実は前回のラジオで、この呼吸法が直感的に降りてきてというかね、
皆さんにもシェアしたと思うんですけれども、さらにですね、それに自分の実践も重ね、
そしてちょうど数日前まで3日間、ライフメンターという生き方の講座合宿をさせていただいていたんですけれども、
そこでもですね、たくさんの方にやっていただいて、その実験結果というのもしっかり出たので、
ここでまたみんなにシェアしたいと思いますね。
それは瞑想に近いんですけど、瞑想だとちょっとやり方がわからなかったり、
例えば最低でも15分はやらなきゃいけないとか、マントラをなんか唱えなきゃいけないとか、
ちゃんとプロセスを踏んで学ばなきゃいけないということがあると思うので、
それはそれで、もちろん自分に合ったものを探していただきたいんですが、
これは本当に1分ぐらいでできるんですね。
どんなものかというと、9回呼吸するだけなんですけど、ただ呼吸するんじゃないんですね。
まずですね、最初に今たまっている息を吐くというところから始めます。
吐くんですね。そしてゆっくりお腹に吸って、鼻からですね、ゆっくり吸って、またゆっくり吐いていく。
この時に1と数えます。そしてまたゆっくり鼻から体に気持ちのいい空気を入れて、
また吐く時に2とゆっくり数えながら静かに吐いていきます。
こんな調子でまずは3回深呼吸をするんですね。
この3回深呼吸するとどうなるかと言いますと、一旦リセットという状態になります。リセットです。
今までがどんな状態でも、今がどんな場所にいてもですね、
3回この呼吸を結構真面目に集中して、3回やるだけで一回まずはリセットされる。ゼロになるというかね。
っていう風に自分で意図してこの呼吸法をやっていくんですね。
その3回終わりましたらそのまま吸って吐くをまた繰り返していきますね。
そうすると4という感じで5となって6まできます。
6まで呼吸を続けるとどうなるかというと、
自分自身と他者、そして自分がいる周りの場が整うという状態になります。
これをまた意図して6回呼吸するんですね。
そして今度は続けて、7、8、9と9回まで数を数えてゆっくりと鼻で吸って、
体に気持ちよい空気を入れて、口からでもいいんですが鼻の奥ぐらいから優しく静かに息を吐くようにゆったりと息を吐いていく
というのを9回繰り返す。この9回目においてはちょっと言葉が大きいかもしれないんですが、
そのまま言いますと宇宙と調和する、世界と調和する。
地球と調和するとかの方がいい人はそっちでもいいし、全体と調和するでもいいので、
自分自身にとってしっくりくる表現にしていいので、
この最初の3回の呼吸で一旦リセット、ゼロになる、ニュートラルになる。
そして6回の呼吸で自分と周りが整う。
そして9回目の呼吸で宇宙全体と調和しつながっていく。
このことを自分自身で意図するだけでいいんですが、意図した上であとは呼吸を数えること。
自分の呼吸に集中して、ただ9回呼吸するだけなんです。
その後はもちろんすぐ目を開けてもいいんですが、少し目をつぶって好きな自分の楽な呼吸を繰り返していただくと、
その時間はとても気持ちがいいので、好きなだけアラームをかけていただいてもいいのでやってみるということをやっていくんですね。
これがどのようにいいのかというところを簡単にお話ししていくと、
この瞑想にしても内観にしても対話にしても、ここで行われていく大切なことは、まずは一回静かになるということですね。
心であったり思考であったり、ざわめきとかモヤモヤとした感覚が一旦ちょっと沈まるという、沈める、ゼロになる。
この状態をまずは作っていく。そしてその後に自分を整えて、なんとなく自分の周りも整ってきて、
そして気持ちよく、自分自身の気持ちのいい源、最も信頼できる源というところにつながって、
自分自身が心から癒され調和していく、元気になっていく、優しくなっていく、穏やかに平和になっていくという状態を、この瞑想であったり内観、対話でやっていくんですね。
ただそれをうまくできない時や時間がない時、そういったことがあると思うんですが、
さっきの3・6・9の呼吸、9回深呼吸をゆっくり数えながらする、それをするだけで、これを意図してしっかりやると、
今言ったことを全部この1分間ぐらいの呼吸の中ですることができるんですね。
実際にこれを何十人かやっていただいて、皆さん本当に穏やかに静かになったり、なんか自分の声が聞こえてくるようになったり、
さっきまでちょっと感情的になっていた、思考的になっていた、理論的になっていたところが、ちょっと柔らいで、
ちょっと違う見方ができるなぁ、であったり、柔らかい視点、そういったものを自分の心の中に持つことができるという状態になったりします。
時にインスピレーションがその後に来たり、自分がこうしたらいいよっていうメッセージとか、そういった声みたいなのも、自分の中から湧き上がってきたり、
そういったものが目に入ってきたり、そういうことが起こってきたり、という流れも慣れてくると作ることができるのかなと思いますので、
本当に簡単なので、この9つの呼吸っていうものをぜひ取り入れてみてください。
ちょうど講座をしたときのその中に、エビデンスが大事なんですっていう男の子がいたんです。
その子は指にリングをはめていて、そのリングが心拍数とかそういったものを全部測ってくれて、
今の自分自身がどれぐらいストレスを感じているのかとか、自律神経も交換神経と副交換神経がどれぐらいあるのかっていうのを全部数値化して測ってくれる、
そういったリングをつけている人がいたんですね。
その方がその呼吸をこの3日間やったじゃないですか。
そして3日目にシェアしてくれたんですけど、全部数値で見たんです。
そしたらその呼吸をした日、その時間からその日のずっとですね、いつもは交換神経が肩の数字が出るんですって。
それがだいたい30とか20とか30とかそういう数字らしいんですね。
その数字が少ないほど交換神経が活発になっている。
そしてその数値が高ければ高いほど副交換神経が活発になっているので、リラックスしている状態ですね。
その呼吸をしている間、もしくはそれをした日はですね、この3日間ですね。
いつも30、20、30だったところが、なんと70という数字が3日間出たそうなんです。
つまりストレスがない状態ですね。
これでもう彼もですね、エビデンスがしっかりとれましたので、より自分自身でも落とし込むことができたみたいで。
エビデンスもいただけて面白かったですね。
なので本当に簡単なことなんだけど、でもこの一旦止まってざわめき、自分の声、周りの声もストレスを感じている時っていうのはざわめきに聞こえますので。
ざわめきを止めて静かになるということ。
そしてゼロに戻った状態で、まっさらな状態で一回自分を整えてですね。
自分を整えると周りとか場も整ってきますから、そうした上でチューニングするんですね。
とてもいい状態のところにチューニングをしていく。
そうすると問題が問題ではないという状態になり得ますし、
その状態で物事を見ていった時っていうのは視野がとても広くなります。
そして四角だったりトゲトゲしてたようなイメージの視野も丸くなっていくので、
物事が捉えやすかったり感じやすかったりすることが、気持ちよく感じることができやすくなったりしますね。
なのでこんな感じで自分とつながる、自分を静かにするという手法を皆さんもいくつか持っていると、
わざわざすごく時間をとって内観や対話をしなきゃと思わなくても、
それをした時と同等の効果ですね。
調和するということなんですけど、その状態になれるのでぜひやってみてください。