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社長に聞くin WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
今のpluszeroについては、オートメイトさんでしたか。
こちらの方に、これは一緒に立ち上げみたいな感じなんですか?
そうです。今も一緒にやっている永田というものがいるんですけれども、
永田も博士号を取っておりまして、
2人ともAI関連を研究していたということで、
2人でちょっとやってみようみたいな形で立ち上げた会社になります。
何かAIの会社を立ち上げようみたいな経緯と言いますか、思いと言いますか、
そういったものは何かございましたか?
そうですね。もともと協力していたところが、
価格の査定ですとか能力みたいなところで、
人とかサービスとか物事の価値を測るっていうところに
フォーカスしてやっていたんですけれども、
もう少し課題を幅広く捉えて、
世の中のいろいろ、人間が手作業でやっているようなものの
自動化みたいなところを通じて、
今後の来るべき社会課題みたいなものに先回りして、
解決というか、解決の助けになるようなことが
できるんじゃないかというふうに思いまして、
立ち上げた会社になります。
なるほど。
長田様とこんな会社にしようぜとかいうのを、
もう昔から会社を一緒に持ってたとか、そういうのあるんでしょうか?
いや、割と突発的に思って、
突発的に作ってしまったみたいなところであるんですけれども、
割と私も長田もかなり数学が大好きというか、
そういうところがありまして、
そういう研究だとか、
そういったようなものも非常に興味があるというような中で、
それをどんどん社会に対して適応していくみたいなことを
やっていけたら面白いんじゃないかという話になりまして、
創業した形になります。
なるほど。ありがとうございます。
当初より上場は目指されていましたか?
そういうわけではなくてですね、
上場を目指したのはプラスゼロという会社、
当時オートメイトという会社の子会社として作った会社で、
2018年創業なんですけれども、
上場を意識し始めたのは、
設立から1年後ぐらいのタイミングかなと思います。
なるほど。
どういった経緯で上場しようかなと。
そうですね。今、AIといってですね、
次世代のAIを作りたいというふうな気持ちで、
研究開発に取り組んでいるんですけれども、
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研究開発の初期はですね、
検討・企画フェーズということですので、
あんまり資金が必要という、
そういう状況ではなかったんですけれども、
だいたい上場を準備し始めてからするまで、
3年ぐらいかかると思うんですけれども、
3年後ぐらいには、計画上、
資金が必要になってくるタイミングになるんじゃないか、
というような、そういう目差がございまして、
それで上場準備を始めていこうか、
みたいな形で開始したものになります。
なるほど。創業から上場までのご苦労なんて、
ございませんでしたか。
そうですね。幸い、
車歴が浅いというところが、
良くも悪くもというところだと思っておりまして、
まず良い面としては、
これまで積み上げてきてしまったものがない分、
その上場企業として、
こういう制度であるべきだとか、
こういうふうになってなきゃいけないとか、
そういったような要請には非常に答えやすかったという状況ではあったかなと思いまして、
一方でその分、業績が安定しないといいますか、
先の読めなさみたいなのが非常にありまして、
計画なんか立てるときにも、
だいたいゼロを1にするフェーズみたいなものをやっていきながら、
事業計画を立てていかなきゃいけないというところの、
不透明さをどうやって読むかみたいなところは、
一番苦労したところかなと思います。
ありがとうございます。
そうしましたら、
御社の事業内容をぜひ宣伝がてらご説明いただきたいのですが、
どんな内容なんでしょうか。
ありがとうございます。
AIを顧客企業に組み込んでいく、
みたいなことをやる事業がメインでございまして、
それでいただいた収益、お金を原資に、
自社のAI開発を行っていると、
そういう組織になっております。
今、AIというビッグデータをベースに、
統計的に物事を解決するAI、
ディープラーニングなどを中心に使われているものですが、
これは第三世代AIと呼ばれておりまして、
弊社も第三世代AIのお客様がほとんどになっております。
