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こんにちは、わかまろの人間関係がちょっと楽しくなるラジオということで、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今日は、「簡単な仕事もできない部下」というタイトルで、 簡単な仕事もできない部下は何でなのか、
それが簡単な仕事であればできるようになるにはどうすればいいのか、 そんなことについて、ちょっと最近疑問に思ったことを交えながらお話をしたいなと
思います。今、どなたか後輩や部下の指導をしている方はもちろんのこと、 基本的な人間関係、誰かに何かを伝えてやってもらうという場面がある方、
子育て中の方、夫婦関係においてなどなど、どんな場面でも大事な考え方かなと思いますので、 よろしければ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
簡単な仕事すらできない部下をどうするかっていうところに対して、 結論は
相手を尊重して期待するっていうことなんですけども、 そもそもなんで今日私がこの話をしようと思ったかというと、
ちょっと最近話題に出せていなかったのですが、 私は経営大学院に今も通っていて、
いくつか受講しているうちの、今リーダーシップ、 組織行動とリーダーシップという授業を受講しているんですね。
経営大学院自体には、経営にまつわる人、物、金のいろんな授業がある中で、この人系の授業は
やはりこう皆さん喫緊の悩みがつきないのか、 そのクラスメイトと話している時も、皆さんあふれ出るように現場での悩みが出てくるなというふうに思います。
その例によって、クラスの人たちと最近こんなことがあってっていう話をしていた中で、 ちょっとすごく気になった話題がありまして、
ちょっとご本人の実在される方がいらっしゃるところので、 フェイクを入れながら話しますが、
ある病院経営者の方のお悩みだった。 その方は産婦人介をされていて、ご自身が院長でありながら診察もしているというお医者様でした。
その方が悩みに思っているのが、 ある若手の看護師さんが
簡単な仕事すらできないんだと、ミスを繰り返すんだっていうことをぼやいていたんですよ。 簡単な仕事が何かっていうと、
産婦人科なので、当然その妊婦健診っていうお仕事がありますよね。 私よくわからないのですが、そういった健診の業務っていうのは比較的、やっぱり簡単なお仕事に
入るそうで、 健診の時のチェックとか申し送りとか、患者さんというか妊婦さんの案内とか、
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そういう簡単な仕事ですらミスを連発していて、 どうしたらいいんでしょうねっていう話をされてたんですよ。
これを聞いて、皆さんはどう思われますか? その簡単な仕事すらできない、ミスばっかりしてしまう看護師さんが問題だっていうふうに
思われますでしょうか? 私はですね、その看護師さんに実際に接したことがないので、偉そうなことは言えませんが、
客観的に見ると、その院長先生の仕事の受け渡し方、 それからその看護師さんへの接する態度にすごく大きな問題があるんじゃないかなというふうに思ってしまいました。
どういうことかっていうと、人って簡単な仕事、 誰でもいいと思われている仕事、どうでもいい仕事に一生懸命になれますかね?
私はなれないんですよね。なんかどうでもいい仕事なら やらなくたっていいと思うし、
誰でもいい仕事なら私じゃなくてもいいと思うし、 お給料をもらっているのであれば最低限やる努力はするかもしれないけども、
決してそこに何か気持ちを込めたりとか、 あともっと改善したい、うまくなりたいって思ったりとか、 そういうモチベーションって一切湧かないなというふうに思うんですよ。
今回の例でいくと、その院長先生はもちろん毎日お仕事大変で、 日々生まれてくる赤ちゃんとそれと戦う妊産婦さんと見ているので、
それを形作る、それ以外の業務っていうのが、 とっても簡単な仕事、雑務、処務、
すごく些細な仕事に見えるのかもしれません。 ただそれがそれぐらいの簡単な仕事とか、そんな仕事でさえミスをするっていう言葉の端々に、
その仕事を軽いものだと思っているんだろうなっていう感じがすごくビンビンに出ていて、 これをそのまま受け取る看護師さんはどういうふうに思いますかね。
そんなに簡単な仕事だと思われているなら、 適当にやっちゃえばいいやって思っちゃうんじゃないかなと思ったりします。
人っていうのは、 期待されて、
頼られて、あなただからやってほしい大事な仕事で、 これをぜひお願いしたいって言われるならば、
声が出せるし、どうでもいい、誰もやりたくない、 誰だってできる簡単な仕事だよって言われたら、それ相応の対応しか取れなくなるんじゃないかなと思うんですよね。
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もちろんお金をもらっているんだから、人に期待されない問わず、 そこに精を出すべきだ、頑張るべきだ、やり抜くべきだっていうのはすごく
一般的な考えとしてあると思うし、 院長先生も多分そう思っているんだろうなと思ったのですが、それはただの正論であって、
人間っていうのはそうもうまくいかない、 しかもあまり仕事に慣れていない若手の方であればなおさら、 その方のやる気だったりパフォーマンスを
最大限に出してあげるようなコミュニケーションを取るっていうのも、 上司側というか仕事を渡す側の大事なことなんじゃないかなというふうに思ったりします。
なので、その仕事をもっと頑張ってほしい、ミスなくこなしてほしいというふうに思うのであれば、 まず逐一注意をしたり、それぐらいやってよっていう前に
例えば、これはとても簡単な仕事にね、単純な作業に見えるかもしれないけれども、 その妊婦さんはとても不安な気持ちで来ていると。
赤ちゃんに対することっていうのは一番の関心事であるし、 その献身をミスなく心地よく明るく滞りなく進めるのはとっても大事な仕事なんだよっていうことを
伝えて、それを小手先だけではなくて、自分もその仕事の定義をちゃんとしてから伝える。
そして、そこに対してミスがあるのであれば、じゃあその妊婦さんにとってとっても大事な献身で、 こうやってミスをしてしまう具体的な原因は何なんだろうかっていうことを
なんか一緒に考える、そんな動きが大事なんじゃないかなというふうに思いました。 ちょっと話しながら思い出したのが、レンガ職人の話ってご存知ですか?
