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#52.カウンセリングの効果は何によって生まれるのか:#科学系ポッドキャストの日
2026-06-05 13:19

#52.カウンセリングの効果は何によって生まれるのか:#科学系ポッドキャストの日

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#科学系ポッドキャストの日に参加しました

ホスト:ポッドサイエンティスト、サトシさん

https://open.spotify.com/show/64s4A6euClZ5B1NeJJqzNR

トークテーマ:効果

結局、カウンセリングって何が効いてるの?っておはなしです。よく考えたら、よくわからないところですよね。


科学系ポッドキャストの日プレイリスト:https://open.spotify.com/playlist/6BSDGYgOKJH0BAaiDeqK0N?si=zae52l-CQnqUs4NtyJe5vA&nd=1&dlsi=9ab37ff9a59445b5

科学系ポッドキャストの日とは?:https://scien-talk.com/science_podcast/


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サマリー

このエピソードでは、カウンセリングの効果が何によって生まれるのかについて、科学的な視点から掘り下げています。カウンセリングの効果測定の難しさから始まり、認知行動療法などの技法研究の進展、そして最終的には治療技法そのものよりも、治療同盟や信頼関係、カウンセラーの共感、相談者の期待感といった共通要因が効果に大きく寄与することが明らかにされています。これは、日常生活で悩みを抱える人に寄り添う際にも応用できる、人と人との関係性の重要性を示唆しています。

