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Nobuhiro Seki
そしてネタに。
Mika Ueno
すごい多方面でコラボキャンペーンやってたんでよかったし、作品をもう一回そこから何十回と見直して、やっぱりよくできてる。
攻殻の原作漫画も名作だし、その後作られたアニメっていうのは、世界線が並行して走ってるみたいな感じなんですけど、アニメも必須だし。
だからこの業界にいる人たち、インターネットとかテクノロジーとかそういうところで仕事をしている人たちにとっても、あれはもう必須ですよね。必須図書っていうか、課題図書っていうか。
描いてるものとえぐってる問題点が、今になってみてもすごすぎて、鋭すぎて、なんか感嘆するしかないみたいな感じですね。
Nobuhiro Seki
でも、僕はアニメを再び見始めたのは攻殻からなんですよ。それもDVDで借りたじゃないですか。
覚えてる?
あれって本人持ってたか弟さん持ってたかちょっと覚えてないんですけど。
Mika Ueno
私。
Nobuhiro Seki
借りて、それまでその前は何かっていうと、ルパンなんですよ。
リアルで見てた。
Mika Ueno
おー。
Nobuhiro Seki
小学三年か四年ぐらい前ですね。
Mika Ueno
だいぶブランク空きましたね。
Nobuhiro Seki
で、そこから僕洋楽とかを聞き出してから、アニメ全く見なくて。
僕、その四、五年の時って、ガンダムが始まって、クラスメイトがみんなガンダム見まくってて、すごいその話をしてたんだけど、僕は一人だけ洋楽聞き始めて、全く興味なくなって。
で、そのままずっとやって、社会人になった時も、使徒が出てくるアニメ。
使徒ってわかります?
Mika Ueno
エヴァ。
Nobuhiro Seki
エヴァ。
使徒がテレビやってて、職場の人がビデオ貸してやるから見ろとか言われて、ビデオテープを貸してくれたんですけど、特に見ないまま返した。
そのぐらいだったんですよ。
だからそういう意味で言うと全く見てなくて、ゲームはしてたんですけど、アニメは全然見てなくて。
で、本当にその攻殻を借りてから、やっぱちゃんと見なきゃダメだと思って、アニメを見始めたっていう感じですね。
Mika Ueno
すごいですよ。
原作漫画に至っては1980年代で、デジタルと人間としてのアイデンティティの問題とかえぐってるし、デジタルの中での生命体とかね、
あと人間の魂とか、ゴーストみたいなやり取りとか、本当深すぎる。
それをちゃんと継承してるアニメの作り方もすごいし、私アニメ大好きですけど。
Nobuhiro Seki
でもこの前追いついたっていうことで、Wikipediaを見たんですよ。
そしたら結局あれって、監督の名前も忘れちゃった。
Mika Ueno
神山さん?
Nobuhiro Seki
そう。で、神山さんなんだけど、タイムラインみてたら、神山監督がやってるエデンの東っていうアニメがあるじゃないですか。
それが混じって書いてあったんですよね。
だからあれって、タイムラインじゃないや。
世界が共通化してるのかしらっていう一部?
Mika Ueno
そうですね。時系列、年表にされてるのがね、そうでしたね。
Nobuhiro Seki
確かにそう言われてみればそうかって思ったんですけど。
もしかしたら見たときはそういうふうに思ったかもしれないけど、今は全然そういう記憶がなくて、そういやそうかって感じ。
Mika Ueno
とにかくすごいっていうことですね。今見たって新しいし、今見たって何の違和感も感じないってすごいことだと思うんですよ。
SFの作品でね。
今、笑い男事件があったから、スタンドアロンコンプレックスを見てましたけど、その後のセカンドギグ、あれもめちゃめちゃ深いので。
これから見直して私が攻殻廃人になっていきますからね。
Nobuhiro Seki
そうだから、あれを見ると本当に8時間とか見て朝とかになっちゃうんですよ。だからよくないんですね。
Mika Ueno
すごいね。コロナの期間で生活リズムが整ったんですよ。
ほんのちょっとだけ朝方になってめちゃくちゃ嬉しかったんですけど、自分の中では。
夜は12時前にちゃんと眠くなるっていうのがやればできるじゃんと思ってたんですけど。
ゲーム実況とかね、ああいうのを見てると本当に簡単に元に戻ってくるんですよね。
本当に2時とか3時とか普通になって、なんでこんな整られた生活リズムがまた戻ってるみたいなのを感じるのがここ数日。
やばい。
Nobuhiro Seki
数日ね。
Mika Ueno
今、推しキャラが追加されたんで。
Nobuhiro Seki
でもなんか、でもああいうのって一応止められるじゃないですか。
Mika Ueno
そう?