レンガ職人の話というのは、あるところにレンガを積んでいく職人の人がいたとして、 ある一人のレンガ職人は
これはこのレンガを積む仕事をしているんだと言います。 もう一人は
自分はこのレンガを積むことによってその建物を作るスキルを磨いているんだと言います。 もう一人のレンガ職人は自分はこのレンガを積んで大聖堂を作って
そこに集う人々が気持ちが明るくなるような、 そんな素晴らしいものを目指してこの仕事をやっているんだと言います。
じゃあ一番その仕事に対して、同じレンガを積むという仕事一つに対してもモチベーション高く頑張れるのっていうのは
当然一番最後に出てきた、 そのみんなのためにっていうキラキラした目標を抱えている人ですよね。
最初からこの3人目のレンガ職人のように自分でモチベーションを見つけられる人って、 そう多くはないんじゃないかなと思うし、最初にそういったモチベーションを持っていたとしても
周りの対応で、そういったモチベーションって人間ってすごく弱いので、 なんか簡単に崩れてしまうものだと思うから
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パフォーマンスが高い仕事をチームで作っていきたいと思う時には、 なんでその仕事が大事なのか、何のためにその仕事をやるのかっていうのを
そこにいるリーダーの人がまず考えて、それを使命感を持って周りの人にお願いしていく、 伝えていくっていうのがすごく大事なんじゃないかなというふうに思います。
ということで、今日はちょっと積極さい内容になったかもしれませんが、 これって夫婦間とかと子供とかにおいても同じだと思うんですよね。
例えば夫に対して、ちょっとこの洗濯物くらい畳んどいてよっていうよりは、 あなたが洗濯物畳んでくれるおかげでとっても気持ちよく毎日過ごせるし、
すごく嬉しくなっちゃう感動ありがとうみたいなことを言っていれば、 もしかしたらねウキウキで洗濯物畳んでくれるかもしれないですよね。
まあまあそんな感じで、 人は軽んじられているとその分のパフォーマンスしか出してくれないよねっていうお話をさせていただきました。
ということで今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。 最後ちょっと悩みというか雑談というかなんですけれども、
ちょっとこの配信の方向性をまた変えようかなと思っていて、 またというかいつ変えたんだいっていう方もいらっしゃるかもしれないんですが、
もともと私の個人的な雑談日記的な感じでお話をしていたのを、 最近ちょっとテーマを定めたいなぁと思ってコミュニケーションに限定をしようかなと思っているところでした。
ただなんかコミュニケーションって言っても結構なんか広いなーっていうのを思っていて、 私最近こう自分の経験の中で
何が一番自分の中にとってすごく大きな経験で、 そこで棚下ろししたものを言葉にしたい、
皆さんに発信していきたいと思っているかなっていうのを考えると、 やっぱりマネジメント経験なんですよね。
マネジメントの時がすごく人間関係で一番苦労したなあっていうふうにも思うし、 そこで苦労したおかげで
伝える力、伝わる言葉っていうのが身について、 それが夫婦関係や子供対子供へのコミュニケーションにも生きているなというふうに思いますし、
今後マネジメントで学んだことをちょっと棚下ろししてお話しするような感じにしていこうかなーなんていうふうに思っております。
そんなことで、そんな感じで最後まで聞いていただいてありがとうございました。 また次回も聞いていただけると嬉しいです。