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2025-05-14 29:16

ep130 カバーバンドNORWAYが制作にかける情熱とAIの使い方

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FIELD OF VIEWやGLAYのメンバーも参加するカバーバンド「NORWAY」。メンバーが会わずに楽曲を制作・配信できるのは「作りたい」という情熱があるから。一方、AIは「ツールとして便利に使えばよい」と割り切り、自分のエッセンスをどう加えるかが重要と考える

カバーバンド「NORWAY」の楽曲がSpotify等の音楽配信プラットフォームにのった

故・飯野賢治さん(ゲームクリエイター)の楽曲を集めた記念アルバム

「ルパン三世のテーマ」が配信されてメンバーが大盛り上がりし、新しい曲の制作が爆速決定

作りたい、表現したい、という湧き出る思いと情熱がクリエイターを動かす原動力

2011年にTwitter上で結成され、メンバーが会わずに各パートをレコーディングして楽曲制作

最近ベース音が聞こえるようになった(のは、年を取って高音が聞こえなくなったから?)だからこそベースの魅力に気づく

楽器を全く演奏しない、歌も歌わない、でもバンドメンバー

NORWAYメンバー:浅岡雄也(FIELD OF VIEWのボーカル)、HISASHI(GLAYのギタリスト)、セキタヒロシ(ベーシスト)、たっくす(シンセサイザー)、みのやん(ミックス)、上野美香(マーケ・広報)

プロミュージシャン「AIはツールとして便利に使えばよく、でも必ず自分のエッセンスを加えることが重要」

洗濯機が出た時に洗濯を仕事にしていた人が職を失ったように、歴史を振り返ると新技術による仕事の置き換えは常に起きてきた

今までにある曲を学んだ音楽が生成されるが、自分の個性を出すものや今までにないものは出てこないので、そこに”足す”ことが必要

AIの過学習:過去のデータに基づいて推論して生成、さらにそれを学習の元にすると過学習がおきる

生成AIに頼んでピカソが生まれるか?革新的なキュービズムがポンと生まれることはなく、ピカソもそこに至るまで紆余曲折している

強化学習で新しい手を出したAlphaGo:正解があり「勝つ」という評価関数があるから。感性では正解がない

エピソード内で取り上げた情報へのリンク:

テック業界で働く3人が、テクノロジーとクリエイティブに関するトピックを、視点を行き交わしながら語り合います。

及川卓也  @takoratta
プロダクトマネジメントとプロダクト開発組織づくりの専門家

関信浩  @NobuhiroSeki
アメリカ・ニューヨークでスタートアップ投資を行う、何でも屋

上野美香  @mikamika59
マーケティング・プロダクトマネジメントを手掛けるフリーランス

サマリー

エピソードでは、カバーバンドNORWAYが新たにデジタル配信を行ったことや、メンバーの音楽への情熱が語られています。また、生成AIの進化が音楽業界に与える影響について考察がなされています。ポッドキャストでは、カバーバンドNORWAYが音楽制作における情熱や生成AIの利用に関する考え方について話しています。メンバーはそれぞれの役割を持ちながら、AIを道具として使用し、クリエイティブなプロセスにどのように取り入れるかを探求しています。カバーバンドNORWAYが制作過程における情熱を語り、AIの利用方法についても触れています。彼らの音楽やライブパフォーマンスに対する考え方が、AIがもたらす影響と共に明らかになります。