Nobuhiro Seki
ゲームだと止められないっていうかセーブできないから止められないとかってあるから、
そういう意味で言うと本当に次の日のことを考えずに行くしかないっていうか、
どっちでも考えなくても結局次の日は辛くなるんですけどね。
でもビデオとかだと一応止めるっていう技があるじゃないですか。
そこで。
それで随分人間的な社会生活が守られるようになったなと思って見てますけどね。
ゲームとかこんな止められないじゃないですか、セーブポイントなかったりすると。
Mika Ueno
あ、無理無理。
ここもちょっとこれだけやっていこうかなとか、ここだけもう少し行っていこうかなと思うと止まんないですよね、本当にね。やめ時っていうのがね。
Nobuhiro Seki
最近、攻殻でいまだに漫画とかやってるんですよ。
まさに世界線の違うやつ。
Mika Ueno
漫画?
Nobuhiro Seki
うん、漫画とか。
Mika Ueno
え、本当?
Nobuhiro Seki
うん、だから例えば講談社のマガポケだったかな。
Mika Ueno
士郎正宗さんが描いてるってこと?
Nobuhiro Seki
いやもう完全に原作でもなく、完全に派生版ですよ。
アニメとかと一緒。
要は世界観は共通してるけども、別の原作者がいて、さらに漫画描いてる人も別みたいな。
っていうのがたぶんいくつかあって、たぶん今二つ三つくらいあるんですけど、
その一つは、毎回単行を読んでると後ろに士郎正宗からのメモみたいなやつが載ってるんですけど、
結構いまだに、だからいろんな彼の頭の中にいろんなものがあって、
キャラクターもCGとか作ったりとかして、そういうのをシェアしたりとかあったりとかしてて、
それを漫画に落として、違う用途に使ったりとかされたりしてるんですけど、
そこに書いてあるメモとかが、1ページのところに文字しかなくて、
それが士郎正宗からのメモ1とか書いてあって、10くらいまでくるんですよ。下手すると
ひたすらこれはまた別の話かけちゃうんだけど、すっごい小さい字でいっぱい書いてあって、
でもやっぱりその世の中の、これってこういうことで最近こういうこと思ってるんですよみたいなことが、
すぐ気がつくとすごい深掘りされちゃってて、
メモだからもう特にそれをたぶんそんなに直しもせず送っていて、
それがすごい面白いから、たぶん毎回巻末の付録っていうか、
単行本特典みたいなのついてるんですけど、それで読むだけですごい時間かかるんですよ。
本編読んでる時間と同じくらいの時間、たった10ページくらい読むのにかかったりしてて、
それはそれで、やっぱりこの人すごい、ちょっと別の収録のときに、
ゲーム脳的な話をしてましたけど、やっぱりのめり込んでずっとやり続けられる、集中できるっていう、
ちょっと前だと逆にオタクとか言われて、一時期は今一つ一般受けが良くなかった時代とかもありますけど、
やっぱりね、掘ってみるとそういう、まさに気が付くと何ページかいくと世界観がもうすごいできちゃって、
きっとこうなるよねみたいな中であ、分かる分かる、面白い、やっぱりそのストーリーを作っていけるっていうのはやっぱりすごい能力だなと思ってて。
Mika Ueno
いや、ほんとすごいですよね。だってこの攻殻機動隊も、映画のね、もう20年になっちゃったけど、
マトリックスにすごい影響を与えていて、首の後ろにマトリックス刺すじゃないですか、
Mika Ueno
プラグみたいなやつ。で、あれ首の後ろにプッと刺すってめちゃめちゃ攻殻の世界だし、
そのダイブインするっていうのもその通りだし、そのぐらい影響を与えるような漫画ですよね。
で、その士郎正宗さんのね、細かい字でっていうのも
原作漫画のほんと欄外にいっぱい書いてあるから、それもすっごいよく分かるし、
なんかグッときますね。
で、攻殻機動隊のグローバルサイトっていうのができて、去年だったかな、その中で士郎正宗さんがインタビュー受けて答えてるっていう
めちゃくちゃレアな記事があって、その中に作り方っていうか、ほんと
80年代からこういうインターネットとかね、技術の発展を見越してたみたいな、
今見ても全く違和感がない世界を描くってどういうことなんだ、みたいな思ってたんですけど。
その当時のことを語っていて、80年代初期に
物語世界のね、骨格が作られたんですけど、それはどういう風に、先見性
どういうところから来たんですかなんてっていう
質問があって。1974年以降は日経サイエンスを
不定期購読してて。当時の科学雑誌っていうのは、
娯楽のSF、娯楽で描かれるSFの世界よりトピックが
早かったらしいんですよね、すごく。で、その中に科学を研究されている方たちが
語る中に、これからはこっちの方向だとか、この分野とこの分野がくっついたらと面白いとか、
っていう話がいろいろされてたらしくて。