一方で、第三世代AIで解けない問題もあると、
弊社は考えておりまして、
例えば統計的な物事を枠組みでは解決できないような課題に、
適応していこうと思った場合に、
データから得られる統計的な事実情報は、
単純に応用できないというケースがあると思います。
特に自然言語処理と呼ばれる、
言葉の処理を機械にやらせる、
そういったようなことを考えると、
言葉って当たり前すぎることってデータにならないんですね。
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例えば、リンゴを食べましたって書いてある時に、
じゃあ食べたリンゴはどこに行くのかって、
もちろんお腹の中ですけれども、
食べたらお腹の中に行きますよってデータがあるかっていうと、
そんなにたくさんは落ちてないっていうことがあると思います。
これは非常に単純な例だと思いますけれども、
そういうことが非常にたくさんあると、
それが言語処理の世界でして、
こんなこともできないの?みたいな課題っていうのは非常にたくさんあるんですね。
そこのギャップを埋めていけるような、
第三世代AIの枠組みでは解けないような問題を解いていく、
ということを目指した組織になっておりまして、
これは弊社の第4世代AIっていうような中での、
AEIとArtificial Elastic Intelligenceの略なんですけれども、
そういう形で独自に枠組みを規定して、
開発に取り組んでいるという形になります。
なのでお客様からすると、
まだまだ道半ば、研究開発としては道半ばでございますので、
AIを用いたお客様ばかりではないんですけれども、
第三世代AI、統計ベースでのAIは一通り対応できますのと、
それに加えて言語処理なんかで少し先端的な、
独自のアプローチで変わった課題も解けるようになってきておりますよと、
そういう会社になっております。
ありがとうございます。
そうしましたら、全く違うご質問もさせていただければと存じます。
事前にですね、好きなもの好きなことで、
これがもうすごいですね。
数学楽器の演奏とおこらえいただいて、
数学本当にさっきからずっと出てきたので、
ちょっともう置いておきましてですね。
楽器の演奏も先ほど出ましたが、
今でも尺八とかは練奏なさるんですか?
今、練習する環境、意外と大きい音が鳴るんですね。
意外と大きい音が鳴るので、なかなか練習もしづらいなというところで、
サックスのほうが大きいです。
サックスも尺八も最近はブースアターという感じなんですけど、
電子ピアノはヘッドホンでできますので、
それで弾いていたりとかはします。
なるほど。ありがとうございます。
座右のメモを聞きまして、
人間万事作用がうまくお選びになったんですが、
こちらを選ばれた理由というのは何かございますでしょうか?
そうですね。万事というほどの人生経験があるわけではないんですけれども、
人生って読めないものだなというふうに思いまして、
もともと高校大学と大学院含めて12年とかですよね。
高校3年、大学4年、大学院5年ですので、
14年とか研究者を志してそういう気持ちでいたのが、
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いつの間にかこんなところにいるということでして、
将来の予測とかをしてもしょうがないのかなというふうに、
今は思っているというような形でして、
今その場での最善と言いますか、
やりたいことに正直に生きていくということでやろうかなと。
当面はそういうふうな方針でやっていこうかなというふうに思いまして、
そういう気持ちでおります。
ちょっとしたベテランの経営者みたいなお答えで、
ちょっとイップしているかもしれないですね。
本当に背伸びというか、
転越なことを申し上げてしまったかもしれないです。
大変素晴らしいお話でありがとうございます。
最後のご質問なんですが、
この番組は経営者向け、全国の社長様向け、
もしくはこれから起業する方向けの番組でございまして、
もしよろしければ社長の成功の人へと教えていただけたらなと思います。
成功に向かってこれから頑張っていきたいという、
そういう組織であるので、
まだまだ道半ばではあると思うんですけれども、
好奇心に素直に突き詰めていくみたいな、
そういったようなところを私は大事にしておりまして、
私は大学院に行った10年前って、
1日にAIの論文ってそんなに出てなくて、
1ヶ月に100本ぐらいだったんですね。
これ私は根性でほぼ全部読んでおりまして、
なんですけれども、今2年に2倍のペースで
AIの論文って増えておりまして、
