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2020-04-15 20:07

第171回 平間律子氏(ベースシステム株式会社代表取締役社長)【前編】

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今回はベースシステム株式会社の平間律子社長にお越しいただきました。

学生時代に旦那様と出会い、2人で起業することを決められ、ソフトウェアの開発・販売をする事業をスタートします。しかし2007年に社長であった旦那様が病気で亡くなり、平間律子氏が社長を継ぐこととなりました。社長交代後に古参の社員が辞めるなどの困難に襲われますが、それを乗り越えて経営を続ける平間律子社長の経営者インタビューを、ぜひお聞きください。




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社長に聞く＀in WizBiz
本日の社長に聞く＀in WizBizは、ベースシステム株式会社代表取締役社長の平間律子様でいらっしゃいます。
まずは、経歴の方をご紹介させていただきます。
静岡県出身でいらっしゃいまして、大学卒業後、一般企業に就職、その後、ご結婚。
学生時代から、2人で企業を考えていた旦那様と、1984年にベースシステム株式会社を創業されていらっしゃいます。
その後、2007年に旦那様がご病気でお亡くなりになり、社長となられていらっしゃいます。
事業としては、自動車整備業務系ソフト開発・販売をする会社を経営されていらっしゃいます。
本日はよろしくお願いいたします。
お願いします。
ご出身は浜松?
浜松です。
小学校・中学校時代はどんな幼少期を過ごしなられましたか?
おとなしい子でした。
今とはずいぶん違いますね。
ずいぶん違います。
小学校の時に、すごいおとなしい子で、家では全然違うんですね。
家では、結構気が強い女の子で、よくしゃべっていたんですけれども、
たぶん、私、体育が苦手なんですよ。
それで、あんまり目立つと、体育が苦手なのがバレると嫌だなと思って。
それで、すごくおとなしくしていたんですけれども、
でも、小学校6年間おとなしくしていたら、いいことが何もなかったんですよ。
それで、中学の時に2つの小学校が一緒になるということを契機に、キャラを変えようと思いまして、
それで、ちょっとずつ、そんなに急には変えられないので、ちょっとずつ変えていって、
だから、学校の先生もよく言われたのは、絶対手を挙げないんですよ。
それで、指すとちゃんと答える、そういう子で、
あと、この間、小学校の同窓会に行って言われたのは、神谷って言ったんですけど、
神谷さんはいつも静かにしてるんですけども、じっと僕たちのことを見てたねって言われたんですよ。
それは今も同じかなと思います。
なるほど。平間社長は、リスナーの皆さん方に先にご説明しますと、
私と相当仲良くて、多い時は月に3回飲んでるんじゃないかという感じなんですが、
ちょっとよくしゃべる平間社長のイメージしか私の中にはなかったものですから、
小学校の時、静かだったんだみたいな驚きを今、受けておりますが、
中学の時は割と活発になられてたんですか?
少しずつですね、そんなにキャラを変えるとおかしいので、
人見知りなんですよって言うとみんながすごく驚くんですけど、
本当に人見知りなんで、たぶん小学校の時もそこら辺のハードルを超えられなかったのかもしれない。
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人見知りなんで、だから仲良さんとは大丈夫なんだけど、
ちょっと知らない人だと恥ずかしくなっちゃう。今もそうです。恥ずかしい。
なるほど。高校も静岡でいらっしゃるんですか?
はい。浜松です。
高校時代はどんな女学生と言いますか?
女子高だったんですけども、やっぱり高校生の時は
だんだん活発になってきて、すごい楽しい高校生活。
女子が400人くらいいたのかな、学年になので楽しかったです。
なるほど。じゃあいっぱい今のペチャクチャ力みたいな感じは女子高じゃないですか?
はい。ただ私、兄弟が兄と弟と私が真ん中で、
隣に親戚のいとこが3人男の子がいて、
だから6人兄弟で女1人で育ったような形だったんで、
結構女子高っていうのに慣れなくて、
ちょっとお友達にいろいろ指摘されたりということはありました。
だからちょっと苦労したかもしれない、そういう意味では。
じゃあ割と今の平間社長らしく女子っぽくはないんですね?
女子っぽく見せてるけど、全然女子っぽくない。
なるほど。大学は東京の方で?
そうです。
東京の方の大学を選べた理由というのは何かありますか?
兄が東京の大学に行って、6つ違いなんですけども就職してたので、
父が大学に行くんだったら東京で兄と一緒に住みなさいって言われたので、
必然的に。
なるほど。旦那さんとは大学でお会いは?
大学は違うんですけども、今でいう合婚みたいな感じなんですけども、
主人の高校の時のお友達3人と私の高校の時のお友達3人が、
私のお友達の彼氏、彼氏のお友達みたいな形で合婚で知り合いました。
その後、一般企業に御就職というふうにお書きになっていらっしゃいますが、
どんな企業に御就職をされたんですか?