オープニングと科学系ポッドキャストの日について
わたるんのカウンセラジオ
皆さん、今週も1週間お疲れ様でした。 公認心理師・臨床心理師のわたるんと申します。
このポッドキャスト番組カウンセラジオでは、病院勤務の元気カウンセラーが日々のちょっとしたお困りごとの解決策を考えたり、
少しだけ気持ちが楽になるような心理学カウンセリングの豆知識をゆるっとお伝えしたりしています。
今回はですね、科学系ポッドキャストの日という企画に参加したエピソードです。
科学系ポッドキャストの日というのは、その企画に参加したポッドキャスターの方が、科学にまつわる一つのテーマ、お題に沿った話をそれぞれ考えて配信していくよというものなんですね。
毎月行われていて、いろんな方がホストをされているのですが、今回はポッドサイエンティストの佐藤さんがホスト、取りまとめをしてくださっています。
佐藤さんありがとうございます。
それでこちらの企画、発起人は別にいらして、サイエントークのレンさん・エマさんが取りまとめの、さらに取りまとめをやってくださっています。
もうこちらの企画、かなり長く運営されています。いつもありがとうございます。
今回の科学系ポッドキャストの日に参加した番組のエピソードは、まとめてプレイリストにもしてくださっているので、概要欄のリンクからぜひ見てみてくださいね。
それで実は僕、佐藤さんとは仲が良くてですね、実際にお会いしたこともあるし、かなり前にコラボをさせていただいたことがあるんですが、
その辺はここでお話を始めると長くなってしまうので、ちょっと後語りで触れようと思います。
今回のテーマは効果ということで、心理学にはいろんな効果という言葉がついた現象があります。
吊り橋効果とかピグマリオン効果とか、結構有名なものもありますよね。
ただ今回はあえて、前回のエピソードとも関連付けて、カウンセリングそのものの効果、
特にカウンセリングの効果ってどう研究されてきたか、どういう要因で生じるのかってことをお話しようと思います。
技術なのか、人柄なのか、知識なのか、予想しながら聞いてみてくださいね。
ではカウンセリングラジオを始めていきましょう。
カウンセリングの効果測定の難しさ
じゃあですね、仮に皆さんがカウンセリングを受けたとします。
その時にカウンセリングの効果って、どういう感覚、どういう変化をもって効果があったと思いますか?
例えばダイエットだったら、体重っていう明確な数値があって、努力がそういう結果にコミットされるわけですよね。
じゃあカウンセリングはどうかというとどうでしょう?
気が楽になるとか、悩みが解決するとかでしょうか?
でもそれってどうやって測定すればいいんでしょう?
そう、これって人それぞれの感覚であって、確かに人に話を聞いてもらって楽になるっていう感じ、ほとんどの人が感じたことはあるんだけど、
それを見える化することが難しいんです。
カウンセリングの効果は何によってもたらされるのかの前に、カウンセリングの効果をまず共通の物差しで測って共有することが難しいんですね。
悩みだって千差万別だし、悩みからくる症状も多種多様、そしてカウンセラーのカウンセリングのやり方も完全に統一できるわけではない。
再現性を確保するのが難しい。
そうなんです。走ったら体重が減ったよーっていう簡単な因果関係とは違って、
カウンセリングによって気持ちが楽になった感覚を証明するのは難しい。
科学の机に乗っけるのはまず難しいんですね。
認知行動療法とその効果研究
でも先立つの臨床心理学者たちはですね、頑張ってくれました。
いや、ほんとに。
まずですね、いろんなやり方のカウンセリングがある中で、
まだ比較的個人のやり方が統一しやすくて、研究に乗っけやすい技法があったんです。
これがですね、認知行動療法というやつなんです。
認知行動療法というのは、人の考え方や行動のパターンに注目して、
それを整理したり、今までとは違うことを試してみたりしながら、
困りごとの改善を目指す方法です。
レック先生というアメリカの精神科医が確立した療法で、
この療法は比較的やり方を統一しやすかったので、効果研究が進みやすかったんですね。
それでこの技法を使って、症状がどれくらい改善したかというやり方で、
カウンセリングの効果を局所的に徐々に実証していきます。
こちらの研究では鬱症状が改善した。
こちらの研究では不安症状の改善が認められた。
って感じですね。
これが1970年代から90年代の話です。
そう、認知行動療法が比較的早い時期に標準化された方法で効果研究が行われて、
大きなエビデンスを蓄積した療法になります。
そういうのもあって、昨今でも認知行動療法すごいみたいな風潮があったりします。
技法間の差と共通要因の重要性
が、でもですね、他の療法、精神分析っていうものとか、
人間性中心療法ってものとか、いろいろあるんですが、
それらもその後研究が進んで、効果を示す結果が積み重なっていったんですよね。
そうなるとどうなるかというと、
どうやらカウンセリングのやり方の違いでは、思ったほど大きな差が見つからないっぽいぞ、
ということになるわけです。
じゃあですね、導入の時の問いに戻りますが、
カウンセリングの効果って何によってもたらされるのか、
効果があるのはわかったけど、それって何のおかげなの?という疑問が残るわけですよね。
カウンセリング、一体何がいいんでしょう。
今のところの答えはですね、
それぞれの治療技法ではないとなると、
大事なのはそれぞれの技法に共通してある要因になるわけです。
そう、このどの技法にも使われているやり方が良かったんだ、みんな違ってみんないい、
っていうのは言い過ぎですけれども、
そんな結論になったことを堂々取り氷結、なんて言われてたりします。
