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2023-12-15 07:31

76.「脱人格化」はバーンアウトのサイン

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お客さんに思いやりの無い対応が多くなってきたら、それはバーンアウト(燃え尽き症候群)の兆候かもしれません。
お客さん一人ひとりに心のこもった対応ができるのが理想ですが、人間ずっとそうはいかないですよね。無理をしすぎると、「脱人格化」が起こってきます。もしちょっと「脱人格化」っぽくなっていたら、まずはゆっくり休みましょう。

バーンアウトの解説回ー粉屋さんのチャンネルです。
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バーンアウト解説回の補足回です。
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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネル。
今回は、バーンアウトの別の化を脱人格化についてお話ししようと思います。
みなさん、今週も1週間お疲れ様でした。
公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。
このチャンネルでは、あなたの週末のお時間を少しだけいただいて、
就職や復職など、働くのサポートをしてきたカウンセラーが、
主に社会人の方々に役立つようなカウンセリングの豆知識や、
心理師のあれこれを簡単にお伝えしています。
この番組、というか、僕と長く仲良くさせていただいているポッドキャスターの方って、
ありがたいことに本当にたくさんいらして、
特にポッドサイエンティストのこのやさんとは一緒に飲みに行ったりとか、
働く人の立ち話のこじまさんからは、配信されている番組の
公式公認心理師アドバイザーとして、監修みたいのをお任せしていただいたりとか、
本当にありがたいことにものすごく恵まれているんですね。
自慢じゃないというか、自慢なんですけれども。
そのお二人だったり、プライベートでもちょくちょく質問をいただくのが、
今回の話題なんですけれども、
バーンアウトって何ですか?あの時の自分は何だったんですか?
っていう質問をよくいただくんですね。
思い返せば、僕もバーンアウトっぽい状態になった時ありますし、
多くの社会人の方が経験することなんだろうなと思い直してですね、
改めてまたこの話題に触れようと思ったんです。
ただ、バーンアウトの概要については、このやさんとのコラボ会でお話ししましたので、
今回は別の視点からお話ししようと思います。
このやさんとのコラボをはじめとしたバーンアウト関連会は、
概要欄にまとめておきますので、ぜひぜひ聞いていってくださいね。
それで本題なんですけれども、皆さんバーンアウトのイメージって何となく固まってるんじゃないかなと思うんです。
ざっくり言うと、めっちゃ疲れてて動けない人っていう感じですね。
どうでしょう?このイメージって当たってなくもないんです。
バーンアウトって鬱状態とももちろん関係があって、
鬱病の人ってひどいとひゆでもなんでもなく1日動けないっていうことがありますので。
ただですね、その状態だけをバーンアウトというかというとそうではなくて、
もう少し皆さんのイメージよりも軽いところでのバーンアウトの兆候があるんですね。
その一つがタイトルに書いてある脱人格化というんです。
今回はそれを解説していきます。
脱人格化というのは何なのかというと、主にお客さんに対しての思いやりのない対応が目立っている状態のことを指します。
すごくマニュアル的な対応に終始して、お客さんのことを人として見ずに、
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例えば何々病の人とかラベルをつけて対応する感じですね。
お客さんを1人の人として見なくなると、ほぼ自動的に物事のルールだけに沿って対応して、
お客さんの訴えを丁寧に聞かない感じになります。
お客さんのお話の内容だけ聞いて、これはこうなっているので、と伝えて、相手の気持ちを汲まない、そんな状態ですね。
これは何でそうなっているかというと、自分の上所的資源、つまり感情を扱うエネルギーが枯渇しているからだと言われています。
お客さんへの丁寧な対応を意識しすぎて消耗しちゃっているから、
さらなる消耗を防ぐ、セーブするために、お客さんとの間に距離を置いて、感情を交えずに仕事をする。
そうすることで自分の上所的エネルギーを守っているんですね。
RPGに例えるとMPが足りないみたいな感じですかね。
魔法を使えないと攻撃しかできませんから、行動の幅が狭くなりますよね。
このMPが足りていない状態、だって人格化状態の人、多分皆さん見たことあるんじゃないかなと思います。
お客さんへの対応がつっけんどんだったり、仕事一つ一つに対して、
いや、これやっても意味ないよ、とか、どうせこれはこうだから、ってちょっと悪態ついて諦めているような、そんな感じですね。
そういう方って、方から見ると、なんでこいつクールぶってんだ、とか、やる気ないのかよ、って反感を変わりがちなんじゃないかなと思います。
逆に雑人格化っぽくなったことがある方も結構いらっしゃるんじゃないかなと思います。
多分その時は、なんか枯れちゃった対応している自分にもちょっと嫌気がさすような感覚もあるんじゃないかなと思います。
実際僕が雑人格化した人にそう思ったことがありますし、逆に雑人格化に近い状態も体験しているので、両方の立場が分かるんですけれども。
それで、この話を通って何が言いたいのかというと、まずは皆さんお一人お一人、自分自身についてですね。
あなたは最近、雑人格化っぽい行動を仕事でしていませんか?
そういう時はですね、そんな対応をしている自分を責めたりしないで、まずは休む時間をとってください。
MPがですね、足りてないだけなんです。
なので、寝てMPとついでにHP、体力を回復させる必要があるんです。
仕事に向いてないとか、そういうのじゃないんです。回復すればまた魔法を使えるんで。
で、もう一つは周りの人を見る目についてですね。
あなたの周りに、もしそういうちょっとお客さんへの態度が悪い方がいたら、バーアウトかもなという視点でも見てあげてください。
もちろん、悪い態度のせいでお客さんに被害が出るのは良くないので、それは毅然とした態度で接したり、上司に討論とか叱るべき対応をする必要があると思います。
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ただ、ちょっとピリピリしている同僚に対して面と向かってそういうことを言うのは気が引ける人もいるんじゃないでしょうか。
だからこそ、その人は裏に苦しさを抱えているかもしれない、バーアウトっぽいかもなという視点が持てると、言うべきことをよりはっきり言う助けにもなると思うんです。
例えば、そうですね。ちょっと最近ピリピリしているよね。疲れてる?とかでしょうか。
ちょっと話ずれますが、相手を気遣うベースで働きかけることで言いにくいことを言える時ってありますよね。
さてみなさん、今回はいかがでしたでしょうか。
何よりまず、この番組を聞いて実践していただきたいのは、最近自分疲れてないかなと自分の状態を見てあげることなんです。
今回は、疲れているときのサインみたいなものをバーアウトの一つの特徴から解説してみました。
最近周りの人に思いやりがないなと思った方は、ぜひまず休んでください。
それで大量のMPを使って日々をこなすという自分を褒めてあげてくださいね。
では今回はここまで。おやすみなさい。
ここまで聞いてくれてありがとうございました。また来週をお楽しみに。
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