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2025-05-02 11:29

#23.八つ当たりされたときの心の守りかた

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誰かに八つ当たりされることって、生きていれば誰しも遭遇するものではあるとおもうのですが、そこで自分のこころをどう守っていくか、がやっぱり大事なわけです。今回は、八つ当たりされたときの対処、というより、その対処の前提みたいなのをお話しできればと思います!


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サマリー

このエピソードでは、八つ当たりされたときの心の守り方について語られています。特に、自分のせいではないと認識し、自己関連付けを避けることが重要であるとされています。また、八つ当たりを受けた際の心の守り方や、相手の背景を理解することの重要性についても触れられています。さらに、リスナーのお便りを通じて、励ましや気持ちの寄り添いについても言及されています。

八つ当たりの心理
わたるんのカウンセラジオ
みなさん、今週も一週間お疲れ様でした。
公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。
この番組カウンセラジオでは、病院勤務の元気カウンセラーが、
日常のことから人生設計諸々まで、いろんなお困り事の解決に役立ちそうな心理学カウンセリングの豆知識をゆるっとお伝えしています。
今回は、カウンセラジオの過去エピソード、
②自分の常識を振りかざす人の心理についてのSpotifyコメント欄でお便りをいただいていますので、それにお答えしていこうと思います。
みなさん、誰かに八つ当たりされたことってありますか?
多分ほぼ全員の方があると答えるかと思うんですけれども、
あれってムカつきますよね?
いや、ムカつくならまだいいとして、
本当に予想外に八つ当たりをされると、
その時は何をされたか、どうしてそんなことをされたかがわからなくてフリーズしちゃって、
ことが終わってしばらくした後に怒りがこみ上げてくるっていうこともあるんじゃないかなと思います。
そうなると本当に辛いですよね。
で、その八つ当たりみたいなことって、生きていれば事故みたいな感じで遭遇するものではあるとしても、
じゃあそこで自分の心をどう守っていくかってやっぱり大事なわけです。
今回は八つ当たりされた時の対処というより、その対処の前提みたいなのをお話しできればと思います。
では、関西ラジオを始めていきましょう。
早速お便りコメントを読み上げていきます。
ゆかりさんという方からです。
いつも聞かせていただき、ほっこり時間を過ごしています。ありがとうございます。
お便りがあれば、同僚のことでストレスなことがあるので取り上げていただきたいと思います。
その人は私の先輩や上司なのですが、自分が仕事でストレスがあると私に当ててくるのです。
そのかわし方、自分の心の対処法をアドバイスお願いします。よろしくお願いします。
ということでした。ゆかりさんお便りありがとうございます。
先輩や上司から八つ当たりされているっていうことですよね。
こういうことされるとシンプルに困りますよね。
それじゃあゆかりさんご自身も仕事に集中できないでしょうし、できる仕事もできなくなっちゃうんじゃないかなと思います。
職場の雰囲気ってそれだけその人のパフォーマンスを左右するものだと思います。
ゆかりさんそんな中でのお仕事、いつも本当にお疲れ様です。
それでですね、八つ当たりしてくる人のかわし方や自分の心の対処法のアドバイスをお願いしますということでしたね。
じゃあ冒頭でお伝えした通り、その心の対処法の前提みたいなものとして自分の心の守り方を一つお伝えしようと思います。
それはですね、八つ当たりされることを自分のせいだと思わないことです。
あのですね、仮にこういう相談を誰かにした時って多分これから言う答えを言われることが多いと思うんです。
それは、あなたは詰まるところその先輩からなめられているのさ。
あなたは言い返さない優しい人だから、その優しさにつけ込んで甘えているんだね。
だから一回切れ散らかしてしまえばいいんだよ、っていう感じの答えです。
どうでしょう?こんな風に言われたことありませんでしょうか?
ちなみに僕はよく言われてました。
これはですね、言っていることは全部正しいと思うんです。
八つ当たりする人は心の余裕がない人で、自分の感情のコントロールができない未熟な部分を持っている人で、
そんな人がストレスの吐け口として言い返せなそうな人を選んで八つ当たりをしていて、
そのターゲットにされた優しい人は言い返せない、もしくは言い返さないことで、
その八つ当たりしてくる人との間で歪な対人関係が出来上がってしまっているということですね。
自己を守る方法
そこから抜け出すには、今までと違う関わり方をしてみようぜ、と。
これは何ら間違ってないですよね。
でもこれですね、受け取る側はどう捉えるかというと、
つまりは自分が弱いから八つ当たられるんだ、自分のせいだと思うことが多くて、
自分を責める思考を強めやすいんですね。
アドバイスする側は強くあると励ましたい意図があるのに、
受け取る側は自分のせいだと自分を責めて自尊心を損ねてしまう、
そんな誰も幸せにならないコミュニケーションになってしまう危険性があるんです。
どうでしょう皆さん、アドバイスをする側もされる側も経験されたことはあるんじゃないでしょうか。
なので、八つ当たりをされた時に自分の心を守るための前提が大事で、
その前提というのが、八つ当たりされることは自分のせいではないという前提なんですね。
自分にとってストレスな出来事が起こった時って、
それが自分のせいじゃないと分かっていても、
これ自分のせいなんじゃないかって思うことって多いものなんです。
例えばそうだな、八つ当たりまで行かなくても、
仲のいい同僚がなんか機嫌が悪くて、
