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2021-08-11 21:01

第240回 春日博文氏(ポート株式会社代表取締役社長CEO)【前編】

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今回は、領域特化型のインターネットメディア事業を展開する、ポート株式会社の春日博文社長にお越し頂きました。

春日氏は、大学在学中に新卒採用支援やプロモーション支援を個人事業主として開始されました。
そして、大学卒業と同時に、現・ポート株式会社を創業され、2018年に当時30歳という若さで東京証券取引所マザーズ市場及び福岡証券取引所Q-Board市場重複上場へと導かれました。
学生時代は何をしても「そこそこ」だった春日氏が、現状打破のためにおこなった「挑戦」とは?人生を切り開く、経営哲学のヒントが得られます。ぜひインタビューをお聞きください。




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社長に聞く＀in WizBiz
本日の社長に聞く＀in WizBizは、ポート株式会社代表取締役社長CEO 加須賀裕文様でいらっしゃいます。まずは、経歴の方をご紹介させていただきます。
1988年、埼玉県生まれ、在学中に新卒採用支援やプロモーション支援を個人事業主として開始。
2011年、大学卒業と同時に株式会社ソーシャルリクルーティング現ポート株式会社を創業。そして、2018年、東証マザーズ福岡旧ボードに上場されている上場企業の社長様でいらっしゃいます。よろしくお願いします。
どうぞよろしくお願いします。
まず最初のご質問ですが、ご出身埼玉ということで、小学校・中学校時代はどんな少年でいらっしゃいましたでしょうか。
そうですね、特に本当に変わらない少年ですね。何も特徴もなくてですね。いわゆるスポーツ、勉強、そういったものも特に、いわゆるそんなに誰かよりもものすごくできるとかではなく、ちょっと人よりはいいかなぐらいの、マイナス点を取るほどじゃないかなぐらいの感じの人で。
クラスの中でも、たまにもちろん委員長とか部長とかそういうのをやったりとかはしてましたけれども、何か全体の中で旗振り役みたいな感じのタイプかというと、そんなことでもなかったです。
小学校の時の思い出とかございますか。
小学校の時の思い出ですか。サッカー6年間やってたんですけど、そんなにうまくなかったんで、全然レギュラーとかになれなかったんですけど、やめたいんですけど、親父が教師でめちゃくちゃ厳しくてですね、やめるとかっていうコミュニケーション取れる機会すらないんですよ。
なので、全く何も言えずに6年間経ってました。中学に入れば帰られるだろうみたいな。
厳しいお父様でらっしゃったんですね。
そうですね、公務員関係もあって。
中学時代の思い出なんか何かございますか。
中学はですね、やっぱりスポーツ勉強、それぞれやってみたもののですね、やっぱりこれもまたですね、全体的にオール4な感じだったんですよね。
逆にオール4って普通すぎるってことを逆に思い出に残ってるくらい普通で、人生そんな感じなのかなって逆に中学の時は思いました。
なんか今までのお話聞いてると、サラリーマン志向的なお話ですね。
そうですね、親父も学校の教員だったこともあって、親からも基本大学では教職の免許を取って教員になるっていうことを前提に教育されてきてるところもあるので、そういった意味では比較的サラリーマン志向って話なのかもしれません。
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なるほど、ありがとうございます。高校は埼玉の高校でらっしゃいますか?
そうですね、公立の男子校ですね、地元の高校でした。
なるほど、何か高校時代の思い出とかございますか。
高校ですか、高校は中学の時に一定程度そんなもんかなって思ってたところに対して、自分の中でも人生を変えようと思って挑んだのが大学受験だったんですね。
日々比較的真面目に中学校の時以上、高校の時結構真面目にやってたこともあって、私学習院大学出身なんですけど、指定校推薦で学習院大学行けたんですよ、推薦取れば。
ただ、やっぱりこれだとまた普通みたいになっちゃうと思って、ちょっと挑戦しようということで大学受験、もう一回大学受験やってみたんですよ。
それは全然ダメでですね、浪人して勉強しようと思って、ひたすら勉強して圧倒的に勉強したと思ったんですけど、受かったのが学習院大学になっちゃったんです。
それで結局これ、それもそんなもんかなっていう感じということで、要は常に自分の現状を打破したいなと思っているものを打破できない。
なんかそんなのがですね、実は18年間ぐらい続いてました。
なんか学習院大学でもオール4でも、いや頭いいと思うし、いい大学だしっていうそういう感覚なんですか?
