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スピーカー 1
皆さんこんにちは、ライターのホンネです。 悩めるライターの疑問や不安を解消すべく、現役の編集者やライターがホンネで語り合うポッドキャストです。
株式会社YOSCA編集者の伊藤謙三です。 フリーライターの西東美智子です。 本日のテーマはこちら。
スピーカー 2
インタビューの録音どうしてる? はい、主に取材ライターさんでインタビュー行くときに、大体録音すると思うんですけど、当たり前のように録音してるけど、
意外と、じゃあ何で録音してるの?とか、いくつレコーダー回してるの?とか、
細かいことって、あんまり当たり前すぎて、ライター間でも話題にならないな、みたいな印象があって。
でも、ただただ自分で思い返すと、意外と工夫してきたしな、とか。
他のライターさん見て、あ、そうやってやってるんだって、たまたま知ることもあったりするんで、
皆さんの参考になるかもしれないので、あえて、かなり狭いですけどね、取り上げてみようというテーマでございます。
スピーカー 1
はい、ありがとうございます。
そうですね、インタビュー中、例えばICレコーダーを使って録音するっていうのは、本当に昔からやってることだと思うんですけど、
なんかあれって、時代変化してるじゃないですか、いろいろ。
例えばスマホも便利になってきてますし、オンラインでの取材インタビューとかもありますし、
文字起こしツールとかも出てきて。
そんな中で、この録音って部分、どう変わってきてるのか、もしくは変わってないのかみたいな部分、あんまり僕もよくわかってなくてですね。
ぜひ、斎藤さんがどうやって実践してるのか、みたいなところから探っていけたら面白いかなと思っております。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
はい、この番組は、プロライターの思考力を身につくオンラインスクール、あなたのライターキャリアコーダーのサポートでお送りしています。
ライターの骨、第200回です。よろしくお願いします。
スピーカー 2
はい、お願いします。
スピーカー 1
さて、今回は、インタビューの録音どうしてる?というテーマなんですけどね。
ていうか、余談ですけど、200回らしいですね、今回ね。
スピーカー 2
ね、なんか一応。
スピーカー 1
だからといって、200回かって感じで、なんも特別なこと考えてないんですけどね。
スピーカー 2
通常営業だね。
スピーカー 1
今回はインタビューの録音ってところなんですけども、もちろん斎藤さんはインタビューよくやられてる中で、録音ってのはしてます?当たり前のに。
スピーカー 2
私はしてますね。
スピーカー 1
じゃあ、どうやってやってるか、ぜひぜひ教えてください、きょうは。
スピーカー 2
そうですね、実はね、今私手元にメモしてきたんだけど、けんぞうさんから聞いて、そっか、オンラインの取材とリアルの取材でまた録音環境違うわと思ったので、2つに分けてちょっと話そうと思いますね。
まず、録音ツール、録音に何使ってるってところからかな、話そうかなと思いますけど。
リアルね、リアルだとICレコーダーを使ってます。
よくある、何て言うんですかね、10センチくらいの、今手元にあるパナソニックの電池式のやつですけど、これに外付けのT字の収音マイクみたいのをつけて、一番、それをメインにしてますかね。
スピーカー 1
今画面越しにちょっと見えたんですけど、なんか本格的に見えますね、それがあると。
スピーカー 2
そうなんですよ。
スピーカー 1
要は、リスナーの方にお伝えすると、通常のボイスレコーダーの先端に別で外付けの収音マイクをつけてるんですね。だからイメージはカブトムシみたいになってますね。
スピーカー 2
そういう形はね、そうですね。
スピーカー 1
いいですね、本格的だよ、それ。
スピーカー 2
なんかね、そうなんですよ。今本格的ってけんじょうさんおっしゃったんですけど、実際さ、もうスマホで録音できるのよ、窓際。なんだけど、ちょっとそれっぽいじゃん。ちゃんと録ってますよ、みたいな。
