酒の道 日本酒の聖地から
こんにちは、パーソナリティの平田勝です。 この番組は、お酒にまつわるゲストを招きし、お酒の道を歩むストーリー
お酒のあれこれを深掘りしていく番組です。 アシスタントの佐紀さんと共にお送りします。
佐紀です。よろしくお願いします。 今回のゲストは、先週に引き続きまして、五十嵐酒造株式会社代表取締役社長
五十嵐正則さんにお越しいただいております。 本日もどうぞよろしくお願いいたします。 よろしくお願いします。
前回は、五十嵐酒造株式会社の現在について、いろいろお伺いしたと思うんですけど、今回はお勧めの日本酒参戦や
五十嵐社長のこれからの酒の道については、お伺いしていきたいと思っているんですけれども
五十嵐酒造株式会社といえば、五十嵐と天然山が代表名柄ですよね。 どんなお酒がお勧めか、五十嵐さん教えてください。
はい。まずは天然山の大吟醸なんですけど、香りがリフルーティーで冷やしても美味しいし、
醤油塗る感でもね、また香りがね、浄息されてね、美味しいです。 料理なんかは白身のお刺身とかですね、カルパッチョなんかに合わせやすいお酒です。
2番目がですね、五十嵐の別圧来純米の室加生原酒、自家組ですね。
これピンクラベルでイガピーって言われています。 五十嵐のピンクラベルでイガピーっていう、さっきでは言われています。
これ前回佐紀さんが言ってたお酒ですよね、たぶんね。 そうですね。
これわざとですね、酵母もいろいろあってですね、埼玉県のG酵母っていう酵母を使うとですね、
アルコールがあんまり出ないような酵母があって、香りが華やかな香りが出るということで、このG酵母で作ったお酒、14度台、13度台のお酒ができやすい。
だからといって水っぽくなく、味わいがあって、すっきりこう、のど越しがいいようなお酒になっています。
こちらのお酒なんかはね、春巻きとかね、エビとアボカドのサラダなんかに合いやすいです。
今日持ってきてるんですけど。 えー、そうなんですか?
なんで今まで言ってくれなかったの?
ということで、いただきたいと思います。
おー、さすが。 すごい、いい香り。
ありがとうございます。じゃあピンクのイカダシ、カンパーイ。
いただきます。
んー、美味しい。最高。これですよ。幸せ。
イソ系の酵母ですか?ソイル系の酵母ですよね?
はい、このG酵母は特徴が結構多くてですね。
増えるわかめちゃんとかやっている理研さんとかと、埼玉県の北部研究所が共同で開発した酵母になります。
他県ではちょっと真似できない酵母になりますね。
そうですね、おっしゃってたアミノ酸と1で止めちゃうっていうのも、これ以上旨味伸びちゃうとちょっとボリュームが出過ぎちゃうってことですよね。
そうですね。
飲み疲れないし、これぐらいが。
華やかな香りで、女性でも飲みやすいような日本酒だなって思います。
実はこの間イベント出展したときに、1対1で日本酒のソーダ割りとかも、そういったのにもすごい合いそうな香りもあるし味合いも深いので、いろんな飲み方できそう。
イガピン、あれ?
そうですね、イガピン。
イガピン。これがイガピンですね。
これイガピンですね。
めっちゃ美味しい。ちょっと後ほどまたゆっくり飲ませていただきます。
はい、じゃあ3つ目の続きをして。
3つ目はですね、またイガラシってお酒なんですけど、純米大吟醸の室加の生原酒の自家組になります。
これはですね、香りがめちゃくちゃ良くて、透明感もあり、ほのかな甘みがあり、やっぱり料理なんかと合わせるとやっぱり先ほどの大吟醸と同じような白身の魚系に合いやすいお酒ですね。
生ハムとかクリームチーズなんかにも合います。本来このお酒作るつもりはなかったんです。
そうなんですか。
はい。で、トウジさんが、うちのトウジが、本当はこれ銀銀賀っていうね、岩手県の米、毎年頼んでるんですけど、55%の精白で毎年頼んでるんですけど、ちょっと間違えて50%にしちゃったんですよね。
はいはい。
社長、間違えて50%って書いて出しちゃって、50%のお米来ちゃったんですけど、どうするっていう話になって、純米大吟としてちょっとやってみようかということでね。
やってみたら結構これが今期の中で、すいません、これ一番美味しかったんですよ。
こっち持ってくればよかったのかもしれないけど。
こっちの方がマジ美味しい。
これどこ、酒屋さんとかネット探すのまだありますかね。
蔵にもあります。
蔵にもあります。
蔵にもあるんですけど、これもですね、埼玉県のG工房っていう工房で作ってるんで、味わいは似てるんですけど、もっと繊細にした感じ。
もうちょっとキレもあって。
キレもあって。
香りは伸びてですね。
はい。
さっきのイガピーは、お米は。
これはね、五百万石っていう。
あ、五百万石でこんな味出るんだ。
五百万石だと、なんかもっとスッキリしてるようなイメージが。
だからアミノ酸もG工房で出しながら、伸ばしながらでもキレはあって、バランス良くなったってことですかね。
そうですね。
なるほど。
この工房面白いですね。
そうですね。
結構ね、埼玉県の人気のある花がつく、これを使ってるんじゃないかって言われてますね。
なるほどな。
