカット割りとかないんですよね。
映画と違ってもちろん舞台ですから。
だけど頭の中でそういうカット割りが自分でできて、
実際に振り返ってみると映像が頭にフワーっと浮かんでくるんですよ。
映画とかを見ていたような。
でも舞台を見ていた生の体感はあるっていう、
今頭の中身なんですよね。
だから本当に不思議というか、
本当に見せ方がすごく綺麗。
魔法の絨毯とか。
で、また戻っちゃうんですけど、
例えば、
フレンドライクミーとかは、
本当に映画でもアニメでもそうですけど、
実際のステージっていうよりかは、
ジーニーが作った空想世界みたいな感じなんですよね。
それが舞台でもすごく出てて、
布をフワーっとやったら、
食べ物が出てきたりとか。
柱だと思ってたら、
綺麗な女の人がバンバンバンバン出てきて、
ダンスが始まったりとか。
そもそも登場のシーンがですね、
本当にフワーっとスモーク咲くんですけど、
これは言わないんですけど、
本当にランプの中からジーニーがフワーっと出てきたような感じが、
ちゃんと演出できてるんですよ。
もちろん見て、仕組みはわかっちゃいるんですけど、
本当に出てきた!
ランプの中からジーニーが!
みたいな風に見えるんですよね。
これが本当にそういった、
マジックとは若干違うかもしれないんですけど、
魔法マジックみたいな、
そういった舞台の仕掛けだったり見せ方っていうのが、
至る所に散りばめられていて、
コミカルな演技プラス、
そういったサプライズ的な要素。
で、本当にこの、
ザ・エンターテイメントのタップダンスだったりとか、
歌だったりとか、
本当に綺麗なラインダンスとか、
そういったものが備わっている、
本当に総合的なエンタメでした。
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これはね、
どうだろうな。
ミュージカル苦手な人でも、
これだけエンタメしてると本当に、
楽しめるんじゃないかなと思いますね。
本当に、
夢のような時間でした。
で、今回、
僕自体がですね、
舞台というか、
自動演劇ももちろん舞台ですけど、
本当に5年ぶりぐらいに、
5年ぶりぐらいにちゃんとセリフを言う芝居っていうのをするんですよ。
なので、それの勉強も兼ねてっていうのも、
もちろんあったんですよね。
ただこう見て、
感じたのが、
お芝居っていうことの楽しさと厳しさっていうのを、
目の当たりにしたというか、
本当に衣装だったり、
音楽だったり、
照明だったり、
舞台装置だったりっていう、
いろんなものはあるけれど、
たった一人の人間のセリフ、
顔、
間、
言い方、
イントネーション、
これだけでこんなに笑い埋めるんだ、
っていうところに、
ものすごくゾクゾクゾクってきて、
すっげえなと。
こんなに人をゲラゲラ笑わせて、
人を幸せにするんだ、
これぐらいやらないとその金額取れないよっていう、
演劇の厳しさとでも面白さも感じて、
で、一方で、
どれだけのことをやったら、
どこまでいけるんだろうなっていうことも、
すごく感じました。
でね、俺、こういう映画とか、
舞台とかって、
メモ結構取るんですよ。
この取り方面白いなとか、
ここなんか使えるなとか、
この言い回しいいなとか、
この笑いの型というか、
言い方の言い回しの型っていうのがやっぱ、
いろんなところであるんですよね。
これ使えるなとか、
これちょっとここをずらせば、
日常でも使えるとか、
舞台でも使えるっていうのをメモするんですけど、
途中からそのメモを取る手も止まってしまって、
もうこのメモを取るのを忘れて、
舞台に見に行ってました。
いやー、本当に素敵な舞台でしたね。
今やっている自動演劇もですね、
もちろん僕は今劇団式の、
そうやって本当に1万円取ったりとかして、
立っている舞台とは違いますけど、
子どもたちにですね、
少しでも近いようなワクワクとドキドキ、
そういった本当に待ちきれなくて、
すごく楽しかったっていう時間を届けられるような、
お芝居ができたらいいなと、
また気持ちを新たに頑張ろうと思いました。
はい、それではありがとうございました。