1. XCrossing
  2. ep 16 インタビューに求められ..
2023-02-22 31:45

ep 16 インタビューに求められる聞く力と質問力、NHK番組取材の裏話

spotify apple_podcasts

記者の取材や、ユーザーへのインタビューなどでは「質問力」が重要になるけれど、いろいろな非言語情報が欠落するビデオ会議は新しいノウハウが必要になるかも。あと、やっぱりプロはすごい

  • 配信してることを意識するとしゃべり方が変わる。配信じゃ無いと早口になる。
  • 記者はインタビューする人を ”そのモード” に入れられるかがポイント
  • 6時間半に及ぶインタビューで聞きたい話を引き出すまで
  • 話の聞き方:仮説を検証しにいくパターン(取材時間短い)と、泳がせて話をさせるパターン(取材時間長い)
  • UXリサーチャーがインタビューするときも同じ
  • ユーザーインタビューをやるときの二つの目的 − 事例取材とお互いの相性チェック
  • 話を聞くときの技術 − 質問の投げ方(質問力)、話の聞き方、タイミング
  • 記者目線でみる、話し手の心理が出るしぐさ
  • ビデオ会議になると非言語情報が欠落する
  • ビデオ会議での打ち合わせと対面での会話での補足できる情報の違い、その実体験
  • ビデオ会議での会話の遅れ(ディレイ)
  • 及川さんが見るテレビ番組
  • NHKの番組企画力・取材力・放送技術はスゴイ
  • (及川さん)「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出たときの撮影裏話
  • (関さん)「サラメシ」に出たときの経緯と裏話
  • オフィスであんこう鍋ランチ

リンク:トーク中で取り上げた記事や情報へのリンクです。

  • あんこう鍋ランチ:https://www.sixapart.jp/pressroom/2012/11/ankonabe_fes.html
  • サラメシに出演:https://www.sixapart.jp/pressroom/2011/06/nhk_sarameshi.html

プロダクトマネジメントとプロダクト開発組織づくりを専門とする及川卓也。アメリカ・ニューヨークでスタートアップ投資する関信浩。マーケティング・広報・プロダクトマネジメントを幅広く手掛ける上野美香。テクノロジー業界で働く3人が、気になる話題を毎回、異なった視点で語り合います。

