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2021-05-12 19:16

第227回 壷井成仁氏(株式会社コンヴァノ代表取締役社長・CEO)【後編】

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今回は株式会社コンヴァノの壷井成仁社長にお越しいただきました。
高品質なジェルネイルをリーズナブルに提供するネイルサロンチェーン「ファストネイル」を展開するマザーズ上場企業の社長様です。

壷井氏は、同志社大学在学中マクドナルドにてアルバイトを経験し、人と働く楽しさに魅了されました。大学卒業後には正社員として入社し、直営コンサルティング部マネージャーとしてご活躍されます。その後、株式会社コンヴァノに創業社長の誘いを受け入社。マクドナルドで培ったノウハウを元に、生産性を向上するビジネスモデルを作り上げ、同社をネイル業界唯一の上場企業へと導かれたエピソードから経営のヒントが得られますので、ぜひインタビューをお聞きください。




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社長に聞くin WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
2019年に社長・CEOにお付きになっていらっしゃるわけですけども、
次は任せるというような感じでいらっしゃったんでしょうか?
そうですね、IPをした時に、私ではない代表がいたわけですけれども、
本来はですね、自分がCFOの時に、自分がCEOになって新しいCFOを立ててというシナリオもないではなかったんですけど、
もう上場のスケジュールがわりと迫っている段階で、CFOを交代するのかよ、みたいな。
それはちょっとさすがに無茶だということで、代わりに上場に個人力をいただけるCEOの方を外からお迎えをして、上場を達成したわけですね。
上場してしばらく経って、例えば内部統制とかそういうものもちゃんと出来上がってきましたので、
私も純粋なプロバーではないですけど、ここ出身ではないですけど、ほぼそれに近いので、
そういう人たちだけでやっていくのが本来の姿だろうということで、私にバトンタッチをさせていただいた、そんな経緯ですね。
なるほど、ありがとうございます。そうしましたら、ぜひ宣伝願っていれば、こんばのさんの事業内容をぜひご説明いただきたいんですけども。
宣伝になっていいですか?
宣伝になって大丈夫でございます。
一言で言うと、ネイルサロンのチェーン店を運営しています。
男性の方からしたらネイルサロンって何なんだろうという話だと思うんですけれども、
マニキュアとか塗る文化は大昔からありますが、マニキュアって爪に塗料を塗るだけなので、
塗った後、しばらく何も出来ない、お財布からお金を出すことも出来ないという状況になります。
これでは短時間で高回転なビジネスが出来ないので、なかなかそこから進歩しなかったんですけれども、
今、ジェルネイルというものが出来まして、紫外線で硬化させるとすぐに固まって、すぐにお会計が出来るっていうね。
そういうビジネスが数十年前から始まったんですが、
基本的にネイルサロンというのは時間がかかる。2時間とかかかる。
2時間もかかってマン・ツーマンでお会計するんだから、2万円くらい頂戴しないとビジネスとして成り立たない。
こういう時間がかかって高単価で、一部の方々、お金に余裕があるとか、そういう方々だけで培われてきたものだったんですね。
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で、またやっているのは個人商店がほとんどです。
2時間2万円だったら一般化しないよね。じゃあどれくらいだったらいいんだろう。
せめて1時間か。値段は?1万円でも高いよね。
それこそ学生さんでも手を出そうと思ったら、もうせめて5千円だろう。
何とかそれを実現できないかということで、いろんな方法論を考えて今のファストネイルというシステムを作ったわけですね。
お客様の滞在時間は平均で1時間弱。塗るだけだったら30分かからない。
で、客単価も5千円前後。これだったら繰り返し毎月来てもらえるよね。
それをチェーン店のビジネスとして利益を上げていくためには、
実は単純に時間が短い、値段が安いだけではダメで、生産性はさらにもっと高くないと無理なんですね。
1時間お客さんおられるので、ネイリストも1時間使っちゃったんじゃ、生産性5千円にしかならないんですよね。
