2022-09-06 17:43

#71 管理職は長時間労働すべき?

#マネージャー #管理職 #女性管理職 #長時間労働 #多様性
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こんにちは。採用の仕事をして13年、営業のマネージャーをしているワーキングマザーのわかまろと申します。
今日はですね、管理職だからって長時間労働が当たり前という考えは、もうさすがに古いよねっていうお話をさせていただきたいなと思います。
昨日の放送で、私冒頭にこの話、管理職だからって長時間労働は古いっていう話をしますと言っていたのに、最後話をしなかったんですね。忘れてしまって、そのまま切ってしまったので、
今日は、昨日お話をしたかった、管理職だからって長時間労働は古いぞっていうお話をさせていただきたいなと思います。このお話をしようと思ったきっかけが、ツイッターでですね、
社内にいる女性管理職の働き方が猛烈すぎて、全然憧れないっていうツイートを見て、そこにぶら下がっているコメントの中で、
管理職って長時間労働でめちゃくちゃ大変だから、そんなことはしたくないっていう、全然憧れないみたいなコメントがすごくぶら下がっていて、いやいやちょっと待って、それはちょっと古いんじゃなかろうか、管理職にもっといいイメージを持ってほしいなと思いまして、ちょっと私が思っていることをお話をさせていただきたいなと思います。
まず私、冒頭で簡単に自己紹介をしてますけれども、私は今、時短で営業のマネージャーをやっております。残業はほぼせず、達成度合いとか、あと生産性っていう意味でも、今フルのマネージャーの人たちとは遜色なくというか、それ以上にプロジェクトを回したりとか、いろんな仕事ができているので、
結果、時間っていうのは関係ないんだよなっていうのをすごく思っているんですね。そもそも管理職の仕事、私はマネージャーっていう言い方の方が好きなんですけども、好きなので今日マネージャーと言いますが、マネージャーの仕事ってどんな仕事かっていうと、一言で言えば組織づくりをする人なんですよね。
組織づくりといって、いろんなのがありますよね。例えば、部に与えられた目標を達成するための、まず仕組みづくりをすることと、そこに対して人材のマネジメント、育成だったり、モチベーションアップだったり、そこら辺の人材のマネジメントをすることと、
あと、上層部というか、社内でですね、ある理念とかビジョンとか、そういったものが社内で、会社で掲げられている会社もあると思うんですけれども、そことの現場との浸透度合いの橋渡しをすることと、
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そういった仕事が複合的に混ざり合って、組織を作っていく、マネジメントしていくっていう仕事になるのかなというふうに思います。
で、そのツイートを見ていると、マネージャーは大変だ、大変だ、しんどそうだっていう意見が結構多いみたいなんですよね。
私、そこに対しては、ある意味ではイエスだけども、ある意味ではノーだなと思っております。イエスだなと思っている部分に関しては、責任が重いですよね。
裁量権がとても広い、裁量権がすごくあるので、いろいろ自分で決められたり判断できる部分が多い分、やっぱり責任というのはその分重くなっていくので、
そういった意味では大変とも言えるかなというふうに思っています。
ただ一方でですね、時間っていうところに関しては、管理職イコール長時間労働にはならないと言えますね。
だってさっきのマネージャーの仕事っていうのを振り返っていただきたいんですけど、
マネージャーっていうのはそもそも仕組みを作って作る仕事なんですよね。
人を育てる仕事だと。
なので、例えばプレイヤーの場合、プレイヤーの場合だと2倍の生産性を上げようと思ったら、仕組みを作っても結構無理があるというか、結構限界があると思うんですね。
なので2倍の生産性を上げるのにプレイヤーの人が2倍の時間を使わないといけないとしたら、マネージャーの場合であれば2倍の生産性を上げようと思ったら、
10人いるメンバーの皆さんがそれぞれ1.1ずつ、今1の生産性のところを1.1ずつ生産性が上がるような仕組みを整えてしまえば、
簡単に自分の時間を増やさなく、自分の仕事に対する時間を増やさなかったとしても、生産性2倍は簡単に上げられるんですよね。
今、1から2倍というお話をしましたけれども、2倍以上の生産性を上げるのも仕組みを作ったり、育成ということをしていけば十分に兼ねうるものだと思います。
なので、冷静に考えれば、目の前のことをやりこなすプレイヤーと呼ばれる現場の業務をされている職員の方よりも、
マネージャーの方が時間に融通が効きやすいというか、時間に縛られることなく成果を上げられる職種なんじゃないかなというふうに思います。
この生産性が高い低いっていう話をするときに、
