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社長に聞く!in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の数期をお聞きください。
約30年ぐらいで上場まで来ているわけですけれども、
その30年間で、どこからシステム業とかそっち側に変わっていったのかなというですね。
そうですね。大きな転換期というのは、その画像処理ソフトウェアさんが初め3年間ぐらいは倍倍倍で伸びていったんですよ。
私は一社に頼るのは嫌だったから、いろんなところで拡販してお客様を増やしていこうとしたんですけれども、
その企業さんがあまりにも伸びたものですから、他の営業は全くできなかったんですね。
それが今度、逆にですね、その会社が4年目に急にブレーキがかかって、ずっと売上が落ちていったんですよ。
我々はもうそこで慌ててですね、どっかのお客さんを探さざるを得ないんですけど、
そこで探した中で物流業界の物流のシステム、入荷検品システム、出荷検品システムというところの仕事に、
たまたまある人のご紹介でやらせていただけるような状況になったんですね。
それまではですから全く物流業をやっていなかったんです。
結局そのソフトウェアの会社さんは8年後に倒産されちゃったんですけど、
ですから3年目、4年目ぐらいから急に変換点があったものですから、
慌てて他の業界にやる中に物流があって、それがまたそこからいろんな変遷があるんですけど、
今に至るような在庫を再提供するというビジネスに巡り合ったわけですね。
なるほど。今でいうと、ECサイトとかいろんなのが流行っているので、物流というのは一番IT化されてもいるし、
一番必要な感じで、そしてまだまだ伸びていく分野なんで、先見差が高かったとも言えるんですか?
それは偶然ですよ。全く偶然です。
その後20年以上、在庫管理というか物流というかそっち側にいらっしゃったんですか?
10年目ぐらい、創業してから8年目ぐらいに一度、その時12人ぐらいいてた社員さんをみんな辞めていただいて、2名になったんですね。
その頃に物流にも徐々に入っていたんですけど、やはりいろんなことを何でも乱の廃線工事とかも含めていろんなことをやったんですよ。
その中で、先ほど申し上げたある物流センターで打ち合わせが終わった後に、そこの企業の社長さんが担当者に、
君また在庫を増やしたんじゃないかというふうにおしっかりをされたんですよ。
私は在庫のときにやっていたものですから、そんなに怒らないで、社長この人の意見を聞いていいですかって言って、皆さんちょっと相談を持ってあげてよって言って伺うと、
やっている方向は正しいんだけど、Excelみたいなソフトでやっているので、その時はWindowsの95が出た後、97年が8年ですから、今いいパッケージがあると思いますよと。
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私が在庫のときにやっていてからもう10年以上経つので、その時から比べたら随分多分Windowsのパッケージでいいのがあると思いますと申し上げたら、
その社長さんが、皆さんそんなのがいいのだったら探してきてよと。買いますよと。
分かりましたって私も安吹き屋して、こちらでいう秋葉原みたいなところが大阪に日本橋ってあるんですけど、そこ行ってソフトコーナーを全部探したんですけど、
20種類ぐらいのソフトウェアは全部、在庫管理ソフトというのは、きのういくつ在庫がありました。きょういくつ入ってきました。いくつ出ました。
だから在庫いくつという小遣い帳みたいな、そういうものしかなかったんですね。
僕がやっていたものは重要予測しているのに、これは同じ2種類のものが100個あっても、片方は毎日100個売れる。
片方は1年間に100個も売れない。これ同じ100個で意味が違いますよね。
だからきょうから、きょう発注したものが入ってくるリードタイムの間までにいくつ売れるかを予測しないと、適正な発注勧告が出せないでしょ。
それが世の中にあるものだと思ってたんで、ちょろっと社長に、たぶんあると思いますよって言ったのに、なかったというのが今となって一番大きな転換点だったと思いますね。
そうしましたら、社長がお作りになったという感じでしょうか。
もう原型を私が全部作りましたですね。
それは約20年くらい前?