めちゃくちゃ悪くはないと思うんですけど、勉強した量に比べるとできた成果が今一つだったっていうところですかね。
なるほど。学習院では、いわゆる教職取る側の学部というかそういう感じでやっちゃったんですか?
たまたま経済学部で、もともと英語の教員になろうと思ってたんで、基本英文学とか文学部とか受けてたんですよ、教育学部とか。
ただもう全部落ちて、たまたまバレンタインデーが学習院大学の受験日で、バレンタインどうせ何もないから受験日入れとくかぐらいの感じで、学習院大学の経済学部受けたら、そこだけ受かったんですよ。
じゃあちょっといい大学なのに滑り止めみたいな感覚で。
でも本当それしか受かなかったんですよ。
大学時代はもう授業を創業されていらっしゃるんですけども、大学に入ってから何か授業をやろうみたいなことをお考えになったんですか?
大学の、結局導入を終えて大学に入って、大学のこの4年間で逆転するしか方法がないので、まずは資格の勉強をしようと思ったんです。
大学1年の時に資格の勉強を始めたんですけど、そもそも勉強できなかったので、難易度の高い資格の勉強をしてもうまくいかないんですよ。
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それで1ヶ月くらいで今日も難しいなと思って諦めてて、何かないかなーとずっと探してたんです。
そしたらたまたま飲み会で、中央大学の大学4年生の人が学生で起業してたんです。
今結構学生起業は比較的普通になってきましたけど、まだまだ僕の当時の14年前くらいって、まだまだ学生起業なんてそんなに多くなくて、
大学生で株式会社を運営するってことって、社長っているんだなって、むしろその時に思って。
その時にその先輩が言われたんですね。
これまで大学に入るまでって、受験勉強とかもそうですし、インプットして受験でアウトプットしてという形でもそうですし、勉強もすべてそうですし、
結局道があって、その道の中をどれだけ早く進むか、効率的に進むかということを求められているのが大学まで。
大学からは社会に出るときの、本当に三角式な中間地点の場所で、そこではいかにアウトプットしてインプットしていくっていう構造的な改革をしなくちゃいけないのか。
それをやるためには、まさにビジネスっていう体験を大学時代中にするべきで、むしろ今までインプットアウトプットは苦手だったんだったら、
そっちで勝負しないと、もう何もないぞって話をされたんです。
僕はその通りだと思って、結局自分がこの18年間何も成し遂げられていないのは、そもそもこの構造の中で戦えないということがわかったはずなんで、
であれば違ったところで戦うチャンスを掴むしかないなと思って、それで大学1年生の冬ぐらいですかね、ぐらいからまさにビジネス始めたっていうのがきっかけですね。
最初から採用支援とかでらっしゃったんですか?