カバーバンドNORWAYの活躍
Mika Ueno
XCrossing、英語でスクランブル交差点を意味します。
趣味も世代も、住んできた街も違う3人が、スクランブル交差点で出会うように、様々な話題を聞かせる、おしゃべりの交差点です。
今日のXCrossingであなたが出会うのは、どんな話題でしょう?
Takuya Oikawa
おはようございます。及川卓也です。
ちょっとまた筋肉痛が残っています。
Nobuhiro Seki
そこで終わり?
こんにちは、関信浩です。ニューヨークでスタートアップの投資などをしております。
Mika Ueno
こんにちは、上野美香です。マーケティングを主任しているフリーランスです。
春が来て、大変気持ちいいです。
Takuya Oikawa
暑いですよね、もう。
Mika Ueno
暑い。
Nobuhiro Seki
窓開けられないじゃないですか、このうるさいから。
実は今日すごく暑くて、昨日26度まで上がって、今まだ25度なんですけど、外がね。
3日くらい前とか2度とかあったんですよ。だからもう体調おかしくなってしまうんですけど。
だからちょっと前まで、てか一昨日までダウンジャケット着た朝、バスとかやってたんですけど、
今日とかTシャツだったんですね。
部屋今すごい暑いんですけど、冷房かけるのもちょっと嫌だなと思いつつも、まだ開けられないから暑いみたいな。
Mika Ueno
なんとも言えないです。
結構、春だって言ってもすごい真夏日超えるときもあるし、夏日が超えるときもあるし、気温の上下が激しいですよね。
Nobuhiro Seki
今日26度だったんですけど、先週も29度って日があったんですよ。
Mika Ueno
いや、週末です。週末29度だったんですよ。
中?
Nobuhiro Seki
その前々日は2度とかあったんで、どうにかして。
それはつらい。
だから冬から夏になったって感じですね。
こっちは5月、6月はすごい暑いんですよ。ニューヨークでね。
7月になると暑さが緩んできて、8月は秋なんですよ、割と。
だから、冬がない分だけずれてるんで。
そういう意味で言うと、ゴールデンウィークとかにニューヨークに日本から来る人いるじゃないですか。お休みだからって。
ゴールデンウィーク来ると下手すると30度超えとかにぶち当たったりするんで、気をつけないとって感じですね。
Mika Ueno
夏はまた38度とか39度とか行くのかなと思うとね。
Nobuhiro Seki
今年もっていつもじゃないですか、日本。
Mika Ueno
そうそう、毎年ね。
Takuya Oikawa
やっぱり都心に住めなくなっていくんでしょうね。
Mika Ueno
どうでしょうね。
Nobuhiro Seki
やっぱり都心、ヒートアイランドって言うんですかね。
Takuya Oikawa
でもね、都心だけじゃないんですけどね、確かに。
東京だけじゃなくて、凡地になってるところとかでね。
大体ニュースになると、暑い、黒潮だっていうので取り上げられる都市っていくつかあると思うんで、東京だけじゃないと思いますけどね。
Nobuhiro Seki
山に行くとかっていうのは、そういう意味で言うといいのかもしれないですよね。
Mika Ueno
なんか秘書が、秘書っていうのがあんまりなくなりつつあるみたいな感じですね。どこ行っても暑いからね。
Nobuhiro Seki
でも高原とかに行くと暑さに過ごしやすいんですよね。日差し暑いから。
ひんやりは。
Mika Ueno
そうね。
Nobuhiro Seki
そういうこと何もしないからわかんないですけどね。
Mika Ueno
ちょっと話題変えて、ところでなんですけど、これ私のことで恐縮なんですけど、私カバーバンドに入ってまして。
Nobuhiro Seki
高校の名前ですね。
Mika Ueno
そう、すっごい昔、2011年とかにできたバンドなんですけど、カバー曲やるバンドなんですね。ノルウェーっていうバンドで。
それが、別に解散したわけでもなくて、ずっとやってるんですよ。
本当に部活のノリでやってる。音楽を楽しむっていうだけでやってるバンドなんですけど、
それがもう十何年ぶりに出してきたカバー曲を、スポーティファイとかアップルミュージックとか、ああいうデジタル配信に乗ることになりまして、今出たんですよね。
その楽曲自体は、プロの人が集まってやってるバンドなんですけど、YouTubeにずっと載せてあったので、
別に聴けないわけじゃなくて、ずっと聴けるんですけど、それを音楽のサブスクサービスに初めて乗るっていうことになったんで、やったんですよね。