また、茨城酒造さんではイベント限定のお酒も結構出されてますよね。
はい。
それこそ天乱山の織引きのお酒、それこそ2月のイベントの時に出されてたと思うんですけど、
ああいうイベント限定のお酒も売ってほしいなんて思うんですが。
そうですね。季節限定商品なんかは結構出してたりもしますし、茨城の方でも季節限定で出してたりっていうのもあります。
なるほど。
茨城さんのお酒って日本酒だけじゃなくて、リキュール、梅酒とか柚子酒とかもめちゃくちゃ美味しいんですよ。
ありがとうございます。
それこそまたイベント限定になっちゃうんですけど、柚子のポップ酒、ちょっとシワシワしてるやつ。
あれももうめちゃくちゃ美味しくて、何人かと飲んだんですけど、大好評すぎて。
そうなんですよ。商品化してもらいたいっていう声は結構聞くんですけど、作るのが大変で。
そうなんですね。
結構大変で。僕がメインでやってるんで、大変なんです。
社員巻き込みづらいってなったんですね。
社員も巻き込んでやってるんですけど、なかなかいい顔されない。
そうなんですね。
マイナス5度の冷凍庫の中でね、それこそ先ほどのソーダストリームみたいなやつを使って炭酸入れていくっていうのをやるんですけど。
そうなんですか。
結構寒いんで、みんなね、その中入りたがんないんですよ。
なのでイベント限定の時だけ、ちょこっと作って出してるっていう感じです。
言っていただければ、ここのスタッフ総出で行きますよね。
もう手伝いに行きたいぐらいです。
ぜひ、茨市の方に来ていただけると助かります。
それでは、茨市さんのこれからの先の道を教えてください。
やはりうちはですね、地元の人にですね、愛されて、その方々がいろいろな方に商品を届けてくれたりとか、
茨市都というのが反応にはあってねっていうのをね、言ってくれるのがうちの強みだったりとかすると思います。
だから地域の方と一緒になって、今後もうちのお酒を盛り上げていき、
反応を盛り上げていきたいなというふうに思っております。
ありがとうございます。
では、次のコーナー、ここだけの話ですか?に行きましょう。
このコーナーは、自分しか知らないかも?なお酒のうんちくや裏話を少しだけ教えてもらうコーナーです。
お酒のうんちくや裏話を聞いて、より一層お酒をおいしく楽しく飲みましょう。
ここだけの話ですか?というセリフから裏話やうんちくを語っていただきます。
どんなお話が来るか楽しみです。こーそり教えてください。
それでは裏話まで、3、2、1、どうぞ。
ここだけの話ですが、醸造試験所で働いていた方のお給料は1割減節。
ん?それはどういうことですか?教えてくださいって、お給料が勝手に取られているってどういうことですか?
醸造試験所の先生というのは、公務員に当たるので決められた給料ってあるんですけど、お酒の官票会とかがあるので支援ができたりとかですね。
官能試験というので、そういう定位にしていっぱい飲めたりとか。
飲みきれないほどお酒、だって封も開けなきゃいけないから、劣化もしちゃうから、結局官票会終わった後は、それで結局持って帰るなり。
持って帰っちゃうのはダメ。
その場で飲まなきゃいけないから。
施設の外に持ち出せないから。
でもそこにつまみを持っていくのがいいわけじゃないですか。
そうですね。研究という目的の中で。
研究ですか。
試験所に来賓の方なんか来たときは、それをお土産として渡したりとかできるんですけど、
基本的に研究員とか、この講習生とかが飲む場合は、その研究室で飲むっていう。
だからお酒が飲めるので、給料が1割減でいいだろうということで、1割減が正しいっていう。
今はもう違うと思いますよ。
でも飲める?他の仕事よりお酒飲めるんじゃないですか?
他の仕事よりかは全然飲めます。
飲めますよね。
基本的にこういう官票会とかやるときって、6本とか10本とか送るんですよ。
そのうち使うのって3本とか4本なんで。
金賞とか取っちゃうと、もう全部使っちゃったりとかってなるんですけど。
段階ありますね。優勝戦、準決勝、決勝みたいなのやりますもんね。
前段階で落ちちゃったやつとかはもう残っているわけなんでね。いっぱいあります。
いいな、もう天国みたいなところですね。
僕なんかもう寮に、そこの寮に住んでたんで、毎日こう酒盛りしてる感じなんですよ。
そうするとね、1ヶ月でね、10キロぐらい太りますよ。
10キロですか。
太ります。
太りますよね。
結構酒飲んで。
しかも醸造酒ですもんね。
醸造酒は。
上流酒じゃないですもんね。ウイスキーあったりしてもね。
その当時まだウイスキーはそんなに人気がなかった時代ですね。
90年代にオールドとか、格納ハイブロウ入ったのはやっぱり2010年ぐらいですからね。
はい。
はい、ということでありがとうございました。
4回にわたりまして、茨城出造代表取締役社長、茨城雅則さんに大変貴重な貴重な、
そして最後には微笑ましいエピソードもお伺いできました。
貴重なお話、本当にどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
さて、縁の竹ならではございますが、このあたりお開きといたしましょう。
では、さようなら。