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心理師わたるんの働くをカウンセリングするチャンネル。 今回は、人との距離感、バウンダリーを保てているかの自己チェック法についてお話しします。
みなさん、今週も1週間お疲れ様でした。 公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。
このチャンネルでは、就職や復職など、いろんな働くをサポートしてきたカウンセラーが、お仕事、お家庭で役立つようなカウンセリングの豆知識や
心理師のあれこれを簡単にお伝えしています。 今回は、こんな話。
人との距離感、バウンダリーを保てているかの自己チェックをしてみよう、という内容です。 今回もお便り回と言いますか、コメントを返す形での回になります。
94回の、「私繊細だから優しくしてね」は周囲を傷つける免罪負になるのか? という回で、これもまたフジリンゴさんというリスナーさんからのお便りを回答している回なんですけれども、
その回を聞いてくださったけいこさんという方からご質問をいただきました。 読み上げます。
94を拝聴させていただきました。 私はフジリンゴさんの相談している繊細な人に自分が近いのではないかとモヤモヤしてしまいました。
バウンダリーをしっかりと確立する方法があったらぜひ教えていただけると嬉しいです。 ということです。
本題に入る前に94回のお話を少しおさらいしておきます。 94回についてのお便りをくださったフジリンゴさんはお知り合いの方から、
あの、なんと言いますか、少し雑に言うと、「私繊細なのよ。」というのをたてに結構ずけずけと物を言われていて困っていてですね。
それで、「そういう繊細な人との関わり方についてヒントはありますか?」と聞いてくれたんですね。
それで、その時はどう答えたかというと、「その相手方が無自覚に周囲に人に甘えていて、心の境界線を超えてきているように聞こえますよ。」と。
それで、「それにしっかり合わせようとするとしんどいから、例えば、私はそんな風に言われるときつい。」といった形で、自分も大切にしながら自分の気持ちを冷静に伝えられるといいかもしれないですね。
という話をしたんです。 もし良ければ94回の話も聞いてみてくださいね。
それで、けいこさんはそのエピソードを聞かれて、「私は逆に相手のバウンダリーを超えてしまう繊細な人の方なんじゃないか。」と思われてコメントをくださったんですね。
まずけいこさん、聞いてくださってありがとうございます。 しかもここまで考えてコメントくださるってことは、かなり真剣に聞いてくださってたんだなぁと思って、本当に感謝感謝です。
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それで、このコメントを拝見したとき、確かになるほどなぁって思ったんです。 僕自身もバウンダリー薄いなぁ自分って思うことめちゃめちゃありますし、逆に常に全ての人と適した距離感を持って接することって、よく考えると到底無理じゃないかなぁと思うんですよね。
ただ、バウンダリー作れてないなぁって思うポイントは人それぞれ違うでしょうから、 けいこさんなりのバウンダリー作れてないなポイントがあると思うんです。
それって誰に対してどんな時にどんなことをしてそう思ったんでしょうね。 心当たり何かありますでしょうか。
そう、これについて考えるのが冒頭でお伝えしたバウンダリー保てているかの自己チェックにつながり得るんです。
そうですね、推測するに相手は相手、自分は自分というバウンダリーを保ててない相手って、大抵は近しい人、例えば家族だったり恋人だったり、よく顔を合わせる職場の同僚や友達だったりすることが多いです。
関係が近ければ近いほど相手を一人の人として見るというよりは、相手に何かを期待したり期待を裏切られて怒ったり残念な気持ちになったりします。
そうですね、バウンダリーが崩れかけている時って相手に期待しすぎたりとか、何か他にも強い感情を向けている時が多いかなと思います。
例えば僕なんかはですね、妻と娘がいて3人で暮らしているので、妻とは協力しながら家を守っていかないといけないわけですね。
その分、当然妻とは距離が近くなるわけです。 そうすると無意識的にも意識的にもいろんな期待をしたりされたりするわけで、
