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サマリー

2023年11月22日のささきるの水曜回帰では、オープンAI社の内紛について話題にされました。その後、最近話題の本『世界で一番透き通った物語』についても評論されました。

目次

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おはようございます。
オープンAI社の内紛
2023年11月22日、水曜日、ささきるです。
水曜回帰ファイル始めていきたいと思います。
先週、GPTsの話題を取り上げてお話をしたんですけども、
今週話題になっていることといえば、そのChatGPTを開発・提供しているオープンAI社の内紛というのでしょうかね。
取締役会が決議して、CEOのサム・アルトマンを追放して、そのサム・アルトマンがマイクロソフトに移籍して、
社員はその決定に対して、その決定というのは取締役会の決定ですね。
反対をして、大多数の人が署名をして、みたいなのが世間を賑わせておりますが、
それに関して思ったことがあったので、それについてしゃべろうかなと思います。
思ったことというかですね、電撃的にいろんなことが起こっているときに、
いろんなことが起こっているときに、一時情報がネット、Xにしか載っていないみたいなことが起こっているときに、
多くの、多くのじゃないな、何人かの人が解説をしたり、まとめをしたり、自分の意見を述べたりみたいなことで、すごく盛り上がったんじゃないかなと。
いや、これもしかして、私の友人とか、私がフォローしている人のね、人間関係の中でだけ、そういうことが目立ってたってことあると思うんですけども、
まあ、そういうことをみんなやりましたよね、多くの人が。
ところがですね、まあでも、でもというか、まあでも私はそういうのにあんまり参加しないし、参加しないのみならず、あんまり見ないんですね。
まあなぜなら、公式発表ではない、一時情報ではないもの、および裏が取れていない、何とかな、複数の視点がよく調べて書かれたものでない、
そうしたエコー、反響、残響ですね、みたいなものって、意味がないのみならず、毒だと思ってるんですね。
これは、報道とかニュース媒体とか、携わったことのある人は、だいたいそういう情報に飛びついたりしないような訓練ができてるんで、
飛びつくっていうのは、いや飛びつきますよ、飛びついて調べますけども、分かってないことを書き散らす、みたいなことの恐ろしさみたいなものをよく知ってるので、
そういうことしないわけですね。だから、こういう大きなニュースがあったときに、よく騒ぎ立てるタイプの人と、そうじゃなくて沈黙するタイプの人と両方いると思うんですけども、
沈黙するタイプの方はですね、関心がないか関心はあるんだけれども、何か飛びついて軽率なことを言ってしまうことのリスクみたいなものをよく承知している人ですね。
で、一方、騒ぎ立てたりなんかする人っていうのは、これ愚かな人ってことじゃないんです。それはそれで別な動機があって、
その事実関係かどうかはどうでもいいタイプの人、あるいは仕事っていうのもまたあるわけですよね。
例えば投資家とかね、マーケティングみたいなものをそういった立場にやる人っていうのは、実体がどうかよりも人々がそれをどう思うかっていう幻想の方が大事なわけですよね。
もちろん実体経済大事ですけども、それによって人がどういう反射をするか反応するかみたいな、その幻想の方が大事っていうか、
それがすごく影響力が高いみたいなことに関わっている人っていうのは、積極的に人がこう幻想をたくましくしてしまうことを調べて書くってことにインセンティブがあるし、
ましてその幻想を拡大させる、自分がその投資者になる影響を与える、操縦するっていうことに対してメリットがあるとかインセンティブがある人たちがいるわけですよね。
その事実だろうが誤ってようが、その瞬間みんなが盛り上がる仮説を提示した方が自分の影響力が増す、あるいはその市場に大きな流れができるみたいなことに影響力がある人がいるわけですけども、
そうすると皆さんの中で顔が思い浮かんでくる人もいるんじゃないかと思うんですけども、特にXっていうのはそういうインセンティブを増幅させる力っていうか特性があるんで、
あの騒いでた投稿の人はそういえばそういう仕事、報道というよりかは市場、実態というよりかは幻想を扱っているタイプの仕事なんだなと思い浮かぶと思うんですけども、まさにそうなんですね。
繰り返しになりますけど、別にそれ悪いってことじゃないんですけども、私はどちらかというとそういうタイプではないというか、
メディアとか報道の会社の中にいたことがあるんで、一度でもやるとそういうものの危険性みたいなものって身に染みてわかるんで、
そういうものを目にもしないし、目にしたら遠ざけるし、自分もやりもしないわけですね。
でもなんでここに態度の差が出るかというと、センセーショナルな情報が出てきたときに、みんなそれを多くの人が目にするのに対して、
あの報道が間違ってましたとか、あの部分が正確ではなかったですみたいな、訂正報道ってあんまりセンセーショナルにならないんですよね。
なので、センセーショナルな第一報を見るほどには、その訂正報道って見ることがないので、
その間違いによってどんな大変なことが起こったかってあんまり実感できないわけですよね。
でも一方、メディアを作っている側とか報道する側にいると、その訂正とかって大事なので、
