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#59.「自分を大切にしよう!」とは言うけれど…
2026-09-25 17:41

#59.「自分を大切にしよう!」とは言うけれど…

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それがなかなか難しいんですよね。今回はそんなおはなし。


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サマリー

「自分を大切にしましょう」と言われても、休むことや人に頼ることに罪悪感が出て、かえって自分を責めてしまう理由を考えます。自分に厳しくする考え方は、過去には自分を守ったり人間関係を維持したりする役割があったため、簡単には変えられません。こうした思いやりへの抵抗を「コンパッションへの恐れ」と説明し、正しい方法を無理に実践するのではなく、まず自分を敵にしないことや、自分を責める言葉と少し距離を取ることを提案します。後半では、リスナーからの感想と、ポッドキャストスターワード2026への投票へのお礼を紹介します。

自分を大切にすることが難しい理由
みなさん、今日もお疲れ様でした。 公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。
このポッドキャスト番組カウンセラジオでは、病院勤務の現役カウンセラーが日々のちょっとしたお困り事の解決策を考えたり、少しだけ気持ちが楽になるような心理学カウンセリングの豆知識をゆるっとお伝えしたりしています。
最近ですね、他のポッドキャスト番組さんにまたお邪魔させていただきました。 白田守さんのドッグオヤサバイバーが息抜くラジオという番組でして、
実は今回は2回目、1年弱くらい前に一度コラボさせていただいています。 今回も幼少期の逆境体験を生きた方の支えになれるようなお話ができているかなと思いますので、
もしご興味ある方はぜひ聞いてみてくださいね。 で、そこでどんな話をしたのかというと、
例えば、人に迷惑をかけてはいけないと過剰に思いすぎている方が、 人に頼ったり迷惑をかけたりしても大丈夫、
迷惑かけても必ずしも絶望的な展開になるわけではないと思えたり、 そういう安心できる的な経験を積むことって実は超難しいよね。
という話をしたんです。 確かにそうなんです。自分を追い詰めるようなマイルール価値観がある人が、
そのマイルールがおかしいと思っていても、それを緩めたりすることって実はとても難しいんですね。
緩めるにはある種の勇気が必要になる時もある。 で、これって多少人に迷惑をかけても大丈夫ということ以外にも、
もっと広いところ、 自分を大切にしてもいいんだって思うことにも当てはまる時があってですね。
そう、どうしても自分を大切にするって考え方がしっくりこない。 自分を大切にしようとすると、なんかこう嫌な感じがするって方も結構いらっしゃるんです。
それはいわゆるドッグ王やサバイバーでなくても、いろいろな人が感じることのある気持ちなんですよね。
よく自分を大切にしましょうとか、セルフケアをしましょうとか言いますが、それがなかなかできない時がある。
というわけで今回は、その自分を大切にすることもなぜか難しいについて深掘っていこうと思います。
では、関西ラジオ始めていきましょう。
では早速ですね、今回のテーマである自分を大切にすることもなぜか難しいについて考えていきたいと思います。
まず皆さんは、自分を大切にすると聞くとどんなことを思い浮かべますか? しっかり休むこと、無理をしないこと、自分の気持ちや希望を大切にすること、
嫌なことを嫌だということ、こもった時には誰かに頼ることとかいろいろありますよね。
最近ではセルフケアとかセルフコンパッションという言葉も聞きますし、
自分を大切にしましょう、もっと自分に優しくしましょうといったメッセージもいろんなところで目にするようになりました。
まあ言われなくてもこうした考え方って大切だと思いますよね。
ただ一方で、自分を大切にしましょうと言われても、どうしてもしっくりこない。
自分に優しくしようとするとなんだか落ち着かない。 休んだり人に頼ったりすると罪悪感が出てくる。
自分のために何かをしようとすると、そんなことをしていいのかなぁと感じてしまう。 そうですね、例えば仕事で疲れている時、
本当はもう少し休みたい。今日はもう頑張ったから早めに寝たい。 誰かに仕事を手伝ってもらいたい。
そう思っているのに、いやいやもっと頑張らないと。 周りの人はもっと頑張ってんだから、このくらいで弱音を吐いちゃいけないっしょ。
自分のことばかり考えてはいけないよなぁと自分に言い聞かせてしまう。 あるいはそういう考え方が自分を苦しめていると頭ではわかっていても、
いざ休もうとすると、なんとなく嫌な感じがする。 休んでいるのに休めていないんですよね。
体は休んでるけれど、頭の中ではずっと自分を責めて追い詰めている。 こういうことって実は珍しくないんです。
皆さんの中にも、ああそうそうれ自分ですわって思われた方いらっしゃるんじゃないかなと思います。
自分に厳しくする考え方の役割