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昨日、山口周さんがボイシーというアプリでお話をされていたことで、とても興味が、面白い例えだなと思ったことがありまして、
短距離走とかでですね、短距離走、何でもいいんですけど、陸上で今一番速いのがウサインボルトだとして、
彼がその10秒以内で走り切れると、100メートルを10秒以内で走り切れると。
一般人の人であれば、20秒から30秒ぐらいで100メートルを走れると。
なると、世界一の人との間に、一般の人との間に、たった2倍や3倍の、フィジカル面でいけば2倍や3倍くらいの違いしかないんだと。
ただ、これがことですね、生産性という話になっていくと、2倍や3倍どころではなくて、人によっては数倍、数十倍、
場合によっては数百倍という生産性の違いを出すことができると。
なので、管理職って先ほども、マネージャーって先ほどもお伝えしたように、組織の仕組みを作っていく人なので、
そういった生産性をすごく上げやすい立場なんじゃないかなっていうのを改めて思っています。
私がですね、この人の仕事をいいなって思っている社内の人がいて、その人も同じマネージャー、男性のマネージャーなんですけども、
その方が言ってて、私もそうなりたいなと思っている言葉がありまして、そのマネージャーっていうのは仕組みを作って、
方向性を決めて、人を育てる仕事だと。
なので、マネージャーの究極は、その場に自分がいなくても組織として回る状態を作る。
なので、自分がいらなくなるのが究極のマネージャーの仕事なんだっていうふうに言っていて、本当にすごい頷いたんですよね。
だって自分がいないと回らない組織っていうのは、人が育っていないし、仕組みも脆弱で、うまくいってないですよね、実は。
なので、忙しくしている、忙しそうにしているマネージャーほど、自分が育成だったり仕組み作りだったりがうまくいってないと思った方がいいよって、
男性の方は結構涼やかに言ってて、すごいかっこいいなと思いまして、私もそんなマネージャーになるために、
仕組み作りと方針と人材育成っていうのを改めて頑張ろうと思っています。
そのためには、当然勉強も必要ですし、自己検査っていうのは欠かせないというか、あといろんな人に相談したりとか、
そういうのはもちろん欠かせないですけど、ただそれも自由に時間の調整が効くんですよね。
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なので、意外と時間に制約がある人こそ、時間に制約があるけれども、仕事を頑張りたい、仕事を通じて貢献したいとか、自分が成長したいって仕事にモチベーションを感じる人ほど、
管理職とかマネージャーっていう仕事はおすすめなんじゃないかなっていうふうに思っています。
じゃあ、世の中のマネージャーの人たち、管理職の人たちは、何でそんなに残業しているのかっていう話なんですけども、
ちょっとこれは正直わからなくてですね、実際その日本全体の管理職の残業平均を取ったわけでもないですし、
それぞれの時間を調査したわけではないので、ただそのツイッターにぶら下がってる声だけを見たら、
結構まだ残業をめちゃくちゃしている猛烈な管理職の人っていうのは多いのかなっては思いました。
ただそうじゃないくだんだん変わってる人もたくさんいると思いますので、本当に一部分だとは思うんですが、
うちの会社もですね、実は数年前というか、今は割とそうか、結構残業しがちなんですよね、管理職の人たちは。
管理職の人たちは一番遅くまで、一番遅くはうちは10時なので、夜の10時まで残ってるっていうのが結構通例になっています。
で、何でするのかなと思ったら、私これまでの歴代の自分の上司とかマネージャーの人たちを見てきて、
いい意味でも悪い意味でも、ワーカホリックすぎるんじゃないかなって思ったんですよね。
ワーカホリックなので、仕事に依存している状態ですよね。なので、仕事が大好きっていう気持ちはすごくわかるし、楽しいっていうのはわかるけど、
その仕事において、自分が圧倒的に誰よりも残業して、それでその残業が良しとされるフードで評価をされて、
メンバーの誰よりも働いてっていう状態を作ってないと不安、自分自身が不安なんじゃないかなっていうふうに見えるのと、
あとメンバーにもそれで安に、働くのが良しとしてるんだぞ、これが美徳なんだぞっていうのを示しているように、
私の周りの過去のマネージャーの人たちを見ると、そうなんじゃないかなっていうふうに思っていました。
そういう人に限ってですね、すごい仕事大変だわっていうわけですよ。別に悪口じゃないですよ。悪口じゃなくて、私も過去に育てられて、
いろんなマネージャーの人に育てられてきてますので、悪口じゃないんですが、ただ、すごいめちゃくちゃ仕事が大変だってすごい言うんですよね。
今日も昨日もすごい残業しちゃって、クレーム対応も止まらなくて、メンバーは全然できなくて、みたいなことを言うんですけど、
ただ、そういうふうにしちゃってる仕組みを作れてないのはマネージャーである自分自身だし、