たまたま大学の冬に始めたものは、最初NPO法人だったんですよ。
そのNPO法人が主催するビジネスコンテストがあって、大学生たちが自分たちで起業するプランを練って、そこで優勝すると100万円を出して、
それを起業式にしてもらうっていうビジネスプランコンテストをやってたんですね。
その運営をやってまして、その時にその運営をやるにあたっての開催資金を獲得するということで、企業さんに営業に行ってたんですね。
そこでこのビジネスコンテストには、そういうすごく前向きな学生がすごく来るから、そこの人たちを採用しましょう、そういう共産営業活動だったんですよ。
その時にこのビジネスコンテストは一旦ちゃんと終えられたんですけど、その後に結構そこで出てきた企業の採用の担当者の方とか経営者の方々と一気にたくさん出会えたので、
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その方々から、別にビジネスコンテストじゃなくてもいいんだけど、いい学生いたら紹介してくれない?みたいなことをすごいいっぱい言われたんです。
それで、なるほどね、そういうのってビジネスになるんだな、みたいなところがありまして、それで個人事業として、いわゆる中学生、大学生を多く集めるマーケティングをやって、
そこから学生さんを企業とマッチングするという事業をその後に始めたという感じでした。かなりたまたまです。
なるほど、でもある意味運命というか。
そうですね、私としては一番最初に大学4年生の学生企業家の先輩と会って、そこでアクションをするっていうこともそうでしたし、
その後にビジネスコンテストで一生懸命頑張った結果、出会えたネットワークだったと思ってますし、
そういった大学1年生以降、目の前にある目標ってものに対して120%で突き進んだ結果、得られるものがものすごく多いっていう現実体験を得られました。
なるほど、大学時代のいろんな事業をやられてるやつだったと思いますけども、その時の強い思い出というかですね、強く印象に残っているとかがございましたでしょうか。
そうですね、かなり大企業とか、いわゆるベンチャーの会社っていうのは、ものすごい採用活動のお金をかけていて、
もう本当全社一丸となって、いかに優秀な人材を採用するかというところに向けて取り組んでるんだなってことをすごく肌で感じたんですよね。
私がこういう優秀な学生を集められますっていうところには、ものすごく興味関心を持っていただいたところもあって、
そういった中で、これだけ大企業っていうのは、採用活動ってところに対して本気で向き合ってるんだな、逆に言うと、それだけコストをかける。
だからこそビジネスチャンスがあるっていうふうにも、一方で思ったというところでした。
ありがとうございます。
その後、大学卒業と同時に株式会社を創業されてらっしゃるんですが、就職活動は一切されなかったということですか。
いや、就活はかなりしました。大学の3年の時から、大学の4年の末まで、ずっと就職活動して内定していて、その会社で半年ぐらい働いてて、
最終的に卒業する1ヶ月前、2月末に辞退して、3月に創業したということです。
就活は一生懸命やったのに、辞めて創業に至る思いというか、なぜそう思ったのかというのを、もしよろしければ教えてください。
就職活動は、かなり前段話に戻ると、大学1年生の時に、とはいえこの4年間で追い越そうという気持ちがまだあって、その気持ちが残っていたので、
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そういった中でいうと、ある種の大企業の会社に就職するという1つのオプションは、このタイミングで逆転するということの意味合いでも、1つあるんじゃないかというふうに当時は思っていたんですよ。
そういうふうに思っていた結果、やはりそういった日本の大企業をたくさん受けたりして、大学の4年の最初の方にある程度内定が出て、
そういう会社に行こうかなと思っていたんですよ。
ただ、いろいろ考えていくうちに、いつかは自分がこの大学の4年間を振り返った時に、こういうビジネスを自分で作って、何かの物事を作っていくということは、いつかはやりたい。
でも、やっぱりどこかで当時、この大学の4年間も結局個人事業だったので、従業員を雇ったりとか、何かそういう組織的に組織だってやっていたか、決してそんなことはなかったので、自信もなかったんですね。
そこが結構工作して、さあどうしようと思った時に、結局これやり始めてみて、最後は2年か3年間やってみて、ダメだとしても、大学院に行ったと思えばいいかなぐらいの感じになってきて、
そうすると、基本的には年齢が上がれば上がるほど、何かを新しいアクションを起こすリスクって大きくなると思っているので、
そう考えると、大学卒業するタイミングで一番リスクが低くて、かつ、とりあえずやってみれば、やってみてダメだったな、みたいなスタンスで入れるっていうことをちょっと思い返した時に、
今やらないっていう判断に逆に至らなくて、何で今やるしかなくなってきたっていうところで、じゃあやろうっていうところでした。
何か、創業、起業する時に怖さとかそういうのはあんまりなかったもんですか?
最初は少しそういう、なんていうんでしょうかね、とはいえ組織だけやってなかったので、できるかわかんないな、みたいなのがあったんですけど、
ただ正直個人ではある程度成り立っていたので、全く無理ってことはまずないなとは思っていました。
ご両親とかご親族の反対とかそういうのはなかった?
