Mika Ueno
XCrossing、英語でスクランブル交差点を意味します。
趣味も世代も、住んできた街も違う3人が、スクランブル交差点で出会うように、様々な話題を聞かせる、おしゃべりの交差点です。
今日のXCrossingであなたが出会うのは、どんな話題でしょう?
Takuya Oikawa
おはようございます。及川卓也です。
ちょっとまた筋肉痛が残っています。
Nobuhiro Seki
そこで終わり?
こんにちは、関信浩です。ニューヨークでスタートアップの投資などをしております。
Mika Ueno
こんにちは、上野美香です。マーケティングを主任しているフリーランスです。
春が来て、大変気持ちいいです。
Takuya Oikawa
暑いですよね、もう。
Mika Ueno
暑い。
Nobuhiro Seki
窓開けられないじゃないですか、このうるさいから。
実は今日すごく暑くて、昨日26度まで上がって、今まだ25度なんですけど、外がね。
3日くらい前とか2度とかあったんですよ。だからもう体調おかしくなってしまうんですけど。
だからちょっと前まで、てか一昨日までダウンジャケット着た朝、バスとかやってたんですけど、
今日とかTシャツだったんですね。
部屋今すごい暑いんですけど、冷房かけるのもちょっと嫌だなと思いつつも、まだ開けられないから暑いみたいな。
Mika Ueno
なんとも言えないです。
結構、春だって言ってもすごい真夏日超えるときもあるし、夏日が超えるときもあるし、気温の上下が激しいですよね。
Nobuhiro Seki
今日26度だったんですけど、先週も29度って日があったんですよ。
Mika Ueno
いや、週末です。週末29度だったんですよ。
中?
Nobuhiro Seki
その前々日は2度とかあったんで、どうにかして。
それはつらい。
だから冬から夏になったって感じですね。
こっちは5月、6月はすごい暑いんですよ。ニューヨークでね。
7月になると暑さが緩んできて、8月は秋なんですよ、割と。
だから、冬がない分だけずれてるんで。
そういう意味で言うと、ゴールデンウィークとかにニューヨークに日本から来る人いるじゃないですか。お休みだからって。
ゴールデンウィーク来ると下手すると30度超えとかにぶち当たったりするんで、気をつけないとって感じですね。
Mika Ueno
夏はまた38度とか39度とか行くのかなと思うとね。
Nobuhiro Seki
今年もっていつもじゃないですか、日本。
Mika Ueno
そうそう、毎年ね。
Takuya Oikawa
やっぱり都心に住めなくなっていくんでしょうね。
Mika Ueno
どうでしょうね。
Nobuhiro Seki
やっぱり都心、ヒートアイランドって言うんですかね。
Takuya Oikawa
でもね、都心だけじゃないんですけどね、確かに。
東京だけじゃなくて、凡地になってるところとかでね。
大体ニュースになると、暑い、黒潮だっていうので取り上げられる都市っていくつかあると思うんで、東京だけじゃないと思いますけどね。
Nobuhiro Seki
山に行くとかっていうのは、そういう意味で言うといいのかもしれないですよね。
Mika Ueno
なんか秘書が、秘書っていうのがあんまりなくなりつつあるみたいな感じですね。どこ行っても暑いからね。
Nobuhiro Seki
でも高原とかに行くと暑さに過ごしやすいんですよね。日差し暑いから。
ひんやりは。
Mika Ueno
そうね。
Nobuhiro Seki
そういうこと何もしないからわかんないですけどね。
Mika Ueno
ちょっと話題変えて、ところでなんですけど、これ私のことで恐縮なんですけど、私カバーバンドに入ってまして。
Nobuhiro Seki
高校の名前ですね。
Mika Ueno
そう、すっごい昔、2011年とかにできたバンドなんですけど、カバー曲やるバンドなんですね。ノルウェーっていうバンドで。
それが、別に解散したわけでもなくて、ずっとやってるんですよ。
本当に部活のノリでやってる。音楽を楽しむっていうだけでやってるバンドなんですけど、
それがもう十何年ぶりに出してきたカバー曲を、スポーティファイとかアップルミュージックとか、ああいうデジタル配信に乗ることになりまして、今出たんですよね。
その楽曲自体は、プロの人が集まってやってるバンドなんですけど、YouTubeにずっと載せてあったので、
別に聴けないわけじゃなくて、ずっと聴けるんですけど、それを音楽のサブスクサービスに初めて乗るっていうことになったんで、やったんですよね。
そのマンドのメンバーの井野賢治さんっていうゲームクリエイターがいて、その方がもう亡くなっちゃったんで、
生誕50年ですっていう記念の年だった、節目の年だったんで、その方の記念アルバムの集大成。
ゲームクリエイターなんですけど、音楽も作る人だったんで、音楽の集大成っていうアルバムがあって、その中にそのカバーバンドの曲を入れてもらったみたいな感じなんですけど。
Mika Ueno
それはシングルが出たときだったんですけど、今度アルバムに入って出るので、また今度みんなで盛り上がっていくんじゃないかと。
なんていうバンド名って言いましたっけ?スポーティファイでなんて調べられてたんですか?
