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2019-12-04 14:28

第152回 荻島浩司氏(株式会社チームスピリット代表取締役社長)【後編】

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今回は株式会社チームスピリット代表取締役社長の荻島浩司氏にお越しいただきました。

デザインの専門学校を卒業後、デザイナー事務所に所属。その翌年、コンピューターでデザインができたらもっと楽しいことができそうだと考えプログラマーに転職。1996年にチームスピリットの前身となる会社を起業し、2018年8年にマザーズに上場されました。
成功する経営者の秘訣で語られた「光速で失敗して光速で立ち直る」を実践する荻島浩司社長のお話を、経営者インタビューでぜひお聞きください。




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社長に聞く!in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の通記をお聞きください。
2018年は当初まだ上場されていらっしゃるわけですが、上場は最初から狙いにいったんですか?
2011年にチームスピリットのベータバージョンをリリースしているんですね。
それが3月で、ちょうど震災に当たったタイミングなんです。
その年の10月末にファイナンスをしてシリーズAを、アメリカのセールスフォースという会社から出資を受けているんですけど、
そのタイミングで上場というのは目標にして進めてきました。
そうすると約7年ぐらいで上場というのは、大変躊躇にいっている側なんではないかと思うんですが、
上場の苦労はいかがでしたでしょうか?
上場自体の苦労はそれほどなかったかなと思います。
多くは内部統制の問題とか、売上がきちっとターゲットに到達するかということで苦労されますけど、
われわれはSaaSのサブスクリプションというモデルなので、売上とか利益ってあまりぶれないんですね。
なかなか利益が出るまで時間がかかるモデルではあるんですが、積み重ね型のものなのであまりぶれないという点がありますし、
内部統制という観点に関しては、われわれのプロダクトが、
近代管理で作業競争を守るとか、見払い残業をしないとか、ワークフローがあって決済権限が全部守れるとか、
そういうプロダクトなので、自分たちがそれを使っていましたから、ほとんど苦労することはなかったですね。
そうしましたら、もしよろしければ、チームスピリットさんの事業内容についてリスナーの皆さんにご説明いただけたらと思うんですが、
どんな事業をなさっていらっしゃいますでしょうか?
今申し上げたように、SaaSのサブスクリプションのビジネスモデル。
簡単に言えば、インターネット上のシステムをサービスで提供をしています。
サービスはどういうものかというと、近代管理、就業管理、経費生産、あと工数管理。
工数管理というのは、働いている時間の中でどの作業を何時間やったか、結果的には現価管理につなげるものですね。
それから電子倫理、SNS、カレンダーといったようなものを一体にしたサービスにしています。
これはですね、従来から近代管理というか経費生産という単体の製品は多くあったと思うんですが、
それを一つにすることで、実はERPとか機関系システムの手前のところで動くERPのフロントウェアという形で提供させていただいてまして、
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一つはSaaSなのでクラウドの波がありました。
その次に働き方改革という波があって、今それに乗っている途中なんですけれども、
これから先、デジタルトランスフォーメーション、DXの25年の崖というのがありまして、
そういう人材不足、機関系システムを置き換えるときに、人材不足が今起きているんですが、
そのときに我々の製品を標準製品で置き換えて、プラグインで使うというようなことに使っていただけるような、そういうサービスを展開しています。
なるほど、ありがとうございます。
そうしましたら、全く知らない質問をさせていただければと思うんですが、好きなもの好きなことを事前にお聞きしているんですが、
私は大変注目したのは、マーケティング戦略を考えることが趣味とお答えいただいたんですけれども、
大変素晴らしいので、お仕事好きというか、マーケティング戦略相当好きというか、営業も結構好きなのかなと思いまして、
何でそういうのが好きなのか教えていただけたら嬉しいなと思っているんですけれども。
そうですね、最初の話に戻るんですけど、私はデザインとか絵を描くとかデザインが好きだと思っていたんですよ。
でも実は考えてみたらそうではなくて、マーケティングが好きだということに気がついたんですね。
マーケティングというのは別に絵を描くことという話ではなくて、一つはコンセプトとかそういうものをちゃんと将来を見て作るということ。
もう一つはそれを具体化していく。
例えば製品で言えば、マーケティングの公式に単価×数量×購入回数というのがありますよね。
それをなかなかどんな会社でも苦労されると思うんですね。
高額製品が一回しか売れないとかということもあるでしょうし、値段を安くしたからといって何回も買ってもらえるかは日豪品のような場合はわからない。
そういうものは最適にできる方法はないかなというふうに考えて、今のSaaSのモデルに行き着いたんですよ。
要するに大企業が使うより優れているものを一人当たりいくら、何百円という単位で売ることにしたので、
何十万人という人が使ってくれて、それが毎月何年間も継続して使ってもらえるというモデルなんですよね。
そういうことを考えているのが好きで、実際それがハマったときに密かにこれはやったなというふうに考えるのが趣味ですね。
大変素晴らしい趣味ですし、やっぱり上級の社長さんはちょっと違うなと感じさせていただきますけれども、
もう一つ材料のメモをいつも通りお聞きしているんですが、
勇気、命の使い道という言葉を選ばれて、これも大変お聞きしたいんですが、
特に命の使い道ってどういう意味なのかを含めて選ばれた理由も含めて教えていただけたらなと思うんですけれども。
経営者の方とかそれを目指されている方が聞いているということなので、
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皆さん当然のことというふうに感じられていると思いますけれども、
やっぱり経営というのはあまりそんなに簡単な話ではなくて、
いろいろなところで意思決定をしなければいけないし、
何よりも一人でリスクを背負わないといけないですよね。
そのリスクが大きければ大きいほど結果もそれに近づいていくわけですので、