そのマンドのメンバーの井野賢治さんっていうゲームクリエイターがいて、その方がもう亡くなっちゃったんで、
生誕50年ですっていう記念の年だった、節目の年だったんで、その方の記念アルバムの集大成。
ゲームクリエイターなんですけど、音楽も作る人だったんで、音楽の集大成っていうアルバムがあって、その中にそのカバーバンドの曲を入れてもらったみたいな感じなんですけど。
生成AIと音楽の未来
Mika Ueno
それでスポーティファイとかに乗るっていうので、すごいメンバーを含めて、ありがたいな、もう一回こういう機会をもらえてみたいな感じで、嬉しい機会がありましたね。
実際に1曲だけ先に出てるんですけど、ルパンサンゼのテーマを扱ってやってるんですよね、カバー曲で。
ルパンのテーマを、私もすごい一番好きな曲で、めちゃくちゃロック調になってて、かっこいい仕上がりになってるんですけど。
その曲がスポーティファイに出るよ、乗ったよってその日に、もう夜中の夜中にですね、チャットでみんなですごい盛り上がって、
YouTubeではもう聴ける曲なんですけど、その出たよっていうだけで、やっぱミュージシャンとかものを作ってる人たちはすごく上がるみたいで、
次の新しい曲やる?とかどういう風にやろうか?みたいな、すっごい盛り上がって。
クリエイターとかっていうのは、自分が作りたいとか何か発表したい、表現したいっていう、その思いっていうのがその人たちを動かしてるんだなっていうのをすごい感じました。
よく私たちがいる業界とかだと、生成AIとかで音楽が自分が何もしなくてもできるようになってるじゃないですか。
良さげな音楽作ってくれるし、画像も作ってくれるし、映像も作ってくれるしっていう、そういうのを見ていたので、
ミュージシャンも映像作る人もみんないらなくなるのかな?とか職業奪われるのかな?みたいな話になりがちですけど、
やっぱりそのバンドをやってる人たちから見ると、それはツールであって、自分が何を表現したいのか、自分がこういうことをエッセンスを加えてこういう風にやりたいっていうその原動力っていうのは、
ここにあるんだなと思いました、すごく。
生成AIがあろうがながろうが、作りたい、やりたいっていうのが、クリエイターのエンジンみたいなのを感じましたね。
音楽の魅力の再発見
Mika Ueno
それはシングルが出たときだったんですけど、今度アルバムに入って出るので、また今度みんなで盛り上がっていくんじゃないかと。
なんていうバンド名って言いましたっけ?スポーティファイでなんて調べられてたんですか?
NORWAYで、北欧の国のノルウェーなんですけど、ノルウェーとルパンとか入れると出てくるかもしれません。
2011年とかにやったバンドなんですけど、ツイッター上で作ったんですよね。
一回ほぼメンバーが合わないで作って、それぞれのパートをそれぞれの感性で録音して、それを勝手に送ってミックスして曲出来上がるみたいな、そういうバンドだったんですよ。
それを発表するのはYouTubeでみたいな感じで、YouTubeライブとかまだない時代だったから、YouStreamとか使いながらライブ配信してっていう、そういう感じでしたね。
Takuya Oikawa
なるほど。今ちょっと裏で聴いてみてましたけど、後でじっくり聴いてみます。
Mika Ueno
聴いてやらしてるのがカチャって音で分かります?オンオフしてる音が聞こえて。
ルパン自体がめちゃめちゃいい曲だし、かっこいいじゃないですか、ルパンさんのオウノユイジさんね。本当に天才だと思うんだけど。
で、あれを疾走感のあるロックテイストになってるんで。
Takuya Oikawa
ルパンのやつってね、ジャズアレンジもたくさんあるし、いろんな人がいろんな風に演奏してますよね。原曲やっぱり魅力だからですよね、言われるように。
Mika Ueno
そうそう、やっぱいいですよね、あの曲ね。
オウノさんのアレンジ自体もルパンのテーマって70、80とか年代によって全部違うんですよね。それがまたかっこよくて。
この曲とかカバーバンドを自分がやるようになってから、例えばギターはギターのパートだけ、ベースはベースのパートだけっていうので出来上がっていくじゃないですか。
それぞれのソロパートだけを聴くっていう、あまりやり得ないような経験をさせてもらったので。
曲が出来てきても、ベースはどうやって流れてるんだろう、そっちに耳が集中できるようになって、今までボーカルが入ってきちゃったりするじゃないですか。
それが別々に聴こう聴こうって思うようになって、ちょっと耳が変わった気がします。
Takuya Oikawa
各パートを分解してって、たまにテレビとかでもやってるんですけど、
