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2019-10-30 16:16

第147回 南谷洋志氏(株式会社シノプス代表取締役)【前編】

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今回は株式会社シノプス 代表取締役の南谷洋志社長にお越しいただきました。

お客様に紹介できる在庫管理ソフトが世の中にないことから、独自のソフトを開発し在庫管理市場に参入。コンプライアンスの問題などでお客様に迷惑をかけたくないという思いから株式上場を決意し、2018年12月に東証マザーズに上場されました。顧客第一の経営を続ける南谷洋志社長のお人柄に触れた経営者インタビューをぜひお聞きください。





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社長に聞く＀in WizBiz
本日の社長に聞く＀in WizBizは、
マザーズ上場企業、昨年12月上場でしょうか、
の株式会社シノプスの南谷社長様でいらっしゃいます。
まずは、経歴をご紹介させていただきます。
関西大学工学部卒業後、大東商事、現大トロン株式会社にご入社。
その後、スマ電子産業にご入社され、
その後、当社シノプス様を設立され、
そして、昨年上場企業になられた企業様の社長様でいらっしゃいます。
本日はよろしくお願い申し上げます。
こちらこそ、よろしくお願いします。
まず、ご出身からなんですが、関西大学というか関西でご出身でいらっしゃいますか。
もちろん大阪生まれ、大阪育ちですね。
そうでいらっしゃいます。
小学校、中学校時代はどんな風に過ごされたなという思いでございますでしょうか。
そうですね。もう50年以上前の話ですからね。
普通の安泊な子供だったりでございますね。
ガキ大将みたいな。
いやいや、そこまでじゃないです。
どちらかというと、あまり我が我がって前に行かないタイプだったかもしれませんね。
そうですか。
はい。
高校も大阪の方ですか。
そうですね。大阪市内にありまして。
小中高が大阪市内で、今から言うとほとんどど真ん中みたいなところで育ちはしました。
高校時代はどんな風に過ごされたか、思い出はございますでしょうか。
そうですね。クラブをいろいろと掛け持ちをしたりしていて、結構勉強全然せずにクラブばっかりやっていたみたいなイメージですね。
どうですか。どんなクラブに入られたんですか。
体操をやった後にすぐ卓球部入って、卓球はずっと長くてキャプテンまでやらせていただいたんですけど、
あと、軽音楽部と美術部を一人で一個、結構掛け持ちが好きなものですから、そういうようなことでいろいろやらせていただいていました。
支えていらっしゃいますね。
というか、飽き性なのかもしれませんし、いろんなことに興味があるのかもしれませんね。
社長様のタイプとしてはよくあるパターンで、いろいろとご協力をもたれるのかもしれません。
どこでもある人間だと思います。
その後、関西大学の工学部にご入学されていらっしゃいますが、こちらの大学、理系を選ばれた理由というのは何かあられたんでしょうか。
子供の時から自分で独立するという漠然とした考えがありまして、といいますのも父親が果物屋さんでしてね、
兄弟は3人おって、兄と妹がおるんですけど、私だけがどうも手伝わされやすかったというか、
その関係で商売というのはなかなか面白そうだなということがあって、独立志向が高校の時ぐらいからあったんですけど、
ただ何をするにせよ、世の中全く知りませんでしたから、とりあえず理科系で文系に近いところ、みたいなところが関西大学の工学部の中に管理工学というのがありましてね、
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そういうのが良さそうだなということでそこに入った次第です。
なるほど。この関西大学ではどんなことを勉強されたと思いますか。
それが今お話しするとみんなうまく糸が入ったねとおっしゃるんですけども、
計算業用研究室というところで統計工学とか品質管理だとかやって卒論のテーマが今の仕事に直結するんですけども、
在庫管理とそのシミュレーションという、そういう卒論のテーマでやってたんですね。
ですから需要予測、統計工学、在庫管理学みたいなものが今まさに役に立っているということで、
母親父親にそれなりの金額を出したいということがこうそうしているなと、良かったなというふうに思っているところです。
その統計だともうビッグデータですし、在庫管理だと完全なシステムということなんですね。
そうですね。
そういうのをもう完全に学ばれたということでおっしゃるんですね。
最初は一緒にやろうとするメンバーの同級生が、そのお兄さんが大手の家電メーカーさんで在庫管理をやっていらっしゃって、
それで日々悩んでいらっしゃるという話があったものですから、
彼から一緒に在庫管理を勉強してみないかというのがあって、私も深い考えなくて飛びすぎたんですけど、
それが今になってビジネスになっているというようなことは、本当に神のみぞ知ることかもしれません。
運命というやつかもしれないですね。
かもしれませんね、はい。
その代都庄司さんをご入社されていらっしゃいますが、こちらを選ばれた理由というのは何で選ばれたんですか?