NORWAYで、北欧の国のノルウェーなんですけど、ノルウェーとルパンとか入れると出てくるかもしれません。
2011年とかにやったバンドなんですけど、ツイッター上で作ったんですよね。
一回ほぼメンバーが合わないで作って、それぞれのパートをそれぞれの感性で録音して、それを勝手に送ってミックスして曲出来上がるみたいな、そういうバンドだったんですよ。
それを発表するのはYouTubeでみたいな感じで、YouTubeライブとかまだない時代だったから、YouStreamとか使いながらライブ配信してっていう、そういう感じでしたね。
Takuya Oikawa
なるほど。今ちょっと裏で聴いてみてましたけど、後でじっくり聴いてみます。
Mika Ueno
聴いてやらしてるのがカチャって音で分かります?オンオフしてる音が聞こえて。
ルパン自体がめちゃめちゃいい曲だし、かっこいいじゃないですか、ルパンさんのオウノユイジさんね。本当に天才だと思うんだけど。
で、あれを疾走感のあるロックテイストになってるんで。
Takuya Oikawa
ルパンのやつってね、ジャズアレンジもたくさんあるし、いろんな人がいろんな風に演奏してますよね。原曲やっぱり魅力だからですよね、言われるように。
Mika Ueno
そうそう、やっぱいいですよね、あの曲ね。
オウノさんのアレンジ自体もルパンのテーマって70、80とか年代によって全部違うんですよね。それがまたかっこよくて。
この曲とかカバーバンドを自分がやるようになってから、例えばギターはギターのパートだけ、ベースはベースのパートだけっていうので出来上がっていくじゃないですか。
それぞれのソロパートだけを聴くっていう、あまりやり得ないような経験をさせてもらったので。
曲が出来てきても、ベースはどうやって流れてるんだろう、そっちに耳が集中できるようになって、今までボーカルが入ってきちゃったりするじゃないですか。
それが別々に聴こう聴こうって思うようになって、ちょっと耳が変わった気がします。
Takuya Oikawa
各パートを分解してって、たまにテレビとかでもやってるんですけど、
YMOのやつもレコーディングのマスターテープを持ってきて、一個一個のパートだけ取り出したり、あとQueenもそういうのがあったり思うんですけど、あれいいですよね。
Mika Ueno
そうなんだ。それ分解して説明してくれるの大好物なので、それ見たい見たい。
Takuya Oikawa
たぶん、YMOはもしかしたらまだYouTubeに残ってるんじゃないかな。
そうなんだ。探してみよう。
Mika Ueno
この間も久しぶりにノルウェーのメンバーと会って話したんですけど、ベースプレイヤーの関田さんという人がいて、ベースはルパンのやつも1番と2番の弾き方を変えてるんですって。
グルーブを変えてるんだよねみたいなことを聞いて、そういう解説はすごい嬉しい。
それを踏まえた上で聞くと、やっぱ若干違うんですよね。1番と2番の。
でも耳殺さないと多分聞こえないみたいな感じだと思うんで。
Takuya Oikawa
ちょっと話違うかもしれないんですけれど、別に1トラックずつじゃなくて普通に聞いてても、
ベース音が昔はそんなに、僕はギターやってたこともあって、ギターのほうばっかり聴いてたからベース音そんなに気にならなかったんだけど、最近よくベース音がすごい聞こえるようになって、ここのペースいいなとかって思うようになったんですよね。
それ前、ダイマイナーにXでつぶやいたんだけど、ふと冷静になって気づいてみたら、これは高音域が聞こえなくなってるから低音が聞こえるようになったんじゃないかって。
ちょっと悲しくはなったんだけど。
Nobuhiro Seki
今そのツッコミをしようかとか迷ってたんですけど。
Mika Ueno
生物的な変化で。
Takuya Oikawa
でもそれはそれでいいことかなと思って。
今までやっぱりいろいろ聞こえてたから、興味あるところにだけ耳が行っちゃってるところが、上が聞こえなくなって他のところを聞くようになって、そこの魅力に気づくっていう風になったのは逆説的かもしれないけれどいいのかなと思って。
ベースとか結構多彩ですからね。
Nobuhiro Seki
あれですか、5月5日生まれの55歳やから。
Mika Ueno
そうそうそう。そうですそうです。本当にそうです。こういう機会があるからスポーティファイにも載せてもらったしね。
私はちょうど生成AIとかで、人のクリエイティビティはとか、これでどういうふうにプロとか作り手側ってどうやって変化していくんだろうっていうのに、
答えもちろん答えも出てなかったし、もやもやしている時だったんで、さっきお話ししたような、息とかなんかでやりたい作りたいっていうところはどうなのかなっていう疑問を持ったままだったんで、
それがそのノルウェーのメンバーのエンジンのかかり方とかっていうのを見ていて、ここなんだやっぱりって思いました。