XCrossing website https://x-crossing.com/

XCrossing Official Twitter @x_crossing_

及川卓也 @takoratta

関信浩 @NobuhiroSeki

上野美香 @mikamika59

00:00
スピーカー 3
Xクロッシング
英語でスクランブル交差点を意味します
趣味も世代も住んできた街も違う3人が
スクランブル交差点で出会うように
様々な話題を聞かせるおしゃべりの交差点です
今日のXクロッシングであなたが出会うのは
どんな話題でしょう
スピーカー 1
東京で実は投資家でもある大井川です
スピーカー 2
アメリカニューヨークでスタートアップ投資をしている関信宏です
スピーカー 3
マーケティング広報プロダクトマネジメントをやっている
さすらいのフリーランス上野美香です
スピーカー 1
今なんか違うのやったけど日本語としては成立してなかったですね
東京で実は実業家でもある大井川ですって
日本語じゃないじゃないですか
東京にいてとか言わなきゃいけなかったですね
スピーカー 3
いやいつも実は投資家でもあります
スピーカー 2
実は投資家でもあります
あったみんなで
スピーカー 3
よいよい
知らない人から見たら実はって本当は何なんだよって
スピーカー 1
文章として完結してないし日本語も変だし
スピーカー 2
取り直しですか
いいですよね
よい
スピーカー 1
なんかやっぱり収録してるとか配信してるっていうのを
意識して喋った方がいいんだろうけれども
意識して喋ると話がわざとらしくなって
意識しないと僕とか特にそうだと思うんですけども
スピーカー 3
スピードがかなり変わるんですよね話し方の
そうですかね
あんま感じたことない
スピーカー 1
今とかゆっくり喋ってると思うんですけれど
なんか急に乗ってくるとなのか
なんかのこう
何かがあると急にぐわーっと一気に
こいついつ息してるんだろうみたいな感じで
喋っちゃうことがあるんですよね
スピーカー 2
でも割とそれってみんなそうだと思いますけど
スピーカー 3
うんうん
スピーカー 1
そうか
スピーカー 2
言ってるときはゆっくり言ってて
スピーカー 3
好きなこととかねちょっと興奮してくるとね
早口になったり音量上がったりってありますよね
そうするとね
スピーカー 2
相の手入りづらくなったりとかしますよね
その本当の会話の時に
スピーカー 3
うんうん
でもこの人本当にリアル感というか
そういうのが出ますよね
なんか伝わるっていうか
スピーカー 2
僕が取材してる時は
そのモードに入れるのがポイントだったんですよ
要はその普通にこう喋ってる時って
察しされないことを言ってることが多いんですよね
だからやっぱりこう
だんだん波長があってくると
何かある刹那にいきなり
マシンガンみたいになる人がいっぱいいっぱいいて
そうなるとなんかもうある意味こう
一個一個これはどうですかどうですかって聞かなくても
言ってほしいことを
その人の言葉でバーンと喋ってくれるんで
非常に参考にもなるし
記事にもしやすいんですけど
それの難点は人によって
それがいつ発生するかは結構違うんですよね
割と最初から5分くらいアイスブレイクすると
もうバーッと喋ってくれる人もいれば
何分も1時間2時間かかる人もいるんですよね
03:02
スピーカー 2
1時間2時間ずっとあいの手を打ってて
なんかこの話題だと思ったら時間いっぱいみたいな時とかもあって
なるべくそういうタイプの人は
ちょっと後ろに時間空けといて
お時間1時間だけだったんですけど
もうちょっと大丈夫ですかって感じで伸ばしてて
だから本当にもう候補の人とかとして帰っちゃったりとかして
帰っていなくなったとかに
すごい面白いこと言ってくれたりする時とかもあって
そのパターンは候補にとっては良くないパターンなんですけど
スピーカー 3
でもあるあるですよね
スピーカー 2
候補の人はちょっと次のミーティングあるんでとか言っていなくなって
急に乗ってきてるんです
一番長かったのが6時間半とありますね
スピーカー 3
え?インタビューで?
スピーカー 2
朝行って
朝大阪に出張に行って
午前中でお願いしますみたいな
ちょっと長いんで10時からやって
12時くらいに終わると思ったら
結局5時半か6時の鐘が鳴るまでやってました
一瞬だけ昼は抜けたんですよね
昼話したのが良かったら