あの当時は第2期オイルショックだったと思うんですけれども、1978年だったかな。
オイルショックは79年。
79年か。その直前の、全然その氷河期で就職がなかったんですね。
73年、79年と続いた。
ですよね。でも我々の時も非常に就職がなくて、早く就職を決めたくて、年を上げてから就職活動をしたものですから、ほとんどみんな決まっていたんですけれども、私がなくてですね。
ある代都庄司さんに行くと、面接官のど真ん中に創業者でオーナーさんの社長さんがいらっしゃって、私の卒論の研究テーマを見て、
うち在庫ものすごく多くて困っているんだけど、うちに来て在庫を最適化してくれるかという話があったんですね。
私は今も申し上げたように就職が決まっていませんでしたですから、泣いていただくんだとほか受けませんというふうにちょっと上から見せたところすぐ泣いていただいたものですから、何も迷わずに大都庄司に入ったということですね。
なるほど。こちらの大都庄司さん、大都庄さんではどんなことのお仕事をやられていらっしゃったんですか?
きっかけがですね、コンピューターで在庫管理をやるということで入ったんですけども、新入社員の研修の最終日に土日かけて滋賀県琵琶湖のほとにある比叡山に登ってですね、先輩社員とチームを組んで合宿するというのがあったんですけど、
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そこでどういうわけか、私のチームのリーダーになった人は2年連続ナンバーワンの成績の営業の方で、私を見てですね、君は絶対コンピューターをさせないと。
俺が君をですね、京都営業所だったんですよ、その人は。今日、ぜひ引っ張ると言って、引っ張られて行っちゃったんです。ですから全く営業しかやってないんですね。
じゃあ営業マンとしてのスタートになってしまったということで。
いきなりスタートから営業マンでということになりました。
4年くらいいらっしゃったんですか?
そうですね、3年度9ヶ月いました。
じゃあ営業マンとしてずっと過ごされていました。
そうです。
スマ電子産業さんに移られた理由というのは何からですか?
大都さんに入って、どのタイミングで何をして独立するかってひそかに思ってたんですけれども、実は裏で兼業みたいな、副業みたいな形で小さな会社を立ち上げてたんですよ。
それで独立しようと思ってたら、矢先に結婚することになって、ちょっとこれは不安だなというふうに思っているときに、スマ電子産という方から大阪に営業所を出したいので、やってくれないかという話があって、ちょっと不安な時期でしたから、もう一回今度はメーカーさんで勉強してみようと。
今まで商社でしたんですけれども、メーカーさんでやってみようということで、それに乗ったんですね。
なるほど。スマ電子産というのはどういう企業さんですか?
機器、電子部品、具体的に言うとプリント基板という電子回路が張り巡らされている板なんですけれども、そのプリント基板という製品なんですけれども、それをお客様ごとに設計図が変わるたびにパターンが変わるんですけれども、その基板というものを作るというメーカーさんでした。
そのときは兼業の別の会社さんというか、社長が裏でやっていらっしゃった会社は、そのまま継続していたんですか?
そうですね。継続ほぼやっていましたですけれども、ほとんど力入れていなかったですから、もう本当に回転休業みたいなイメージでしたんですかね。
創業した方側の会社さんは何の事業で勧めようと?
やはり同じようなプリント基板をメーカーさんに発注して、部品を買ってきてアッセンブルして、ある程度半完成品に育ててからエンドユーザーさんにお届けするというようなビジネスでした。
じゃあ割と近しい?
近いんですよ。だから全く畑次第の事ではなくて延長線上だったものですから、私も割と乗りやすかったというのがあると思いますね。
スマ電子さんも5年くらいで、6年いらっしゃって独立されるわけですけれども、6年後に自分でやろうと思ったきっかけは何年かあられたんですか?