そうですね、20年くらい前に。その当時、大学の卒論のときに、友達と4冊の本を買って、それぞれ読み合いしていた本が、
卒業のときにそれぞれ2冊ずつ自分の好きな本を持って、僕この2冊もらうよっていうのをまだ捨てないで、私の本箱にあったんですよ。
それをもう一回出してきて、一から勉強し直して作ったというのが今の製品の原型のものです。
その頃ですと、だんだんいわゆるネットバブルとかいわれて、ライブドアとか楽天とかハイワイジェントとか出てくる時代にたぶん。
もうずっと前です、まだ。今から20年、ニュースで前です。
その後に移ってくる時代に入ってくるわけですが、その頃はまだ上場しようとか?
全く思ってなかったです。
いつぐらいから上場目指されましたか?
上場は今から4年半か5年ぐらい前に、我々の製品が途中から名前を変えて、
シロプスという戦略的在庫最適化ソリューションの英語版の頭文字と作った造語なんですけど、
このシロプスという製品が割と業界で、皆さんご理解いただくようになって、
上場企業さんからオファーが入ってくるようになったんですよ。
パートナーさんも上場企業さんばかりがついていただいたりして、
エンドユーザーが上場企業さんが増えてきて、
ダイレクトにオファーとかも来るようになってきて、
これは体制、体質を強化しておかないと皆さんにご迷惑をかけることになったらとんでもないので、
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社内の体制を整えるために、体質を強化するために、
これは上場に向けてチャレンジするということ、
社員全体で意識改革をしたいということで、上場をするという宣言をしたんですね。
それまで30年間だったら、一回も上場を目指そうと思ったことはないということでしょうか。
皆さんが、そのときはベンチャーということも流行ったので、
ベンチャーして上場しようね、みたいなことを言われたことはありましたけど、
私本気でやろうというようなことは、ちらっと思っても、
これは無理だなということの繰り返しが2回ぐらいありました。
今回はやらないとダメだというような場に追い込んでいただいたというような周りの環境がそういうことだったので、
今までとは全く気持ちを入れ方は変わりましたね。
前回、私も上場コンサルタントでいろんな企業さんのご支援をしているんですが、
上場企業さんたちを調べ上げると、割と創業10年以内とかそういう企業さんが多いのに、
割と御社長めでらしているので、珍しいパターンだと思うんですけども、
周りからの反対とか、監査法人や証券会社が無理だよとか、そういうことはあまりなかったんですか。
それはなかったですね。
ビジネスモデルとしては、私は何年も前から確立するために色々と試行錯誤を、
今から20年ほどこの製品をやり始めてから、きっと素晴らしいものが世の中にあるかもしれないという
反思反議なところを続けながら、無能者になるためにはどうしたらいいかということを
いろいろと長い時間がありましたからね。工夫できたのが良かったのかもしれませんけど。
多分リスナーの中で30年40年経営されている方は、うちも目指せるかなと思っていらっしゃるんじゃないかなと思います。
そうですね。15年ほど前に経営理念を一歩にしようということがありまして、
その辺から、上場するドーンの頃は私は全然考えていなかったんですけども、
世の中に対して意義のある企業にするということで、15年ほど前に経営理念を含めて
全部方向性を決めたんですね。ですからその辺から、しっかりとやっていかないと
社会的な責任があるというようなことは、上場運動に関わらず改めたということはありましたですね。
上場するにあたって、社内の体制とかいろいろやらなきゃいけないわけですよね。内部統制とか。
ご苦労された点なんてございましたでしょうか。
だいたい想像していましたから、別に。また順調にいきましたしね。
2年半ぐらいで最短で上場できたみたいですね。関さんおじさんから言わせてもそうですし、
証券取引所さんからも非常に指摘もほとんどなくてですね、スムーズにいけたと思ってますね。
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じゃあ、もともとしっかりしてやってらっしゃったということも言えるのかもしれないですね。
いや、32年やってますからね。
なるほど、なるほど。
総司会さん、もしよろしければ、今現在やっている御社の事業内容について、ちょっと宣伝があったらお話しいただけたら。
どんな事業をやってらっしゃいますか。
消費財を扱う生肺炭、流通酸素ですね。
それすべてに我々が各業態業界に応じたですね、コアの事業予測のエンジンを提供してですね、
在庫にかかる人、物、金、時間、情報を最適化するITソリューションを提供することで、限りある資源を有効活用すると。