今1日100本出てるんですね。
2の5乗で32倍ですので。
ですけれども、生命科学の論文って1日1000本出てるんですね。
ですので、AIの研究ってますます加速していくというふうに思っておりまして、
そういうような流れの中でですね、
常に先端にキャッチアップしながらの会社の運営もしていかなきゃいけないというふうな状況下に置かれておりまして、
そういう中でですね、やっぱり興味がないと続けていけるものでもないなというふうに思ってまして、
私は暇があればiPadで論文いまだにせっせと読んでるんですけれども、
これは一人で全部読むのは諦めてですね、
チームで会社全員で誰かしらわかるという状況にしたいなという、
そういうふうに方針転換したもののですね、
私自身がこういうような領域に常に興味を持ち続けられるかというところが、
大事なのかなというふうに思っておりまして、
そういう何というか好奇心ですとか興味だとか、
そういったところが続くような領域を選ぶっていうのは、
私の場合の良かったところかなと思っております。
はい、ありがとうございます。大変素晴らしいお話でございました。
リスナーの皆さま、本日はお差しの中をお聴きいただきまして、
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誠にありがとうございました。ぜひ皆さんのご参考にしていただければと存じます。
森社長様、本日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の社長に来ていただいた株式会社プラスゼロ代表取締役社長、
CO森亮太様でいらっしゃいました。
担々とされた方ですね。
大変頭も良いでしたね。東大に普通に受かったんでしょうね、きっと。
だから、生まれながらに脳みその感覚が我々とは違うぐらいな。
リスナーの皆さま方は頭の良い方も結構多いので、
私なんかからすると、
わー、森社長すげーな、ちょっと異次元って感じですね。
数学が好きだって言われた瞬間に、私なんかからちょっと、
うわー、宇宙人ぐらいの感じの感覚ぐらい、
ダメな人間らしい感じなんで、すごいですね。
担々と研究してて、そのままAIの分野にどんどんどんどん進んでったら、
ジップ・グロースチューブに登場しちゃったみたいな感じで、
論文全部読む、根性で論文全部読むっていうのは本当にお好きなんでしょうね。
好きなことをずっとやっていく。
これこのまま言って、本当にAIの世界的第一人者になっていただけたら、
なんならノーベル賞とかに近づいていただけたら、
本当に羨ましいし、いいことなんじゃないかな、
日本にとってもいいことなんじゃないかな、
という素晴らしいお話でございまして、
ぜひリスナーの皆さま方に森社長を応援していただいてですね、
こういうプラステローム高い社会が世界を接近していただけると、
日本もですね、逆に言えばプラステローム高い社会が
逆に言えばプラステゼロさんに引っ張っていただいて、
日本の企業さんたちはどんどんどんどん世界的にも
よくなっていくと、こんな感じでしょうね。
ですから、ぜひ森社長を応援していただけたらいいんじゃないかなと思います。
ぜひ皆さまよろしくお願いいたします。
本日の社長に行くTeamVizはここまで。また来週。
3分コンサルティング。
VizVizが社長の悩みを解決。
本日の3分コンサルティングはウェブコンサルティングの会社さんです。
東海地方でウェブコンサルティング事業をやっております。
3年ほど個人としてやっておりましたが、
昨年法人なりをしました。おめでとうございます。
順調に売り上げは伸びていることから、
初の新規採用に動きたいと思っています。
そこで一番最初に採用する社員はどんな社員がいいのか考え始めました。
社員第一号ですから将来の幹部社員、
私の片腕になってほしいと思っています。
しかしどういう人間を採用したらいいのか、
自分の中でしっかりとしたビジョンがないことに気がつきました。
社員第一号にはどのような人材を採用したらよいでしょうか。
ご教示いただきましたら、ゆかずくとんじます。
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これはなかなか難しいですね。
弊社も私が独立して社長になって採用したら、
採用しても採用してもだいたい半年になりに
全員辞めていくという事態がありました。
途中で考え方を変えました。
私の姿勢を変えよう。
社内の整備をしようということで、
社会収容規則をちゃんとしたり、
社内規定をバッチリしたり、
人事評価制度をちゃんと作ったり、
