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社長に聞く!in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の通知をお聞きください。
その後、2019年3月に現在の株式会社ステムリムさんの方にいらっしゃるわけですが、
これは何か理由があって、引き抜かれたとか、移られたとか、そんな感じですか?
もともとですね、このメディシノバという会社を紹介してくれた方というのは、
当時、オンコセラピーサイエンスという東大医科研発のバイオベンチャーがありまして、
この場所をメディシノバの前に担当して手がけているんですね。
ここの社長に、わかりやすく言うと、えらく気に入られまして、
自分の知り合いのバイオベンチャーの経営者を次々と紹介してくださった中の一つがメディシノバだったんですが、
実はこの方が富田さんという、今ステムリムの会長になってますけれども、
彼がオンコセラピーサイエンスの社長を退任した後、縁があってステムリムの社長になっておられたんですが、
彼自身も70歳というところもあって、後継者を探してたわけですね。
数年前から、ステムリムの社長にふさわしい人間は誰かいないかという相談は受けてたんですけれども、
彼から1月末に、ある意味ラブコールをいただいて、
なんとか俺の後任になってくれ、後継いでくれないかという話があって、
2週間検討して移ることを決意したというような次第ですね。
それまで副社長というのを実は12年半やっておりまして、
ただ副社長と社長というのはだいぶ立場が違いますし、
富田さんからの口説き文句も、もう副社長は十分やっただろうと、
やっぱり社長でやるべきじゃないかというようなところと、
このステムリムという会社が非常に魅力的な会社で、
日本初のバイオベンチャーで、多分唯一とは言いませんけれども、
やっぱり世界を取れる技術を持っているよというようなところで、
口説かれたような次第ですね。
ある意味、今流行りというか当たり前になってきたプロ経営者という感じでいらっしゃいますよね。
そういうことになるでしょうか。
実際これまだの上場を果たしていらっしゃるんですが、
上場の苦労とかはあられましたでしょうか。
上場の苦労はありましたね。
今回は結構前代未聞のことが起こりまして、
多分今まで全くなかったケースで、
まず上場の時っていうのは目論見書っていうものは印刷されて投資家さんに配られるんですね。
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目論見書に通常の場合は値段が一発書いてあるんですけども、
バイオっていうのはすごく人によって評価がばらつくんで、
レンジですね、いくらからいくらの株かですってレンジが書いてあります。
このレンジっていうのは、証券会社がもちろんこれぐらいでいけるだろうっていうところと、
会社側の意向をミックスして書かれるんですけれども、
まずこのレンジを決めて、その後価格発見能力、
要はよくわかってる基幹投資家のところに何十件と回るわけですね。
この基幹投資家がいくらぐらいのイメージを抱くかっていうので、
また次、今度借り条件っていうのが決まるんですけれども、
実は目論見書に書いた株価っていうのは、
時価総額っていう企業価値でいうと、
1400億円から2200億円っていう非常に大きな実は時価総額が書かれてたんですね。
実際、その基幹投資家を回った後に決まった借り条件っていうのは、
実は600億から1000億というレンジに過方修正されたと。
さらに、この借り条件の中で今度はブックビルディングっていって、
投資家がいくらで買いますかって手を挙げさせたところ、
加減の600億で決まったといったところで、
もともと想定してた2000億超えるようなところから600億まで引きずり落とされたといったところは、
多分前代未聞で、まず最初に書いた目論見書の価格に全くかすりもしなかったというのは、
16年ぶりだというのを日経さんが記事に書いてます。
その中でさらに加減で決まったっていうのは、多分前代未聞だと思いますね。
どのぐらい調達額が変わったんですか?