めちゃくちゃありましたよ、それは。それはめちゃくちゃありまして、やっぱり日本の大企業に内定してたっていうのも一定程度知ってたので、頼むからそっち行ってくれた。
なんなら結構泣いてきて、内定自体するからちょっと会社やるんだって安心したらめちゃくちゃ泣かれて、なんなら怒られていったような形で、
どうしようかなと思ったんですけど、ただやっぱり僕も僕で、ここでやっぱり向き合い方みたいなところをちょっと感じたんですけど、
結構親からすごく怒られたんですよ。僕が言ってもどうせ理解しないし、どっちだっていいでしょ、結果的にうまくいけばいいでしょみたいな話してたんですよ。
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そしたら、本当に頑張りたいんだったら、その気持ちをむしろ伝えられないと、むしろ頑張るんだなっていうことすら思えないでしょみたいな。
だから本当にやりたいと思ってるんだったら、そのことを本気で言うよみたいな話をされて、確かに自分もどうせ言ってもみたいな形になってしまっていて、
本気で向き合うんじゃないですけど、そういうところからちょっと逃げてたところもあったなと思って、そこではっきりとちゃんと伝えたら、そこから応援してくれて、結果起業するときに50万円足してくれて、そのお金で起業できたという。
3分コンサルティング。ウィズウィズが社長の悩みを解決。
本日の3分コンサルティングは、T様、メーカーだそうです。
弊社は昭和50年に創業して以来、化粧品の研究開発と製造に携わってきました。
昨今の施策を鑑みて、副業も徐々に許可していこうと考えております。
ただ、本業に支障を来させるのではないかと懸念もあります。
もし副業を認めるにあたっては、経営者として気をつけた方がいいポイントなどはあるのでしょうか。
ご教示いただければ幸いです。
私どもの会社はずいぶん昔から副業を認めています。それも推奨しております。
この番組でも何度もお話していますが、経営者向けネットメディアをウィズウィズはやっているので、経営者の気持ちは分からなければいけない。
なので社長になりなさいと。それも副業で社長やれと。推奨というような感じでお話しています。
うちの社員たちには、中には社長業が何人かいます。
ですので、副業をなんで認めるのか認めないのかというのが、まず一つ目のテーマですね。
本社としては何か目的があられますでしょうか。
もう一つは、世間がやっているから必ずやらなければいけないのかという話になると、別にそれはどっちでもいいんじゃないかなと思います。
ですので、私はその辺はどちらでもいいんじゃないかな、会社様のご方針に合わせるべきだというふうに私は思っております。
もう一つは副業を認めるには、副業規定とか就業規則を全部見直さなければいけません。
私どもも就業規則があり、そして副業規定を作りました。
ちなみに副業規定を作っていたのですが、その後助成金とかが出てきて、副業規定を作ったら5万円とかもらえるというのを、ちょっと逃してしまいましてもらえませんでしたが、もう最初からとダメなんですよね。
とはいえ、そんなものはありますので、そういう助成金をもらっていただいてもいいんじゃないかなと思います。
もしかしたら、今はもう終わっているかもしれませんけれども。
その規定を作ったときに、例えば本業に関わることはやっちゃいけないとか、本業の情報が漏れないようにするとか、そんなことを結構気にしないといけないんじゃないかなと思います。
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ですので副業規定が結構重要ですね。
かつ申請制度にされてはどうでしょうか。
私どもも申請制度にして、社員からこういう事業をやりますと出てきたときに、ちょっとかぶるなと思うときにはちょっと確認するとか、そんなことができるようにするといいんじゃないかなと思います。
一番はですね、最悪なのは、ご本業とほぼ同じようなことを裏での会社でやり、それを隠していて、後で大問題になるみたいなことがございます。
過去私のコンサルティング先でも、そんなことをされた社員さんがいらっしゃって、即日自主退職をお願いして一筆そのままで取るみたいなことを行ったことがあります。
どうしてもそういうことが必要になるときもあります。
逆に言うと、その副業規定とか就業規則がしっかりしていると、そういうことは起こらないんじゃないかなと思います。
送りにくいんじゃないかなと思います。
そういう意味で、是非ですね、就業規則、規定などなどをしっかりし、かつ不正が起こらないようにとか、本業とうまく被らないようにとか、そういう懸念点をきちっと先に考えて、
規定、就業規則を作っていっていただいたら、よろしいんじゃないかなと思います。
その辺のルール作りが一番重要だなと思っております。
是非ご注意いただければと思います。
本日の3分コンサルティングはここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの生光社長、生光経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもウィズビズが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、皆さんの会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
是非ネット検索で、経営ノート、スペース、社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に行くインウィズではここまで。また来週。
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