外資系生命保険会社での経験
社長に聞く!in WizBizです。
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
その後、外資系の生命保険会社に移られていましたが、
これはネットカンパニーを閉じて、外資系の生命保険会社に移られたのでしょうか?
そうです。一旦、給民させて、それで移りまして。
何か移るきっかけとは何がございましたでしょうか?
本当にうまくいってなかったからです。うまくいってなかったので、何とか打開策を考えたいなというときに、
それこそ、自分で会社をやっているときに、
営業主交流会で出会った経営者の方が、たまたま外資系の会社のマネージャーでいらっしゃったので、
10年ぶりぐらいに再開して、その後縁でそちらにご縁会になったと。
なるほど。ありがとうございます。
外資系の生命保険会社の思いではございますか?
そうですね。そこでも最初のうちはもうえらい大変で、
行く先がもう1年中で行くところなくなっちゃいまして、
もうどうしようと。行くところないし、何やったらいいか頭で堂々巡りでわからなくなってくると、
もう行く足も止まって、何だかどうしようみたいな。
最初の1年、2年ぐらいのある時期はそんな感じだったんですよ。
そこからやっぱり転機があって、それは何かっていうと、
50ちょい超えたぐらいの頃だったんですよ。
その転機っていうのは、たまたま山本雅さんっていうプロ野球の選手が50歳で活躍してたんですよ。
だからその時にちょうどたまたまの猪田坂っていう日本地図作った人の話を聞いたんですよ。
猪田坂はそれこそ50ぐらいから20代の人に弟子入りして勉強して、
そして日本地図作るっていう意欲を成し遂げたというのを、
その2つの出来事がグッと心に響きまして、
もう1回何かやれるんじゃないか、もう1回巻き直してやるんじゃないかって思いから、
テレアポ始めたんですよ。
保険会社でいろんな営業の仕方ってあるはずなんですけども、
私はもうゼロからやろうと決めて、
それこそ企業リストを自分で1万件ぐらい作って、
札幌市内の経営者に片っ端から電話をかけて、
8000件ぐらい電話して、それでポイントを取って商談していくっていうのをやりました。
それが保険時代の一番の自分の思い出です。
一番の商法の商法だし、
なんなら私が新卒の時の研修でやらせるってことぐらいの感じのことを
50歳過ぎてやられたと、こんな感じだと思うんですけど、
いろんなご経験から抵抗感もなくなっている感じでいらっしゃいましたか?
いや、意外と痛かったですよ。
だって知らない経営者のところに電話して、
電話に出てもらって、何か話できるかと思ったら、
延々30分、なんで電話してきたんだこの野郎って怒られてですね。
そんなこともあったり。
なんせアポイントが取れれば少しは気持ちが安らぎますけども、
だいたい9割ぐらいはシャットダウンじゃないですか。
必要ありません、社長には繋げませんっていう話なんで、
それをロボットのように、
その時期は毎日50歳過ぎのおっさんがやってました。
いやいや、素晴らしいお話でございまして、
その結果として保険も売れるようになっていった、そういう話ですね。
NCU合同会社の設立
やっぱりやればやるほどスキルって上がるなって実感できて、
だいたい電話100本かけると3件はアポ取れるようになりまして、
だいたい2年かけて240人ぐらいの経営者には実際にお会いできたんで、
実際営業なんて会えば何か転ぶじゃないですか。
中に入ってくると、
何か転ぶじゃないですか。
中には確率論の話ですけど、
240人の人に商談できたらそれなりには決まるじゃないですか。
なるほど。クローチング率はどれぐらいだったんですか?
どれぐらいだったのか、いや私そんなに営業得意じゃないんで、
大したもんじゃないですよ。
そうですか、営業マンらしい営業マンのような気がしますけど、
ありがとうございます。
その後、もう一度NCU合同会社を設立して創業をなさっていました。
2回目の創業のような形だと思うんですが、これは何かきっかけとかありましたでしょうか。
完全にコロナです。
コロナが始まって、
それでこんなに世の中って変わるんだっていうのを目の当たりにした時に、
やっぱり36の時に起業した時の考えとか思いみたいなのを、
もう一度考えざるを得なくなったんですよ。
36の時に起業した思いっていうのは、さっき言ったとおり、
自分の時間を、自分の夢を追うために使いたいと。
何年か先とかじゃなくて、今のこの時間をどう使うのかっていうのが
改めてコロナを気に考えさせられて、
それでもう一度起業したいという思いに至ったと。
なるほど。ありがとうございます。
2回目で怖さとかはありませんでしたでしょうか。
自分の中では、やっぱり保険時代に何としてもやると思って始めたら、
それなりの結果が出るっていう自信はついたんですよ。
それまでの人生の中で、
自分なりに頑張ってるぞとかやってるぞとかっていう、
短期的な部分で言うと結果は出てたんだけど、
自分の中で突きつけてやってみて、
突き抜けてやれば必ず成果が出るって確信までは持てなかったんですね。
ところが保険の時代にテレアポから始まって、
ずっと苦労してやったことが、
自分の中ではある意味確信に変わったんですよ。
それは何かっていうと、突き抜けてやれば絶対に成果が出ないわけがないという確信になったんで。
だから2回目の起業の時に、
当然心の奥底には恐れはありましたけども、
ある意味全然苦にならず、すんなり起業に行けました。
NSU合同会社を設立したときはおいくつでらっしゃってました?