だからお客様は1時間おられるんだけど、ネイリストはそのうち30分しか関与しない。
逆に言うと1時間で2人のお客様のお相手ができる。
そうすると5千円と5千円で1万円。ネイリスト1人の1時間の生産性は1万円になる。
これならビジネスとして成立するよね。
そういった工夫を他社とかない方法論で作って、今ネイルサービスのチェーン展開をしているビジネスです。
今のお話聞いていると、マクドナルドの土地の知識なり経験が生きていらっしゃる感じじゃないですか。
かなりマクドナルド的な考え方でやってますね。
例えば生産性という考え方、それが個数からデータとして個人別の成績として集計できるとか、
それを分析するための帳票類とか、申し訳ないですけれども、
マクドナルドさんのときに土型のノウハウというのはかなり使わせていただいてます。
お聞きになっている方も興味深いと思いますが、
いわゆるセンサリオンに裏付けされたマクドナルドのノウハウみたいなのが、
コンバードさんにも生きて生産性が上がっていると。こんな話でございます。
行うのは人がそれぞれなので、早い子もいれば遅い子もいるし、
器用な人もいればそうでない人もいますけれども、
できるだけ均一なサービスがどこの店舗でも、
それから経験の年数にかかわらず、
おおむね同じようなものが提供できるような方法論は何かというのは、
全職から拝借している。拝借しているとは違いますね。
学ばせてもらって利用させてもらっている考え方ですね。
ありがとうございます。
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そうしません。全く違う質問をさせていただければと存じますが、
冒頭ちょっとお話ししました。好きなもの、好きなことっていっぱいお答えいただきまして、
全部読むのはあれなんですが、ちょっとだけ読んでおきます。
プラモデルとかおもちゃとか電化製品とかを分解したりとか、
車も製造改造してたとか、オーディオもですか。
うつろ通りにさ、古いものは大好きでと書いてあります。
パソコンも作ったことがあらゆる。
すごいですね。他にも映画、海外ドラマの鑑賞、音楽鑑賞、
バンド活動、家具物とすごく何に投げない時間、
仕事までお答えいただいているんですが、
割とものづくり好きでお答えするとは正しいのかなと思うので、
そんな感じでいらっしゃいますでしょうか。
はい。その通りだと思います。
例えば趣味の中に映画鑑賞とかそういう話もさせていただきましたが、
純粋にその映画を見て面白かった面白くなかっただけではちょっと物足らなくてですね、
この監督さんはこういう映像が特徴的で、ちょっと続けて見てみると、
この人はこうやって進化してきたんだなとか、
そういう作品の裏に潜んでいるものとか、そういうものにも興味を持ちますね。
ですから好きなジャンルつながりで見るよりは、
その制作者、出ている俳優さんではなくむしろスタッフ側のつながりで
映画をいもつる式に見ていくとか、
このドラマのテイストをあのドラマと似ているようになって調べてみるとプロデューサー一緒だったとかね、
そんなことに結構興味を持ちます。
だから車なんかでも、車は単なる移動の道具ではありますが、
その機能を高くするためにこういう工夫がされているとか、
このメーカー独自でこういうところがいいんだとか悪いんだとか、
なんかちょっと変なこだわりがあって、
そういう隠された表面的な部分じゃなくて、
それがどのようになされているのかということにちょっと興味を持ちますね。
割と話していた理系の方らしいお答えで、
ネイルサロンのオーナーって感じではないようにも聞こえつるんですが、本当に素晴らしいですね。
材料の面もお聞きしてまして、好きこそものの上手な例を選ばれたらしいのですが、
これ何か選ばれた理由というのはございますでしょうか。
これは正直なことを言いまして、私が父親に言われたことなんですよ。
本当に物事を好きにならないとうまくならないよって、まさに4ページのごとくなんですけど、
私、子供のときに割といろんなことを好き嫌いが多くて、
食べ物もそうだし、例えば学校の授業、英語が嫌いで数学が好きとか、
色々好き嫌いが割と激しかった、物の好みが激しかったんですね。
そのときに、いやいややってたって英語を覚えられないよと、
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多分英語の話がきっかけだったと思うんですけど、