もともと200数十億の調達額を予定してたのが、最終的には70億円台なんで、
3分の1になったというところでしょうかね。
140億ぐらいがなくなっちゃったみたいな。
そういう感じですね。
素晴らしいというか、大変なご苦労されてらっしゃるんですが。
そうしましたら、ステムリムさんの事業内容をぜひご紹介いただければなと思っております。
ステムリムっていうのは、実は再生誘導医薬というものの開発を目指している創薬ベンチャーなんですね。
創薬ベンチャーっていうのは、もちろん新薬を世の中に出すところを目指しているベンチャーなんですが、
今世の中で再生医療、再生治療っていうのは数多く行われてまして、
これは結構実は日本が特別に進んでいるというか、
再生医療進歩というのが国としてもできて、これを当て星するような、実は制度ができて様々な再生医療というのが行われてます。
この再生医療というのはどういうものかというと、人からまず細胞を取って、その細胞を培養して増やして、
もう1回本人に戻すのを自家移植と言います。他人に移植するのを他科移植と言うんですけれども、
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この取り出す細胞というのは大体海洋系幹細胞、幹細胞というのは幹細胞ということで、
いろんなものに分化する能力がある細胞というのを取り出して、もう1回戻してやるというのが一般的なんですね。
それに対して我々の目指している再生誘導医薬というのは、直接細胞は一切触りません。
何をするかというと、実は体の中でSOS信号となるような物質を見つけたんですね。
SOS信号となるような物質を化学合成して作って、それを静脈注射という形で点滴で入れてやります。
それが血液に乗って骨髄にSOS信号として伝わると、骨髄の中に眠っている
海洋系幹細胞というのが血液中に叩き出されます。
あとは血流に乗って、自分の自己の再生能力に従って損傷している部位にその幹細胞がたどり着いて再生を行うよというのが再生誘導医薬のコンセプトで、
細胞自体を一切触らずにその体の中で大変なことが起こっているという信号を骨髄に伝えてやるという再生誘導医薬の開発を行っているという。
いまだに我々もいろいろ調べましたけれども、世界でこのコンセプトの医薬品を開発している会社がどこもないといったところにチャレンジしているのが我々の会社です。
なるほど。素晴らしいことをやっていらっしゃる会社だというのはよくわかりますが、多分リスナーの皆さんも私もそうですが、詳しくない人で分かりづけ不安があるかもしれません。
大変素晴らしいですので、ぜひリスナーの皆さん、ステムリムさんの株も買っていただけたらいいんじゃないかなと思いますが、
ちょっと全く違う質問をさせていただければと思うんですが、好きなもの、好きなことを事前にお聞きしたときに、ネザーウェーバーとした食べ物、好きなどをお答えいただいているんですが、
ネザーウェーバー系、すごく健康的な感じになっているんですかね。
これもですね、私納豆が大好きなんですよ。もう小さい頃から納豆が大好きで、納豆オムレツって食べられたことあります。
納豆オムレツの実は発見者は僕じゃないかなと思っているんですが、僕は小学校の時に自分の母親にこれでオムレツを作ってくれというリクエストをしたんですね。
その頃はインターネットも何もないので、もちろん検証の仕様がないんですけれども、それで大人になったら納豆オムレツというのが世の中に存在していて、
僕自身は自分の考えがパクられたと思っているぐらい、納豆をオムレツにしてもらいましたし、それ以外に昔の札幌一番味噌ラーメンに納豆を入れて食べていましたし。
美味しいんですか。
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美味しいですね。
味噌納豆ラーメンもこれも普通に実は今あります。
納豆そばなんかもありますし、あらゆるものに納豆を入れて食べてたんですね。
だからそういった意味では、ネバネバ系の中でも僕の中で王様だと思っているのは納豆ですね。
なるほど。やっぱり納豆いっぱい食べられているから頭が真っ白かもしれませんので、ぜひ皆さんも食べていただいたらいいんじゃないかと思いますが。
座右の銘もお聞きしまして、座右の銘は明日死ぬかのように生きよ、永遠に生きるかのように学べ。
マトマガンジーということで、こちらを選ばれた理由とか意味とかは教えていただけたらなと思うんですけど。
私自分、二人息子がいるんですけれども、この息子たちにも言っているんですけども、うだうだ文句言う前にすぐやれと。
やっぱり何か物事を先送りする人間ってものすごく多いわけですよね。
いやいや岡島さん、英語を勉強したいと思ってるんですよねと思うのはみんな思うわけ。
思ってるんだったらすぐ始めなよというのが僕の考え方で、私自身も大和証券SMBC時代に英語を始めようと思って、
当時はなかなか勉強してる暇もないんですけれども、つぶれたNOVAに通い始めまして、その後も実はメディシノバという会社にチャレンジした理由の大きな一つも、
やっぱりアメリカの会社なんで、僕やっぱり英語があんまりできなかったっていうのがコンプレックスだったんですね。
だったらやっぱり英語、アメリカの会社で役員をやるということは全部全て英語でやらなくちゃいけないんで、
まずそこに入ったらやらざるを得ないだろうというところで、自分を追い込んでみようというのが一つ。
でもその頃に始めたのはインターネットで先生を紹介してくれるサービスがあって、
それは3000円とか5000円払うと3人分ぐらいのメールアドレスを変えて、直接コンタクトを取ってその先生と日にちを合わせて勝手に英語を習うっていうので、
合計で多分4人ぐらいの先生に習いましたけれども、1人の先生は僕と同い年のイギリス人で、日本人と結婚して日本に住んでるんですけれども、
彼なんかも12,3年の付き合いで、ずっと今でも週1時間、何とか時間を作って、マンツーマンで彼と英語を習ってるというより英語でディスカッションしてると言ったほうがいいんでしょうかね。
それ以外に前の会社のときに中国で合弁会社を作ったんですね。
そうしたら合弁会社の相手がやっぱり中国語で内緒話をしてるんですね。
どうせ日本人に中国語はわかんねえだろうと。
これが悔しくて、やっぱり中国語も同じように7年間、8年間マンツーマンで中国人の留学生、これはだいぶ人は入れ替わりましたけれども、
マンツーマンでずっと週1時間以上中国語も習ってまして、今ちょっとこの会社、ステムリムに移ってからはちょっと中国語はお休みはしてますけれども、
