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社長に聞く、in WizBiz
WizBizの新谷です。先週の続きをお聞きください。
その、monoAI様を創業してご苦労されたとか、そういうのはございませんでしたか?
そうですね。どの会社も同じだと思うんですけれども、中小企業って基地積みがどうしてもあるので、そこをカバーするための資金繰りだったりとか、
あとは人の採用部分ですね。創業してばかりの会社ってなかなか優秀な人が来てくれないので、新卒採用で人が育っていくという文化を頑張って作ったりとか、
とはいえ、自分もマネジメントの経験がそんなにあったわけじゃないので、今だったらもっとうまくやれたのになっていうことはすごくたくさんありますね。
なるほど。ありがとうございます。上場は最初から狙ってらっしゃったんですか?
いや、当初は全然狙ってなかったんですよ。むしろ上場してみんなチャレンジができなくなるみたいな噂もあったりとか、
思わぬ経験できなくなるみたいな噂もあったので、漠然と怖いもんだみたいな感じのことを思ってですね、全く考えてなかったんですけれども、
2010年ぐらいにソーシャルゲームのブームが来てですね、その時にボマゲーグリーとかガラ系のソーシャルがすごく流行った時代があって、
そこで、うちの会社はもともと創業時からオンラインゲームだって言ってたので、結構独特のポジションにいて、コンシューマーのゲームを作れるしオンラインゲームを作れるっていうポジションで、
かつそのスマートフォン、ソーシャルゲームにも早くから参入していたんですね。というところで、日本中のVCさんから出資させてほしいみたいなお話がきて、
当時まだグミさんとかエイミングさんとかそういった会社さんがどんどん成長していく中で、資金調達しながら大きくなっていくど真ん中に一番最初のスタートラインに一緒にいた感じだったんですよ。
で、周りでそこでそういう最初ミクシーアプリから始まって、その次もバゲーがオープン化してグリーンがオープン化してっていう順番になる中で、すごく横の繋がりが社長さんたちいっぱいあったんですね。何度もセミナーやったりパーティーやったりがすごく多い業界だったので、そこの中でいろんな社長さんを見てきて、周りの人は当然調達をしていくわけなんですよ。
で、僕はちょっと怖かったので全部断りしてたんですけれども、知識なかったので、その中でいろんな大成功する会社もあればどんどん死んでいく会社もあって、自分たちも借りれ金のもとにしてですね、ジャイタイトルを出してですね、大ヒットもしなかったんですが死にはしないみたいな感じでそこそこのタイトルを出してたんですけれども、結局そこで1、2年してベンチャーが戦えた市場から大手メーカーが入ってきてですね、
大手メーカーさんたちってとんでもない量で出してくるんですね。当然資金力があるので50本同時開発したりするわけですよ。僕が頑張って1本2本作っている中、かつその強力なIPを持ちだったりとかしてですね。
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社でパブリッシャーをやってみてすごく思ったのが、お金広告宣伝費を投下しないと商品が売れないので、投下するんですけど、投下する価格よりも売上が下がった瞬間に資金が逆回転するんですよね。
それって自宅のような下請けのビジネスをやっていると絶対起こり得ないことで、そういう勝負をかけていって、ハイリターン、ハイリスクみたいなそういう勝負をかけていかなきゃいけない中で、それって当たるも外れもあるので、何度も助けに立てることが必要でして、そういったときにもともと大資本があるメーカーのほうが圧倒的に有利だなっていうところを感じてですね、これはちょっと自己資本でやっちゃいけないビジネスだなってすごく思いまして、それでこういったらすっと撤退してですね、
そこからはちょっともともとのオンラインゲームを作る技術をもどろうと思って、通信ミドルウェアだったりとか、そういったものを作り始めたというところがありますね。
なるほど、そうすると、じゃあVCから資金調達して上場を目指して、逆にチャレンジしに行くと、そんな感じでいらっしゃるんですか?