あれ間違いだったなってことをすごく身に染みて思うので、一個一個の間違いに慎重になるんですけども、
慎重になるというか、そういう事例が刻まれるっていうのがありまして、
ただ、そういう誤りによって皮抜き的なことが起こっているってことに対しての理解が異なると、
その報道を慣れている側、メディア側、受け取る側、そういうのは違うと、
メディアっていうのは情報が遅いなとか、ツイッターで誰かのまとめを読んだほうがいいなとか、
なんか、慎重を期して分かりにくい書き方をしているなと。
それね、多面的なものの見方があったり、事実だと断定できることが少ないときはそういう書き方になるんですけど、
それよりはユーチューバーとか、誰かがはっきりと断定しているほうが分かりやすいなって思うことあると思うんですけど、
それは何もメディア側の人たちが無能なのではなくて、
そういう事情があるからですね。
事情というか、そういう間違ったことを拡散するのに、何か過端するわけにいかないと思いますよね、普通ね。
なので、そういうパワーとか、あるいはその前提の知っているかどうかに、
情報格差というか、あることによって、ある一方はもう片方が、
無能に見えたり、ある一方は片方が無責任な奴らに見えたり、みたいなことがあるんですけど、
あんまりね、そういった複雑なことを言ってもしょうがないので、
もう一回自分のスタンスに戻ると、僕は大体そういうときは黙って見ているわけですね。
何というか、ニュースってすごく人の心をかきたてるので、
気になっちゃうとずっとそれだけ見たくなっちゃいますけど、
大体今回のオープンアイのニュースだって、飛びつかずに、
1ヶ月後に誰かがまとめているものを見たら、それでよかったじゃん、みたいなことってあるわけですね。
あるわけですね、というか、結構あると思っていて。
もちろんそれがね、目の前の生命とか財産の危機に関わっていたら、
すぐ自分で情報を得て、自分の中に入って、
自分で判断しなきゃいけないってことはあると思うんですけれども、
今回のオープンアイの場合は、ビジネス的な経済的な影響を
被りますという人も多かったかもしれないけれども、
そうでもない場合は、まとめてのんびりしていてもいいというか、
ニュースを見なきゃいけませんよというのは、
それもまた一面的な刷り込みだと思っていて、
別に見なくたっていいものは見なくたっていいんですよね、
みたいなことを思うわけですが、なんだっけこれ。
そうね、これ自体が曖昧な言い方をしてますけれども、
あれですね、これ本当は限定チャンネルとかだったら、
僕が誰のことを言ってるか、誰のことを言ってるか言いたいくらいだけど、
それはポッドキャストウィークエンド、12月16日土曜日にあるんですけど、
そのときに、そういう場所でオフラインで会ったときには言えますけどね。
そんなことをこう思いました。
『世界で一番透き通った物語』の評論
あとはですね、適当に雑談すると、先週ね、話題になっている本を読みました。
世界で一番透き通った物語。
これはですね、新潮文庫から出ている杉井光さん、光さんかな。
光さんですね。光杉さんの世界で一番透き通った物語。
これ何十万部も今売れている話題の本なんですけど、
やっぱりミステリ系の本なのかな。
あんまりこういうの、この手のやつは飛びつかないんですけども、
この文庫版でしか実現できなかったっていう、文庫本、紙の本であるっていうメディア特性を活かしたお話になっていると聞いて、
つまりその点で話題になってるんですよね。
それを聞いて、僕そういう試みすごい好きなんで読みました。
話題になったのはよく知ってたんです。
新潮社が出しているナミっていう毎月出ている本の紹介メディアがあるんですけども、そこでも話題になったんで気になったんですけども、
SNSなんか見てても身近な友達がどんどん読むようになったんで、いよいよそろそろ読もうかなと思って読んだんですね。
もしかしたら本とか詳しい方、あるいは小説読むのが好きな方は当然知ってるみたいな方も多いと思うんですけども、
ちょっと前置きが長かったんですけどもね。
これはね、久々に僕はAmazonのレビューの星1と星5を熟読しました。
そうしたくなるような本でした。
つまり賛否両論。
でも結論から言うとね、この文庫本でしかできない試みをやり遂げたっていう意味では楽しみました。
もう二度とこんな本作る人いないだろうなと思うんでね。
その点はもうすごかった。
もう世界に一冊の本だと思います。
一方、星1つけてる人はその肝心なお話がつまらなかったっていうのがほとんどです。
それは反論できないんじゃないかな。
そうだと思います。
でもね、それを読むもんじゃないと。
そこつまらなくてもいいじゃないかと。
それつまらなくてもある一定においてはもう地球に一冊の本でした。
面白かったです。
水曜回帰ファイルでは世の中のニュースを特に紹介しているわけではないんですけど、
それを出しに週に1回孤独におしゃべりをする番組です。
できればですね、聞いてくださっている皆さんの中からたまにお便りをくださる方が出てきたら非常に嬉しいです。
番組の概要欄にフォーム載せておりますので、もしよろしければそちらからご投稿ください。
それでは良い1日を。また来週お会いしましょう。
12:51
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コメント

情報リテラシーの基本ですね。おっしゃる通りと思います。

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