では、どうして自分を大切にした方がいいとわかっているのに、それが難しいんでしょう。
それは理由は人によって様々で、こうとは言えないんですね。 育ってきた環境の中で自分の気持ちを優先することが難しかったとか、
頑張ることや我慢することによって周囲との関係を保ってきたとか、 失敗しないように自分に厳しくすることで何とかやってきたとか、
自分に厳しくしていないと怠けてしまうような不安があるとかですね。 いろんな可能性が考えられます。
ただ共通して言えることとしては、自分に厳しくすることにも、今言ったようなその人なりの理由や役割、
短期的には役に立っていた面がある場合が多いです。 例えば、失敗しないように自分を叱っておこうとか、
人に迷惑をかけないように自分の要求を抑えようとか、 もっと頑張らないと見捨てられるかもしれないから頑張らねばとか、
自分を甘やかすと何もできなくなってしまいそうだとか、 こうした考えは今の自分を苦しめている可能性がある一方で、
これまでの人生の中では自分を守ったり、周囲との関係を維持したり、 自分の思い描く理想を実現するために役立ってきたかもしれません。
だから、今は苦しくっても長い間自分を守るために使ってきた考え方を、 今日からやめましょうと言われても、なかなか簡単には変えられないんですよね。
頭では、そんなに自分を責めなくてもいいとか、人に頼っても大丈夫とか、 自分のことも大切にしていいと理解していても、
実際の場面では怖くなったり落ち着かなくなったりする。 そこにはこれまでの経験や人との関係の中で身につけてきたものが関係している可能性があるわけですね。
コンパッションへの恐れ
ちなみにこれに当てはまる専門用語はまあいろんな切り口から表現できるんですが、
最近心理学の領域でも注目されている言葉を使うならば、 今お話ししているのはコンパッションへの恐れというものに近いのかなと思います。
これはものすごく簡単に言うと、自分に対して思いやりを向けたり、 他者から思いやりをもらったり、もしくは他者を思いやることへの抵抗感を言います。
そのうちの自分で自分を思いやることへの抵抗感といったところですね。 でですね、僕が特にそこで気をつけたいなぁと思うのは、
例えばカウンセリングだったりメンタルヘルス系の情報発信だったりで、 自分を大切にしましょう、そのためには何々をしましょうと言われたら、
中には自分を大切にすればならない、 そのために何々をすればならないと自分を逆に追い込んでしまったり、
ともすると何々をやったのに自分を大切にできていない自分はダメだと、 本末転倒な事態に陥ってしまうケースもあることなんですね。
そんなことも場合によってはあるんです。 自分に優しくすればならないと自分を追い込むのは自分に優しくできてないですよね。
不思議な状況ではあるんですが、僕自身臨床の現場で出会うことがあります。
自分を敵にしない練習
そう、自分を大切にする、を実践するために大事になってくるのは、 ちょっと矛盾しているかもしれませんが、
自分に厳しくするのは良くないことだからやめましょう、と簡単に片付けないことかなぁと思います。
もちろんセリフコンパッションとかを学ぶことや実践することが悪いわけではなくて、
それによって楽になる方もいますし、自分との関わり方を見直すきっかけになることもあります。
ただ、ここでもやっぱりこれをできなければいけないと頑張りすぎなくていいんじゃないかなぁと思うわけです。
自分に優しくすることも練習が必要、最初から上手にできなくていいってことですね。
自分を大切にすることに抵抗がある自分。
人に頼るのがちょっと怖い自分。
休むことに罪悪感を覚える自分。
そういう自分がいることもまずはそのまま認めてみます。
まずは自分を敵にしない。
そう、自分を自分の敵にしないくらいから始めてみてもいいのかなぁと思うわけです。
失敗した時に自分を責めそうになったら、
今自分を責めたくなってるなぁ、自分に厳しい言葉をかけてるなぁと少しだけ気づいてみるだけでも違うと思います。
そうですね。
と、自分に言葉掛けをするのが響く時もあれば響かない時もありますよね。
響かない時は自分を攻撃する言葉と少し距離をとってみる。
例えば、失敗した自分には何か他の事情もあったんじゃないかとさらに責めようとする自分を少し止めてみる。
すぐに自分のせいだと決めつけない考えも持っておく。
もし自分に優しくするという言葉自体がしっくりこないのであれば、
例えば、自分に少し1平方ミリメートルくらいの余白を作るとか、
自分の事情もちょこっと考慮に入れてみるとか、
自分を敵にはしないとか、
そんなその時の自分にとって受け入れやすい表現を探してみてもいいかもしれません。
大切なのは、正しい言葉を選んで正しい方法で自分を大切にできるようになることではなくて、
その人にとって少しでも苦しさが減るような自分との関わり方を探していくことなんじゃないかなと思うわけです。
少なくとも僕がカウンセリングで目指したいのはそういうところです。
どうでしょうか、自分に優しくすること、そのハードルの高さを感じたら、
まずはそのハードルを下げて、
まあ仕方ないから渋々別にやりたくてやってるわけじゃないんだけど、