スピーカー 1
すごいそれっぽい。
スピーカー 2
そう、プロですよみたいな、こだわってマイクとかつけてますよみたいな風に演出できるので、別にこれ、必然性じゃないんですけど、3分の1ぐらいは演出で動いてる感じはありますね。
スピーカー 1
実際音はどうですか、その外付けの収音マイクを取り付けた場合って。
スピーカー 2
ちょっと多少ですかね、そんなに大きく変わる。最近収音マイク取って録音してないので、だいぶ前から使ってるからですけど、多少安定するというか遠くでも拾うのかな、やっぱり。
スピーカー 1
僕が気になるのはやっぱり、今時スマホでもできるじゃないですか、録音って。どっちが主流なのかなと。スマホで録音するのか、それともICレコーダー別で用意するのか。もしくはどっちも使うのかとかね。
スピーカー 2
そうね。それで言うと、だから私も1個じゃないんですよ。今メインのって言いましたけど、私取材のときに、リアル対面取材のときに、ノートPCも開いて横でちらちら資料として見てるので、それでも回してますね。
スピーカー 1
なるほどなるほど。だからスマホは正直なくてもいいんですね。2個あればね、いけますよね。
スピーカー 2
そうですね。だからスマホは出さないかな。インタビューする相手にもよりますけどね、全然IT企業の方にインタビューするとかだったらスマホ出してもあれかもしれないですけど、結構古い業界とかお役所とかで取材するときにスマホでって言うと。
スピーカー 1
あーなるほどね。確かに。そういうのもあるんですね。なるほどね。
スピーカー 2
そうそう。ICレコーダーって絶対大丈夫じゃん。どこでも大丈夫だから。
スピーカー 1
そうですね。確かに。安心ですね。
スピーカー 2
そうそう。ありますかね。
スピーカー 1
あともう1個気になるのが、ICレコーダーって別にこれからICレコーダーが今以上にハイテクになることってない気がするんですよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それっていつ頃のやつですか?買ったのは。今使われてるの。
スピーカー 2
そうだよね。いつだろうね。取材始めてからじゃないですかね。だからもう何?6、7年前とかじゃない?
スピーカー 1
まあでもイメージそんな感じかなと。全然それでも使えるとかですよね。
スピーカー 2
そうですそうです。全然壊れるものでもないしね。ICレコーダーなんて。
スピーカー 1
そうですよね。だからもう録音するだけですもんね。何ならね。
スピーカー 2
うんうんうん。そうそうそうそう。なんかうちの夫もちなみに記者、編集者ですけどもほとんど10年以上同じ使ってるんじゃない?
スピーカー 1
そうですよね。例えばその音声を何かに使うわけでも、別の動画で使うとかでもないですもんね。記録用ですもんね。
スピーカー 2
そうなんですそうなんです。シンプルだしね。
スピーカー 1
確かに。っていう意味では本当何でもいいというかね。割と本当に何でもいいんですね。
スピーカー 2
そうそうそう。あとじゃあ私の例を今話しましたけど、他のライターさんでこういうの使ってるって聞いた話だと、やっぱりスマホアプリ使ってるって人いますよね。
ICレコーダーとスマホとかっていう人がいるっていうのと、あとはもう最近あるのが、ノッタの私もね、使ってる文字起こしの、AI文字起こしのアプリですけど、
もうそれでリアルタイム、あれ録音ができるんだよね。録音しながらリアルタイムで文字起こしできるんで、
そう、それをPCとかスマホのアプリでノッタのアプリ開いてやってるっていう。
ああなるほどね。確かにノッタにね、その読み込ませること考えたら、PCで録音したりした方が手取ればいいんですね、じゃあね。総合的に見て。
確かにそうかもしれないですね。たとえばノッタのアプリとかだったら、もう同期してるじゃん。もうずっと一つのアカウントで。
クラウドで同期してるから、スマホで録音してそれがそのままノッタのクラウド上にアップされるから、PCで聞けるって感じになるとは思いますよ。
スピーカー 1
はいはい。じゃあ総合とICレコーダーちょっと劣勢ですね、なんかね。
