株式会社ダイブの設立と成長
社長に聞くin WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
その後、そのダイブの設立に参画であったんですか?
そこでの会社で出会った仲間というか先輩ですね、僕一番下っ端だったんで
先輩と立ち上げるから、お前も来いという形で、僕も拾ってくれた先輩とか師匠だったんで
2つ返事で分かりましたという形で、今の会社を立ち上げるという形ですね。それが2002年ですかね。
ある意味ベンチャー企業の立ち上げじゃないですか。怖さとかそういうのは当時はなかったんですか?
そこはなかったですね。そもそも失うものなかったというか、一貫して派遣会社でのやりたいことというのが一貫してありましたんで
そういう意味ですと、前職よりも本当ベンチャーって身軽なんで、資金力の不足とか知名力の不足とかないものをあげれば気にないですけども
ただその逆でスピーディーさであったりとか、自分の行動がせめて自分に返ってくるやりがいというご体感だったとか
そういったのがあるんで、どっちかというとネガティブなところじゃなくてポジティブなところを見れ続けていたというのがあるので
そういった部分では苦労は多分してたと思うんですけども、あまり苦労は苦労と思ってなかったという形です。
社長就任の背景と苦労
社長就任までの思い出とか、こんなことあった、あんなことあったというのはございますでしょうか?
はい、ありがとうございます。当時僕は一社員として入ったわけですよね。その4人で立ち上げたんですけども
やっぱりそれこそ営業も北は北海道から、南は沖縄まで行ってないんですけども、最大で広島とかぐらいまで僕担当してましたんで
ずっといろんな各地を転々としてたという形で、まだ会社の体力とか体勢とかそういったものが揃ってない当時でしたんで
本当に馬車馬のように働いてたという形でしたね。ただそれがやっぱり楽しかったというのがあります。
それでだんだんと少しずつですけども仲間がどんどん増えていって、いろいろあったんです。
2009年リーマンショックの時とかもダメージを受けたりとかあったんですけど、そこもなんとか乗り切って
2011年の東日本大震災、この当時もまだ僕実は仙台で勤めてたんですね。
仙台の被災というか、震災を体験したんですけども、東日本大震災が終わった2週間、3週間後ぐらいに当時の前社長ですね。
僕社長じゃなかったんですけど、前社長が、正直東京に来てくれないかということで、ある程度震災のどたばたも少しずつ片付いてきたので
来たらですね、急遽突然前社長が、俺社長辞めようと思うんだと。
つきましては正直社長やらないかみたいな形で、まさに晴天の霹靂っていうか、今まで社長になりたいって思ったこともなかったですし、
この会社は大好きだったんで、この会社を成長させたい。何なら前社長をしっかり支えるぐらいの気持ちでやっていたんですけども、
それが前社長が急に全く僕も想像しなかった言葉が出てきて、何か考えてくれないかっていう形で言われまして、
そこで僕はただそういった意味ですと、この会社のことはもう骨を埋めるつもりでいたので、そこはもう分かりました、やりますねみたいな形で受けさせていただいたというような形ですね。
なるほど。ご家族とかご友人から反対とかそういうのはなかったでしょうか。
今であれば、僕も少し知識とか知恵とかついてきたんで、ちょっとすみません、BSとかPLとかデューテリーとかさせてくださいみたいな感じ、本当に大丈夫ですかみたいなことになったと思うんですけど、
当時は恥ずかしくも、PLは分かりやすいんですけど、BSの見方とかも分からないですし、デューテリーとかなんかもちろん分からなかったんで、そういう時はもうノリと勢いでしたね、その当時は。
家族も相談したんですけども、そういった意味だと、あなたが決めることなんだったらみたいな形で、しっかり理解をしてもらえたという形ですね。
社長になってのご苦労っていうのは何かございましたか。
そうですね、もちろん今も毎日日々勉強の連続なんですけども、そのなった当時、2012年ですかね、当時っていうのは仙台から東京に出てきまして、そこで初めての役割として社長っていう役割をさせてもらったんですけども、周りにやっぱり知り合いがいないんですよね。仙台から出てきたんで、会社のメンバーはもちろんいますけども、
社長としての立場でどういったことをやらなきゃいけないかっていう、その前社長もですね、僕が東京に来てから数ヶ月で海外の方に行ったんです。海外に行きたかった、海外で仕事をしたかったんで、一旦ちょっと会社を僕に譲ってっていう形だったんで、頼る人もいなかったんで、そういった意味だと、何を指針とすればいいのかっていうのは分からなくて、
当時の新宿にあります木の国屋だったりとか、そういった大型の書店に行きまして、いろんな経営の本とか総務の本とか経理の本とか、もちろん人としての人間形成の本だったりとか、あらゆる本を買って数年間はそればっかり見ながら、そしてそれを会社にインストールっていうか、こうかな、こうなのかなみたいな感じのことを
試行錯誤しながらやっていたっていうのが3、4年ぐらいやってましたね。
なるほどありがとうございます。情報庁は就任した時から目指されていらっしゃったんですか?
