2022-09-09 13:30

#73 ワーママのマネジメントはなぜ難しいのか

#ワーママ #マネジメント #管理職 #キャリア
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/6216f60462fdf0d800323b94
00:06
こんにちは、採用の仕事をして13年、営業のマネージャーをしているワーキングマザーのわかまろと申します。
今日はですね、ワーキングマザーのマネジメントはなぜ難しいのかというテーマでお話をさせていただきたいなと思います。
私自身、マネジメントをする立場として、ワーキングマザーの方のマネジメントをしていたこともありますし、今もしているんですけども、
今は実際自分自身がワーキングマザーとしてマネジメントされる立場にありますので、ちょっとそこから思うことをお話をさせていただきたいなと思います。
なので、ワーキングマザーをマネジメントする可能性がある方と、あとご自身がワーキングマザーでうまく立ち回りたいというか、
上司はこんなことを思っているんだな、思っている人もいるんだなというのを一例として参考にしていただいて、今後の立ち回りの参考にしていただければなというふうに思います。
このお話をしようと思ったきっかけが、今日会社のマネージャーたちの部署横断ランチというのがあったんですね。
いろんな部署の人が集まって、マネージャーの人たちがランチをしながらいろんな悩みとかを話すっていう場でした。
そこの場でですね、何人かの方からワーキングマザーが下木から復帰するとなんだけれども、
ワーママのマネジメントをしたことがないので、マネジメントをする上で気をつけるべきことは何ですかっていうのを質問でもらったんですね。
それが一人だけではなくて、実は自分も気になりますっていうのを何人かいただいて、
結構皆さんワーキングマザーに対するマネジメントっていう形で、ちょっと気構えるというか、気になる部分があるんだなというふうに思いました。
ワーキングマザーのマネジメントをなぜ難しく感じるかって、2つ理由があるかなと思ってまして、
1個が事情がわからない。子供を持ったことがない方とかは当然事情がわからない。どういうふうに接していいかわからないっていうのはもちろんそうですし、
2つ目が個人別の状況が人によって違いすぎるっていうことなんですよね。
ちょっと2つ目からお話をしますと、ワーキングマザーって一括に言っても、同じ環境の人って1人といないですよね。
例えば仕事をするにあたっての環境っていう意味でいくと、まず子供の体調だったり特性っていうのが違います。
体が強い子もいれば弱い子もいて、泣き虫な子もいればそうでない子もいて、手のかかり度合いとかが全く異なるわけです。
そうすると仕事を休む頻度が変わってきたりとか、早退する頻度が変わってきたり、在宅で例えば見ていたとしても関わり方が変わってきたりとかして、人によって全然違うんですよね。
03:17
他にも例えば実家のサポートがあるかないかとか、夫がどれほど協力的かどうかっていう形で、育児の取り巻く環境だったり家庭の環境っていうのが人それぞれ違いますので、その個別の事情っていうのを考慮する必要っていうのがあります。
あとキャリア希望的なところに関しても、個人の事情が結構大きい差が大きいなというふうに思っています。
例えば夫と話し合って、今は自分がアクセルを踏みたいときとして、夫が結構勝手にシフトしてくれて、妻側はアクセルを踏みたいんだっていう場合もあれば、今はしばらく家庭の方に集中がしたいので、仕事でそんなに責任を増やしたくないっていう場面もあると思います。
これが個人ごとに事情が違うっていうのももちろんそうですし、あと同じ方でも時期によってどんどん状況が変化してくるんですよね。なのでマネジメントをする側としては、個人別の事情っていうのと意向っていうのを詳細をきちんと把握して、きめ細やかな対応っていうのを一人一人変える必要があります。
それが一つ目にわからないことって言ったんですけども、やっぱり子育てがそもそもなんで大変なのかわからないとか、両立におけるハードルが何なのかわからないっていう具体的にイメージがつかない場合は、より一層ワーママのマネジメントっていうのが難しく感じるんではないかなというふうに思います。
私も実際ですね、独身の頃にワーキングマザーの方を初めてマネジメントしたことがあったんですよね。その時2人いらっしゃいました。結構私もどういうふうに接していいかわからないというか、経験も事例もなかったので、どう接していいかわからなかったので結構いろいろ本とかを読んで勉強しましたが、ただ今思うと結構失敗を当時そのマネジメントによって失敗をしてたなと思うんですね。
具体的に言うと、まず一つ目がワーキングマザーの方に言ってはいけないNGワードを言っていた。具体的に何かというと、今、育児と両立すごく大変だと思いますので仕事で無理しないでくださいねっていうふうに結構言ってたんですよね。
これ何がダメなのかわかりますか?配慮の言葉じゃんってもしかしたらワーママさんじゃない側の方は思うかもしれないんですけども、これはワーママの仕事に対する意欲を下げてしまう、自分は期待されてないんだっていうメッセージを受け取られかねない言葉なんですよね。
06:09
マネジメントする側としては配慮の言葉として精一杯の思いやりを示したつもりで発した、今は仕事無理しないでくださいねっていう言葉が、実はその仕事の意欲の高いワーママさんを築き続けている。期待されてないんだと思って、がっかりをさせてしまって仕事の意欲を削いでしまっている可能性が多大にあるっていうことを私は後々知って、当時の対応っていうのも猛烈に反省しました。
これ本を読めばすぐ書いてあるんですよね。ワーママさんへの接し方だったり、ワーママさんが仕事復帰後戸惑ったことっていう本を読めばすぐ出てくるんですけど、そこまで勉強している管理職が果たして何人いるのかっていう部分もありますよね。