クレームを起こすメンバーの育成ができてないっていうのは、マネージャーの力量不足なんだなと思うんですよね。
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なので、ちょっといろいろ偉そうに言いましたし、結構理想論が多いお話になってしまったかなとは思いますけれども、
ただ、管理職だからといって、長時間労働、イコール長時間労働ではないし、それは是正されていくべきなんじゃないかという、
と思っているというお話をさせていただきました。
このですね、働き方をどんどん変えていかないと、女性だけではなくて男性も苦しいと思うんですよね。
男性ってこれまで猛烈に働くのが当たり前、猛烈社員なんて昭和のすごい古い言葉ですけど、
働くのが当たり前で、キャリアアップ、ステップアップといえば、管理職っていうケースが多かったんじゃないかなと思います。
逆に言えば、管理職になれなかった人たち、ならなかった人たちっていうのは出世コース、いわゆる出世コースを外れたとみなされて、
その後、ぐいぐい来る若手の人たちに後押し、追い上げられて、ちょっと心細い中年期以降を過ごすみたいなのが結構あったんじゃないかなと思います。
それって、女性だけではなくて男性にとってすごい不幸なことですよね。
今、時代が結構変わろうとしてますよね。働く女性がすごく増えてきて、共働きが当たり前になってきていて、
女性が苦しい思いをしている、転換の中で苦しい思いをしているのは確かにそういう部分もあると思うんですけど、
今後、男性の方が苦しい思いをする人が増えていくんじゃないかなって思ってます。
どういうことかっていうと、女性は働いてても出産したら一回休んでっていうのが今までのスタンダードだったので、
例えば100期待値が、もともとの独身時代に100の期待値、仕事上の期待値がある方が妊娠・出産を経て一回休みますよね。
休んだら、たぶん期待値ってすごい下がるんですよ。この人は子どもも生まれたし、ちょっとペースダウンするんじゃないかとか、
キャリア緩やかになるんじゃないかとか、そう思われるのも寂しいんですけど、ただ実際はちょっと期待値落とされることが多いんじゃないかなと思います。
なので、例えば100あった期待値が出産後に50に落ちたとして、その後その人が頑張って妊娠前の8割、80%くらいまで頑張ったら、
その差分の50から80に上げた30は女性の評価になりますよね。子どもいるけど頑張ってるじゃんっていう話になると思います。
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ただ男性の場合は100から110、120と頑張り続けるのが当たり前っていう価値観になると思います。
ただ子どもが生まれると、やっぱり奥さんもともばたらきすると、やっぱり家事や育児分担してよって当然なりますよね。
なった後に男性が家事、育児を分担したら、当然今までの時間の使い方をしていたら、一時パフォーマンスが落ちたなと思われる時期があってもしょうがないと思うんですよね。
そうなった場合、例えば男性の期待値が100だったとして、ただ育児や家事で大変だと仕組みが整うまで生産性が落ちるっていう場面があって、
80という力量になった場合、男性の場合だと女性と同じ80でもマイナス20になっちゃうんですよね。
今の働き盛りのともばたらき世帯のよりちょっと上の人たち、上司の人たちっていうのは、まだまだ奥さんが妻側が専業主婦で、
男は働くもんだっていう価値観の方が多いと思いますので、ただ若い20代の人たちはともばたらきで助け合って、いろんな働き方があるのが当たり前だと思っているので、
その狭間にいる今ともばたらき世帯の30代40代前半の男性の皆さんっていうのは、結構苦しい思いをされているというか、苦しいことになるんじゃないかなというふうに思っています。
なのでいろいろそう考えていくと、長時間労働って誰のためにもならないですよね。
これまで長取り時間労働を良しとしてきた結構上の世代の方たちも、介護とか体調とか決められたことだけこなしていれば生産性が上がる時代ではありませんので、
やっぱり誰も幸せにならないのが長時間労働なんじゃないかな。
なので管理職の働き方もどんどん見直されるべきだなというふうに思っています。
ということで、すみません、ちょっと話して、今日も17分ぐらい話してしまいました。
そうですね、結構今日は理想論な話も多くて、うちでは全然状況が違うよとか、そんなの実現できたら苦労しないよっていうふうに思われる方もいらっしゃるかなと思います。
私もまだまだちゃんとできているわけではなくて、あくまで管理職の働き方とかこういうのが理想だなと思っていることをお話しさせていただきました。
それでは今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。また明日も聞いていただけると幸いです。
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