全く考えたことがなかったんですね。
2016年ぐらいに先ほど言った、本を見ながらこうかな、ああかな、みたいなところから、もうちょっとこのままじゃダメだなと思って、社外、もっと外からの学びとかっていうのもインプットしなきゃいけないと思って、
そういう外に出て、勉強会とか経営者の会とかそういったことを参加するようになって、そこから少しずつ身近に上場されている経営者がいたりとかするようになっていって、そういうところで話を聞きながら上場っていうのを少しずつ意識し始めたっていう形ですね。
上場に向けてのご苦労とかございましたでしょうか?
そうですね。上場しようって思ったのが、僕は2018年とか17年、18年くらいに一度上場しますっていう形で、前者のメンバーとかにもこうしたんですね。
その時の苦労って話ですと、やっぱり上場企業になるためにはしっかり社会的なコンプライアンスもそうですし、もちろんそういった守らなきゃいけないこととかっていうのがいっぱいある中で、そういったのを会社にインストールするにあたって、
その営業部門と管理部門の対立じゃないですけども、そういったものとかあったりとかする中で、しっかり調整しながら乗り越えていくっていうところが、まず第1回目のところが大変だったかなと思ったんですけども。
その何だかんだやってる間、実はコロナになりまして、2020年コロナになりまして、僕らのビジネスっていうのが人材派遣なんですけれども、観光地、ホテルさん、旅館さん、スキー場さんとかに特化した観光HRをやっていますので、コロナで結局人の移動はするなってことだったんで、売り上げの相当数70%、80%ぐらいが消失したんですね。
なので、上場どころじゃないっていうところだったんで、一旦そこで上場は中止というような形をしました。
なるほど、コロナの時は相当ご苦労なさったんですか。
そうですね、いろいろやっぱり数々の経済ショックだいぶ経験してるんですけども、大震災とかリーマンショックとかあったんですけども、コロナはやっぱり一番大きな大打撃を受けましたね。
ダイブの事業内容と未来
コロナ明けからもう一度上場しようと、そんな感じではありますか。
そうですね、上場って言ってもやりますってすぐできるものじゃなくて、やっぱり2年3年とかかかるんですけども、
僕らは2024年3月に上場させてもらったんですけども、上場のもう1回意思決定したのが2021年の上半期ぐらいだったんですね。
観光とかっていうのは平和産業で必ず無くならないし、VRとかそういったものとかでも大体できるものじゃないと。
やっぱり体験とかっていうのは実際ご自身の五感を使って味わうものだと思ってたんで、必ず復活するだろうと。
ただそのタイミングは正直僕も分からないと。
でも復活することは分かっているので、それまでに今まであった会社の課題とかを解決しながら、
あと上場への準備をしながらやれば、タイミングが合えばしっかり市場も回復したときと同じようなところになってくるはずだという期待も込めてあったんですけども、
そこにはでも自分なりには確固とした第六感的なひらめきもあったんですけども、
それはですね、ある対応監査法人なんですけども、の方にコンコンとお話したら、その方も男気見せてくれてですね、
分かりましたという形で、監査法人の中でも相当反対があったみたいなんですけども、
しっかり通してくれて、監査契約をさせてもらったっていうのがあったんで、これも結構実は大きい出来事かなと思います。
ありがとうございます。そうしましたら、御社の授業内容をぜひ宣伝学部からご説明いただきたいんですが、どんな授業をなさっているでしょうか。