これは先ほど申し上げている我々の経営理念なんですけれども、
それを実現するために製品サービスを提供しているというようなビジネスモデルなんですね。
ありがとうございます。
総司会さん、ちょっと違う質問をさせていただくと思うんですが、
事前に好きなものを好きなのことで、大変社長さんは論理的でいらっしゃいまして、
屋外で複数人で行うものと屋内で一人で行うものというふうに分けてお答えをいただいてまして、
非常に理系出身で論理的でいらっしゃるなという珍しいお答えの仕方をいただいているんですが、
ヨット、ゴルフ、テニス、読書、映像鑑賞ということでおっしゃっていただいているんですが、
こういうふうに屋外で複数人で行うものと屋内で一人で行うもの、
こういうふうにお答えする方に私、興味を持ってしまいました。
こういうふうにお答えしようと思った感性といいますか、何か現れたんでしょうか。
これはですね、先ほどもありますけど、大前健さんの書籍の中に遊ぶ力という本だったかな、
という書籍の中には確かあったと思いますね。
私は本当に学生時代は全然勉強しない人間でしたので、
会社に入ってから慌てて勉強するようなことになったんですよね。
その中でビジネス書というものとか、純文学からビジネス書まで結構雑読をした時期があってね、
その中で今みたいなお話はビジネス本の中に結構入っているものですし、
我々の事業モデルだとか事業計画も、
例えばランチェスターの法則にのっとっていこうとかね、
というようなことで、やはり論理的であることと過去から学ぶ、
自分の経験ですとサンプル数は1ですので、たくさんのサンプル数が書籍の中にありますから、
ですからそういった意味で色々書籍から得て自分のものにしたいことは
どんどんと自分の中に蓄えていくということの繰り出しの中の、
たまたま一つ気に入っているのが今さっきのポートフォリオで、
自分の趣味を分離しておけというようなことが私の中にすっと入ってきているものですから、
いつもそれで考えてきましたね。
なるほど。そしてやっぱりお考えも論理性も素晴らしいなと。
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やっぱり今日の社長さんだなと思いますが。
ありがとうございます。
座右の銘も大変素晴らしいのですが、
人生は一回きりでその主人公は自分自身だということで、
こちらを選ばれた理由というのは何かございませんでしょうか。
これもですね、私18歳ぐらいのときに人生を甘く捉えていましてね、
結構子供のときから何でも大体クラスでは一番になっていたんですよ。
美術でも音楽でもスポーツでもある程度一番になっていたんですけど、
それで何やってもスキーでもスケートでも何でも仲間自体一番になるので、
ちょっとなめたんですよねきっと。
大学の勉強もあまりしなくて、遠征気分的な本当に生意気な若層だったんですけど、
そのときにですね、人生を何のために生きるのかなと悩んだ時期が、
みんな大体18歳ぐらいのときに悩むんでしょうけど、
そこで加藤大蔵さんという哲学者がいらっしゃるんですけど、
そこの中に人生論という中にですね、書いてあった言葉なんですよ。
それが非常に私の腹に落ちてですね、それ以来一生懸命生きるということが、
私は自分の人生の指針として掲げてきてますね。
ありがとうございます。
では最後になりますが、この番組全国の社長様向け、
もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、
もしよろしければ起業社長の成功の秘訣を教えていただけたらなと思っております。
本当に重いんですけども、私もですから、私の成功事例は3分1ですからね。
それで聞いていただいたらいいと思うんですけど、
社員にも申し上げてるんですけど、やはり諦めないこと。
真摯に対峙すること。やっぱり自分の能力で大したことはありませんから、
一生懸命生きてて逃げないで、お客様に面と向かって真摯な気持ちで誠実に対峙し続けること。
そうするとお客様も会話でもいただけるし、教えてもくれるので、
そういう自分に嘘をつかない。もちろん周りにも嘘をつかないんですけど、
自分自身で死ぬときに、あそこでこんな嘘ついたなっていうことは、
本当にそれで死ねるのかっていうことを普段考えてるわけですけど、
そういった意味で諦めずに真摯に一生懸命生きるっていうことですね。
先ほどご紹介いただいたそういう言葉の延長線上になるんですけど、
それを続けることはビジネスも一緒だろうなというふうに思ってます。
ありがとうございます。大変勉強になるお話で、私も真似しなきゃなと思っております。
リスナーの皆様も本日はお忙しい中お聞きいただきまして、
誠にありがとうございました。ぜひ皆様のご参考にしていただけば幸いに存じます。