もちろん厳密に言うと、技法によって向き不向きはありますし、
症状によって推奨される方法なんていうのもあります。
でも思ったほど、ここの技法の間に大きな差は見つからなかったということですね。
そしてその共通要因、それは具体的に何なのかというと、
カウンセリング効果をもたらす要因
その一つがですね、まさに前回お話しした治療同盟とか信頼関係になるわけです。
これは簡単に言うと、同じ目標に向かって一緒に取り組む仲間感覚みたいなものですね。
まだお聞きになっていない方はぜひ前回のエピソードを聞いてくださればと思います。
で、他の要因としてはカウンセラーの共感とかも大きいし、
一方で相談する方の期待感やカウンセリング以外の要素、
ご本人のもともとある強みとか、周囲の環境とか、人生の天気とか、
カウンセラー側以外のものもカウンセリングの効果に大きく影響すると言われています。
今お話ししたカウンセリングの効果をもたらす要因たちは、
いろんな研究を見てきての概算だそうなので、細かな割合とかは正確には決まっていないようです。
でも、カウンセリングの効果を出すためには、「よし、一緒にやっていこう!」という感覚を
カウンセラーが共感しながら一緒に作っていく過程がすごく大事なものの一つであるということは確実に言えることなわけですね。
そう思うと、カウンセリングってなんか思った以上にジャンプ漫画的というか、熱い感じもしますね。
そう、前回も言いましたが、誰かから悩みを打ち明けられたとき、相談を持ちかけられたとき、
こちらが簡単にアドバイスできない、正解のないことを考えるときは、
相手がどうしたいか、どうなるといいのかをベースに考えていくことが大事になるかと思います。
すぐにその悩みを解決するんじゃなくて、その悩みがあることそのものを尊重して、
その悩みをどうしていくとその人にとっていいかというのをその人の考えベースで考えていくというのがカウンセリングでの効果的な関わり。
ひいては、日常生活で悩んでいる人に寄り添うときの効果的な関わりなんだと思います。
もし皆さんが誰かの悩みを真剣に聞くときになったとき、このカウンセリングの効果の話を思い出してくださると嬉しいです。
まとめと日常生活への応用
では本題はこのくらいにしましょう。
はい、皆さんいかがでしたでしょうか。カウンセリングの効果ということで、前回治療同盟という話をしました。
そして今回研究を見てみると、その治療同盟がちゃんと効果にも関係していることがわかってきた。
前回の話が単なる精神論じゃなかったんだなぁと思うと、僕自身もちょっと面白いなと思います。
研究をたどっていくと、結局は人と人との関係が大事っていう、何だか当たり前な結論に戻ってくるのも趣深いと感じますね。
あとこれは人と関わるあらゆる仕事でも、もしかしたら言えることかもしれないですね。
叱るべきスタンスで心を込めること、相手と向き合うこと、もしくは向き合うのは怖くても向き合おうと努力すること。
今の時代なかなか難しいですが、だからこそ尊いことなのかなぁなんて思いました。
でですね、今回はポッドサイエンティスト佐藤さんがホストの企画に参加したわけですが、
ポッドサイエンティスト佐藤さんとの交流
佐藤さんはですね、冒頭でお話しした通りいろいろ良くしてくださっていて、
2024年の前回のポッドキャストウィークエンドでもお会いして、
メープル・イー・メルボルンのメープルさんと3人でお茶したりとか、
その前にもそのメープルさんと佐藤さんと、あと今は番組終了していますが、
ポッドキャスト番組日々のいとまとポッドサイエンティストのお手寄り会を担当されているなっちゃんさんと4人でオンライン飲みしたりとか、
あと単純に佐藤さんと差し飲みしたりとか、なんか飲んでばっかですけれども。
あと何よりですね、僕のポッドキャスターとしての初のコラボ相手が佐藤さんなんです。
あれはお声掛けくださって本当に嬉しかったですね。こんな風に聞いてくれる仲間がいるんだと驚きました。
そんな佐藤さんのポッドサイエンティストは、普段はクールな雰囲気で、
佐藤さんが気になった科学論文を取り上げて、それを紹介、説明してくださる番組なんです。
落ち着いた理事的な雰囲気がまた魅力的なんですが、一方でさっきちらっと話したお手寄り会では、
なっちゃんさんとあおいさんという方と3人でわじゃわじゃしながらお便りを読み上げたり、エピソードの振り返りとかをされていて、
その掛け合いが本当に面白くてですね、普段のクールなところではない佐藤さんが見れて個人的には大好きなんです。
もし興味を持たれた方は、普通のエピソードを聞いてからお手寄り会とかを聞いてくださればと思います。
佐藤さん、今回はホストありがとうございました。
エンディングとリスナーへの呼びかけ
ではもしよければ、このエピソードがいいなと思ったら番組のフォローや星5評価をしていただけると嬉しいです。
皆様の応援がいつも力になっています。ありがとうございます。
また、有料のお悩み相談や無料のお便りも受け付けています。
こんな話題を取り上げてほしいとか、こんなことをやってほしいみたいなご要望やその他お問い合わせご依頼などがあれば、無料のメッセージ本までお願いします。
有料のお便りについては、ちょっと個人的な悩みを聞いてほしいという場合にお使いくださればと思います。
お手寄り会として返信させていただきますね。
詳しくはリットリンクをご覧ください。
リットリンクは概要欄とXの固定ポストからアクセスすることができます。
では、今回はここまで。おやすみなさい。
ここまで聞いてくださってありがとうございました。また次回をお楽しみに。
13:19

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