続きも話しましょうかみたいな感じになって
お願いしますとか言って
そしたらもうなんか
5時半か何かの鐘が鳴っちゃったから
さすがにもう終わりにしましょうみたいな感じになって
っていうことがありました
それが一番長い
6時間すごいですね
スピーカー 3
実際だから合わせると6時間以上でしょうね
スピーカー 2
だってその人のほぼ1日丸々使ったってことですから
スピーカー 3
そうですね
それがアウトプットとしては
記事1本とか何ですか?
スピーカー 2
実は特集の記事で
銀行の基幹系システムって分かりますよね
銀行の基幹系システムのリニューアルをして
各社がどんな動きをしてるのかっていうので
大阪にある
今はその名前がなくなった銀行
都市銀行に行ったんですけど
だからそれ以外にもほぼ全部都市銀行に行って
どういうことやってますかとか
どういうところがポイントでしたかと聞いたんですけど
そこが一番長かったです
最後は多分20ページぐらいの特集の記事になると思います
スピーカー 1
その人暇だったんだなというのが
スピーカー 3
私の率直な感想なんだけど
スピーカー 2
多分プロジェクトは終わってるから
比較的暇だと思いますよ
金曜だったって思いますけどね
多分わりと東京から取材に行くって地方の人行くと
結構長い時間取ってくれる時もあるんですね
いろいろ喋りたいこともあるから
お時間大丈夫ですかって聞かれることも結構あって
ちょっとお昼に行きましょうよとか
夜に行きましょうよとかって言われる可能性を一応考慮して
予定を組んだりするんですけど
それでもびっくりしました
だからノート持っててノート1冊
メモ書き終わって2冊目に入りましたからね
その人だけで
そこだけで
スピーカー 1
偉いな
06:00
スピーカー 1
最初のほうつまんない話だったんですよねおそらく
スピーカー 2
そうです
最初なんかもう当たり障れなくて
だから全然これじゃダメだなと思ってたんだけど
やっぱりだんだんだんだん
時々そういうポイントに来ると喋りたくなって
もう1時間くらい喋ってくるわけですね
とこしも聞いてて
喋ってる時はなるべくその
かぶせないようにして
だからノートも上の方に質問したい項目は
余白に全部書いて
下は全部相手が喋った内容にしていくんですけど
下がザーッと行って
上の方にポツポツと質問が書いてあって
流れが終わったら戻って
自分の10分前の質問とか忘れちゃうじゃないですか
聞いてると
だから上の方に書いたやつに戻って
ちょっとそのあと10分くらい前の話に戻っちゃうんですけど
みたいな感じで質問すると
またわーっと来てみたいな感じで
スピーカー 1
でも6時間はちょっとその方だけかもしれないんですけれども
やっぱり予定して
スピーカー 2
1人じゃないですね
4,5人やっぱり日本の取材なんで
4,5人いらっしゃるんですよね
スピーカー 1
なるほどなるほど
まあじゃあその人たちだけかもしれないんですけど
6時間っていう
結構長い時間になったっていうのは
でも他でもやっぱり1時間の予定が
2時間だったり3時間だったりっていうのは
何パターンかあるんじゃないかと思うんですね
スピーカー 2
ありますあります
スピーカー 1
でここ聞きたいのが
長い時間突き出されてるのに
結局つまんなかったってこともあるじゃないですか
スピーカー 2
はいはい
スピーカー 1
で私そういう経験があると
もう最初の方でつまんないと
ああこれはまたつまんないなと思って
もうとっとと切り上げるっていうふうに
諦めが早い方なんだけど
やっぱりその何でしょうね
取材する立場だと
少しでも面白い可能性を残して
できるだけ喋らせるふうにするんですかね
スピーカー 2
多分人によると思いますよ
多くのケースは仮説を検証しに行ってるケースが多いから
もうすでにストーリーがあって
で載ってるところに
それを補強するようなことを喋ってもらったりすると
それがコメントとして入るっていうパターン
ケースはもう30分40分で終わる人が結構いましたね
なるほど
だから僕も1年目の時
いろんな人の取材に同行させてもらったんですけど
人によって全然そのパターンが違っていて
ずっと酔わせる人と
自分の聞きたいこと聞いて終わったらスーパーって書いちゃう人と
両方ともいましたね
スピーカー 1
いやなんか今のって
自分の仕事に無理やり結びつけると
そのUXリサーチャーだとか
プロダクトマネージャーが