そこから士郎正宗さんの頭の中に残って
ストーリーにつながっていくっていうことだった
らしいんですけど。
実際に研究されていることがインスピレーションになっていて、
っていうのが、うわぁそんなことあるんだ
今ってなんか、もちろん研究もめちゃめちゃ先行ってそこからインスピレーションもあると思うんですけど、漫画とか映画とかアニメとかそういうものが空想でパーンと描いてしまうものがさらに先になって、そこを技術っていうか研究をかけるみたいなとこもあったりすると思うんですけど、当時はすごいなぁと思いましたね。
Nobuhiro Seki
僕はまさにその世代だと思うんですけど、科学のブームっていうのはすごいあったんですよ。だから、僕の時はニュートンっていう雑誌ができたんですね。ニュートンって知らないですかね。
ニュートンは確かに小学生のときに創刊されたんですけど、すごい部数でした。毎月毎月まさに進化論とか、いろんなのがあって、やっぱりその分野のいろんな最先端の研究結果とかがすごい載ってて、たぶん当時あれ100ページぐらいあったと思うんですよね、一冊。
Mika Ueno
そんなにあったんですか。
Nobuhiro Seki
うん。でも中とじだったからそんなにはないかな。でも、とにかく隅から隅まで読んで、本当ブルーバックスとかも小学生のときすごい読んでたんで、サイエンスっていうのがすごい流行っていて、だから士郎正宗さんの世界観みたいなやつっていうのも、分かる分かるみたいな感じはたぶんあるわけですよね。
たぶんその世代にそういうのが好きだった人たちは。ただ彼みたいにそれを物語にする能力とかね、それはもちろんなかなかそういう人っていないんで、ただやっぱりそういう時代背景の中で、いろんなアニメだったりストーリーだったりできてるというのはたぶんあると思うんですよね。
ワープ候補でワープしますとかって言ったときにも、当時って宇宙っていうのがすごい流行っていた。そのサイエンスの中でも宇宙の中で、ビッグバン理論だ、なんとかだみたいなね、そういうのをすごい子どもでも知ってるような時代だったんで。
だからたぶんそういうのが普通のSFの中に出てくると、ああーっていう、たぶんそういう時代だったと思うんですよね。
世界情勢があるじゃないですか。当時ってソ連とアメリカの平素対立ですね。やっぱりその政治の中で、例えば第三次大戦が起きてとかね、そういうのが入ってくるんですよね。
そういうのって、サイエンスみたいな、この技術がこうなりますね、マイクロマシンができたらどうなりますよねっていうのと違うじゃないですか。そういうのができたときに人間の生活はどう変わるんですか、
そのときに政治がどう変わってますかとかっていうのは、なんかやっぱり、読んだら面白いけど、なんかじゃあ書けますかとか思いつきますかって言うと、なんかあんまりそう思わないんで、なんかそこがすごいなってのはちょっと思いますよね。
そこが心踊らされるとこかもしれないですね。
Mika Ueno
そうですね。世界観とこう、ディテールを作り上げていくっていうのは本当にすごいですよね。
Mika Ueno
インタビューのとこにも漫画の一部が出てますけど、この漫画の中の「生命体と名乗るAIがあなたのところに来て、融合求められたら受け入れてやって」みたいなところがあるんですけど、AIが生命体であると、自分を名乗る描写があるんですよね。それが物語の核になっていくんですけど。
今、この2024年に読んでも、ああ、生命体を名乗るAIね、すごく想像しやすいじゃないですか。今まさに去年からの流れを見ていくと。これを1980年代に書いているっていう、このすごさね。
いやー、なんか驚きでしかない。すごい。もう一回読み直しちゃいましたね。
Nobuhiro Seki
そこでやっぱり、コンピューターやってる、及川さんいたらその話ができたかもしれないですけど、コンピューターの中にやっぱり、僕らの時って人工無能とかっていうのがあって、コンピューターゲームなんですけど、向こう側は人なんですね。
アキネーターもちょっと違うか。でもなんか要は、こっちは何か言うと向こう側が返してきていて、それが何か会話っぽくなるんですよね。それってPC8801とかそういう時代でもそういうのがあって、やっぱりそれって人工無能ってことは人工知能から来てるじゃないですか。
知能はありません。だから無能なんだけど、それも会話っぽくなりますよね。つまりAIなんですね。それを英語にすると。そういう意味で言うと、バラバラに技術とかそういったものを全部インスピレーションするようなものは多分思い出していくとそれぞれあるんだけど、やっぱりそれが20年30年続くような世界観になってるっていうのが多分そっから発生する新しい世界が、
平行世界ができるっていうところだと思うんですよね。ゲームで言うと、スネークのやつ。
Mika Ueno
メタルギア?