YMOのやつもレコーディングのマスターテープを持ってきて、一個一個のパートだけ取り出したり、あとQueenもそういうのがあったり思うんですけど、あれいいですよね。
Mika Ueno
そうなんだ。それ分解して説明してくれるの大好物なので、それ見たい見たい。
Takuya Oikawa
たぶん、YMOはもしかしたらまだYouTubeに残ってるんじゃないかな。
そうなんだ。探してみよう。
Mika Ueno
この間も久しぶりにノルウェーのメンバーと会って話したんですけど、ベースプレイヤーの関田さんという人がいて、ベースはルパンのやつも1番と2番の弾き方を変えてるんですって。
グルーブを変えてるんだよねみたいなことを聞いて、そういう解説はすごい嬉しい。
それを踏まえた上で聞くと、やっぱ若干違うんですよね。1番と2番の。
でも耳殺さないと多分聞こえないみたいな感じだと思うんで。
Takuya Oikawa
ちょっと話違うかもしれないんですけれど、別に1トラックずつじゃなくて普通に聞いてても、
ベース音が昔はそんなに、僕はギターやってたこともあって、ギターのほうばっかり聴いてたからベース音そんなに気にならなかったんだけど、最近よくベース音がすごい聞こえるようになって、ここのペースいいなとかって思うようになったんですよね。
それ前、ダイマイナーにXでつぶやいたんだけど、ふと冷静になって気づいてみたら、これは高音域が聞こえなくなってるから低音が聞こえるようになったんじゃないかって。
ちょっと悲しくはなったんだけど。
Nobuhiro Seki
今そのツッコミをしようかとか迷ってたんですけど。
Mika Ueno
生物的な変化で。
Takuya Oikawa
でもそれはそれでいいことかなと思って。
今までやっぱりいろいろ聞こえてたから、興味あるところにだけ耳が行っちゃってるところが、上が聞こえなくなって他のところを聞くようになって、そこの魅力に気づくっていう風になったのは逆説的かもしれないけれどいいのかなと思って。
ベースとか結構多彩ですからね。
音楽制作の多様な視点
Takuya Oikawa
本当に自分のパートやってた時にベースとか地味だから、たまにベースも弾いてたんですけれど、だけど聞いてみたらめちゃくちゃベースってすげえなと思って。
Mika Ueno
青岡さん、ギターを弾くんですよね。
そうですね。
自分のパート以外のところって聞こうと思わないといかないもんですか。
Takuya Oikawa
本当に残業すると、ドラムとかキーボードはそれなりに派手な部分があるじゃないですか。
見せ場があって、ドラムとかハードロックとかヘビーメタルだったらバスドラが2つある2バスってやつでドドドドドドってやったりするのとか、派手なプレイってあるし、キーボードも同じくあると思うんですよね。
ベースもあるっちゃあるかもしれないけれども、多くの場合結構地味な存在だったりするんで、あんまり耳がなかったし、ギターもそっちはそうかもしれないんだけど、最低限やることって、ベース音、コード進行でCだったらCの音、ドっていうのをそれをリズムに合わせて弾いてりゃとりあえず曲としては成立するんで、
だから自分でもたまにベースがいないときベース弾いてたりしたんですけれど、なんだけど、これはもう本当に懺悔ですね。ベースを舐めてましたっていう感じで、素晴らしいですね。
ベースはベースってベースの素晴らしいミュージシャンって、特にジャズとかの方だったら昔から言って死んじゃったジャコパストリアスっていう、若くして死んじゃった人なんですけど、彼のベースとかってやっぱりもうベースの概念を超えるようなやつだったんで、そういう天才は天才でちゃんとすげえなと思ってたんだけど、そうじゃないやつとかはそんなにすごくない。
Mika Ueno
でもインナーラ思ったけど、ベースがフィーチャーされてる曲だったらやっぱりベースはすごいなと思ったんだけど、ベースがフィーチャーされてるんじゃない曲でも裏側で実はすごいことやってるなって気づいたという感じかな。
そうなんだ。実際楽器を演奏される側だと見方も変わってきますもんね。
ちなみに、ノルウェーのメンバーって言ったんですけど、私は楽器は一切できなくて、いつも楽器もやらないメンバーなんですけど、亡くなったプロデューサーの井野さんが、マーケット工房がメンバーにでも面白くない?みたいな感じで、それでノリで入れてくれたっていう感じなので、
私は本当に音楽素人ですけど、周りのプロのメンバーの、わーって見ながらやってるという特殊な立ち位置ですけど。
Takuya Oikawa
