はい、ということで皆さんお待ちかねのおすすめの日本酒から聞いていきましょう。関さん3つ教えてください。
はい、そうですね、本当に関わっているいろんなお酒の名前がちらつくんですが、どうしても3つ選ぶということでしたら、今回は天良肺、宇多代、平泉、義京、この3種類で。
全部好き?
うん、全部好きです。
特に平泉さんここ数年ね、いろんなところで見かけるようになって、秋田ですね。
そうですね、秋田の三日星で作っているお酒です。
天良肺さんは佐渡、義京さんは愛知、愛西市。
そうですね、どちらかというとなんとなく今後の日本酒みたいな話になってきたので、若手がやっているお酒ということで3つピックアップさせていただきました。
佐渡島の天良肺酒造に関しては、彼が24歳の時に酒蔵をM&Sで買収して作った、その後の銘柄が宇多代というようなものになっています。地名に由来しているんですね、宇多代という。
彼は本当に人情味もあって、計算もできて、社長としても抜群で、当時としての性格もあって、だからといって経営寄りになりすぎないっていう、本当に天才でこの後続くんだろうかっていう、こういうM&Sの成功例という感じで言われたりするんですけど、彼の真似はできないんじゃないかっていうぐらいの天才的な方で地元のことも考えて作っているお酒ですね。
天良肺さんの宇多代を飲まれるときは一緒に合わせるお料理でしたりとかおつまみとかあれは教えてください。
一口に宇多代といってもやっぱりドライなものからフルーティーなものまでいろいろあるんですけれども、マスカットの香りがしたりとか、ペアでフレッシュなものが多いので、難しいですね。
何でもお好きに食べていいと思いますけれども、私9月にロサンゼルスに行って日本酒の取材なんかもしてきたときにもたくさん言われたのは、やっぱり日本とアメリカも一緒で、寿司とか天ぷらだけに日本酒を合わせると。
それは多分日本の日本酒業界も割とそういう風なイメージが付きがちだと思うんです。
たぶん同級生に聞いて日本酒を飲むっていう場面を聞くとお正月とかお寿司屋さんでは飲むとか。
お刺身だったら日本酒を飲むとか。
そうですね。そういう先入観あるんですけども、意外とお寿司とかお刺身の方が実は白身とか漬けとか赤身でどれぐらいそのトロがどのぐらいなのかとかで意外と難しくて。
難しいですよね。和食とか日本酒は難しくて最近。
そうだからイメージの問題なんだろうなっていうのは割と思ってるんですよ。
そういう意味で言うと例えばイタリアンだったりとかそういうフレッシュなフルーティーなお酒だったりするとトマトだったりオリーブオイルのそういう果実味があるものとすごく合わせやすかったりするので。
カプレーゼとかシャインマスカットとハムとかそういうものにもよく合うような綺麗なお酒じゃないかなと思います。
本当にね。あちこちのお店は塩辛なんで日本酒なんで14年ください。ちょっと違うじゃないかな。
ちょっとね。やっぱり臭くなっちゃう。
塩辛合わせたいんだったらアタコゾウマツの辛口とかさ、味が濃いのと濃いので、わかったキクヒメの濃いのとかの方がいいんじゃないみたいなね。
もう日本酒オタクトークなんですよ。
そういう店主さんが分かんない。1000万クラもあると。
20商品ずつあると何万商品で日本酒ありますからね。
そうですね。
一括で日本酒って言っちゃうと。
何が合うんですかって言った時に大体言うのが白身魚って言うんですよね。何の白身魚なのかにもよるし。
そこにオリーブオイルかかってるのがただお刺身を食べるのか。
白焼きというか焼いているのかタレなのかで随分違いますから。
そうですね。
そうですね。そういうのもちょっと壊していって。
海外もそうですけど、今日本でなかなかクラシカルな日本料理を食べてるっていう過程少ないと思うので、
本当に日常のご飯でも、例えばミートソースのスパゲティとかそういうものでも日本酒すごく合うんだよっていうことはすごく伝えたいですね。
塩カラーっていう話が出ましたけど、そうするとさっきお勧めだったギギョウさんとか。
ギギョウさんいいですね。
3種類の中だとよく合うと思います。
なるほど。あと2つ目に挙げられていた平泉さんのお話もちょっとお伺いしたいなと思うんですが。
平泉はそれこそ須藤本家さんと同じように500年以上経っていてという文献が残っているというほど本当に古い蔵なんですけれども、
応仁の乱で大阪を追われて今の秋田の地に行ったっていう。
本当に歴史上に出てきそうなぐらいの古い蔵です。
近年でいうと山肺作りっていう明治期に開発された作り方、山卸し肺下と伝統的にみんな辞めたんだけれども平泉だけは継承しているということで、