10秒に一回、はぁ、はぁ、ってため息つきまくってるっていうことがあったら、
少なからず皆さん少しくらいは、
あれなんか僕やっちゃいました?って考えが出てくると思うんです。
どうでしょう。
でもそういうのって大抵自分のせいじゃないですよね。
そんな風に自分のせいじゃないのに悪い出来事の原因を自分に帰属させちゃうことってよくあって、
用語としてはそうですね、
自己関連付けというのが一番近いんじゃないかなと思います。
八つ当たりの話に戻すと、
どう考えても八つ当たりの原因はゆかりさんのせいじゃないですよね。
でもなんかいろいろ考えたりしていると、
八つ当たりの原因の一端を自分が作ってるんじゃないかと思っちゃったり、
八つ当たりする状況を作り出しているのは自分が弱いからなんじゃないかと、
自分が悪いように考えちゃったりしてしまいがちなんです。
なのでもう一度お伝えすると、
八つ当たりされるのは絶対に自分のせいじゃないということを
しっかり心に留めておくことをお勧めします。
その自分は悪くないよなという確信があって初めて、
さっきお伝えした攻撃してくる相手に切れ散らかしてやる、
みたいな、今までとは違う対処ができると思うのです。
もちろん切れ散らかす以外の対処もたくさんあるでしょうから、
そこはゆかりさんのやりやすいやり取りのやり方を選んでいただけるといいんじゃないかなと思います。
ちなみにこういう困った状況でどういうコミュニケーションを取ればいいのかというのを考えるヒントとして、
相手の立場と自分の立場を大切にしながら発信をするアサーションというものがあります。
ちょっと今回説明を重ねるには時間がとても長くなってしまうので、
気になる方は検索していただくか、
僕がどこかでアサーションについてのエピソードを作りますので、
そちらをお待ちいただければと思います。
というわけでゆかりさん、皆さんどうでしたでしょうか。
これから八つ当たりをされた時とか、
八つ当たりへの対処法
イフジンに攻撃を受けた時は、
まずは自分に責任があるかどうかは考える必要がないので、
その今まで自分のせいなんじゃないかと考えていた分の脳みその余白分を使ってですね、
相手はどういう背景があってそんなことをしてきたか、
どう振る舞えば自分にとって得かを考えていただければと思います。
改めてゆかりさんお便り本当にありがとうございました。
これからいい気持ちでお仕事ができる時間が増えることを祈っています。
では本題はこれで終了にして、今回はもう一つお便りを紹介します。
前回のエピソードシャープ22、将来に悩む声の寄り添い方、アイデンティティについて。
お答えしたお便りの方からまたお礼のお便りをいただきました。読み上げますね。
22回お便りに答えていただきまして本当にありがとうございました。
内容が漠然としていたにも関わらず見事に紐解いていただきまして、やっぱりすごいと思いました。
そして今まで通りに息子に寄り添いながら息抜きしながら気持ちを聞いてみたいと思います。
まずは親の私がゆったりとニコニコしていることが大事なんだなぁと改めて思いました。
ワタルンさんに丁寧に答えていただいて心が温かくなりました。結局本人は家には進まず学卒で行くそうです。
ちょっとずつですが進む道も見えてきたようです。本当にありがとうございました。これからも配信楽しみに聞かせていただきます。長文失礼しました。
ということでした。わざわざお便りをくださって本当にありがとうございます。嬉しいです。純粋にモチベーションになります。
それで息子さんが自分の道を自分で考えて決めたということって本当にすごいことだと思います。
そしてそれにはやっぱり周りの人の心の支え、理解があってこそだと思います。お二人ともぜひその調子で時にはゆったりしながらお過ごしくださいね。
そしてせっかくなのでもう一つ投票機能の結果も見ていきましょう。
多分これスポーティファイからだけかな。見れると思うんですが、前回はアイデンティティの話と絡めたので、
リスナーの皆さんがご自身の今までの人生の選択に納得しているか後悔しているかについてお聞きしてみました。
結果はそうですね。まあまあ納得以上の方が3名で、納得と後悔があって後悔の方が多いかなという方が1名でした。
ご回答ありがとうございます。
これは全然カウンセリングの話じゃないんですけど、インスタとかを見てると人が死ぬ前に後悔することトップ3っていうショート動画が僕のスマホにはよく出てくるんですが、
そこにはもっと自分に正直にいればよかったみたいなのが必ずランキングに入ってるんですよね。
つまり自分に正直でいることで納得した人生を送れるってことだと思うんですが、
じゃあ自分に正直ってどういうことなんだろうという疑問が同時に湧くわけですね。
多分それって人それぞれでその人の中にしか答えはないんでしょうけれども、
それを見つけるのがなかなか難しくてそれでみんな悩むんだろうなと思います。
このエピソードを聞いている方は当然全員人生の途中なわけですから、
そんな納得した人生を送るヒントとしてもこの番組が役に立ったらいいなーなんて思います。
あと今回も投票機能作っておきますね。
内容はどうしようかな。収録した後に考えますね。すいません。
では最後にもしよければこのエピソードがいいなと思ったら番組のフォローや星5評価をしていただいたり、
何か心理師に聞きたいことがありましたらお便りフォームまでメッセージを送ったりしていただけると嬉しいです。
またポッドキャスト以外でもノートでの執筆やメンタルヘルスアプリでの配信も行っています。
YouTubeでは動画を差し込んだバージョンのものも少しずつ配信しています。
もしよければ見てみてくださいね。
詳しくはリットリンクをご覧ください。リットリンクは概要欄とXの固定ポストからアクセスすることができます。
では今回はここまで。おやすみなさい。
ここまで聞いてくださってありがとうございました。また次回をお楽しみに。
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