Nobuhiro Seki
メタルギアソリッド。とかももう完全にそのやっぱり世界観が異常にあるじゃないですか。やっぱり似てると思うんですね。でもやっぱりこれは性別の差があるのかどうかわかんないですけど、やっぱりちょっと戦争的なものがどうしても入る。
そういうのがやっぱりより人間臭いところが出てくるのかなと思うんですよね。必ずやっぱり争いがあって、それが隣の人と争ってるとちょっとした漫画にしかならないけど、アメリカとソ連とかね、その国が出てきた瞬間にやっぱり話がすごい壮大になってきて、話してる内容って多分きっとその辺の壮大なところをすごい小さい風に全部置き換えるとちょっとした話しにしかならないんでしょうね。
それをなんか国家間の争いとかにすると、多くの人が引き込まれるような世界観になるんだなっていうのもちょっと思います。
Mika Ueno
争いとかね、戦争とか国家の対立とかっていうのって、舞台にするともちろん壮大だし、常にどの時代でもある、普遍的に言っちゃいけないんだけど、描きやすいものでもありますよね。
で、陰謀に陰謀が重なってみたいなね、問題深いし。
Nobuhiro Seki
でも最後は必ず人間の内面に入っていくっていうのは、それが多分人間なんでしょうね。
Mika Ueno
ゲームとかアニメとかで、誰か一人、誰か数人がそれを解決して世界を救うみたいなね、そういうストーリーになっていきますよね。
Nobuhiro Seki
なんかで聞いたことあるんですけど、こういうストーリーで面白いのって、何か一つだけ現実では起こらないことを入れます、と。
あとは全部現実ですっていうのがすごい、たった1個入れるだけでストーリーがいくらでも変えられますみたいなことを聞いたことがあって。
例えば、もう今ね、こういう世界だけど、例えば1個だけ魔法が使えます。
でも魔法が使えんだけど、結局やってることは人には嫉妬してみたいな。
全然人間レベルで見るとやってることは全部一緒なんだけど、たった1つ常識と違うことがあるだけで話がいくらでも膨らませられますみたいなね。
確かにそうなの。ほとんどのものを見ると、確かに1個か2個ぐらいしか口頭無形なものはなくて、あまり多すぎると全然もうその世界観に乗れないんですよね。
やっぱりほぼ一緒なんだけど、ちょっとだけ違うってところがワクワクするっていうか、こういう展開になり得るんだみたいな。
そういう意味で言うとやっぱり人工知能とかっていうのはなんかそこにすごい、いまだにいないわけじゃないですか。
多分当時とか、そんな絶対無理だろうって思ってるんだけど、いたとすると急に話がすごい面白くなる。
だって永遠の命になっちゃうわけですもんね。
Mika Ueno
それこそあれですよ。クゼの言ってたやつですよね。
昇華して、より高い高いところに行く。果たしてそこでも個は維持できるのかっていう。深すぎる。もう一回見よう。また見ちゃいますね。
Nobuhiro Seki
そういう風に言われるとすごい見たくなるんだけど、円盤も全部なくなったらもう見れないです。
Mika Ueno
あれネトフリで見れません?