スピーカー 2
そう、今ちょっとね。ただそれこそノッタね、なんか1ヶ月前なんかすごい不具合があって、1日ぐらいアクセスできなかったことがあるんだよ。
だからやっぱりそういう意味ではもうちょっとアナログなのもあった方がいいかもと、そういう意味でも2つぐらいはツールあった方がいい感じでね。
スピーカー 1
確かにバックアップ的な意味で2つはじゃあ欲しいですね、その録音する関係はね。
スピーカー 2
少なくともね、2つだねと思いますね。
スピーカー 1
なるほどなるほど。
スピーカー 2
はい。で今じゃあそのオンライン、リアル対面の主題の話ですけど、オンラインだとよく使うのがやっぱZoomとかですけど、そしたらまあレコーディングそのZoomとかGoogle Meetとか、あとはあれか、マイクロソフトなんだっけ。
Teamsですか。
Teamsそうだそうそう。Teamsとかの機能でレコーディングをすること、するのがやっぱりそうですよね。
ただただこれ私すごく経験上、ここ結構役立つ情報かもしれないんだけど、私取材相手も1つのパソコンに向かって喋ってる。みんなリモートみたいな、わかります?1対1がたくさんいるみたいな状態だと、全然綺麗に音拾うんですよ。
なんだけど時々あるのが、私はオンラインで参加してるけど、相手、取材相手はもう会議室だと。3,4人、4,5人いるみたいな。会議室のテーブルの真ん中だけにマイクがあるみたいなパターンだと、ちょっとね不安なんですよ。Zoomのレコーディングだと思うと、どこまで拾うのかっていうのが不安だし、
あとこれは1対1とかでもそうなんですけど、相手のね、相手さんの、レコーディングされてる方のPCスペックにかなり寄ってくるというか、レコーディングするとやっぱめちゃくちゃPCあれね、負荷かかるんで、バリバリバリバリってなったりするっていうね、ちょっとリスキーだっていうこともあるので、
たとえば私だけが、私が例えば自宅のオフィスにいて、取材相手は会議室にして、私の直接のお客さんも例えば会議室の会議室にいるとかってなったら、そこでICレコーダーかスマホ回してくださいっていう。
はいはいはいはい、なるほどなるほど。 そうそうそう。で私の声は、こんな風に声でかいし、だいたい入るのよ。なんだけど、しかも入んなくていいじゃん、ぶっちゃけ私の声なんて。レコーディングに入んなくていいんで、お客さんの声がちゃんと入るように、もう可能でしたら現地で撮ってくださいって言うようにしてますね。
なるほどね、これは大事ですね。確かにそれかなり想定される時代ですね。 ね、なんかね、そのオンラインのリモートの取材が増えてきたからこそ、ちょっと出てきた問題というか、レコーディング録音の仕方だなと思いますね。
スピーカー 2
うんうんうん、そうなんですよ。それくらいだったら、まあ多分怪しい。
スピーカー 1
別にそんな悪いことしてないしね。全然ね。
スピーカー 2
悪意があってやってるわけじゃないですからね。
スピーカー 1
はいはいはい。ここまでが、じゃあこう割と録音する、してるときの話ですね。
スピーカー 2
そうですね。取材の当日とかね。
スピーカー 1
こっからは録音した後かな、じゃあね。
スピーカー 2
そうですね、そうですね。昔はね、録音した後は文字起こしして、みたいな感じでしたけど、じゃあ後どうするかっていうと、
まず私の話をすればいいのかな。私は文字起こししなくなりました。しなくなった。それこそのったに入れて文字起こしさせる。
で、しかも全部は聞き直さないかな。全部聞き直さない。これは全然、ノッタとかが出てくる前から全部聞き直さないって結構いたので、
それは割とよくあることなのかなと思いますけどね。で、だいたい記憶の中にあることとか、
ノートに書いてる取材地のメモですね。書いてあることを元に、だいたいざっくりとした記事の構成案を作って、
で、その後ちょっとノッタザーッと文字起こし見て、あ、そうか、こういう話してたなっていうのをちょっとやって、
肉付けしていく、構成に肉付けしていって、っていうような感じで使ってます。
スピーカー 1
はいはいはい。ちなみにそのノッタで文字起こしするタイミングっていうのは、いつですか?