58です。
今大成功なさっていらっしゃいますけども、
大成功のうまくいった要因とか、
そういうのはどういうふうに分析なさっていらっしゃいますか?
大成功はいろいろと人の定義があると思うんですけども、
今の現状でいうと、さっき申し上げた通り、コロナを機に起業したもので、
実は札幌市内の知り合いの経営者を回って、
新会社で初めましてはよろしくお願いしますっていうことで、
ある程度進むという甘い読みを持ってスタートしたんですけども、
実際に蓋を開けてみると、コロナが緊急事態宣言になってしまって、
知り合いの経営者の方が来ないでくれと。
今来られてコロナが出たら大変なことになるということで、
ある意味営業先が一切なくなるという事態が起きまして、
そんな中でも、さっき言った通り、突き抜けてやれば絶対に成果は出るという確信のもと、
全振りして、SNSを使って、インターネットを使って、
顧客を新規開拓しようっていうのに振り切って、
AI設計の取り組み
なんとかこの4年で事業としては形になってきたかなというところです。
なるほど、ありがとうございます。
そうしましたら、NCU合同会社様の事業内容をぜひ宣伝がてらご説明いただきたいんですが、
どんな事業なさっていらっしゃいますでしょうか。
軸としては、3つで営業コンサルティング、ビジネスマッチング、それからコミュニティ運営です。
3つ目のコミュニティ運営が結構最近の軸になってまして、
経営者育成研究会という私が主催する経営者グループを作りまして、
今メンバーの方は1000名ほどいらっしゃって、
その方たちのご希望に合わせてマッチングをしていくというビジネスモデルを展開しています。
なるほど、ありがとうございます。
もしリスナーの皆さん方で経営に悩まれたりとか、ビジネスマッチングを求めている場合には、
吉永様を訪ねていただけると、お助けいただけるかもしれませんので。
よろしくお願いします。
ちょっとうちとライバルな部分もありますが。
では、ちょっと全く違うご質問をさせていただければと存じます。
事前に好きなもの、好きなことをお聞きしてまして、
結構いろんなものをお配りいただいて、これは面白いです。
歴史、哲学、誠実な人間関係、ラーメン、温泉、経営者との対話、構想作り、ブログ出筆、AI設計、仲間と語る時間ということで、
さて、どれを聞こうかと思ったときに、吉永さんのお年でAI設計って何やるんだろうなということで、
AI設計って何やるんでしょうか。
2年ぐらい前から、いわゆる世間を探しているチャットGPTっていうのがあるじゃないですか。
それに結構ハマってまして、GPTの中には、GPTの動きをあらかじめシステムのように入れ込んでおいて活用できるGPT図っていうのがあるじゃないですか。
それを一生懸命作ってまして、自分の業務の簡略化だとか、遊びとかにも使っています。
具体的な例で言うと、例えば、経営者のプロフィールの一部を入れてあげると、その経営者や企業の情報を精査してまとめてくれて、
かつですね、うちの会社との相性を100点満点でスコアリングするというような仕組みを作ったりしてます。
また、遊びで言うと、よっちゃんの戦国武将診断っていうのを作りまして、
それは5問、10問、15問の説問が出てきて、それに答えていくと、あなたはモーリー・モトナリタイプですとかっていう性格信頼をしてくれると、そういったのを作ったりしてます。
わりと若い方やシステムエンジニアがやるようなことをやってらっしゃって、ちょっと面白いな、AI設計と思ったんでお聞きしましたが、わりとそういうのも結構お好きでらっしゃるんですか?