Nobuhiro Seki
いや、そういうとこ。ネットのやつは見始めると、永遠に見れちゃうじゃないですか。
ずっとカチャカチャカチャカチャって見れちゃうから、見ないようにしてるんですね。
円盤とかだと、一回終わったら切り替える時とかに、やめとこうみたいなことができる。
Mika Ueno
同じじゃないですか。リモコンでやるから、同じだと思うんだけど。
そう、気分的なもの何かがある。
Nobuhiro Seki
要するにもう、チェーンで止まらなくなってしまう。
Mika Ueno
また寝不足のネタができますね。ずっと流してられるから、攻殻ぐらい見ているものになると、
例えばお化粧してる時とか、出かける準備してる時とか、料理してる時とか、
あの時BGMで聴いて、脳内で映像再生されるので勝手に。
それをラジオ感覚で聴けるんですよ。ずっと流してる。
Nobuhiro Seki
何回も見てる。見てるとそうですよね。それは分かる。
次のセリフとか分かっちゃうしね。
Mika Ueno
そう、復習ですね。記憶の裏打ちをしてるって感じですね。
Nobuhiro Seki
自分が子供の頃とかって、何で2回も3回も親見てるんだろうなとか思ってたんですけど、
今は別に2回3回見れるし。
Mika Ueno
全然見ますね。
Nobuhiro Seki
記憶もね、昔ほど異常にいいわけでもないから、だんだん適当に抜けていくから余計ですよ。
Mika Ueno
そうですね。何回見てもいいものと、面白い、面白いんだけど、
もう一回見ようかなっていうのにはならないと分かれますけどね。攻殻はもう何回も見ますね。
見るたんびにすごいなと思う。発見があるし。
Nobuhiro Seki
最初、スタンドアローンコンプレックスを見てしまうと、きっとずっと見続けちゃうんで。
本当にあんまり見ないようにするときは、シリーズの最後の方を見るんですよ。
そうすると、ほら、2、3回で終わるじゃないですか。一応区切りがするからいいんですけど、
最初から見ちゃうとずっとひたすら見ちゃうからすごい。
Mika Ueno
スポットスポットでいいんじゃないですかね。
Nobuhiro Seki
テレビでやってるやつは時々1回で終わるエピソードとか入るじゃないですか。
あれが入ると一応止められるんです。助かる。
Mika Ueno
ついてるとね。確かにね。
Nobuhiro Seki
次気になるじゃないですか。もう答え知ってても。
Mika Ueno
根底に流れる共通のテーマは、ストーリーはあっても、1回で見切る。
1回見切り?1話完結?
1話完結のやつが入ってるといいですね。
Nobuhiro Seki
ネタのやつが入ってると。あれやるとすごい楽ですよね。
Mika Ueno
そうですね。ちょっと私のアニメオタク話で恐縮でしたけど、
テクノロジーとかネットの仕事をする人はやっぱり課題、必須図書だなと思いました。
必須アニメだなと思いました。
Nobuhiro Seki
本当。だって少佐とか呼ばれてますもんね。
Mika Ueno
一部の人ね。私があんまりに好きだから少佐って言ってくれる人がいるんですけど、恐れ多いです。
Nobuhiro Seki
本当笑っちゃいますよね。少佐とか呼ばれるの聞いてると本当に確かに言われるぐらい話してるけどねって思いました。
Mika Ueno
素子に、素子はすごいですよ。尊敬を超えて畏怖ですよね。
これが2030年、これから今6年後?6年後になると笑い男事件の捜査を始める公安9課が、また新しい事件が起こってくるんで、その時にもまたグッとくるものがあるんでしょうね。
まだ6年先ですけど。
Nobuhiro Seki
6年。
Mika Ueno
その時は懐かしく見ましょうか。
Nobuhiro Seki
僕にでも、その時に別にそんなに先かって思ったかっていうと、内容自体はそんなに先に感じないんですよね。近い未来に起きそう。
いや、地続きの未来で起きそうな感じがしません?
Mika Ueno
そうですね。描き方はそうですね。
よく冒頭にも出てきますもんね。インターネットが地球を覆っているけれども、なんとか忘れちゃった。
インターネットが地球を覆うけれども何々ができるほど情報化されていない近未来みたいな。
Nobuhiro Seki
宿題なんて後で見といてください。
SSSなんだ。ソリッドステートソサエティ。あれ一番短いじゃないですか。あれ映画なんでしょうっけ?
Mika Ueno
ソリッドはそう。うーんと、OVA。
Nobuhiro Seki
なんかあれが僕の中で言うと一番ちょっと地続き感がないんですよね。
普通のアニメっぽいから余計その現実と近いように作られてるんだろうなって思います。
OVAだとそういう意味で言うと映画っぽくできてるから。
映画ってやっぱりちょっと世界がそこで閉じてるみたいな感じがちょっと感じたりする。
テレビシリーズすごい本当に今の延長っぽく見える。そういうふうに作ってあるのかもしれないですけどね。
だから全然見たときも20年後とか思わないんですよね。
Mika Ueno
そうですね。地続き感っていうかありますよね。こういう現実あるだろうなっていう。
全てがサイバーパンク的に超未来的に描かれるものだと現実的には少し減りますけど、
今と地続きでこの部分だけ技術がすごい発達してるとか、この部分は街はすごいリアルっぽいとか、そのミックス度合いが。
Nobuhiro Seki
それはさっき言ってた一箇所だけ現実と違うものっていう感じなんだろうなと思いましたね。
Mika Ueno
そうですね。冒頭の文章を今探しました。あらゆるネットが眼根を巡らせ光と電子となった意思をある一方向に向かわせたとしても、