はい、そこでその後にですね、一度もともと創業した会社を共同経営者と一回分離するというか、そういったことをやったんですけれども、その過程で初めて会社法を勉強してですね、
それで株式ってこうなってるんだみたいなことをちゃんと勉強してですね、それでこう何十パーぐらいであれば外部から入ってもらって問題ないんだなっていうことを初めて理解できまして、
次やるときにはちゃんと資金調達をして、ちゃんとした資本市場を利用した経営をちゃんとしていこうというふうに思ったのと、
あとは実写で外部からじゃないお金を使ってやると、結局それ失敗すると従業員の待遇とかに跳ね返ってきてしまうんですね、払えたはずのボーナス払えなくなってしまったりとか、それもちょっとケースとしては良くないなというふうに思いまして、
ちゃんとそういう経営っていうのはお金集めてくるのも含めて経営だなということを思いまして、そこから調達をしていこうと。
調達するのであればIPOしてリターン返さないといけないので、ちゃんとIPOできる仕組みを作っていこうというふうに一段階、試行のレベルが上がったということがありましたね。
ありがとうございます。上場に向けてのご苦労なんてのはございましたでしょうか。
そうですね、管理部を作るところはとても苦労しましたね。今までは全部優秀な外部の税理士さんとかいろんな方にお願いしてきたんですけれども、
迅速に月日決算とかすごくすぐ締めなきゃいけないというところで内製化が必要だよということで、内製化でそういう管理部スタッフを増やしたりしたんですけれども、
自分がそこまで細く指導できるわけじゃないので、なかなか最初はうまくいかず、そこでちょっと苦労しましたが、今のCFOが入ってきてからはバシッとなってしまって、良い体制ができましたね。
ありがとうございます。そうしましたら、本社の事業を宣伝があったらご説明いただきたいんですけれども。
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モノマイテクノロジーはXRクラウドというMetaverseのプラットフォームとその上で行うイベントを主にやっている会社でして、
よくあるゲームでフォートナイトとかそういった人が同時に画面にいっぱい入って、その上でゲームだったらゲームで打ち合ったりとかするんですけれども、
僕らはそこをあえてビジネス利用していて、会社説明会だったりカンファレンスだったりとか、そういう人が集まってコミュニケーションを取って何かを生み出すみたいな、
そういったイベントを開催して、イベントごとご提案して実際にそれを開催するとなったらイベンターとして企画をして、イベントが成功するまでお付き合いするという事業と、
あとはXRクラウドというそういうゲームのようなインターフェースなんですけれども、ビジネス利用もできるようなそういったプラットフォームを持っていまして、
このプラットフォームを改造して、OEMで提供して、その会社の独自のメタバースを作るみたいな、そういった事業を日本橋で行っている会社になります。
なるほど、ありがとうございました。
リースさんがメタバースの最先端を持っていらっしゃる企業ですので、ぜひご注目していただけたらいいんじゃないかなと思います。
そうしましたら、全く違うご質問もさせていただければと存じます。
事前に好きなもの、好きなことをお聞きしまして、これもさすがなんですよ。
過去にゲームをやっていた、ゲームがイシャイシャだった、今も有名タイトルをやっていらっしゃるそうで、仕事に活かせること、新しいテクノロジーのキャッチアップ、
ハードウェアを一通り触って、子供と遊ぶ、全員男の子ということで子供の成長を見ていて面白い、などなどお答えいただきましてですね。
結構面白い答えなんですが、ちょっとゲームの話ばかりいっぱい出ていたので、ちょっと別の話をご質問したいんですが、仕事に活かせることが好きなことということで、仕事に活かせることってどんなことが、例えば好きだったみたいな、何か具体的なものございますでしょうか。
仕事に活かせること、そうですね。今、会社経営をしている関係上、常にそっちにアンテナが張っている状態なので、一応土日はオフにしてはいるんですけれども、
あんまり趣味に走らずに、いかに会社の業績が良くなるかとか、会社がもっと良くなるかっていう方向に時間を使いたいなっていう思いがあって、それもそんな嫌いじゃないというか、会社の成長自体が楽しいので、そちらの方に時間を使ってまして、
本だったり、メディアだったり、時間を使うところの時間の割り振りっていうところはそういうふうに気を使っているというところですかね。
ありがとうございます。もう一つ、座右の銘もお聞きしまして、人間万事作業が馬をお選びになっていらっしゃるんですが、この座右の銘を選ばれた理由を教えていただけたらなと思っております。
そうですね、これは多分最後の質問にかぶってしまうと思うんですけれども、会社経営をしているといろいろ浮き沈みがあると思うんですよね。
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人間万事作業が馬っていう言葉の意味っていうところも意外と皆さんご存じないので、ご説明させていただくと、
昔、どっかの国におじいさんがいて、そのおじいちゃんが馬を飼っていたと。
馬を飼っていて、周りの人から良い馬飼えました、良い馬ですねって褒められてたんですけれども、これは悪いことの予兆かもしれないみたいなことを言って、みんな調子乗らなかったんですね。
じゃあその馬が逃げ出してしまって、周りの人がおじいさんすごく良い馬が逃げちゃってかわいそうですねって言ったら、いやいやこれ良いこと起きるかもしれないって考えて、