そのインタビュー終わった、直後って言ったら、例えばじゃあ、もうインタビュー終わりましたと、近くのカフェでもう始まってるみたいなとか、
たとえばその場でリアルタイムで起こす場合もあるのか、文字を。
スピーカー 2
そうですね。まあそれをしてる人は、もうノッタでリアルタイム文字起こしてる人はそうだし、私はそうだな。
まあでも終わった後、カフェでやることもありますけど、まあそれケースバイケースかな、ほんとに。
スピーカー 1
あ、じゃあそんな急いで文字起こしって感じでもないんですね、じゃあね。
スピーカー 2
うん、別にね、あのノッタに入れたらほんと1分とかで全然文字起こしてくるから、いつでもいいかなみたいな。
スピーカー 1
まあ内容はもう頭入ってるわけですもんね、そもそも。
スピーカー 2
そうそうそう、で一つ、まあもしその早くノッタ取り込んだ方がいいのがあるとしたら、まあバックアップだよね、間違ったデータ消しちゃわないとか、
っていうクラウドへのバックアップという意味で早くするメリットはあるかな。
あとね、えーっと、ゆーっとしたんだったかな、そう記憶をもとに構成、あんまり音全部聞き直さないみたいな話ですけど、
やっぱさ、取材ってさ、1時間以上とか1時間とか1時間以上とかやったりするわけじゃん。それを2000文字とか3000文字とかにまとめないといけないってなると、
全部聞いてたらさ、取捨選択の感覚が鈍るんだよね。
大平 なので、記憶に残ってるってことは重要なというか、そういう向こうもそういう熱量で話してきているようなことだから、で私もこれ重要だなって聞いてるってことだから、やっぱそれをベースにする、あえて聞かない、聞きすぎないっていうのは大事。
スピーカー 1
なるほどね。今僕すごい聞いてて思ったのが、斎藤さんって勉強得意ですよね。
スピーカー 2
大平 何それ、いきなり?得意なのかな。
スピーカー 1
勉強得意でしょって、例えば授業中にもうすでにインプットが始まってるわけですよ。もういろいろ。本当に聞いた情報を買いつまんでもうすでに取捨選択してると。
僕みたいな勉強とか全然やってこなかった人はね、そんなことできないですよ。とりあえずノートでも取って、後で考えればいいやつだよね。
この差が出てるなと思って、今ね、斎藤さんやっぱりこう、もちろん記憶力がいいってのもありますし、その場でこういろいろ取捨選択できるってところで、なんかやっぱね、流石だなって思うところがありましたね。
これってみんなできるもんなんですかね。
スピーカー 2
大平 いや取材ライターは結構やってんじゃない?