ユーザーにインタビューする
ヒアリングしたりするところとも似てるなと思うんですよね
で質問事項とか考えてはいるけれども
もちろんそんなクローズドクエスチョンの形で
それをそのままぶつけるんだったら
アンケートと一緒だからそんなことはしないんですけれども
関さんが言われたみたいに
ある程度仮説を持ってその検証っていう
目的のもとにインタビューしたりするんですけれど
話してても最初から
もうちょっとスクリーニング間違えちゃって
09:01
スピーカー 1
本来ヒアリングインタビューする人じゃないなとか
って思っちゃった時に
失礼に当たらないようにちょっとだけ話したら
もうその後いいやと思って早めに切り上げちゃうっていう
そういったマインドセットになっちゃうこともあれば
なんかいろいろペラペラ喋ってくれる人だから
話してもらおうと思ったら
思いの外参考になる情報が引き出せたりするんで
これは良かった諦めずにって思うこともあるんですけれど
なんか忙しい時とかってのはついつい
前者の方もなんか違うなと思ったら
早々に切り上げるっていう風に
自分はなっちゃうところがあったので
やっぱり先ほど記者さんによって違うとは言いましたけれど
なんか長く付き合える人ってやっぱり偉いなと思いましたね
スピーカー 2
正確ですよね絶対
スピーカー 1
人が好きで話が好きでっていう人だと
いけるのかもしれないけど
なんかちょっとステレオタイプのこと言うと
やっぱり我々よりも年齢層上で話は長い
私が今そうなりつつあるんだ
でも話が長いかつまんないっていう人たちって
たくさんいるじゃないですか
どうやってこの話途中で腰を折って
ちゃんと目的の話に戻そうかとかって
考えたりしてもだんだんそのうち疲れちゃって
もういいや早く終わろうと思っちゃうんですよね
スピーカー 2
多分これは僕も今そうなってると思うんですよ
色んな人と話してると
スピーカー 1
今否定等しかったんですよ
いや大川さんそんなことないですよって言ったら今
沈黙という肯定をされましたね
スピーカー 3
そんなことないです
スピーカー 2
勿論同調してしまいました
俺も俺もみたいな感じで
スピーカー 3
私も私もみたいな
ユーザーさんにもね
マーケットとかでやるときに
ユーザーインタビューよくやるじゃないですか
ああいうときも人によって全然違うのはあって
ユーザーインタビューを事例として
ネタとしてやる場合ももちろんあるし
それとその人との
このキミストリーというか相性が合うかな
この人どんな人かなっていうので
それを知るためにやる
一石二鳥ですかね
一つの取材で事例とこの人と
例えばその先に
ユーザーコミュニティのリード役を探してるとか
アンバサダーを探してるとか
そういうときに
もう一つの目的を乗せてやる場合は結構あって
そのときだと
1時間だとちょっと足りないかなと思うときもあるんですけど
この人はちょっと控えめだけど
こういうふうに
質問とかを投げるとよく返してくれるんだとか
すごいグイグイで
オレオレ私だしみたいな感じの人なんだみたいな
そういうようなので
相性を見るみたいなのをよくやりましたね
全然それと違いますけど
これ愚痴になるかもしれないけど
IRの仕事をしてたときに
インベスタリレーションの仕事をしてたときに
上々企業の支援をしてたんですよね
そのときに株価が下がるときに電話かけてくる
投資家の方がいるんですよ個人株主の方が
それでクレーム音の電話が本当に恐ろしいんですけど
1回ハマって2時間とか2時間半とか
ずっと業務時間中文句をずっと聞かされて
12:00
スピーカー 3
っていうのは相対しなきゃいけないことがあって
それをさっきのお話で思い出してましたね
ずっと同じこと言ってる
スピーカー 2
クレーム対応だと全然違いますよね
でも結構聞きに行って
あの手この手やっても
その人が決められたことしか喋らない人ってのも
もちろんいらっしゃるんですよ
だからやっぱりそういう人には
僕はあんまり取材に行かなくなりますよね
例えば笹塚とかに昔よく行ってたんですけど
そのときもやっぱり
この人はすごい
要はもう本社と握ってこういう内容をこういう風に言うんだって
すごいちゃんとやってる人は
ある意味縦板に水を流すように
綺麗にストーリーもしてるし
どんな方向から突っ込んでも
ちゃんとしたことが書いてくるんですけど
突っ込みどころがないから終わっちゃうんですよね
話の盛り上がりはなく
特に技術上がりの人とかにすると