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とにかく新たなことにとにかく常にチャレンジすると言ったところで、これはガンジーの話がぴったり合うんじゃないかなと。
やっぱり永遠に学び続ける。
大人になったら記憶力悪いっていうのもある意味僕の中で言い訳だなと。
記憶力が悪いんであれば若い人が10回覚えられるところを100回やれば覚えられるかなと言ったところなんで、
常にそういったところに新しいものにチャレンジしようという意味でこの言葉を選びました。
記憶力がなかなか再生量ではなくて努力で何とかしろという話になってますね。
ありがとうございます。
最後にこの番組、経営者向け、全国の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、
もしよろしければ起業社長の成功の秘訣を教えていただけたらなと思っております。
これはですね、やっぱ諦めが悪いことじゃないんでしょうか。
ネバーギブアップっていうところで、諦めずにとにかく知恵を絞って考え抜くというところで、
必ず何らかの道は開けるんだと思います。
というところで、皆さん諦めずにチャレンジしていきましょうといったところでしょうか。
ありがとうございます。
皆さま諦めないということでご一緒しましょう。
リスナーの皆さま、本日はお忙しい中をお聞きいただきまして、
本当にありがとうございました。
ぜひ皆さまのご参考にしていただければと存じます。
岡島社長様、本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の社長日記インウィズビズは岡島社長様でいらっしゃいました。
いかがでしたでしょうか。
有名な社長さんでいらっしゃって、プロ経営者らしいプロ経営者で、非常にある意味やる気もあるし、
グイグイいく感じもプロ経営者らしいですし、
ああいう方がやっぱり優秀なんだなと思います。
勉強もされていらっしゃるし、そして頭も大変いい。
やっぱり物事は頭の良さと本情、この二つを兼ね備えると強いなというのを
岡島社長様を見てよくよくわかった次第というのが私の感想でございます。
ぜひ皆様方も諦めないという話もございましたので、諦めずに突き進んでいただけたらなと思っております。
本日の社長日記インウィズはここまで。また来週。
経営者を応援する。社長の孤独力番外編。
本日の社長の孤独番外編は、社員がすぐに辞めてしまうということで、人の問題に入ってもらいました。
おかげの問題、いろんな項でお話をさせていただきました。
10項ぐらいお話をさせていただきましたが、ここからは人に関してです。
社員がすぐに辞めてしまうので、本当によくわかる話でございます。
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結論としては、愛情をもって社員に接すれば社員は辞めないということにさせていただきましたが、
そんな本に書いた通り、簡単に言われるとちょっと私自身も何とも言い難くなってくるんですが、
ただ一言を言うと、やっぱり社員というものは、
孤独感とか疎外感とか、必要とされていないとか、認知されていないとか、承認されていないとか、
そんな感じの感覚を持った瞬間に辞める可能性は高くなるんじゃないかなと思います。
ちょっと一つは悪い例なんですが、うつ病になった社員がうちの社員も出たことが過去ございました。
その社員は何でなったかというと、一番叱られていた人間なんですね、私に。
ところが私に一番叱られていたんですが、ある時から私が自分の主張を変えようと、叱りすぎるのやめようとグッと抑制したんです。
そうすると、黙って寝ていることになると、見られている感がなくなってしまう。
そうしまうと、その社員がなぜかうつ病になってしまったと。
おそらく今考えてみると、たぶん叱られるということで、私社長がその社員をよく見ていた、よく構っていたということになるの。
だからうつ病じゃなかった。
ところがそれがなくなったら、認められていないんじゃないか、社長に本当の意味で嫌われたんじゃないか、無視されているんじゃないかと。
無視したつもりは私はございませんけれども、そんな感覚をもしかすると捉えてしまったんじゃないかなと思います。
そういう意味でやっぱり調子はどうとか、この本の中にも書いてありますが、何かしらの声がけをするとか、そういうことは大変大切なんじゃないかなと思います。
日報に関してあれやこれやと書くのもいいんじゃないかなと思います。
もう一つはですね、やっぱり合う合わないというのがございますので、合わない社員はやめていただいてもいいんじゃないかとは思っております。
一方で合う社員が大量にやめるときが一番問題でございますので、それはたぶん居心地が悪くなったりするんじゃないかと思います。
そういう意味では私どもでは、半年に1回評価をし、部長クラスが人事評価についてああだぞこうだぞということを半年に1回は必ずやるようにするし、
ライフプラン面談というのを作らせ、そして1回は私が全社員、こういう人生を送ったらというアドバイスを多少はさせていただくということもやらせていただいています。
そういう意味では社員たちに見られてる感というんでしょうかね、社長さんからすると声かけてる感、社員さんからすると見られてる感みたいなことを大切にしてやっていくと、
社員がすぐにやめるということから減っていく可能性はあるんじゃないかなと思います。
ただし、合わない社員を入れていると、どうしてもそれはそれでもやめていくと思いますので、ぜひ合う社員をまずは入れていくということで考えていっていただいたらいいんじゃないかなと思います。
本日の社長のこと語力番外編はここまで。また来週。
本日も社長に聞くinwithwithをお聞きくださり誠にありがとうございました。
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この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの生光社長、生光経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもwithwithが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、皆さんの会社経に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、
サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に聞くinwithwithはここまで。また来週。