酒の道 日本酒の聖地から
こんにちは、パーソナリティーの平田勝です。 この番組はお酒にまつわるゲストをお招きし、お酒の道を歩むストーリー
お酒のあれこれを深掘りしていく番組です。 アシスタントの佐紀さんとともにお送りします。
佐紀です。よろしくお願いします。 さてゲストは五十嵐酒造株式会社代表取締役社長
五十嵐正則さんにお越しいただいております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。 よろしくお願いします。
それでは佐紀さん、簡単にゲストのプロフィールのご紹介をお願いします。 埼玉県半能市にある五十嵐酒造株式会社五代目蔵元代表取締役社長を務める
五十嵐正則さんです。 中学生の頃から早く働きたいと考えていたという五十嵐さんは、高校を卒業するとすぐに大阪の種類販売
専門学校へ。 そこで学ばれた後、市販店に勤め、さらに東京都北区にある旧醸造試験所で酒作りを徹底的に
学ばれました。 当時はまだ未成年で、飲まないという制約書を書いて勉強を始めたというエピソードもあります。
広島に移転した研究所でも修行を重ねられ、当時との出会いをきっかけに実家の蔵に戻られます。
そして2014年からは蔵を率いる立場に、伝統を守りつつも新しい酒造りへの挑戦を続けていらっしゃいます。
五十嵐さんとは今年2月に開催されていたプレミアム和酒フェスでお会いさせていただいたことがきっかけで今回お越しいただきました。
よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
五十嵐酒造さんについてちょっと聞いてもいいですか?いろいろ特徴とかがあると思うんですけれども、水質でしたりとかお米とかやはりあの
埼玉県内のお米を使っていたりとかいろいろ特徴などがあるんですか? そうですね、通常お水って南水が多いんですけど
弊社のある埼玉県の西部地区っていうのはですね、そのさらに山奥行くとですね、秩父っていうところがあってですね、秩父はね石灰が取れる山になります。
石灰イコールカルシウムなんですけど、おそらくその辺から染み込んだ水が弊社の方に流れてきて組み上げるとですね
水質を調査するとカルシウムだけがね非常に高い水、中高水という水になって出てきます。
繁納っていうところから埼玉県の小川町っていうところのね、だいたいその一帯が中高水が出やすい場所になります。
その水で作るとですね柔らかい綺麗なお酒ができやすいと思います。
なるほど、確かにあの茨城酒造さんが出されているあの茨城っていうお酒もすごい本当にフルーティーで柔らかい感じがするお酒だなと私は思っているんですけど。
はい、ありがとうございます。
なるほど、あとあの茨城酒造さんでは酒蔵金学も開催されているんですよね。
はい。
そこにこないだ私もお伺いさせていただいて。
暑い中来ていただいてありがとうございました。
社長自らの説明してくださるので、ぜひぜひ皆さんの気になる方はぜひ行ってみてください。
ありがとうございます。もっとね深く本編でもいろいろ聞いていくんですけれども、まずこのお酒の道の第一歩ということで、幼少期のお話からお伺いしたいんですけれども、茨城酒造さんは代々続く酒蔵さんで、あれ社長で何代目ですか?
私で5代目です。
5代目。
やはり小さい頃酒蔵の中で遊んだりだとか、酒蔵の敷地内にご自宅もあったような感じですか?
そうですね。
安倍さんだっけな。
かはなんか住んでるところと酒蔵がちょっと距離があって、住んでるところは主販店だけやってて、自分自身が酒蔵やってる感覚はほとんどなかったんだけどって方もいらっしゃったんですけど、敷地内でもずっとだからもう横に酒蔵がある人生っていう。
はい。
そうですか。その頃やはり遊び場にしてたりとか。
そうですね。友達も来てもその中で一緒に遊んだりとか、そういうこともしておりました。
なんかかくれんぼしたりとか、冒険の拠点にもしたとか、車庫場でもあったような感じっておっしゃってましたけれども、ゲイトにも。
そうですね。
よくどんな遊びなさってました?
そうですね。先ほど言われたようなかくれんぼとかですね、鬼ごっことかも、カンケリなんかの隠れる場所なんかにもよく使用してました。
タンクの裏とかね。危ないんだけどね。大人にも起こるんだけど、夏場は逆に動いてないから、蔵も動いてないじゃないですか。
そうですね。冬場は入れなかったですね。
逆にか。飛べなくて。
幼い頃から日本酒にはすごく近しい環境だったと思うんですけれども、ご実家が蔵元だったからこそエピソードみたいなのってありますか?
ありますよ。
教えてください。
やっぱり子供ながらも、親がお酒とか飲んでるとね、ちょっと飲みたいなっていう好奇心からね、ちょっと飲ましてって言うとね、ビールはダメだよ。ビールはもうアルコール入ってんからダメだよ。
でもお酒は勉強だから、ちょっとならいいよって。これはこの香りがいいんだよとかね、こういう味がいいんだよというのをね、結構真剣に教えていただいたっていうのがあります。
ちなみに井原氏さんは、そのご両親からこれは香りを覚えるんだよとか言われたと思うんですけど、その時って日本酒に対してはどんな印象でしたか?
その当時はですね、香り系、うちは結構作ってたんですけど、旅行とかで出されるのは結構甘いお酒が多いんだなっていう印象が多かったです。
その当時に出てたお酒は、今ほとんど作られなくなってましたけど、三杯醸造って言ってね、そういう系のお酒が大体。
三道酒ですね。
そうですね。旅館とかでもそういうのが多く出てたんで、そんな感じ、今で言うとね、ザ・日本酒みたいな感じのお酒がね、昔は多かったなっていう風に。
バブル前後で嫌われちゃった日本酒の味とかね、そんな感じでしたよね。
そうですね。
幼少期からの酒の英才教育がすごいですね。
はい。