そのベースプレイヤーの関田さんなんかは、生成AIとかはツールとして使えば本当に良くて、仕事が奪われるとかね、周りで言ってる人すごくたくさんいるんだけど、
自分は本当に理解できなくて、とっても便利なものだから使えばいいと。
例えばSNOWとかで出てきたものとかも、ボーカルも載せて全部出てきたりするじゃないですか。
それがこんな感じだなって出てきたものに対して自分のエッセンスをどう加えていくかっていう。
そこであって、ツールでいいんじゃないの?とは思っているんですよねっていうのを受けて、ああそうなんだなと思いましたね。
何を作りたいか何をしたいかっていうところがやっぱり根源にあるべきだと思うし、それがある人にとってはツールになる。
それがない人にとっては何かが奪われるっていうふうに捉えられちゃうかなとは思いました。
Nobuhiro Seki
奪われるってね、何か新しい技術が出てくると必ず仕事をリプレイされてしまう人が出るじゃないですか。
正々堂みたいなやつってわかりやすく、割と多くの人に影響がありそうだからそういう話になってるわけじゃなくて、
すごいマイナーなものでも仕事がリプレイされることによって仕事を失う人いるわけじゃないですか。
例えば洗濯機っていう、やっぱり洗濯を仕事にしてる人しか仕事を終わられますって明確にあるわけじゃないですか。
正々堂だけじゃないと思うんですけど、それの社会に与えるインパクトが、
インパクトを与える人数の規模が大きく見えるからですよね、きっとね。
車が出た時だって馬車が。馬もそうだし、馬車を魚舎の人たちとかって仕事奪われるんですよ、むちゃくちゃ激しく。
今は別にそんな思わないけど、きっと当時は魚舎の仕事を奪うなとか、
映画とかだって音声がつくようになって、弁視みたいな人の仕事が奪われるんじゃなくて、あるわけですよね。
だからそういうのがなしで進むことはないんでしょうけど、生活が変わるけど、
それによって何か困ることっていうのが起きるのかっていうのはちょっとわかんないですよね。
短期的にはあるんだろうけど、それが少しなくなることによって、その人は新しい能力をトレーニングする時間がなくて、職を奪われるかもしれないけど、
Mika Ueno
社会全体としてみると、初めからそれがある前提で他のことをしましょうって人が出てくるっていうので、そこら辺が難しいですよね。
あと、ベースの関田さんもシンセのタクさんも言ってたんですけど、SUNOとかいろいろ生成AIの音楽で作るやつとかもすごい便利だし、いっぱい出てくるんですけど、
今までにある曲を合宿所してるから、今までのものの平均なものとか、それを学んだものとして出てくるんですって。
だけどそこに、例えばTikTokで流行るようなサウンドとか、ここがウケるみたいな、それのは出てこないし、
例えば関田さんでいうと、自分の個性を出したものとか、今までにないような音の作り方っていうのは、
それでは出てこないので、そこに足すっていう、それがすごい大事って言ってましたね。
Takuya Oikawa
そうなんですよね。
Mika Ueno
本当だね、TikTokでバズる音とか、そういうのもあるらしくて。
Takuya Oikawa
なんかそれってやっぱりAIの科学習の話なんですよね。
結局、過去のデータに基づいて何かを推論して、推論の果てが生成だっていうのになるんですけど、
AIが生成したデータがたくさんあって、それをさらに生成のもとにしちゃうっていうことが起きると科学習になるし、
よく私、講演とかで言ってるのは、そういった画像系のものにしても、今、生成AIに頼んでピカソは生まれるかって話をしてるんですね。
ピカソって普通の画家があった時から、青の時代っていうのは減って、キュービズムっていうところに行くわけですけど、
キュービズムなんか普通にポンと見せられて、当時の人はどういう反応したのかわかんないけれども、
なんか違和感あると思うし、過去キュービズムなんて多分その画像データベースの中になかったんで、
あれがいきなり生まれてくることはないと思うんですよね。
Mika Ueno
そうですね。
ピカソのキュービズムのやつが有名じゃないですか。
それを知っていて、それをしかまず見たことないときに、ピカソの初期のデッサンを見たことあるんですけど、むっちゃくちゃ上手いんですよね、あの人。
すごい画力で。
その編成の末にあれができたかと思ったら、どうやって繋がったのかも本当にわからなかったんですけど、すごいな、今の話をきっちり思い出しました。
Nobuhiro Seki
でも、イゴでいいんですよ。シェスじゃなくてイゴですよね。
イゴとかで、アルファゴの時とかに、やっぱり定石じゃないものをやり始めたじゃないですか。
Mika Ueno
打ち手として?
Takuya Oikawa
打ち手として。
強化学習をやったじゃないですか。
Nobuhiro Seki
そう、だから結局、ないものから生まれないことはないわけじゃないですか、きっとね。