朝を穏やかに始める
Waka no Oto。このラジオは、子供の頃から生き方についてずっと探求してきた、Wakanaが、皆さんのご相談に対してメッセージを伝えする番組です。
皆さんにとっての、昭和と安心につながる道の一つになりますように。
こんにちは。今日は、軽井沢からお届けしています。
この前、夜中にガサガサッと音がしたので、あ、動物が来たのかなと思ったんですけど、
翌朝、窓の外を見たら、鹿の足跡があったんですね。たぶん鹿だと思います。
よく、よくではないんですね。たまにですね、鹿さんたちをお庭とか近所で見るんですけど、
すごくね、鹿さんって間近で見ると、本当に迫力があるんですよね。
なんだけど、優しい目をしてて、穏やかな瞳をされててですね。
見ていて、こちらも本当に清められるような、優しい気持ちになるような動物なので、ちょっと嬉しかったですね。
ちょっと夜中に音したのはびっくりしたんですけど、そんなことがありました。
ということで、今日もご質問にお答えさせていただきたいと思います。
今日は、けいこさんから来ています。ありがとうございます。
では、ご質問をシェアしていきたいと思います。
慌ただしい朝を心穏やかに過ごす方法を知りたいです。
朝をもっと穏やかにスタートさせるコツはありますか?
ということでした。
自分のペースで過ごす重要性
そうですね、この朝をいかにね、自分の状態をよく穏やかに過ごすか。
やっぱり一日の起こってくることだったり、自分の状態も結構変わってきたりするのかなというふうに思っていますので、
私自身も朝の時間というのをどんなにやることが多かったり忙しかったりしてもですね、大切にするようにしているんですけれども、
まず穏やかに余白を持って朝を過ごすために、2つのポイントを意識してやるといいなというふうに感じていますので、それをシェアしていきたいと思います。
まずですね、一つは自分が自分のペースで動ける時間を作ること。
自分のペースで動ける時間というのは、もちろんそれが長ければ長いほどいいんですけれども、そんなに長い時間じゃなくてもいいんですね。
本当に言ったら5分とか10分でもいいから、朝の一番最初の動きの時間ですね。
朝起きてすぐ家事とか準備とかするんじゃなくて、最初の5分から10分くらいを自分のペースで動ける時間というふうにしていくことが大事かなと思います。
でね、この早く起きなきゃいけないとかね、30分とか1時間とか早く起きて何かこうやるっていうのはすごく無理があるじゃないですか。
普段ね、一生懸命、1日ギリギリの時間を使って生きているわけですから。
だけれども、5分から10分だったら、ちょっと10分早く寝て10分早く起きるくらいだと、そんなに負担が少ないと思います。
ですので、この5分から10分の自分だけのペースで動ける時間は、誰かのためや何かに向かう時間ではなく、本当に自分のペースで動く時間をとるということがポイントになります。
結構ね、朝の時間は特にそうだと思うんですけど、家族とかいるとね、やっぱり家族のための準備だったり、何かに向かう時間というのは仕事であったり、誰かと会うとかね、どこかに出かけるでもそうなんだけど、
そのために準備するみたいな、自分の身近くも、自分のためにというよりも、仕事に向かうために着替えたりメイクしたりするとか、そういう意外と私たちがしている一つ一つの行動というのは、誰かや何かに向かっていくための時間として行っていることが多いなって気づいたんですね。
それはそれで楽しいのですが、そういった時間というのは、私たちの体にとっては、交換神経といいますよね、緊張したり活動したりする、この神経が活発に動くような時間になります。
交換神経が動いていくと、確かに活動的にはなるんだけど、少し体の中に緊張が生じている状態なので、その時間だけで過ごしていく、その時間だけを自分の人生の一日とか朝の時間とかだけで過ごしていくと、すごく疲れやすいんですね。
体が緊張しているので血流もちょっと抑えられているし、いかにこの時間だけでなく、その中に自分だけに向かっていく時間を少し作っていくか。
これだけで体がぐっとゆるんで、緊張がほどけて、とてもいい状態になりやすいので、まずこの5分から10分、自分のために向かうだけの時間、自分のペースで動く時間を作ってみてください。
気分を良くする方法
もう一つは、自分のモードを良い状態にするということを、朝の最初の時の時間に組み込んでいくということです。
これは何をしていくかというと、瞑想とかは良いんですけど、散歩とか、なかなかその時間も体力もエネルギーも余力もないですということもありますよね。
なので、たくさんのそのための時間をとるというよりかは、最初に触れるものを意識するということです。
それはどういうことかというと、気分が良くなるものに触れるということを自分に与えていくんですね。
例えば、気分が良くなる音楽があるとしたら、その音楽をかけて、その音楽の音というものを自分に触れさせていくわけです。
もしくは、本とかで尊敬している人の本とか、大好きな人の言葉、そういったものをほんの1ページでも1ページも読まなくても、一つの文章でもいいし、そういったものに自分を触れさせていくんですね。
香りとかでもいいですね。アートとか、写真集を眺めるとかでもいいし、大好きな動物とかペットとかに触れるということでもいいんですけど、この触れ合うことで私たちというのは、いろんな自分の中の感覚であったり細胞だったり、そのもっと細かい部分というのが動かされて反応していくんですね。
そして今の自分をまた作っていくということを日々の中で繰り返しています。この触れ合うことで私たちというのは結構自分の気分とか意識の状態というものを作っているんです。
なのでその触れ合うものを意識的に自分の状態が良くなる、自分のモードが気分良くなるものに最初に触れていくと、自分の状態がそれだけで良くなったり、世界がいくつかパラレルワールドのように一つの時間の中にあったときに、
ちょっともやっとした体が重いなという世界に最初はいたとします。けれども自分にとっての気分が良くなるものに触れることで、そこの世界に触れ合うことで、自分が今いたちょっと重いなという世界からまた全然違う世界にポンと一瞬で移るということができます。
その逆もしっかりなので、私たちというのはこの触れ合うものというもの、人にしても言葉にしても音にしても場所にしても日頃からやっぱり大切に意識していたいなと思うんですけど、
これを朝の時間に持ってくるんですね。一番最初に自分が気分が良くなるものに触れる。これだけでかなり自分の状態が一気に整います。
そして自分のペースで動くこと、その時間を10分とか作るだけで緊張がほどけた状態になるので、すごく自分自身の今ある世界が広く丸く広がった状態で、今ここ1日を始めることができるので、
その後にどれだけ忙しくペースアップしてお弁当作ったり、朝ごはんの準備したり、自分の準備したりしていても疲れにくかったり、何か一つ一つ焦らずに穏やかに行うことができるので、ぜひその体感をまずはやってみていただきたいと思います。
ということで、今日もありがとうございました。
今日のメッセージはいかがでしたか?皆さんの相談もお待ちしています。
今日も皆さんにとって最善の素晴らしい1日になりますように。
和歌の音