本当は大学が管理栄養士専攻だったんですよ。
それで私も資格がすごく欲しくて、その専攻を選んだんですけども、
たまたまその時、病院に行く管理栄養士か、小学校で働く管理栄養士かということになったんです。
いろいろ研修して、私は学校の方がいいなと思ったんですけど、採用がなかったんですね、東京都で。
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それで採用がないんだったら一般企業に行って、
それで自分の中で、女性の好きなファンシーグッズとかそういう企画をしている会社で、
本当は企画とかしたいなと思って入ったんですけど、よく考えたら企画は未来の人ですよね。
なのでそこで仕入れをしたりとか、そういう一般事務のお仕事で入りました。
なるほど。その後、旦那様と結婚され、独立という流れなんですが、
お付き合いが立っていた時から旦那様と起業したいという話になっていたんですか。
そうなんです。話があって、いろんなことをやりたいねと言うので、
実際、学生時代に二人でいろんなことをやろうと取り組んだんですけど、
その中で一つ、主人がゲーム好きだったんですよ。
それでアルバイトを夜間のドライバーの隣に座って、女子席に座って、
ガードマンみたいな仕事をしているときに、インベーダーゲームというのを見つけて、
すごいそれに取り組んになってしまって、ゲームをしているだけじゃなくて、
これを始めは自分の親が、本当に子ども相手の駄菓子屋さんをやっていたんですけど、
そこに置いて、ちょっと様子を見ようと言ったんですけど、だんだん話が大きくなって、
自分たちがいつも夏に行っている伊豆のホテルに置いてもらったらリースとして、
結構いいんじゃないということになって、それは結構当たりまして、
二人でこれはいいねと思ったんですけども、ちょっと業界がヤクザっぽい業界だったので、
やっぱり二人で、やっぱりこれは違うかな、もっといい仕事を見つけた方がいいねということで、
二人とも一般企業に就職。私の方が同い年なんですけども、老人全然していないから、
彼は老人していたので、先に就職してという形で就職しました。
学生時代に実質は一回企業されていらっしゃるみたいなものは。
そうですね。
そうそう、そんな感じ。
お二人でゲームのやつを考えてプログラミングしていたんですか?
違うの、企画は彼なんですよ、必ず何かこれやろうとか。
ただ技術者なんで営業が得意じゃなくて、だから営業というわけでもないんだけども、
例えばそのホテルにお願いするのも、私はそんなに戦略的じゃないから、
どうやって言ったらいいかというのは全然考えつかないんですけども、
こういう形でアプローチしたらという通りにやるとうまくいくんですよ。
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それで、だから営業、営業だったんです、必ず。
じゃあ旦那さんが企画、営業が平間さんみたいな。
そういう感じ。
なるほど、なるほど。
1984年にベースシステム株式会社を設立されていらっしゃるんですが、
これはどうしてシステム会社をやろうと思われたという理由はあるんですか?
そもそも起業したいというのも、私のほうが実はすごいしたかったんですよ。
父が別にそんなに大きな会社じゃないんですけども、
30人ぐらいの製品関係の卸し分野をやっていて、
お父さんの会社に小さいときに何か遊びに行ったりとかしたときに、
なんとなくなんだけども、このぐらい、自分のイメージで30人ぐらいの会社って
面白そうで、自分にはできないかもしれないけども、何かやりたいなと思っていて、
それでちょっとそそのかした感じ。
だから彼は多分、私と出会わなかったら起業はしなかったようなタイプなんですよ。
なぜ自動製装備省向けのソフト開発という分野に行くのかというのが疑問なんですけども。
彼がコンピューターの会社に入って、それでやっぱり1年ぐらいするといろいろ覚えるんですよ。
そうすると何か試しに作ってみたくなりまして、彼は車とかバイクが好きで、
お友達もだから整備工場をやっているお友達とか、中学からの仲良しのお友達がいまして、
そのお友達とはいつも車で一緒に走り回って遊んでたんですけども、
そこの2人で整備工場用の遊びで作ってみようということで、試しに作ってみたんですよ。
そしたら意外に本にいわくいいものだということで、
それで私も見たらすごくいいものだねって勘違いして、金文字のシステムだったんですよ、まだ本当に。
しかもまだパソコンがプログラムができるようなパソコンは全然ない時代に、
ソードさんというところがプログラムを作れるよっていうパソコンが出て、
それで作ってみたんで、金文字でできていてそんなに大したものじゃなかったんだけど、
すごい勘違いして、それでこれで立派なこと考えてないからきっとすごい稼げるよみたいな形で会社を作ろうっていう形で2人で考えたんです。
なるほど。ひらまさんがそれで旦那さんの背中をグッと押した。
そう、すごい押した。
最初のほうはご苦労とかあったんじゃないかなと思うんですが、ご苦労とかあられませんでしたか。
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会社始めて、今から思うと何もわからないところから始めたから、でも面白かったからそんなでもないんだけども、
まずコンピューターの会社ってどこもそうなんですけど土日がない。
毎日遅くまで本当にずっと仕事をして、そういう時代が結構続いたんですけども、
開発してる会社じゃないですか。だから結構ものづくりだから楽しいんですよ。
私も初めは人もいないからプログラムを作ったりとかしたんですけど、
全然プログラムが得意じゃなくて合わないんですけど、それでも結構面白いんですよ。
自分が作ったものが動いていく。だから多分自分の中でそういうものを作ったのが初めてだったから、
それも面白かったし、割と面白かったかな。
だから苦労したのはもう少し経ってからある程度。
なんか営業とか資金食いとかそういうのであまり苦労は?