じゃあその馬がすごく良いメスの馬も連れて帰ってきて、おじいさん本当に良かったですねって周りの人に言われたら、いやいやこれは悪いことの前兆かもしれないって言って、
じゃあ今度はその馬で息子が落馬してしまったんですね。足を折ってしまったんですね。働けなくなってしまったと。周りの人が大変でしたねって言ったら、いやいやこれ良いこと起きるかもしれないと言って、
じゃあ戦争が起きてですね、村の若い人は全員戦争を取られちゃったんですけれども、その息子さんは足が折れていたから戦争はなかったということで、目の前で起きたその悪いことっていうのは実は中長期的に見るとすごく良いことだったっていうことだし、
逆に良いことも中長期的に見ると悪いことかもしれないっていうそういう中国のことわざなんですけれども、これがですね、会社経営していると僕の人生自体でもすごく感じるところがあって、目の前のことに右往左往していると安定してこの意思決定とかもしづらくなってしまったりするというところで、何か起きても必ず上がる波もあれば、上がってても下がる波もあるので、
良い時には浮かれず、悪い時には悲観せずに常に平常心でいるっていうことが一番経営者にとって持続することが一番大事なので、それが一番やりやすくなる考え方かなというふうに思ってですね、これが一番僕の中では刺さっている話というか、そう心がけているなというところです。
【佐藤】ありがとうございます。ちょっと訂正で、人間ですね。人間と私がするように思いました。毎回これ間違えて、本庄社長様の方が知識レベルが高くて、私が低いとちょっと証明した瞬間で、リストランの皆様方、ちょっと申し訳ございません。よく私間違えるということで、お許しいただければと思います。
最後の質問なんですが、この番組は経営者向け、全国全世界の社長様向けの番組でございまして、もしよろしければ、もしかして被るかもしれませんが、社長の成功の秘訣をお教えいただけたらなと存じます。
【佐藤】ありがとうございます。現時点で成功しているとは思っていないんですけれども、多分先ほどの話と少し被るんですけれども、一番諦めなかったことというか、ひたすら続けたことかなと思いまして、相当長い間会社をやっていまして、創業してからもう16、7、8年ぐらいで上場したというところでして、
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その思いもずっと19の頃にそういった世界初のオンラインゲームをやって、今のメタバースの世界観に触れて感動して、これをずっとやりたいというふうにもう20年近く思い続けてきたと。20年以上ですね、その頃から数えると。その気持ちがずっとぶれなかったというところで、途中いろんなことがあったりしても、そこだけやり続けてきたというところで、たまたま時代とフィットして今回上場できたと思うんですけれども、
そういった意味でさっきの起死済みがあると思いますし、その人のテーマっていうのは時代とマッチするタイミングがいずれ来ると思うので、諦めずにひたすら好きなことで続けられると思うので、続けていくことが大事なんじゃないかなと思っています。
なるほど、ありがとうございます。おそらくリスナーの皆さまもそうだなと思っていらっしゃると思います。本日はお忙しい中、リスナーの皆さまもお聞きいただきまして誠にありがとうございました。ぜひ皆さんも参考にしていただければと存じます。本庄社長様、本日はどうもありがとうございました。
本日の社長ニックインウィズビズは上場企業、グロス市場に上場していらっしゃいます本庄社長様、オナイテクノロジー株式会社様のインタビューでございました。大変素晴らしいですね。若い頃から大学中退しても、いわゆる自分の目指していることをずっと貫いて、さまざまな転職なりフリーランスになったりしながら、結局夢を叶えてきていらっしゃいます。
まさに成功の秘訣でおっしゃっていた、諦めないというのを着実にやっていらっしゃる社長様で、かつ社長になろうと思ってから本を読み渡ったりとかいうところが、目標に向かってきちっとやるべきことをやっている。情報収集もきちっとしているし、知識も着実に増やしている。それもやっぱり上場しなきゃいけないなと思った瞬間、会社法の勉強をされ、株式会社ってこうかっていう風に学ばれ、
そして大きな企業を作っていっていらっしゃるということで、学んだことをきちっと次に全部活かしていっている、そういう意味で素晴らしい社長でいらっしゃいますね。そういう意味では私なんかは知識ばっかりで全然チャレンジできない部分がございますので、本庄社長様みたいにならなきゃなと学んだらしっかりやる、こういうことをやるべきだなというふうに反省した次第でございます。
リスナーみなさんはいかがだったでしょうか。ぜひみなさんも本庄社長様みたいな社長さんもいらっしゃい、ぜひ諦めずに頑張っていただければと思います。私も頑張ります。本日の社長に聞くinWizBizはここまで。また来週。
本日も社長に聞くinWizBizをお聞きくださり誠にありがとうございました。この番組は2017年1月から毎週配信を続けております。これまでにたくさんの成功社長、成功経営者のインタビューをお届けしてまいりました。
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この内容はすべてテキスト化いたしまして、私どもWizBizが運営するウェブサイト、経営ノートでも閲覧いただけるようにしております。音声だけでなく文字で読み返すことで新たな発見や気づきがあり、皆様の会社経に役立つヒントがきっと見つかるのではないかと思いまして、サイトの方にもさせていただいています。
ぜひネット検索で経営ノートスペース社長インタビューと入力いただき、経営ノートのサイトをご覧になっていただければというふうに思っております。本日の社長に聞くinWizBizはここまで。また来週。