スピーカー 1
必須かもはや。
スピーカー 2
大平 わかんないですけど、じゃないとやっぱ効率的に回らないとかもあるし、てかあれだよ、授業を聞く時の態度と取材する時の態度って違うじゃん絶対。
スピーカー 1
まあまあ、もちろんそうですね。
スピーカー 2
大平 それはあるから、できることはできると思うし、あと私がそれがやりやすいのは、一人で取材行くんじゃなくて、だいたいお客さんとか誰かと一緒に取材行くんだよね、同行者がいて。
取材終わった後に、たとえば駅とかに歩いて帰りながら、あ、この話良かったですよね、この話は盛り込みたいですよねとか、あの辺の話長かったけど残念ながらカットだよねとか、話しながら帰ることが多いんで、記憶が定着するんだよね。
スピーカー 1
なるほどな、そっかそっか。だからそう思うと、音源って本当に最終的なバックアップの妄想が強いなと。
スピーカー 2
大平 そうそうそうそう、あとは最終確認だよね。これもそうですね、時間的に最後になると思うんですけど、最後、じゃあ一通り記事書いて、遂行する、見直し修正するときに事実確認、大丈夫かなとか、
あと脚色したりすることあるじゃん、取材記事とかって、その時にお客さんにこれは音源のどこどこあたりの内容でしたが、前後の内容とかから推測して脚色していますっていうのを示すために使う。で、お客さんもその確認できるように載った共有したりとかしてます。
スピーカー 1
なるほどなるほど、やっぱそう思うともう録音データはもう本当ある種おまけですね、これはね。重要ではあるんですけど。
スピーカー 2
大平 そうそうそう、最終証拠になるからね、絶対に必要ではあるんですけどね。
スピーカー 1
そうそうそう、だからなんか絶対録音した方がいいのは間違いないんですけど、なんかなきゃできないってわけでもないんだなっていうね、そのデータがね。
スピーカー 2
大平 そうですね、記事書くっていうところで言うとね、でも余談ですけど、編集者としてはの話を今度最後すると、一回私編集者として取材ライターさんにお願いしたことがあるの、取材をしたら、
大平 僕は1時間までの取材は録音しないんですって言われた時に、ひーってどうチェックすればいいのってなったんで、編集者目線ではやっぱ録音はしてくださいと。
スピーカー 1
そうですね、僕も今ちょっといらないんじゃねみたいな話をしようとしたけど、別にそんなことないですよねもちろん、絶対いりますからね、証拠としてね。
スピーカー 2
大平 うんうんうん、まあそういう感じですかね。
スピーカー 1
そういう意味でもちゃんとツール使うなりしてね、きれいにちゃんと聞こえる音を取るっていうのはね、確かに大事だなと思いましたね。
スピーカー 2
大平 確かにね、いろんなツールも今ありますからね。
スピーカー 1
じゃあ今もね、昔も録音はね、ちゃんとやってますねみんなね、しっかりね。
スピーカー 2
大平 そう、やろう、いろんなツールがあるけどやろうっていうのはまとめですかね。
スピーカー 1
ありがとうございます。
スピーカー 2
大平 ということでですね、当番組ではリスナーの皆さまからの質問や感想も募集しております。
こういうふうに録音の時に工夫しているとか、こういうツール使っているようなのがありましたら、YouTubeの概要欄またはPodcastの詳細などに投稿フォーム記載しておりますので、ぜひお寄せいただけると嬉しいです。
スピーカー 1
はい、ありがとうございます。
それでは後半です。後半はフリートークの時間でございます。
スピーカー 2
大平 はい、ちょっとけんぞうさんにね、話をちょっとしたいのが、読書デビューをね、最近されたけんぞうさんに。
スピーカー 1
けんぞう そうですね、何週間前からね、前にね、このPodcastで言いましたね、全然本読まないんだけど普段。これまで読んだことなかったけど、ちょっと図書館行ってみたよと。
スピーカー 2
大平 ね。
スピーカー 1
けんぞう そんな話をしましたね。
スピーカー 2
大平 そうそうそう。もうね、嬉しいんです私は、けんぞうさんと小説の話ができるのがね。
けんぞう うん。
大平 はい。で、なんでね、けんぞうさんなんかいろんな周りの人からこういう本、なんかいい本あるって聞いてるって聞いたんで、うかがったんで、私もちょっとこの本おすすめだっていうのを紹介するっていうのを今日やろうかな。
スピーカー 1