本日はありがとうございました。南谷社長様も本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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本日の社長に行くインウェブビューはシノックス、
昨年12月上場の南谷社長様でいらっしゃいました。
いや素晴らしい社長様で、先ほどお年までお聞きしたんですが、
63歳で上場企業の社長に初めてなられたということで、
それまで上場目指していなかった、ここはもう上場すべきだと思って決断されて、
そして最短の2年半で行っているということですから、
いや素晴らしい社長様でありません。
ですし、やっぱりお顔を見ても自信があられる顔が見られて、
こういう社長様に私もなるべきだなと本当に思うような社長様でありました。
ですし、年も企業年数も全くもって上場とかには関係ないんだな、
事業にとっては関係ないんだということを思っていただける社長様でいらっしゃいまして、
ぜひこれは皆さん方、本当に参考にしていただければなと思っています。
また諦めないということも吐き入っていらっしゃいまして、
お借り際にも2回ぐらい倒産しそうになって、それを抜けて、
それでも次にもっといい企業でと思って上場したということを申し上げていらっしゃいましたので、
本当に素晴らしいですね。
私もぜひ真似したいなというふうに思っております。
本日も社長に聞くニュースをお聞きいただきまして、本当にありがとうございました。
経営者を応援する、社長の孤独力番外編
本日の社長の孤独力番外編は、2章3項のやる気のない社員が多い、
社員がやる気のないなら仕組みを作れというようなところでございます。
これは大変難しい話ですが、やる気がない社員がいるんだったらやめさせたらいいんじゃないかと、
私なんかだと思ってしまうんですが、そういったらそれで話が終わりですので、
もうちょっとだけお話をちゃんとすると、
社員のモチペーションが上がらないというのは、やっぱり会社に問題があるし、
社長に問題があるケースが多いんじゃないかなと思います。
というのも、結局のところ、社員がやる気になるような仕組みがないというのが一番問題なんじゃないかなと、
私なんかは思っています。
私どもは前もお話ししたかもしれませんが、
事業架球といって新しい事業を創造したら、
その1%のあらりの1%を翌年受け取れるみたいな制度を持ったり、
または社員たちが自立をし、自らがチャレンジすることができる環境を整えたりとか、
そんなようなことをうちの社内では多くなっています。
そういうことの積み重ねがやる気になっていったりするわけなので、
そういう意味では人事評価制度を見直すとか、または報奨金を出すとか、
そんなことも必要なんじゃないかと思います。
一方でもう一つはやる気という部分では、
社長さんがきちんと声をかけてあげるというのも大変必要なんじゃないかなと思います。
私どもでも昔、うつ病になって辞めた社員も昔いたんですけども、
大昔ですが、それはなぜかというと、
私が見守りすぎていてちょっと声をかけるのが少なくなってしまったと。
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こういう時があったわけですね。
そういう見合いでいくと、やっぱりどうだ、頑張っているかでもいいですし、
前になってはプライベートを聞いてあげたいとかいうことも必要かもしれませんし、
それぞれ社員に目をかけてあげるというのが社長さんの一番の役目かもしれません。
そういう意味でやる気という部分もあるし、
社長が見てくれているという部分もあるかもしれませんし、
一方で新しいことをやるということのチャレンジという部分もあるのかもしれませんが、
そういったことを仕組みとして揃えていて、
ちゃんとやっていくということができると一番いいんじゃないかなというふうに私自身は思っています。
ぜひやる気のある社員を育て、良い会社にしていただけたらうれしいなと思っています。
本日の社長の孤独録番外編はここまで。また来週。
本日も社長に聞くinWizBizをお聞き下さり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、
私どもWizBizが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆さんの会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、
サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、
経営ノートのサイトをご覧になっていただければと思っております。
本日の社長に聞くinWizBizはここまで。また来週。