全く何もやってないんですか?裏ではーとかひーとか言ったりしてないんですか?
Mika Ueno
何にもじゃないです、本当に。
メンバーの背景と歴史
Takuya Oikawa
なんかちょっとだけでも出てみようと思わなかったんですか?
Mika Ueno
全然、全然。思わないし、それはないですね。ゴルデンボーバーみたいに踊ってるとかね、あれもないですね。合わないから、基本バンドは。
なんかよく、ファイルのやり取りで各パートができてくるんですけど、もう交わされてる言葉からわかんないんですよ。音楽の専門用語で話されるから、なんか喋ってるからなんだろう?みたいな感じの、すごい新鮮ですね。侵入者みたいな感じでした。言ってることがわからないみたいな。
Nobuhiro Seki
それやり取りしてるのは、なんかチャットで喋ったりしてるんですか?ユーストで喋ったりしてるんですか?
Mika Ueno
当時は掲示板みたいな感じの、チャットみたいなウェブサイト。そうそう、テキストで喋る。今はLINEグループですけど、それでやり取りをして、
例えばベースが先に来ましたって言うと、こういうアプローチで来たの?って言って、じゃあギターこうするわとかボーカルこう振るわって言って、お互いが刺激を受けながら変わっていくみたいな感じ。
先にギターが来た時には、こうやって来るの?って言って、そこにベースが入ってグループ作っていくみたいな。やり方もなんか自由だったんですよね。
一応紹介しておくと、ノルウェーはプロって言いましたけど、ボーカルは朝岡優弥さんっていうフィールドオブユーのボーカルの方なんですよね。
ギターはグレイのギターの久々さんで、ベースはベーシストと作曲家の関田ヒルスさんって方。
エンセサイザーがタックスさんっていう。タックスさんはサラリーマンだったんですよね。生中で音楽やってたんですけど、今は音楽プロデューサーになられて、仕事も実は辞めて音楽系になったっていうノルウェーきっかけで。
あとコホマゲの私と、ミックスをするミックスエンジニアがいて、ミックスエンジニアのミノヤン。このメンバーですね。こういうのやってます。
Takuya Oikawa
長く続いてるんですよね。
Mika Ueno
イーノさんが亡くなるまでの2013年まで、ここまで毎月というか毎月、結構コンサルタントに曲を出してたんですけど、そこで亡くなって、すーっと自然に活動がなくなって、
10年ぐらいも本当に何もなかったんですけど、今回のアルバム、イーノさんの記念アルバムに入るっていうので、またユナイトしたっていう感じですかね。
生成AIの役割と影響
Nobuhiro Seki
あれですか、5月5日生まれの55歳やから。
Mika Ueno
そうそうそう。そうですそうです。本当にそうです。こういう機会があるからスポーティファイにも載せてもらったしね。
私はちょうど生成AIとかで、人のクリエイティビティはとか、これでどういうふうにプロとか作り手側ってどうやって変化していくんだろうっていうのに、
答えもちろん答えも出てなかったし、もやもやしている時だったんで、さっきお話ししたような、息とかなんかでやりたい作りたいっていうところはどうなのかなっていう疑問を持ったままだったんで、
それがそのノルウェーのメンバーのエンジンのかかり方とかっていうのを見ていて、ここなんだやっぱりって思いました。
そのベースプレイヤーの関田さんなんかは、生成AIとかはツールとして使えば本当に良くて、仕事が奪われるとかね、周りで言ってる人すごくたくさんいるんだけど、
自分は本当に理解できなくて、とっても便利なものだから使えばいいと。
例えばSNOWとかで出てきたものとかも、ボーカルも載せて全部出てきたりするじゃないですか。
それがこんな感じだなって出てきたものに対して自分のエッセンスをどう加えていくかっていう。
そこであって、ツールでいいんじゃないの?とは思っているんですよねっていうのを受けて、ああそうなんだなと思いましたね。
何を作りたいか何をしたいかっていうところがやっぱり根源にあるべきだと思うし、それがある人にとってはツールになる。
それがない人にとっては何かが奪われるっていうふうに捉えられちゃうかなとは思いました。
Nobuhiro Seki
奪われるってね、何か新しい技術が出てくると必ず仕事をリプレイされてしまう人が出るじゃないですか。
正々堂みたいなやつってわかりやすく、割と多くの人に影響がありそうだからそういう話になってるわけじゃなくて、
すごいマイナーなものでも仕事がリプレイされることによって仕事を失う人いるわけじゃないですか。
例えば洗濯機っていう、やっぱり洗濯を仕事にしてる人しか仕事を終わられますって明確にあるわけじゃないですか。