なんかやっぱり引っかかりとかがあるじゃないですか
この人ここ突っ込んだらすごい喋りたいんだろうなっていうのが
滲み出てる人とかいると
それを言うと待ってましたみたいな感じで急に
喋るスピード1.5倍ぐらいになって
すごい教えてくれて
で後からこれ言っちゃいけなかったんです
みたいなやつも出てきちゃうっていうのがあって
そういう取材がすごい楽しかったのはありますけど
スピーカー 3
それ聞く力でもありますよね
引き出すっていうか
相手に質問の投げ方とか
普通の日常会話もそうだと思うんですけど
飲み会とかそういう時でも
バーって話すよりも
相手のことを知りたいとか
相手にいい質問を投げるみたいなのって
すごい大事だなと最近思ってて
そういう流れを作れるとかね
話してる人が自分に興味があるんだ
この人にも興味があるんだっていうのが
分かるのは
この人が何を聞いてるかなっていつも
感じるようになったんですけど
スピーカー 1
質問力ってあるんですよねやっぱり
でやっぱり上手い人って上手いなっていう風に思って
でもちろん最初からこの考えとか質問っていうのも重要だけれども
やはりその話の流れで
この質問をこのタイミングでするっていう
なんかすごい絶妙なタイミングでいい質問できる時もあるし
そういうのは得意な人もいるじゃないですか
あれはやっぱり
なんか話を引き出す時の技術なんだろうな
っていう風に思いますね
スピーカー 2
質問力みたいなやつはあるかなと思ってて
ただやっぱり質問力はある程度は
鍛えられるんじゃないかなともちょっと思ったりしますね
やっぱり今って
僕らも当日先とかとミーティングする時も
30分なんですね
そうすると最初5分がアイスブレイクで最後5分ラップアップとか
実は20分しかないんですけど
やっぱり20分の中で質問がちゃんとできる人とできない人が
自分の部下の中でもいるんで
自分も記者時代に戻ってからの間に
15:00
スピーカー 2
やっぱり質問ってすごい難しいんですよね
ある程度理解しなきゃいけないし
相手側が喋りたくなるとか
いうような質問の仕方ってあって
もちろん質問の仕方はある程度は考えたり
本読んだりしてましたけど
もう一個はやっぱり経験とかっていうのもあるし
リアルの中で
言葉じゃないんだけど小藍色とかね
態度とかいろいろ変わるとか
よくだから僕も記者会見とかで
ひな壇とか前に座ってる人って
普通はテーブルクロスみたいなやつで書けられてて
下が見えないんですけどたまに見える時があって
そうすると足が見えないんですね
足見てるとこの人はこれをなんかすごい
自信を持って言ってるのかそうじゃないのか
とかすぐ分かるんですよ
足が結構動いてるとかしてて
でやっぱり足とか手とか
こういうふうに触ったりとか
いうのもやっぱりペンとかこういうの持ったりとか
っていうのもそこ気にしてると実はなんか
ここは結構言いたいとこなんだとか
自然にこうやって手が出るじゃないですか
でなんかこうそうでもない時とかっていうのがあって
それをなんとなくこう解釈して
そこ引っかかってんのを覚えて
さっきのこういった内容なんですけど
実はこれこういうことなんじゃないですか
みたいなことを聞くと
引っかかってるとこだとやっぱり自分で
説明してくれたりするっていうのもあって
だからやっぱりある程度そういう
慣れみたいなやつはあるなとは思いますね
逆にその候補やる
記者会見やる側になった時には
足を見えないようにするとかなんかしましたけどね
スピーカー 3
逆に記者の方に見えちゃうと
スピーカー 2
分かっちゃうからみたいな
スピーカー 1
となると今のこういった
これはZoomじゃないけれども
ZoomだとかMeetだとか使ってだと
一部しか見えないし
映像もやっぱりクオリティがそんなに良くないから
音声だけに頼る部分っていうのが多くなって
取材って少しやりにくくなってるんですよねきっと
スピーカー 2
やりにくくなってると思いますね
特に音声が
今日収録だからマイクとかちゃんと使ってるじゃないですか
でも多くのケースって例えば僕は歩いてるとか
会議室で数人いるとか
音声も悪いとその情報もすごい欠落してて
だからやっぱりそういう時の内容はかなり
文字情報とかにすごい依存しちゃって
非言語化された情報ってのはすごい欠落してるんで
あまり質問できないとかありますよね
スピーカー 3
オンラインの動画のミーティングとリアルが違うっていうのは