私が失敗したことが大きく分けるともう一つありまして、それが個人別の事情の把握っていうのを浅いところまでで怠ったっていうところなんですよね。
具体的にお子さんがどれくらい保育園を休んでいるのかとか、休んだ場合のサポート体制っていうのはできる範囲でかなり整えてはいたんですけども、ただ本人のキャリア志向の違いだったりとか、どういう状態になったらどういうふうに目指したいと思っているのかとか、
具体的に日々の育児の中で困っていることとか両立の中で苦しんでいることっていうのを、自分も独身で子どもがいなかったので、事情がわからない、聞きづらい、ハラスメントになったらやばいんじゃないか、申し訳ないんじゃないかということで結構遠慮もあって、
本当に今思うと無用な遠慮なんですけども、配慮のつもりがすごく遠慮になってしまっていて、うまい一歩を踏み込めずに、たぶんワーママさんたちもやりづらいと思っていらっしゃったんじゃないかなっていうふうに今は振り返ると思っています。
じゃあ、ワーママさんがおそらくいろいろ分かってなくて、どうしていいか分かっていないだろう上司に対して、どう接すると仕事がやりやすくなるのかっていうことなんですけども、やっぱり自分の状況と希望っていうのを自分の言葉で具体的に伝えるっていうことなんですよね。
例えば、私の家は夫のサポートがこれぐらいあって、保育園を休むのは今は頻度はこれぐらいだけれども、もし冬になって感染症になったらこれぐらいになるかもしれないとかですね。
あと家のサポートはほとんど、実家のサポートはほとんど受けられないとか、あと例えば仕事で抜けることになった場合はどういうサポート体制を作ってもらえるとすごく助かるから、こういうことを協力してもらえないかっていうのを自分の言葉で伝えるのが大事かなと。
あとキャリア希望に関しても、今はここ半年はちょっと緩めざるを得ない、そのキャリアの責任を持つとかを緩めざるを得ないんだけれども、ただゆくゆくはこういうふうに、
09:14
例えばもっと責任ある仕事もおかせたいってもらいたいと思ってるから、時期を見てそういうことを相談させてもらいたいっていうのを環境が許せば自分の意思でちゃんと伝える。
もし環境が許せない、そういうのが言えない環境なんだっていうのであれば、ちょっとワーマムさんの対応というよりかは多様性を受け入れる土壌にない会社ってゆくゆく働きづらくなっていくと思いますので、ちょっと違う環境を検討するっていうのも視野に入れるのもいいのかなというふうに思っています。
普通の管理職であれば、普通っていう言い方もあれですけども、管理職の仕事としてはメンバーの方のやる気、モチベーションを上げて生産性を上げていくのが仕事になりますので、本来であればワーママさんもきちんと組織として活用していきたいと思っているはずなんですよね。
ただ状況がわからなかったり、個人別の事情をどう探っていいかわからない。
昨今はいろいろハラスメントとかもありますので、自分からは結構聞きづらいっていうまだまだ未熟な管理職も多いのかなというふうに思っているので、その管理職の成長を待っていても始まりませんので、そのワーママさんの方から個人別の事情だったり希望だったりっていうのを伝えられるようにするととてもいいんじゃないかなというふうに思います。
これですね、本当にマネージャーの力量が問われるし、もっともっと勉強しないといけないと思うんですね、管理職も。
だって今その個人別の事情だったりを踏み込んで聞けないから難しいっていう話をしましたけど、これってマネジメントする対象がワーママさんじゃなくてもこれぐらいきめ細やかく対応するべきなんですよね。
だって今その家庭に何ら事情がない社員の方、若い社員の方であっても多様性の時代ですから、一人一人いろんな意思を持っていていろんな希望を持っていて、同じ人間っていうのは一人としていないわけなので、カテゴライズっていうのがそもそもできないはずなんですよね。
なんですけど、今までのその日本のそのマネジメントっていうのは、ある一定の方に全員をはめてよしやるぞでできていた世界だったので、結構管理職がサボっていた部分があるんじゃないかなと思っています。
今後のその多様性をどんどん生かしていくっていう意味でいくと、マネジメントする側ではもっときめ細やかな対応が問われると思いますし、
あとこれワーママさんだけじゃなくて、今後その介護をする方とか、いろんな事情が出てくる方がどんどん増えてくると思いますので、管理職のアップデートっていうのは必要。
だけれども、それを待っていてもそのワーママさんの働き方、自分の身を守れませんので、何となく働きづらいなと思っているワーママさんいらっしゃったら、自分のその状況だったり環境だったり、希望だったりを自分の言葉で伝えてみると、実は上司も遠慮してしまってただけで、一気に状況が改善されるってこともあるのかなというふうに思いました。
12:24
ということで、今日はワーママのマネジメントはなぜ難しいのかっていうところから、それは個人別の状況がいろいろ違うことと、それが分からないからマネジメントがする側が踏み込めてないんじゃないか。
なので、ワーママさんの側としては、自分の事情だったり希望だったりっていうのをきちんと職場に伝えることが大事だし、逆に管理職側っていうのはサボらずにワーママさんだからとかではなくて、あらゆるメンバーの方に対してそこまでのきめ細やかな対応をするようにアップデートしていかないといけませんよねっていうお話をさせていただきました。
ということで、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。
明日は金曜日ですので、今週すごく忙しくて金曜日がとても待ち遠しかったです。
はい、ということで最後まで聞いていただいてありがとうございました。また聞いていただけると幸いです。
13:30

コメント

スクロール