また経理年を作って、その経理年の浸透したり、
朝礼で1項目を社員が喋らせコメントさせ、
私もコメントするというのを毎日やる。
こういうことを先にやります。
そこからまた採用していったらやめなくなっていって、
今ではたまに辞めるような人間がいますけれども、
独立するとかそういうケースでやめていくケースが多いので、
採用としては今のところうまくいっている。
普通の企業さんよりも対職率は低くなっている。
こんな感じになっています。
ですので、まず最初に考えればいいかないのは、
採用すればいいというわけではないです。
採用したとしても、やっぱり合わない人を取ってしまうケースがある。
し、社内の体制が整えていないと、
いくら取っても、社員は辞めていく。
こういうふうに思ったほうがいいと思います。
ですので、私は社内整備のほうが一番大切だと思っています。
一方で、お一人でやっても社内整備はなかなか大変でしょうから、
まずは採用してみるという手もあります。
もうすぐ辞めたらまた採用するというふうにすると、
腹をくくことももしかしたら一つの方法かもしれません。
そのうち気づくことがあります。
そうすると、社内整備に手が付けられるんじゃないかなと思います。
もう一つの方法は、そのペルソナですね。
どんな人間が右腕になってくれるとうれしいかというのを、
社長さんも自らが検討し、ペルソナ像を決めていく。
そうすると、じゃあそのペルソナに近づくのは、
どんな社員を採用すると、
そのペルソナにいち早く近づけるだろうか、みたいなことを
ストーリー立てて検討すると。
こういうことが必要になります。
そうすると、自ずと採用する人間も決めていく。
ある意味、こういう人物を採用すべきだ。
こういう人物はこういうマーケットにいるから、
ここで採用しよう、みたいなことが決まってくると。
こんな感じですね。
弊社なんかは経営者向けのネットメディアをしていますので、
社長になりたい人、もしくは経営者の心が分かりたい人、
みたいな人たちを採用しています。
ですので、ちょっと変わった人間ばかりを採用していますので、
そういう意味でいくと、
たまにコミュニケーションを取れない人間とかも採用していますが、
案外活躍しています。
それは当初の採用基準から、
うちの会社はどういう人物がいたら活躍するだろうか、
というのをちゃんと考えたから、
うまくいち早く近づけるというのも一因だと思っています。
そういう意味では、今お話しした3つぐらいのことを
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組み合わせながらですね、
ペルソナを決める。
もしくは採用してみてから考える。
もう一つは社内整備をする。
この3つの組み合わせですね。
少しずつの差し掛けもしておくかもしれませんが、
この3つの組み合わせをしながら採用していくのが
いいんじゃないかなと思います。
第1号はやっぱり社長様が、
どんな人物を右腕になってくれたらうれしいか、
みたいなことのペルソナが一番重要かなと思いますので、
そういうとこから採用基準を設けていって、
第1号にいい人物を採用したらいいんじゃないかと思います。
ぜひご検討ください。
これでもちょっと分かりにくかったので、
もう一回ということであれば、
無論のペルソナは受け止まっていますので、
何らかご相談ください。
本日の3分コンサルティングはここまで。
また来週。
本日も社長に聞くインウィズウィズをお聞き下さり、
誠にありがとうございました。
この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。
これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューを
お届けしてまいりました。
この内容はすべてテキスト化いたしまして、
私どもウィズウィズが運営するウェブサイト、
経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。
音声だけでなく文字で読み返すことで、
新たな発見や気づきがあり、
皆様の会社経営に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、
サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、
経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。
本日の社長に聞くインウィズではここまで。また来週。