本当その通りで
何でしょうねこの表情の動きのキビとか
なんかちょっとした動きだと思うんですけど
人が顔を見て話す時にそれをみんな認知してると思うんですよね
パッと見は顔見えてるから同じじゃんって思うんですけど
まるで違うみたいなのがあって
イベントをやった時に
パネルディスカッションをするので
18:02
スピーカー 3
私モデレーションやる予定だったんですよね
それで登壇の方が3人いて
その方たちと事前にZoomでミーティングしますって
ちょうどコロナのリアルイベントも行けますぐらいのタイミングだったんで
一応会場でやりますよイベントを
3人の方に来ていただいて
モデレーションして主催者がいて
何人かで1回2回やったんですよ
その時に私はそのお三方とは認識がなかったんですけど
内容としては通じてたけど
初対面の方なんでこんにちはってところから入るんですけど
顔も名前も一致してます
この人はこういう話題を話すんだっていうのもちゃんと勉強になるから
話して現場に臨むんですけど
Zoomとか事前ミーティングをやればやるほど不安が高まるんですよ
本当にこれで大丈夫だろうかちゃんと自分はモデレーションできるだろうかとか
なんか固い方向に行っちゃったりとか安心感が全然なくて
現場に行って直前に
30分ぐらい早く集まって控室で挨拶しましょうねみたいな時間を設けていただいたので
その時にお一人来て二人来てボラボラ来たんですけど
お一方目が入ってきた時にどうもって言って挨拶をしたその瞬間に
この人こういう人だったんだっていうのが
全身の佇まいと入ってきた空気感と声のコア色とか
ああいうので一瞬で感じたものがあって
そこですごい安心できたんですよね
こういう人なんだと思って
そこからちょっとした話題で話広がったりとか
原田先生こうですねみたいな話があったりする
お二人目来て三人目来てってなった時も
こういう人なんだこういう人なんだっていうのが
体感として感じたことがあって
今テクノロジーで対面で会わないとかね
こうやってリモートで時間時差も
こうやって会えるようにはなってるんですけど
人間と人間のリアルなところが持つものは
まだまだテクノロジーに乗り切れてないというか
まだ補足できてないところはまだあるんだなっていうのを感じたと同時に
リアルなもののすごさ
人間が補足している情報の
ものすごいたくさんのものを感じてんだなっていうのを
そこで感じました
スピーカー 1
あとあれなんですよね
微妙なディレイってそれが効くんだと思うんですよ
今の我々のこのゼンキャスターでやってるやつは
少なくとも私はそのディレイってほとんど感じないんですけれど
相手の通信環境だとか
あとは使うシステムによっては
今でも微妙にディレイがある時があるんですよね
昔ほどじゃないんですけれど
でもこの微妙なディレイってやっぱりね
リアルにやってる時と違うんですよね
スピーカー 2
最初にディレイを感じたのは
携帯電話がアナログからデジタルになる時なんですよ
デジタルの携帯ってちょっと遅れるじゃないですか
だから返事する時に向こうが終わる
21:02
スピーカー 2
ちょっと前に話し始めるっていう風にして
そうしないと一瞬間が空くじゃないですか
あの間がすごい気持ち悪くて
いつも少しデジタルになってから
向こう側が喋り終わるちょっと前から
喋り出すみたいなことがある
時々かぶせちゃう時があるんですけど
それはデジタルに変わった時ですか?と思いましたね
スピーカー 1
僕はなんかそれは感じなかった
そもそも電話する友達がいなかったので
多分そういう機会があんまりなかった
スピーカー 2
(笑)
スピーカー 3
お母さんが電話はあんまり好きじゃなさそう
スピーカー 1
そういう意味ですね
スピーカー 3
あんまり好きじゃないですね
スピーカー 1
アナログデジタルでちょっと話ずれちゃうけれど
今でも非常に不快なのがテレビですね
テレビで昔の言い方するチャンネルを回すって言うじゃないですか
これがめちゃくちゃ遅いんですよね
やっぱり前だとピッと押したらピッと変わるけど
今ディレイがありますよね
あれがすごい不愉快だから不快なんで
いわゆるザッピングっていうのをあんまりやらなくなっちゃったりしてるし
普通に地上波とか
番組決めてしか見ないんですよね
この時間なんかどれでもいいからテレビ見ようってことはしないんで
番組決めて番組表見て面白いなかったらもうテレビ見ないって風にしてっていう