けんぞう これはいいですね、気になりますね。やっぱりね、いろんな方おすすめしてくださいますけど、まあ結局ね、誰がね、誰が教えてくれるかって結構大事なんですよね、僕の中でね。
スピーカー 2
大平 ああ、なるほどね。
スピーカー 1
けんぞう まあいっぱい教えてくれる中で、もう俺はこれが面白かった、俺はこれが面白かったっていうのもすごいいいんですけど、やっぱりこう身近でこう一番ある種、こう本に近い人って多分僕の中で斎藤さんなんですよ、割と。
スピーカー 2
大平 マジか。
スピーカー 1
けんぞう うん。が、まあどのようなものにこう感銘を受けるないしはこうね、おすすめしてくれる方はかなり気になりますね。
スピーカー 2
大平 うん。まず前提として、じゃあ私どういう本、小説読んでるかっていうと、私はね、近代文学しか基本読まないです。
スピーカー 1
けんぞう ほう、なんすかそれ。
スピーカー 2
大平 まあ要は現代、現代の文学はあんまり読まないっていうような感じですよ、逆に言うと。だから芥川賞を取ってる作家さんとか。
スピーカー 1
けんぞう うーん。あ、そっか、近代ってことは現代じゃないのか。
スピーカー 2
大平 そうそうそう、まあ日本で言うと夏目漱石、芥川龍之介とか、谷崎純一郎とかあるし、まあ海外もね、まあドストエフスキーとかも近代文学あると思うんですけど、まあそういう系の昔の作品読んでる感じなんです。
現代文学とか多すぎて、だから追い切れないんで、だから好みにも寄ってくるかなって思うんですよ。で、近代文学だとある程度評価が固まったものが書籍になってるみたいなのもあるので、まあ読んであんまり失敗ないかなみたいな。
スピーカー 1
けんぞう あーなるほど、確かに確かに。
スピーカー 2
大平 そうそうそう、そういうのもあるっていう意味では近代文学って感じなんで、今日はね、ちょっと古めの海外文学を紹介する。
スピーカー 1
けんぞう お、いいですねいいですね。ちょっと今手元にペンとノートあるんで、メモりながらにします。
スピーカー 2
大平 はい、えっとね、モームっていうね、作家のね、月と6ペンスって聞いたことありますか?
スピーカー 1
けんぞう 何て?月と何?
スピーカー 2
大平 月、月はお月さんはね。
けんぞう ムーンのね。
大平 ムーンの月と、6ペンス、まあ6は数字の6で、ペンスはお金の単位だよね。
スピーカー 1
けんぞう あ、6、シックスペンスってことか。
スピーカー 2
大平 そう、そうそうそうそう、シックスペンスですね。
スピーカー 1
けんぞう うん。これおすすめですか?
スピーカー 2
大平 おすすめ、おすすめ。で、いや今さらこれね、サイトおすすめかよみたいな、もうめちゃくちゃ名作なのよ。
スピーカー 1
けんぞう あー知らなかった、知らない、初めて聞きました。
スピーカー 2
大平 いやでもね、ほんと恥ずかしながら、私最近ちゃんと読んだんですよ、月と6ペンス。
いろんなきっかけがあってね、まあどんな話かって言ったね、なんですけど。
まあ要はね、画家の話なんですよ、画家。で、ゴーギャンって画家聞いたことありますか?
スピーカー 1
けんぞう あー、わかりますわかります、はい。
スピーカー 2
大平 そうそう、ゴーギャンをモデルにした、まあ最後の方タヒチっていうね、南の国に行って、
すごいその、まあなんて言うんですかね、印象派とかそのモネみたいな、フワーみたいなやつが流行ってた直後に、
けっこうがっつりした色彩で、がっつりした線で描くみたいな感じのことをしたのはゴーギャンなんですが、
そのゴーギャンをモデルにした画家の話なんですよ。
それを、まあ語り手が、それは若い小説家なんですけど、がちょっとその、まあひょんなことから知り合って、
ゴーギャンがどんな風にして画家になっていったのかっていう、けっこう破天荒な人なんですね。
ゴーギャンというか、ストリックランドっていう名前でね、言ってるんだけど、作中では。
どういう風にタヒチまで行って、どういう風に売れたのかっていうのを語ってる。
スピーカー 1
なんかね、いいなと思ったのが、おすすめできる状態がすぐ僕羨ましいですね。
なんかかっこいいわ、それだけでも。
スピーカー 2
そうでね、何が面白いかっていうと、じゃあそのね、画家がストリックランドが、
じゃあその画家として体制するまでって言ったら、なんかね、朝ドラか大河ドラマみたいな感じのことを想像するじゃないですか。
スピーカー 1
まあまあそうですね。