はい、ありがとうございます。大きく二つ授業をやっておりまして、一つは観光HR授業という形でして、これが売り上げの95%ぐらいを占めるんですけども、
北は北海道から南は沖縄までがあります、リゾート施設の温泉旅館さんとかリゾートホテルさんとか、
冬はもう少し冬だと思うんですけどスキー場とか、そういったリゾート施設に特化した人材サービスを行っておりまして、
例えばリゾートホテルさんとかでしたらフロントであったりとか、レストランのウェイターウェイトレストランであったりとか、
温泉旅館だったら中井さん、着物着の中井さんとか、スキー場とかでしたらチケットの販売とか、リフトの運行係とか、レンタルの受付だったりとか、
そういったところに特化したサービスを行っておりまして、今現在年間で約1万人ぐらいの方々を各地のリゾート施設にご紹介しているというような形です。
あともう一つがですね、地方創生事業というのを行っておりまして、これは地方自治体さんとタッグを組んでいるんですけども、
あえて有名じゃない観光地っていうんですかね、いわゆる非観光地って僕らのこと言ってるんですけども、
例えば熱海とか箱根とか軽井沢とか、そういうような誰でもが聞いてるような観光地ってあると思うんですけども、まだ観光地になってないんですけども、
ただそこにはすごい魅力あふれていて、ポテンシャルが十分あるところ、そういった自治体さんとタッグを組んで、
この自治体さんの持っている有給地を我々の方で借り上げまして、そこに我々の方で企画からグランピング施設をやっているんですけども、
そこの企画とか集客とか運営とか一気通貫で行っている地方創生事業というのを行ってまして、
今これ現在日本全国で6カ所で行っているというような形です。
なるほど。ありがとうございます。弊社では先日大前市の講演会をやったんですが、そこで観光産業50兆円になる可能性もあるというふうにおっしゃってらっしゃいましたので、
ぜひリストの皆さん、だいぶさんの事業どんどん発展すると思います。ご注目いただけたらいいんじゃないかなと思います。
そうしましたら、ちょっと全く違う質問もさせていただければと思っています。
好きなもの好きなこと事前にお聞きしまして、
これはちょっと普通じゃない回答で、私大好きな回答。
ホヤ、瞑想、ラーニング、ダンランということで珍しいのが3つも入っています。
ホヤは仙台の方はよくわかっていらっしゃると思いますが、私も仙台市店長をやっていたことなのでよくわかりますが、
ホヤを好きですか?お寿司屋さんご出身だからホヤを好きとかそんな感じですか?
実は寿司屋が漁師やっている時代は魚とか大嫌いだったんです。
寿司屋を辞めてから好きになったんですね。お寿司とかも。
面白いもんで。ホヤはやっぱりなんか癖があるんですけども、なぜかしないですけど好きですね。
仙台出身の方でもホヤ嫌いな方もいらっしゃるじゃないですか。大好きな方本当に大好きですよね。
もう一つが瞑想。スティーブ・ジョブズもやっていたということなんですが、この瞑想は毎日のあさっていらっしゃるんですか?
運を意識する瞑想
そうですね。自分の中で色々意識しているものがあるんですけども、その中の一つで運を意識するというところがありまして、
それが僕のその中の一つで瞑想というのがありまして、6年ぐらい前から毎朝30分を瞑想しているという形です。
何かきっかけがあられたんですか?
きっかけは尊敬している経営者先輩からですね、日々のやられていることとかなんかを学ばせてもらう中で、瞑想って結構いいよという形でお勧めされて、
僕もそういったものを身を見真似で真似させてもらって、それがきっかけですね。
なるほど。ありがとうございます。もう一つ、だんらんってお答えになる方ちょっと。
だんらん?