昔はダラダラと見てチャンネルちょっと変えて
30分1時間過ごしちゃうってことも普通にあったんだけど
今は他にエンターテイメントがあるからっていうのはあるけれども
あってあんまりテレビ見なくなっちゃいましたね
スピーカー 3
ちなみに保育園さんが見るテレビってどういうの見るんですか
すっごい興味ある
スピーカー 1
僕でもねもう極端で
基本的にはビジネスニュースとかドキュメンタリーばっかりですね
必然的にテレビ東京とNHKばっかりになってます
スピーカー 3
ドキュメンタリーってどういうのですか
スピーカー 1
例えばね映像の世紀ってあるじゃないですかNHKの
今映像の世紀の再放送もやってるのが確か
それとバタフライエフェクトっていうのやってるんですけれど
めちゃくちゃ面白いですよ
スピーカー 3
面白いですねNHKの番組企画力ってすごいなって改めて思いますね
いろんな情報があるからそこと比較してなんですけど
スピーカー 1
全然やっぱり財力から何か違うんですよ
地方まで含めて彼ら職員って言うんですけれど
何万人いるんだろうすごいいるはずで
やっぱり他の民放とはレベルが違うんですよね
だから企画力もそうだし取材力もそうだし
それを支えるやっぱり財力があるんですよ
だからやっぱり批判も多かったりはするし
なんか普通にマネタリズム次第
他の方法を取ればいいんじゃないか
その通りかもしれないけれども
でも個人的には私はNHKが日本にやってよかったなってとても思いますね
24:00
スピーカー 3
私も思いますね
Eテレとか地中波もそうだし
BSとかって実験場みたいな感じで使われてるじゃないですか
あそこでやってるのも面白くて
スピーカー 2
従業員数は1万343人
1万人ですね
スピーカー 1
技術もすごいんですよね
NHK技研が毎年自分たちの技術の公開とかもやってますけれども
やっぱりあそこでやっている放送技術や映像技術っていうのが
日本の民放にもその後流用されるようなものってのが多いので
そこも含めてやっぱりすごい重要な組織だとは思いますね
スピーカー 2
金鷹にあったやつでしたっけ?
スピーカー 1
瀬戸上のどっかですよね金鷹かな?
今もあるのかどうかちょっと分かるんですけど
ありますあります
スピーカー 2
それこそ古川さんとかよく言ってたみたいな話をするんじゃないですかね
スピーカー 1
あの類のやつ
あれですよね
MSで元慶応の古川進さんですけど
古川さんもああいうの大好きですからね
スピーカー 2
放送ですごいやってましたもんね
スピーカー 1
そうですね
スピーカー 2
やっぱり財力も違うし
特に民放とかも今となったら数が多すぎるとか
あんまりこういうネタをここで話すつもりはなかったんですけど
そんな感じなんでしょうねって思いますよね
スピーカー 1
やっぱり密着取材とかね
あれだけできる人たちいないと思うんですよ
今も同じかどうか分かんないけど
私がそのNHKプロフェッショナル仕事の流儀出た時
本当に最初の3ヶ月ぐらいずっとクルー一緒でしたからね
スピーカー 3
朝から晩まで?
スピーカー 1
1時ぐらいから
家からついてきたことはないんですけれど
当時六本木ヒルズにオフィスがあったんですけど
六本木の駅を出るところからついてきたこともあるし
またオフィスに行ったらもういらっしゃるみたいな感じだったり
最初も分からないからずっと取りまして
ずっと取られてて
あれはできないと思うんです
似たような番組って民放でもあって面白いじゃないですか
トップランナーとか
あとなんだっけ
あると思うんですけれど
ああいうのの密着ってせいぜいなんだろう
1ヶ月とかもしくはスポットで
こことここだけついてきますって形になると思うんですけれど
ずっとついてきてましたからね
スピーカー 2
うちもってか僕も前の会社の時に
皿飯っていうのでオフィスに来て
一人の人が昔は毎日作ってくれてて
その頃は週一とかになったんですけど
元々僕がそのお釜っていうか
ライスクッカーみたいなやつを会社に置いて
それでお米も取り寄せのやつを会社に送ってたんですよ
そしたらそれを炊いて
温かいご飯の方がおいしいじゃないですか
ランチとかって
だからお弁当のなんかを持ってくる人でも
ご飯だけそれでやろうって話をしたら
だんだん炊き込みご飯を作ってくれたりするような人が
一人会社にいてですね
27:01
スピーカー 2
結局その人がすごい面白いってことで
皿飯で会社でみんなで取ってるところを