おじいさんが研究機関でも働いてらっしゃったぐらい本当に技術畑では有名な方でいらして、それで山肺を続けていたんですけれど、
ブランドがちょっと傾いてしまってというか、ただ古いというイメージばっかりになってしまったんですけど、
今の専務ですね、正明さんが帰ってきてブランドを立て直そうというところで、
自分は何がやりたいんだろう、どんなお酒だろうって言ったときに、やっぱりおじいちゃんが残してくれた山肺のお酒が自分が一番好きだったと。
あとやっぱり業界的にもその技術は続けていかなきゃいけないということで、山肺作りで作っているお酒で、
とにかく酸を出すっていうことに特化して今振り切ってやっていますね。
本当に先ほどと一緒で、現代的なお料理、現代人はすっごく酸が今大好きです。
本当に日本人も外国人も酸があるものしか受け付けられないぐらい酸が好きで、油を取る量も増えてますしね。
ということで本当に日常のタレのものとかもそうですし、クエン酸みたいなレモンみたいな酸っぱさではなく、
リンゴ酸だったりとか、リンゴの柔らかい酸味だったりとか、乳酸だったりとかっていう優しい酸味なので、
お料理を包み込む形でバランスを補うようなペアリングができるかなっていうようなお酒ですね。
なるほど。じゃあ最後にあと3つ目の義経酸についてもちょっと教えてください。
もう読みたい。もう読みたい。もう読みたい。もうそれだけで読みたいんですけど、発行されましたらチェックして購入させていただいて、その次回会えるときにサインもしていただければなと今から思っております。
編集しておきます。
ありがとうございます。
それでは、次のコーナーここだけの話ですがに行きましょう。
このコーナーは、自分しか知らないかも?なお酒のうんちくや裏話を少しだけ教えてもらうコーナーです。
お酒のうんちくや裏話を聞いて、より一層お酒を美味しく楽しく飲みましょう。
ここだけの話ですが、というセリフから裏話やうんちくを語っていただきます。
どんなお話が聞けるか楽しみです。
教えてください。
それでは裏話まで。3、2、1、どうぞ。
ここだけの話ですが、飲みの場での歴史ある倉本さんたちの話が、けた違いすぎる。
それはどういうことか教えてください。
実はこれ、私が北海道自治に会ったときの大銀城の会というのが札幌でありまして、
そのときの打ち上げで倉本さんたちと一緒に飲んでいたときの話です。
私の同じ席には秋田県の平泉の27代目の今の政務ですね、斉藤君とか、
あと1804年創業の美増坂で、美増坂藩の御用達の県城州の御前州を作っている辻本店の辻さんだったりとか、
あとこれは東京の地酒なんですけども、これも古くて1702年創業の東京の小沢首相さんに、
これ23代目ですね彼ら。
小沢の井さん。
小沢の井さんですね。小沢君が同い年なんですけど、
そのメンバーがいて、お疲れ様でしたっていうところで乾杯してお酒を飲んで、
ちょっとほろ酔いになってきたときに、御前州ってすごい名前ですよねって誰かが言い始めて、
いかにも県城州っていう感じじゃないですかと、お殿様が飲んだ感じがしますよねって言ったら、
いやいや平泉さんは何だって500年以上の歴史がありますから、これはもうこれだけで素晴らしいですよ。
いやいや小沢さんのところなんて滝戸宣言の歌詞だったらしいじゃないですか。
それはもうね血筋として優秀だってことですよ。
それに小沢君が、いやいやうちなんて所詮落武者ですからって言ったんです。
倉本さん達どの町でも、地主さんというかね。
名師ですからね。
名師の方々がね。
でもそこで生まれ育って特別なわけじゃないって言ったら変ですけども、
彼らは生まれた時からそこで責任を背負って、今まさに社長となって背負ったりとかしているわけですから、
お互いにそうだよねというところでふざけ合ってるっていうのがすごく素敵で、
いやなんて圧倒的な、なんかこれは本当にいつか書いてやろうと思っている話ですね。
ここでも辻さんのお話が出てきましたね。
そうですね。
辻さん、三政家庭園さんとも仲良くなさっていらして、
辻さんそろそろお呼びしましょうかね。
したいですね。この話聞きたいですよね。
そうですね。覚えてるかな。
その前後でやっぱりああいうことがあったんだよね。
さて4回に渡りまして関さんに大変貴重な貴重なお話をたくさん聞いてもらいました。
本当にどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
さて縁も竹縄ではございますが、こんなあたりでお開きといたしましょう。
番組の感想はXでハッシュタグ酒の道にて投稿してください。
それではまた次回。さようなら。
さようなら。