正々堂だけじゃないと思うんですけど、それの社会に与えるインパクトが、
インパクトを与える人数の規模が大きく見えるからですよね、きっとね。
車が出た時だって馬車が。馬もそうだし、馬車を魚舎の人たちとかって仕事奪われるんですよ、むちゃくちゃ激しく。
今は別にそんな思わないけど、きっと当時は魚舎の仕事を奪うなとか、
映画とかだって音声がつくようになって、弁視みたいな人の仕事が奪われるんじゃなくて、あるわけですよね。
だからそういうのがなしで進むことはないんでしょうけど、生活が変わるけど、
それによって何か困ることっていうのが起きるのかっていうのはちょっとわかんないですよね。
短期的にはあるんだろうけど、それが少しなくなることによって、その人は新しい能力をトレーニングする時間がなくて、職を奪われるかもしれないけど、
Mika Ueno
社会全体としてみると、初めからそれがある前提で他のことをしましょうって人が出てくるっていうので、そこら辺が難しいですよね。
あと、ベースの関田さんもシンセのタクさんも言ってたんですけど、SUNOとかいろいろ生成AIの音楽で作るやつとかもすごい便利だし、いっぱい出てくるんですけど、
今までにある曲を合宿所してるから、今までのものの平均なものとか、それを学んだものとして出てくるんですって。
だけどそこに、例えばTikTokで流行るようなサウンドとか、ここがウケるみたいな、それのは出てこないし、
例えば関田さんでいうと、自分の個性を出したものとか、今までにないような音の作り方っていうのは、
それでは出てこないので、そこに足すっていう、それがすごい大事って言ってましたね。
Takuya Oikawa
そうなんですよね。
Mika Ueno
本当だね、TikTokでバズる音とか、そういうのもあるらしくて。
Takuya Oikawa
なんかそれってやっぱりAIの科学習の話なんですよね。
結局、過去のデータに基づいて何かを推論して、推論の果てが生成だっていうのになるんですけど、
AIが生成したデータがたくさんあって、それをさらに生成のもとにしちゃうっていうことが起きると科学習になるし、
よく私、講演とかで言ってるのは、そういった画像系のものにしても、今、生成AIに頼んでピカソは生まれるかって話をしてるんですね。
ピカソって普通の画家があった時から、青の時代っていうのは減って、キュービズムっていうところに行くわけですけど、
キュービズムなんか普通にポンと見せられて、当時の人はどういう反応したのかわかんないけれども、
なんか違和感あると思うし、過去キュービズムなんて多分その画像データベースの中になかったんで、
あれがいきなり生まれてくることはないと思うんですよね。
Mika Ueno
そうですね。
ピカソのキュービズムのやつが有名じゃないですか。
それを知っていて、それをしかまず見たことないときに、ピカソの初期のデッサンを見たことあるんですけど、むっちゃくちゃ上手いんですよね、あの人。
すごい画力で。
その編成の末にあれができたかと思ったら、どうやって繋がったのかも本当にわからなかったんですけど、すごいな、今の話をきっちり思い出しました。
Nobuhiro Seki
でも、イゴでいいんですよ。シェスじゃなくてイゴですよね。
イゴとかで、アルファゴの時とかに、やっぱり定石じゃないものをやり始めたじゃないですか。
Mika Ueno
打ち手として?
Takuya Oikawa
打ち手として。
強化学習をやったじゃないですか。
Nobuhiro Seki
そう、だから結局、ないものから生まれないことはないわけじゃないですか、きっとね。
AIの影響と音楽制作
Nobuhiro Seki
だからさっきの化学者みたいな話が出てきたときに、今キュービズムの話が出てきましたけど、新しい、延長線上にないものが出てくるっていう可能性もあるわけじゃないですか、AIを使う結果になって。
もしかしたらその時に、AIっていうのの人間の知性とAIの知性みたいなものっていうのが分かたれていくのかもしれないんですけど、その辺の結果として社会がどう変わるのかみたいなやつが一つよくわからないなっていうのはちょっと。
Takuya Oikawa
強化学習で、以後で新しい打ち手とかを考えられるっていうのは正解があるからなんですよね。勝つため、勝つっていうのが評価関数になって、それでひたすら戦わせるっていうことができるんですけど、感性みたいなところっていうのは何をもって正解とするかっていうのがないので。