取るだけじゃなくて
その人の一日に密着したいって言って
朝4時ぐらいにその人自宅に行って
朝からずっと取ってましたけど
やっぱりああいうある意味余裕があるというか
取材もカツカツじゃなくて
ある程度人も使って時間も使ってお金も使って
本当にいいとこだけ削って出してるっていう感じは
まだいまだにNHKはあるんだろうなと思って
そこはなかなか他の民放では難しいんだろうなと思って
見てますけどね
スピーカー 3
オフィスで炊き込みご飯とか最高ですね
お昼に
スピーカー 2
あんこ鍋をしようなって話になったからですね
なんかあんこを買ってきたんですよ
スピーカー 1
すげえ
スピーカー 3
さばくの?
スピーカー 2
オフィスでさばくって言ってたんですけど
ちょっとYouTube見るからとか言って
YouTubeであんこのさばき方を見て
その後直後にあんこを
あのキッチンで海産のキッチンでさばいて
であん肝はこれから作りましょうとか言って
肝はあん肝で
なんかオフィスの匂いが残るからって
オフィスの外がテラスってなってたんですけど
そこのテラスのとこに置いてなんか煮込んでて
本当?
だから朝2人か3人であんこを買って
スピーカー 1
金曜の夕方からあんこ鍋をするってやってましたけど
あんこってなんか間違ってるかもしれないけど
あれ吊るして上からそぎ落とすみたいにするのが
正しいやり方ですよね
それオフィスじゃできなくないですか
スピーカー 2
オフィスの中にある台所があるんですけど
そこで吊るしてやってました
スピーカー 3
え、吊るしてやったの?
スピーカー 1
すっご
スピーカー 2
多分そのブログとかも残ってますよ
で一応なんかモザイクかけてましたけどその吊るして列には
スピーカー 3
閲覧注意
スピーカー 1
なんでモザイクかけるんですかあれダメなんでしたっけ
スピーカー 2
いやグロいからでしょ
多分クリックしたら見れると思うんですけど
スピーカー 1
なるほど
スピーカー 3
へー
スピーカー 2
ここちょっとオフィスのミーティングで
ミーティングに行って帰ってきたらなんかもう既に裁かれてたって
スピーカー 3
そう
スピーカー 2
いろんな人がいるなーって
世の中にいろんな人がいるなーって思ってたんですけど
スピーカー 3
オフィスにキッチンあるといいですよね
アメリカの会社とかはね必ずキッチンとかってあって
水回りちゃんとありますけど
日本の場合って給湯室みたいなああいう小さい感じじゃないですか
そうなんかキッチンがあるけど
スピーカー 2
給湯室ですよ給湯室でやったんですよ
スピーカー 3
えーそこにあんこ?
スピーカー 2
だから給湯室の流しがあるじゃないですか
シンクの
シンクの上に吊るせましたね
スピーカー 3
なんかクック使って
頑張りましたね
すごいなー
30:01
スピーカー 2
そういうことをいつもやってて
サラメシ取材班が発見したっていうことだと思うんですけど
スピーカー 3
そうなんだ
スピーカー 2
うん
だからまあ取材もよく調べてますよね
まあ調べる班の人がそういうのを調べて
会社でそういうなんか面白い食事の管理のことやってるとこ探して
広報宛に連絡入ってきて取材させてください
感じでじゃあオフィスでみんなで
持ち寄り
みんなが自分で作ったり家から持ってきたものを持ち寄って
並べて
でそれでランチを食べる日っていうのをやってたんで
それに来てください
でそれで社員みんなほとんどいるんで
そこで取材できますよって言って
やったらその
結構これもこれもすごい作り込んであるやつあるんですけど
これって誰がやったんですかって言ったら
全部この一人の社員の人がやったんですって話をしたら
ちょっとあのあなたをもっと取材したいですって話になって
それで朝から密着させてくださいって話になって密着
みたいな感じになってましたね
スピーカー 3
そんな舞台裏なんだ
スピーカー 2
舞台裏も全部ブログに書いてあると思いますよね
もう10年くらいなんですね
スピーカー 3
日本に僕がいた時なんで
皿飯まだやってますもんね長い番組
スピーカー 1
やってますね結構面白いですよね
スピーカー 3
面白いですよね
スピーカー 2
やっぱりそういうのを地道に拾ってるんでしょうねきっとね
スピーカー 3
リサーチの人たちもずっと見てるんでしょうね
スピーカー 2
♪~
~♪
[音声なし]
31:45

コメント

スクロール