それは多分ITだからだと思うんですけども、意外に順調にうまく。
売れてったんですか?
いや売れないんですけども、やっぱり2人が考えたように簡単に売れないんですよ本当に。
だってまずは一番最初第1号のユーザーさんは自分のマンションの人で、
たまたまマンションで理事みたいなのを決まって、
私が8階の理事になって、その方が理事長さんだったんですよ。
そのぐらいの知り合いだったんですけども、整備工場だっていうのを聞いて、
それで売り込んで、それで買ってくれた。
でも本当にそれが第1号なんですけども、そんなに簡単には売れなくて、
ただ売ってくださいってまず代理店さん営業をしたんですけども、
売っていく中で、これは良いものだけどもこういうものを作らないってそういう話が来るんですよ結構。
それでそういう、例えば名古屋の代理店さんに行ったときに三菱事業所さんがいらっしゃって、
それで沖さんで失敗したんだけども、平間君作ってくれないかなって言われて、
でも一人でしかやってなかったのに、そんなすごいもの作れないから絶対作れないと思って
高い見積もりを出したんですよ。
でも彼はプログラマーだったんで、営業にさんに出す見積もりだったから全然安くて、
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頑張って1500万って出したんだけど、こんなに安いんだったらやってくださいとか、
そういう形で結構その他の受注が入ったりとか、
あとうちの主人がいた会社の上司に頼んで、
それで下請け的な外注的な仕事ってその頃いっぱい入ったんですよ。
なので多分そんなに苦労しなかったんだなと。
経営者を応援する。社長の孤独力番外編。
本日の社長の孤独力番外編は、新卒を取るべきか中途を取るべきか、
無理してまで新卒を取る必要はないというふうに本の方では書かせていただいています。
これちょっと非常に難しいですが、
中途のときのメリットはおそらくもともと社会人の素養ができているので、
教えることが少なくてすぐに戦力になるということだと思いますし、
新卒だといわゆる真っ白な状態で来られるので、
いわゆる会社の色に染めやすいということになるんじゃないかなと思います。
どちらがいいというわけではないんじゃないかと思います。
ただ時代的に言うと、中途も新卒も私がいうと
どちらにしろ教育は必要になってくるので、
そんなに変わらないかなというのが私自身の経験でございます。
うちの会社は中途採用しかしていません。
しかしながら入ってくるのは大学中退とか第二新卒とかでございまして、
実際新卒も結構な数入っています。
じゃあ教育はどうするのかというと、
どちらにしろ私どもの会社は中途の社員で30いくつ入ってこようが、
20いくつの新卒であろうが変わらず同じ教育をしています。
ということはなぜそういうことになるかというと、
中途も新卒も変わらずどちらも教育がどうしても必要だからということです。
そういうことで考えていくと、
この時代になって新卒採用だ、中途採用だという時代が
ちょっと古いんじゃないかなと私自身は思っております。
経団連が新卒採用をなくすべきだみたいな話をされていらっしゃいますけれども、
私はそれに大賛成でございまして、
世界でいうと日本のこの新卒採用制度というのは歪ですし、
大学生というのは4年生になってみんな一斉に就職するというのも
何かおかしいなというふうに思っています。
アメリカや海外だと大学の頃から起業もしますし、
大学の頃からインターンという形で働いていて、
実際にはもう社員として働くような大学生だっていますし、
大学を卒業せずにも働く方もいっぱいいらっしゃいます。
そういう意味で一律という時代はもう終わっているんじゃないか。
逆に言えばそれを終わらせて優秀なやつはどんどん活躍するし、
優秀じゃない方は勉強させ、教育をして優秀にしていくみたいな制度でやっていって、
結果的に世界で戦える企業を作っていくことの方が重要なんじゃないかなと
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私自身は思っています。
ですので、新総統領か中統領を取るべきかという議題については、
どっちでもいいけれども、どちらにしろ教育は必要だし、
経営理念の浸透をさせなければいけないし、
結果的に会社のように組織風土に進めていかなければいけないということは
事実なんじゃないかと思います。
ですので教育制度の方が重要なんじゃないかというのは
私の考え方でございます。
皆さん方はいかがでございますでしょうか。
ということで、本日の社長のことくる番外編はここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
その内容はすべてテキスト化いたしまして、
私どもウィズビズが運営するウェブサイト経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆様の会社系に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、
サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、
経営ノートのサイトをご覧になっていただければと思っております。
本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。また来週。
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