本当にうまくなりたかったら好きになるしかないので、そういう努力をしろと、
いうようなことを父親から何度か言い聞かされました。
で、好きになるために分解してみたのかどうかちょっと分かりませんが、
掘り下げてやっていけば興味を持てるのかなと思って、
いろんなことに対して上面だけをちょっとかじるんじゃなくて、
少し深いところまで入ってみるっていうことは今でも心がけてますね。
いや素晴らしいですね。全部がつながっているというふうに今わかった瞬間だと思うんですけど、
リスナーの皆さんも今、ほーって声が出ているんじゃないかと思いますが、
最後のご質問なんですけども、この番組、全国の経営者向け、社長様向け、
もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、
もしよろしければ社長の成功の秘訣を教えていただけませんでしょうか。
はい。成功の秘訣っておこがましいです。まだ私自分で成功しているとは思っていないし、
当社もこのコロナ禍で当然影響を受けた事業なので、
まだまだこれから愛されるブランドを作って発展していかなきゃいけないと思っている途中なわけですけれども、
あえて絞り出すならば、自分は裸の王様になっちゃいけないと思っているんですね。
さすがに当社も400人足らず、400人弱の人数になっています。
そうすると隅々まで目が届く、自分の目が直接届くなんて不可能ですね。
いかにみんなが情報をこっちに吸い上げて教えてくれるかということが大切なんですが、
自分が社長じゃなかった時には逆の立場として、これ社長に言っちゃまずいよな、大丈夫かみたいなことはやっぱり考えました。
そうすると結局都合の悪い情報が入ってこない、いい話ばっかり耳に入る。
これがたぶん一番良くないんだと今自分でも思っています。
ですから良いことも悪いこともできるだけ、できるだけというのを極力全て教えてくれと。
私が判断すべきものではないものは権限以上するので聞き流しますし、
私がディシジョンすべきものはきっちりと私が最後決断をしますし、
決断をするというか責任も私が取るということで。
でも間違った情報や一部の偏った情報、いい話ばっかり入ってきて、
それに対して決断ばっかりしてたってそんな何も進歩しないので、
いい話も悪い話もまんべんなくすべて聞かせてくれと。
自分が裸の王様にならないということを一番の自分の気をつける点ということで今はやっています。
そういう社長が世の中に多いんじゃないですかっていう気持ちもあるので、
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皆さんもそうならないようにやられたらいいのかなって考えています。
ありがとうございます。私も裸の王様にならないように気をつけたいなと思います。
リストラの皆様、本日はお忙しい中お聞きいただきまして誠にありがとうございました。
ぜひ皆さんの参考にしていただければと存じます。
坪井社長様、本日はどうもありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
本日の社長に聞くイメージは東証マザーズ上場企業の株式会社コンバノさん、
代表を取り締ませ社長・CEOの坪井社長様でいらっしゃいました。
いや、すごい論理的ですね。
その論理的なのが多分学生時代にちゃんと小学校時代から培われてて、
そのままドシャ大学で培われ、マクドナルドに入ったら余計マクドナルド論理的ですからね。
いわゆるチェーンサー理論できちんとやってる日本トップ企業のマクドナルドで学ばれてらっしゃるんで、
おっしゃってることは全部ちゃんと深いですし、奥深く見落としてらっしゃる感覚が、
私がちょっとチェーンサー理論の話になって興奮し始めましたが、
素晴らしい社長様でした。
映画の話なんかも深く見て考えていく感じなんですね。
全てにおいてそうですね。
だからそのコンバーノさんというのは成功してるんだなとつくづく思うことでした。
皆さんもぜひチェーンサー理論とか学んだりですね、
物事の本質を見に行ったりとか、奥深くされたらいいんじゃないかなと思いましたし、
私自身がもっと勉強していかなきゃいけないな、奥深く見なきゃいけないな、
本質を見なきゃいけないなと思った次第です。
ぜひご参考にしていただければと思います。
本日の社長肉inWisbyはここまで。また来週。
3分コンサルティング。Wisby'sが社長の悩みを解決。
本日の3分コンサルティングは企業前のD様でいらっしゃいます。
こんにちは。Dと申します。将来的に企業を考えており、現在資金準備中です。