例えばそうだな、僕割と靴下をですね、穴が開いた後でもうバレなきゃいいかと思って使い続けることが多いんですけれども、妻はそれを許さないんですね。
洗濯物を畳む時に見つけたら必ず僕に捨てろ捨てろというわけです。 なぜかちょっときつい口調で言うんですよね。
かといって僕に黙って捨てたりしないのは本当にありがたいところというか妻の優しいところなわけなんですけれども。
そんでちょっと距離のある人だったら、例えばそれこそ職場の同僚だったら別にその人に靴下に穴が開いてようがいまいがどうでもいいと思うんですよね。
いやどうだろうな、ちょっと気にするかな。まあでもとにかく多分家族ほど気にしないと思うんですよね。
そこでなんで妻が僕に穴が開いた靴下を捨てろ捨てろなんでこんなもん履いてるんだというのかというと、
夫にみっともない格好をしてほしくないという期待があるわけですね。 今のは割とマイルドな例ですけれども、近しい人であればあるほど他にもいろんな期待が飛び交って
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怒ったり傷ついたりするわけです。 つまりどういうことかというと、自分がバウンダリーを守れているかどうかをチェックする方法というのは、
相手に過度に期待をしていないかなとか、相手に過度に怒ったりとか、強い感情を向けていないかな
と振り返るのが一つ挙げられるかなと思うんです。 そしてさらに言うと、相手に過度に期待していたり、相手に過度に怒っている時に出やすい
口癖があるんです。 それは、「どうしてあなたはないないなの?」です。
相手を死後にして批判をしていたら、もしかしたら要注意かもしれないなぁと思ってます。 どうでしょう皆さん、けいこさん、ちょっとチェックしてみていただければと思います。
さて今回はいかがでしたでしょうか。今回の話をまとめると、 相手のことを死後にして批判をしていたら、バウンダリーが薄れているサインかも
ということになります。 まあそうは言っても最初にチラッとお話しした通り、バウンダリーが薄くなることって誰にでもある
ことだし、 けいこさんに関してはバウンダリー薄い繊細な人かもって自分で思えている時点で、正直そこまで
大丈夫なんじゃないかなーって思っている部分も僕としてはあります。 今回の解説がけいこさんに合っているかどうかは毎度のことながらちょっと
確証は持てませんが、今後もし相手との距離感で悩むことがあったらヒントにしてみてくださいね。 さて最後に告知がてら皆さんにご相談をちょっとだけさせてください。
この番組おかげさまでもうすぐ100回に到達するところなんです。 いやのかといって企画とかは何も考えていないんですけれども、あのただ101回目からは少し扱う
テーマを広げていこうと思っていて番組を少しリニューアルしようと思うんです。 今までは働くことについてテーマを絞っていたんですが、この2年ちょっと
2年弱くらいで僕も本業でもいろんな方と関わってきましたし、 この番組も働くことに限らないテーマのお便りもいただいてきました。
なので働くをカウンセリングするチャンネルではなく、違う名前にしてもっといろんなテーマを扱う番組にしようと思っています。
もちろん今まで通り働くことについてのテーマもじゃんじゃん扱う予定です。 これからもよろしくお願いします。
それでご相談なんですがリニューアルにあたってこの今使っているBGM、 わりとたまにインスタグラムとかでもよく聞くBGMだと思うんですけれども、
これを変えようかなどうかなーって迷ってるんですね。 でもし良ければBGMこのままがいいかリニューアルにあたって変えて欲しいかを聞いてみたいなーと思ってるんです。
こちらの投票機能で募集しますので皆さん余裕があれば答えてくださると嬉しいです。
それでついでに毎度のお願いなんですが、もしこのエピソードが良かったら番組の欲しいご評価やフォローをお願いします。
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また何か心理師に聞きたいことがありましたらお便りフォームまでいただけたら嬉しいです。 じゃあ今回はここまで。おやすみなさい。ここまで聞いてくださってありがとうございました。
また来週をお楽しみに。