だんらんって書いていらっしゃいますね。
だんらんですね。
社会の従業員や社外の方々と。だんらんっていうのは飲み会ってことなのか、お集まりになることなのか、カフェで何かカフェをするのか、何だろうなと思いながらちょっとお聞きしたいなと。
でもおっしゃる通りです。だんらんなんで会食もそうですし、社内外ですね、社内のメンバーと別にお酒抜きで会社のことを話していることも、これだんらんって言うかどうかわからないですけども、
好きですし、ちょっとフォーマルじゃなくて、少し砕けた感じで話す場面とかもあると思うんですけど、そういったところも結構、僕の中では好きだったりとか、もちろん社外を婚姻させてもらっている経営者仲間とか、そういった方々と自分たちの夢とかを話し合っているときも好きですし、そういった意味でだんらんって書かせてもらったと思うんですけども。
なるほど、ありがとうございます。大変、社員の方々や社外の方々と仲良い方が多い商事社長様なんかなっていうのは見えてまいりますけども。
財務のメモをお聞きしまして、これも大変素晴らしいお言葉で、謙虚にしておどらず、粛々と、そしてご機嫌にということで、こちらを選べた理由は何かございますでしょうか。
そうですね、これも僕もまだまだ少ない人生ですけども、そこの中で培ってきた言葉とかっていうのを詰め合わせたというか、これも先輩経営者の言葉とかもいただきながらなんですけども、やっぱり謙虚にっていうのは、当たり前のことは当たり前と思わず、しっかり感謝するっていうことと、
あと、おごらずっていうのも、僕も本当に今はこういった立場でやらさせてもらってますけども、別に何でしょう、人っていろんな可能性を秘めてる中があるので、そういった意味だとしっかりおごらず、こういった立場でおごらず、自分の信用を持ちながらっていうところと。
はい、そして粛々とっていうのは、僕の中ではこう何でしょう、イケてるぜウェイみたいな感じじゃなくてですね、それじゃなくてちゃんと粛々とコツコツコツコツコツコツコツコツとやってるという意味なんですね。プラス、そうだけじゃちょっとつまんないんで、自分の機嫌は自分で取るじゃないですけども、楽しくご機嫌にやろうという形で、それでこの言葉を選ばせてもらった形です。
なるほど、ありがとうございます。社長様らしい選ばれ方でいらっしゃいますね。ありがとうございます。最後のご質問なのですが、この番組経営者向け、全国全世界の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、もしよろしければ社長の成功の秘訣を教えていただけたらと存じます。
はい、ありがとうございます。いろいろ経験させてもらった中で、やっぱり僕らの中ではコロナっていうのはすごく多かったんですけども、これはその瞬間はすごいきつかったんですけども、今振り返ってみますとですね、やっぱり逆境の中に成長の種があるっていうかですかね。
成功の秘訣
だからそこに気づけるかどうかっていうことで、本当に人生における様々な難関って、実は成功のための絶好の機会でもあるかなと思いますので、それが一つと、あともう一つは似たような形なんですけども、とはいえ全ての出来事、起こった出来事っていうのは必然であるみたいな形のことを思っているので、そこからしっかり諦めず逃げずに選んだ道を正確にさせていくっていうところが自分の中で大切にしていることです。
ありがとうございます。大変素晴らしいお話でございまして、多分リスナーの皆さん方も勉強になったのではないかなと思います。リスナーの皆様も本日はお忙しい中お聞きいただきまして、誠にありがとうございました。ぜひ皆様の参考にしていただければと存じます。
長寿社長様、本日はどうもありがとうございました。ありがとうございました。
本日の社長に聞くインウィルディズが株式会社大部の長寿社長様、東証グロス市場の上場企業の社長様でいらっしゃいました。素晴らしいですね。まず上場企業の社長様でいらっしゃいますが、学歴は全く関係ないですね。
社会人になってからいろんなことを学ばれて、どんどん吸収して、そしてどんどん勉強し、そして社長になってきたと。こういう感じですし、瞑想とかやってらっしゃるのも含めて、運とか健居化とか、粛々ととか、おぐらずとか、ご機嫌にと言ったとしますが明るくなんだと思いますが、自分で明るくする。
自分をご機嫌にするという意味なんですが、すべて社長様として必要なものを全部やってらっしゃって、それももうだからこそ上場してるし、上場企業の社長様なんだと、こういうふうに思えてくる社長様でいらっしゃいません。
まさに非常に素直でいらっしゃるんだと思いますけども、どんどんどんどん吸収していくスポンジのように、どんどんどんどん良いものを吸収していく素晴らしい社長様でいらっしゃいました。
私も素直にどんどんスポンジのように吸収して、精神社長様のようになっていきたいなと思ってます。
リスナーの皆さんもぜひ素直にどんどん吸収して、逆境に負けず、逆に逆境が成功ようになるそうですので、ぜひ頑張って大きな企業をつくっていただけたらなと思います。
本日の社長に聞く Teamwithがここまで。また来週。
本日も社長に聞く Teamwithをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
その内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもwithbizが運営するウェブサイト、KAノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、皆様の会社系に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索でKAノートスペース社長インタビューと入力いただきKAノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に行くinwithではここまで。また来週。