今回はお金をどこから集めればよいかアドバイスいただくかご存じます。
構想しているのは無料アプリを開発し広告収入を得るビジネスモデルです。
私自身はエンジニアですが、一人では開発すべてをできるわけではなく、
開発費用、人件費、その他を解散して1500万円ほど必要と見積もっています。
創業も初めてで、自己資金があるわけではないので、
やはり銀行や信用金庫からの融資では難しいでしょうか。
他に資金調達方法、手段があればぜひともご教示いただきたく、何卒よろしくお願い申し上げます。
これはかなり厳しいご相談ですね。創業資金というのはですね、
一応創業融資というのが日本製作金融庫庫とか、あと民間の信用金庫、銀行であるんですが、
結構借りるの大変なんですね。
それも1500万も借りれるケース少なくてですね、500万ぐらいなんです。
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なので、通常企業は自己資金を貯めてやるのが一番最初。
その次は親族、家族からお金を借りてやる方法。
そして3つ目が他人から融資、もしくは出資を受けてやる方法。
これがですね、3つなんですね。1、2、3なんですね。
なので、ご自身でお金を貯めるのが一番なんですが、
どうしてもという場合にはご家族からご親族から借りるという方法ですね。
もう一つの方法は他人からですが、融資というのは非常に珍しいケースだと思います。
ほとんどは出資になると思います。
そうすると、もし1円でこのD様が会社を作るとして、
作った瞬間に1500万を他人から振り込まれたら、
1500万対1円、1の株式比率になっちゃうので経験取られちゃうわけですよね。
それだと何か意味はないですし、
1円の企業が1500万対1500万の価値になるかというとちょっと対象ですから厳しいと思いますし、
なかなかそんな簡単ではないので、ちょっとなかなか難しいなという感じがします。
ですので、ちょっと他にもクラウドファウンディングとかもありますが、
それで仮想資金集めるのはあり得ますけどね、
1500万集めるかどうかと言われると、なかなかそう簡単ではないですが、
ちょっとその辺でですね、もちろん創業補助金というのもあって200万ぐらい出るケースもございますので、
そういうのも調べて資金調達、ちょっと広めに集めてみていただいたらいいんじゃないかなと思います。
ただ簡単ではないというふうに思ってください。
あとアプリの開発ですよね。
一人でやるべきじゃないでしょうかね、最初は。
その後修正修正していって、儲かるようになったら人を入れて修正していってという方法もあるんじゃないでしょうか。
1500万最初からかける必要性も私自身はあると思いません。
基本的なシステム開発、アプリ開発というのは人件費でしょうから、
お一人で何とか開発するというふうにはできないんだろうかというのことまで考えたらいいかなというのは私の考え方です。
もし難しい、それでもどうしてもということであれば、
ご相談が乗りますが、なかなか厳しいと思っていただければと思います。
起業する前、起業する方法は事業資金が最初、その次が家族、親族、そして他人、
この順番だというふうには皆さん覚えておいていただいた方がいいんじゃないかなというふうに思います。
よろしくお願いいたします。
本日の3分コンサルティアはここまで。また来週。
本日も社長に聞くinwithreadをお聞きくださり誠にありがとうございました。
18:06
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもwithbizが運営するウェブサイト、
keynoteでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく、文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆様の歯医者経に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、
サイトのほうにもさせていただいています。
ぜひネット検索でkeynote space 社長インタビューと入力いただき、
keynoteのサイトをご覧になっていただければと思っております。
本日の社長に聞くinwithではここまで。また来週。
19:16

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