自分に塩ひとつまみ程度の気を使ってやること、その辺から始めてくださればと思います。
では本題はこのくらいにしましょう。
はい、というわけでいかがでしたでしょうか。
自分を大切にするのが難しいことの中身やその理由について、その一部を解説してみました。
そう、自分を大切にしようと言われると、
自分を大切にできない自分はダメなんだっていう、
なんか自分を大切にしているのかしていないのかわからない状況になることもあるんですよね。
リスナーからの感想と活動報告
そう、単純な自分を大切にしましょうというメッセージだけではなかなか届かないこともある。
というわけでですね、まずは自分のことを自分の敵にしないくらいから始めてみてくだされば嬉しいです。
そしてその一環としてですね、例えば前回あげたエピソードの
10分ちょっとのリラクゼーションも使えるかもしれませんので、ちょこちょこ聞いてやってくださいね。
あとですね、ちょっと前にお伏せでいただいたメッセージの返信を
番外編57.5お便りをニヤニヤしながら読んで雑談する回でやったんですが、
なんとですね、その返信の返信をいただきました。
まだ無料メッセージを開いていた時のですね、紹介させていただきます。
かなさんからいただきました。ありがとうございます。
わたるんさん、私のファンレターを取り上げていただいてありがとうございます。
早速拝聴させていただきました。
私が救われる、安心すると思ったのは、わたるんさんの声や話すテンポがベースにあって、
そしてその上で内容も優しい感じだからかなと思いました。
例えば今回だったら、人一人支えるには自分のことも守らなきゃいけない。
誰かや社会に頼るのも必要なことっておっしゃってましたよね。
それを聞いて自分のことも大切にしていいんだなとか、
人に頼ってもいいんだなと思え、気持ちが楽になる感覚があります。
そういうところかなと思いました。
これからも応援しています。ありがとうございました。
ということでした。かなさん改めてメッセージ本当にありがとうございます。
いや励みになりますね。これからも頑張ります。
かなさんのファンレターを受けて、僕が僕のどんなところがリスナーの方に安心感を与えているのか、
当の本人はよくわかってないってお話をしたところの、さらにお返しですね。
声や話すテンポ、内容の優しさと本当にたくさんお褒めいただいちゃいましたね。
はい、多分この声と話すテンポとかは簡単には変えられないと思うので、
ずっとこの調子でいかせてもらいますね。
そして自分のことも大切にしていいんだなとか、人に頼ってもいいんだなと思え、
気持ちが楽になる感覚がありますというのは、まさに今回のお話とも絡む部分なので、なおさら嬉しいです。
今回のお話もかなさんのお役に立ちましたでしょうか。
これからも聞いた方が少し気持ちを楽にしたり、
自分のことも少し考えてみようかなと思えたりするような配信を心がけていきますね。
改めてかなさん、メッセージありがとうございました。
そしてもう一つ皆さんにお礼をお伝えしたいことがあります。
エックスでは既にポストしたんですが、
少し前にポッドキャストスターワード2026にエントリーしたので、
投票お願いしますというアナウンスをさせていただきました。
結果としては最終選考には選ばれなかったんですが、
直接投票しましたっていうお声を今回たくさんいただいてですね、
嬉しくって、これはもう自分の中では優勝でいいかなと思った次第です。
投票したよと言ってくださった方、
直接ご報告がなくても投票してくださった方、本当にありがとうございました。
とても嬉しいですし、最終選考に選ばれなくてもやったぜ感を味わいまくってます。
やっぱり一人語りだといまいちリアクションが見えなくて、
毎回ただマイクに向かって話しているだけなんで、
ちょっと寂しくなったりとか、これ大丈夫なんかなーって不安になったりもするんですよね。
だからこそこういった応援が本当にしみます。
これからもその応援を励みに精進しますので、これからもよろしくお願いします。
ではもしよければこのエピソードがいいなと思ったら、
番組のフォローやオフセルの応援をしていただけると嬉しいです。
皆様の応援がいつも視界になっています。ありがとうございます。
またお便りもオフセにて受け付けています。
こんな話題を取り上げてほしいとか、こんなことをやってほしいみたいなご要望や、
このエピソードは役に立ったよーというフィードバック、
ちょっと個人的な悩みを聞いてほしいという場合にお使いくださればと思います。
個人的なお悩みに関しては、有料でのオフセメッセージにてお願いします。
お手寄り会としてそのお悩みを題材に、一つのエピソードを配信する形で返信させていただきますね。
そしてその他お仕事に関するお問い合わせ、ご依頼などがあれば、
Googleメッセージフォームまでお願いします。
詳しくはリットリンクをご覧ください。
リットリンクは概要欄とXの固定ポストからアクセスすることができます。
ぜひご覧ください。
では今回はここまで。おやすみなさい。
ここまで聞いてくださってありがとうございました。
また次回をお楽しみに。
17:41

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