それは勇気を持って取り組まないといけない。
そういった自分が生きているからには、
その使い道として世の中のためにどれほど大きなことを貢献できるのか、
そういうことを考えながら進めていきたいなというふうに思っています。
素晴らしいお話で、やっぱり上場している社長さんはちょっと違うなというのを感じさせていただきますけれども、
最後にこの番組、経営者向け、全国の社長様向け、
もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、
もしあれば起業社長の成功の一つを教えていただけたらなと思っております。
我々の会社のコアバリューの中の一つでもあるんですけれども、
高速で失敗して高速で立ち直るっていうのがあるんですね。
その高速という字は光の速度。
早く失敗して早く立ち直ると。
要するに失敗するためには何か動かないといけないので、
動いて失敗に気づいて成長するということは一番の決め手かなというふうに思いますし、
もう一つはそれを基本的に長くやり続ける。
よく1万時間やるっていうことはありますけど、
経営も同じでそういう失敗の繰り返しをやっぱりそれなりの期間やらないと成長し、
結果につながらないなというふうに思います。
そんなふうに考えています。
ありがとうございます。
高速という話ではなく、私もちょっと高速で失敗してすぐに立ち直らないとダメだなと反省している時代でございます。
リスナーの皆さま、本日は小島栄仲をお聞きいただきまして誠にありがとうございます。
ぜひ皆さまのご参考にしていただけば幸いに存じます。
小島社長様、本日はどうもありがとうございました。
どうもありがとうございます。
本日の社長に聞くキングイズビズ小島社長様、チームスプリットのマザル上場の社長様でいらっしゃいました。
いかがでございましたでしょうか。
高速で失敗し高速で立ち直るってもうまさにその通りだなと、
うちも早くすぐ社長にならなきゃいけないなと反省しますし、
もっと早く早く失敗して早く早く成功に導かなきゃなというふうに思わせていただきましたし、
デザイナー出身でアーティスト系でいらっしゃるのに
マーケティング偏弱が自分には一番合ってたというのも大変面白いお話で、
でもマーケティングですよね、
すべてのものごとやっぱりマーケティングとイノベーションというふうにドラッグが入ってますので、
マーケティング重要だなというふうに気づかせていただきました社長様でいらっしゃいます。
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皆さまもぜひマザル上場などしていただけたらうれしいなと思っております。
本日の社長に聞くキングイズがここまで。
経営者を応援する。社長の孤独力番外編。
本日の社長の孤独力番外編は増えすぎた社員をリストアすべきかどうか悩んでいる。
手を組む前に今すぐ手を打ってということを書いてあります。
リストアをせねばならない場面ではおそらく私もコンサルタントの端暮れでございますので、
1秒でも早く切れとこういうことを言うと思います。
ですがその前にやっぱりリストアしないような会社づくりをすることが最優先だと思います。
ですのでリストアせねばならない状況まで来てしまっているということが本来は問題であるとは、
それは皆さん方は思ってらっしゃると思いますが、だと思います。
ですので社員を解雇する、リストアする前に資金調達をしてください。
その前に業績を上げるよう努力してください。業績が上がらないでその事業がいかないと、
他の事業、新規事業を取り組んで何とかその業績を上げてください。
ですから早め早めに手を打てるかどうかというのは勝負の分かれ目だと思います。
その上ででもどうしようもなくリストアをせねばならないところまで来てしまって、
でもそのリストアをすれば何とかこの会社は生き残るし、
そして将来があるんだということであれば1秒でも早く社員を解雇すべきだと思います。
私も各有そんなことを言っている私ですが、資金繰り合わなくなったりどうしてもうまくいかなくなり、
そしていろんなことがあって、社員を緊急調令ということで全員会議室に呼び、
そこで私一番最初にやったことは頭を下げこんな状態になったんで、もしかすると会社が飛ぶかもしれない。
もし一緒にいたくない社員はここにいたくない社員はいち早く事業を出してやめて次の職場に移っていただいても構わないという、
それはもう全て私の進退の責任だということで頭を下げたことがあります。
さらにそこで言ったことはすごいことに、さらに残る社員はできれば株を買ってほしい、
出資をしてほしいということで頭を下げ、そしてお願いをし、いく人も出資をしてくださいました。
だからすごいのは出資もするけど会社も辞める。
なぜなら自分はここでは価値があるとは思えないので辞めさせてくれると言ったら、
いやそれは話が違うじゃん、こっちがお願いすることって違うじゃんという私の言っていることの意図を理解してくださっている方に説明しました。
その社員は株は買わせてくださいとお世話になったのでこんな感じの社員でいました。
ですのでリストアするときも捨てたら終えないときは1秒でも早くする。
それも社員たちに一気に話をし、頭を下げ、話をし、ある意味相談というかお願いをし、
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そして外科手術というのをやらなきゃいけないと、こういうことだというふうに理解していただいたらいいのではないかなと思っています。
ちなみに私は頭を下げる方法、そういうのも昔の師匠にも教えてもらいましたし、
他にもそんなことをやった会社の社長さん方いっぱいいらっしゃいます。
ですのでリストアするときの一番最初は頭を下げるときにリストアしなければいけないというのは迷っている暇はありません。
やるならやるです。やらないだったらなんとか資金貯札をしていってください。
そしてお金をなんとかつなげてください。そして業績を改善してください。
どちらかしかないということで迷っている暇はありません。
1秒であまり早く社員に頭を下げることから始めていただければなというふうに思っている次第でございます。
本日の社長の孤独力番外編はここまで。また来週。
本日も社長に聞くinwithwithをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもwithwithが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆さんの会社系に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に聞くinwithwithはここまで。また来週。
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