強化学習でも一つはあるかもしれないんですよ。これ昔ある人と対談というかパネルディスカッション3人でやったときに言われたんだけれども、いや、なんかひたすらランダムにいろんなものを生成してインターネットウェブに放り込んで人々がいいねってインプレッションをしてくれたっていうのを評価関数にすれば、全然今までないものでも作り上げてそれをウェブ上で評価させてっていうのがあるかもしれないと言ったんですよね。
だけどさっき言ったみたいに、キュービズムが出たときに人々はどういう反応したのかだとかって考えたときに、たとえ人々の評価、インプレッションっていうものを評価関数に入れたとしても、すぐに評価が上がらないものも多いんじゃないかなと。語法とか整然全く証拠されなかったわけですからね。
なので、そういうのを考えると、評価関数の持ち方一つ考えるだけでも結構難しいんじゃないかなと思いました。
Nobuhiro Seki
でもそれがまさにさっきの社会に与える影響っていうか、社会での評価をどう取るかっていう部分じゃないですか。
Takuya Oikawa
そうですね。
Nobuhiro Seki
一方でソーシャルメディア的なものとかもやっぱり同じですね。最初だからTikTokでやって、それのバズったものがいいっていうふうに考えるのかっていうときにやっぱり単発でそれでいいのかもしれないけど、その結果としてまたそういった似たようなものがどんどん出てきてですね。
それこそ人間の方がリンフォースされちゃうというか、同じようなものばっかり見るようになってそういう思想に染まっていくみたいなことが起きるじゃないですか。
だから人間の評価軸自身もそれによって変わるわけじゃないですか。
だからその関数ってインディペンデントじゃないから結構大変だなっていうのは思ったりはしますね。
それを大量に浴びせることによってその人を洗脳できちゃうっていうのは実際的にあるんですね。
それがね、小さいグループはそういうかもしれないけど、人間全体として見ると人間は割と不動なんですよって。
安定してればいいんですけどそんなことないです。人間ってすごい簡単に影響されて価値観も全部変わっちゃうんで。
やっぱりそれ自身が独立しないから結構大変というか、それ自身がまた新しい事項を生み出したみたいなところがある。
カバーバンドNORWAYの特色
Nobuhiro Seki
時間軸なんでしょうね。
だからいつもそういう汚染っていうか影響されてない人だけがいつも評価してるみたいな感じになると変わるんでしょうけど、
そうするとシュビラシステムみたいなやつが出てくるのかなってちょっと一瞬思ったんですけど。
大平、どういうふうに考えてるんですか?
大平、どんな感じですか?
大平、大きな影響を受けることができるとは。
なかなか大きな影響を受けることができないといけないんですよ。
Mika Ueno
大平、そういうのが大きな影響を受けると、
そういうのが大きな影響を受けると、
Takuya Oikawa
一つの方向にフィードバックされていっちゃうってことは簡単に起きますよね。
でも2019年とかに、どこだ、下北沢でやったことあるんですけれど。
Mika Ueno
ライブハウス的な?
Takuya Oikawa
練習してなかったからヘッタクソだったな。
Mika Ueno
いいな、それ。
次弾くときやったら呼んでくださいよ。
Takuya Oikawa
いやーちょっとさ、また練習しないと。
なんかあれなんですよね。
外科的な体壊してすごい右肩が上がらなくなっちゃったり、
いろいろあったのがあったのと、
今メインでいる人形町が確か楽器禁止なんですよね。
演奏楽器禁止のマンション。
Mika Ueno
結構ありますよ。
ちなみに曲は何系をやるんですか。
Takuya Oikawa
僕何でもやるんですけど、もともとはロックで。
ロックっていってもいろいろあって、
ハードロック、ヘビーみたいなのはあんまりやらなくて、
大学のときは自分たちでオリジナルをやってたんですけれど、
よくわからないやつだったんですよね。
いろんなエッセンスを取り入れて、
変拍子を入れたり、アフリカ町に途中になったりとかしたりして、
変なバンドでしたね。
リーダーのやつがちょっと変なやつだったんで。
Mika Ueno
面白そう。
次回のライブに行きたい。
Nobuhiro Seki
大学時代ずっと屋さん使ってたじゃないですか。
Takuya Oikawa
そうですね。中学からずっと楽器をやってて。
Mika Ueno
本当?それはいいですね。
音楽とAI的な話でした。
Nobuhiro Seki
AIですね。
29:16

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