そうですね、いわゆるシステムの中身とか、コンピューター言語とかっていうのは全然わかんないんですよ。
ただ、今与えられたあるものをどう工夫したらどうなるだろうっていう発想とか、そういうのを試したりするのは大好きなんで、
ですから、GPGsは実は400個ぐらい作ってます。
出会いと学び
すごいですね。どれか400うちの10個ぐらいはビジネスとして売れるんじゃないかというふうに一瞬思ってしまいましたが、
さすが東北大の理系はこういう感じなんだなというのを感じさせていただきました。ありがとうございます。
あと、座右のメモをお聞きしまして、これも本当に素晴らしいお言葉で、さすがだなと思いますが、
出会う人は全て我が師ということで、全てお会いした方は師匠というか教師というか、そういうことだということなんだと思いますが、
こちらを選ばれた理由を教えていただけたなと思っております。
そうですね。何人かの上司に昔言われたことがあるんですけども、
例えば、同僚でこんなことする人いるよとかって上司に文句言ったりするわけですよ。
あと、例えば先輩でこれおかしいじゃないですかとかって言ったりするわけですよ。
そうした時にある人がいいかと、同じことをしないお前が光るってことは、
ダメなことをしたり、良くないことをしている人の存在自体も、お前にとっては勉強になることなんだよ。
というのを聞かされたことがあるんですよ。確かにそうだなと。
例えば、ただ単純に批判したり咎めたりするんじゃなくて、その原因だとかそういったものを分析して考えれば、
本当に会う人は自分にいろんなことを教えてくれる人だっていうことなんだなっていうのを、
その時の話で実感しまして、振り返って自分の人生を見ていても、
本当に尊敬すべき人、素晴らしい人からは学ぶことが当然あるし。
一方で、例えば自分を害する人、自分を批判する人であっても、
そこの奥底にあるものっていうのは自分に対する教えなんだなと思えれば、
単純に頭に来たりもしないだろうし、
勉強として捉えていけば自分の肥やしになるんじゃないかなっていう思いから、その言葉を挙げました。
成功の秘訣
なるほど、ありがとう。大変勉強になるお話でございまして、ちょっと私もそう思わなきゃなと思った次第でございますが。
最後のご質問になりますが、この番組経営者向け、全国全世界の社長様向け、もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、
もしよろしければ社長の成功の秘訣を教えいただけたらなと存じます。
まだまだ成功と呼ぶには道半ばではございますけれども、
私がいつの日頃思っていることを一つだけお話しさせていただくとするならば、
やると決めた小さなことをコツコツとやり続けること。
もうやり続けることしかないんですよ。
しかも自分がやるって決めたことを、その中でも小さなことが必要なんですよ。
おっきなことをやり続けようと思ってもほとんどそんな簡単には成果が出ないんで。
一郎さんがバッと振り続けるっていうことが成功への一歩だみたいなお話をされてるかと思うんですけど、すごく共感できて、
私も毎日各ブログ一つ、一件一件送るメッセンジャー、メール一つ、その一つ一つの積み重ねが全てかなと思っているので、
そこをずっとやり続けていきたいなというふうに思っています。
ありがとうございます。コツコツ小さなことをやり続ける。
ちょっと私も吉永さんを真似してコツコツやっていきたいなと思った次第です。
ありがとうございます。
リスナー皆様も本日はお優しい中お聞きいただきまして誠にありがとうございました。
ぜひ皆様の参考にしていただければと存じます。
吉永社長様、本日はありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の社長日In With Withは吉永社長様、50代で2回目の企業ということで、
今も60代ですが、シニア企業というテーマでちょっとインタビューを取らせていただきました。
東北大の理系ご出身ですので、中退とはいえご出身ですね。
大変頭のいい方でいらっしゃいます。
私のもちろんお知り合いということで、大変謙虚でいらっしゃいますし、姿勢もちゃんとしていらっしゃいますね。
そういうところが本当に素晴らしいんです。
出会う人はすべて和菓子なんていうのは本当に素晴らしいお言葉ですし、私もそう思わなきゃいけないなと思いましたし、
吉永社長様とその姿勢がちゃんとしているからこそ、収益がきちっと上がっているんだろうなと思わせていただけるような方がいらっしゃいます。
年はやっぱり関係ないんだなということも感じさせていただきます。
それを放送50歳でテレマ発選権したというのも含めてですね、
やっぱりコツコツが大変大切だし、年も関係ないし、何なら企業も年は全く関係ないと、
コツコツ小さいことからきちっとやっていくことが、決めたことをやっていくことが収益につながってくるとまさにその通りだなというふうに感じさせていただく素晴らしい社長様でいらっしゃいました。
私もぜひコツコツ本当にやらなきゃいけないなと思いますし、
皆様方も一緒にコツコツして小さなことからコツコツやっていきながら成功者になっていっていただけたら嬉しいなと思っております。
私もコツコツやってまいります。
本日の社長に聞くinWizardsはここまで。また来週。
本日も社長に聞くinWizardsをお聞きくださり誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもWizVizが運営するウェブサイト、
経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、
皆様の会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、
サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、
経営ノートのサイトをご覧になっていただければと思っております。
本日の社長に聞くinWizではここまで。また来週。