これがですね、4年目くらいに営業は全く営業所ですから、営業拡販のためにいろんなところへ電話かけたり、人手でご紹介いただいたりして、営業の拡販をしている中にですね、あるところで電話をして話を聞いてみようといった佐紀さんが画像処理装置のソフトウェア、画像処理のソフトウェアを作っていらっしゃる企業さんがあって、
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そこの社長にずいぶん気に入っていただいて、丸々2年間くらいそこのウェットの仕事がどんどん増えていったんですね。
で、あるときその会社社長さんが私に、三浦さん独立する気はあるんでしょう?というふうな話をされて、ありますよ、もちろんそのつもりでいまいろいろやってますというふうに申し上げると、
その社長さんがね、あなたに1年間の注文書を出してあげるから、これをきっかけに独立しないか?というふうに言われたんですね。
これは企業陣として経営者になるんであれば経営者名に尽きるわけですから、もう喜んでということで、そこで承諾して、スマデン産業に戻って、会社の社長にこれこれこういう理由で独立させてほしいというような話をして、
賞金足らなかったら500万出してあげようって、その社長から500万をお借りして、私が持ってたのが300万だったんです。
800万でその会社、今のシノブスの、前の名前がリンクという名前なんですけど、株式会社はリンクという名前で、そのリンクを立ち上げたのが800万円で、会社の社長のありがたいお申し入れを受けたということで独立させてあげることができたんですね。
なるほど。当初からシステム系の、いわゆる在庫管理系の会社さんがいらっしゃったんですか?
いやいや違うんですよ。それがですから今申し上げたのが、画像処理ソフトを作っていらっしゃる会社さんからハードウェアを全面的に委ねられて、ハードウェアを作ってたんですよ。
ですからもう完全に、スマデン産業さんのプリント基盤で工場を作ってもらったり、あるいは他は全部いろんな板金工場さんだとか、アッセンブルをやっていただける工場だとか、あるいはハンドタイメーカーさん、これまでもいろいろ繋がりがありましたから、そういうところを全部集めて、ファブレス、工場のない工場生産みたいなことを始めずっとやってましたんですね。
じゃあ割と一番最初の創業のときの会社さんとちょっと近しいというか。
そうですね。
分野的に言うと広めで言うと近しいというか。
創業というのは大東さんとかクスマネキさん。
本当に社長が創業されて、裏で兼業でやられた。
そうですね。
そっちに割と近しい。
そうなんですよ。
ずっとその畑で結局10年いましたからね。
初めの3年9ヶ月、残りの6年は全部電子部品、電子機器の業界にいましたから、割とその業界の中では知見もそれなりに増えてきましたし、経験もありましたですから、スムースにやれたということがあったんだと思いますね。
経営者を応援する。社長の孤独力、番外編。
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本日の社長の孤独力番外編は、2章2項の営業社員がなかなか相談さないということです。
ここでは本の中では、特力な質問力を身につけさせるということを書かさせていただいております。
皆さん方、スピン法なんて学ばれた方も多いんじゃないかなと思うんですが、結局営業というのは本当に質問がほとんど全てですよね。
相手のことの関心を持ち、いろんなことを聞いてきて、スピン法の通り丁寧に順番通り聞いていくと、相手の経営課題の一番優先するべきことが全部わかり、
そしてそれに解決策を立案して提案すると、向こうが大変に乗ってくるというのが、いわゆるスピン法の考え方ですし、我々コンサルタントの提案手法の一つです。
そういう意味でいくと、私たちなんかは商品販路、反則、人材、お金の問題の順番で質問はしろみたいなことをよく、私なんかは昔から部下たちが指導させていただいています。
それはもうそういう順番なので、その順番がいいのかなんで、論理的に覚えさせ、全員やらせるというのが私のマネジメントスタイルといいますか、研修スタイルでございました。
そういう意味で質問というのはほとんど全てなんじゃないかなと思います。
質問をすると、特に社長様方はいろんなお話をいただきますし、いろんなお話をしていただけると、提案がこうした方がいいんじゃないか、こうした方がいいんじゃないかという提案も出てくるので、
まさにトークというよりは質問力が一番重要なんじゃないかなと私自身は思っています。
ですので営業社員がなかなか育たないということは、そういった質問力というのをつけさせることが一番重要なんじゃないかと思います。
そういう意味ではスピン法なんか勉強されるのもいいんではないかなと思いますし、質問をするためにはやっぱり定義のある基礎知識というのが必要になりますので、
そういう意味では部下たちの本を読ましたり、またはいろんな勉強をさせたりということも必要なのかなと思います。
そういう意味で出読書なども私どもはございますので、そういった本を読ませて基礎知識というのを見つけさせ、そしていい質問ができるようにしていくというのが皆さん方のやるべきことなんではないかなと思っています。
そうするといいトークをしゃべる営業マンだからとして売れるのではなく、いい質問をするから売れていくということで、わりと若い方でもできるんじゃないかというふうに思っています。
ぜひ良い営業マンをお育ていただければと思います。
本日の社長のことからの売買編はここまで。また来週。
本日も社長に聞くインウィズビズをお聞きくださり誠にありがとうございました。
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この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもウィズビズが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、皆さんの対策に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に聞くインウィズビズはここまで。また来週。
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