1. 酒の道〜日本酒の聖地から〜
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2025-11-26 19:21

#20-4:関さんのこれからの酒の道とは|ゲスト日本酒ライター関友美さん

■内容

トークテーマ:関さんのオススメ日本酒3選/これからの酒の道

コーナー:ここだけの話ですが…


ゲスト:関友美さん

北海道・札幌市ご出身の関友美さん。

会社員を経て、有楽町・人形町・渋谷の酒場で女将として活躍をされながら、フリーライターとしての活動も本格化されました。

2018〜2024年には、フリーライターとして執筆を続ける傍ら、

兵庫県の「播州一献」醸造元・山陽盃酒造にて蔵人としてご勤務。

製造・販売・ブランディングまで幅広く携わり、

蔵の火災をきっかけに、地域産りんごを使ったスパークリング酒「シードルロンロン」を開発されました。

現在は東京を拠点に、執筆・講演・商品開発・PR支援など、

“日本酒のなんでも屋”として全国で活動されています。

SSI認定の唎酒師、日本酒学講師、WSETLevel 2 in Sakeなど、複数の資格を保持されています。

また、テレビ出演も多数で

BS-TBS「関口宏のこの先どうなる!?」やTBS「ニューかまー」などにご出演されています。

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サマリー

今回のエピソードでは、日本酒ライターの関友美さんがこれからの日本酒の在り方について考察し、おすすめの日本酒として天良肺、平泉、義京を紹介しています。それぞれの酒蔵の歴史や特徴について掘り下げ、食事とのペアリングについても語っています。関さんは日本酒を愛するライターで、歴史や地域文化を関連付けた酒の魅力を伝える本を執筆しています。また、酒蔵のこだわりや日本酒の深化についても触れています。

日本酒の魅力とエピソード
酒の道 日本酒の聖地から
こんにちは、パーソナリティの平田勝です。この番組はお酒にまつわるゲストをお招きし、お酒の道を歩むストーリー、お酒のあれこれを深掘りしていく番組です。
アシスタントの佐紀さんと共にお送りします。佐紀です。よろしくお願いします。今回のゲストは先週に引き続き、日本酒ライター関友美さんにお越しいただいております。
今週もどうぞよろしくお願いします。お願いします。ということでですね、前々回とお話を伺った山陽輩酒造さんのシードル・ロンロンのライトバージョンをお持ちいただいて。はい、ぜひ飲んでみてください。
やったー!おー、いい音。いい音になりましたね。いきますよ。
じゃあすいません、いただきまーす。いただきます。いただきます。いただきます。いただきます。
うん、おいしい。本当においしい。
よかったです。しかも2パー、逆にいいですね。定番のドライとセミスイートっていう2種類があるんですけど、そっちの方は6パーセントかな。
そのアルコールでもちょっときついよっていう人向けに新商品で3つ目に出したのがこのライトです。
これだったら、私本当に飲めないけどちょっと飲んでみたいっていう人に2パーのお酒なかなか見ないですからね。
そうなんです。しかもノンアルコール、いわゆるリンゴジュースですけども、それのリンゴのお酒とかっていうのもやっぱりノンアルタイオーであったりするんですけど、ちょうどいいこのぐらいのものが作りにくいっていうのもありますし。
発酵しちゃいますから、もっとアルコール逆に止めるほうが大変。そうですね、はい。
なんですけれど、これで私が関西のドキュメンタリー番組でシードルを開発する姿を30分間密着で1ヶ月ぐらいかなしていただいたときに、ちょうどそういう2パーセントのお酒を開発して、
そうすると百貨店さんなんかでも阪神梅田さんとかで売っていただくと、思いがけぬ6、70代以上の女性っていう方が愛員してくださって、ずっとファンになって、ドキュメンタリーのあの子を応援したいっていうようなことも言っていただいたんですけど、そういうのをきっかけに飲んでいただいたりとか。
また出会っちゃいました、新しいお酒に。ありがとうございます。
ありがとうございます。しかもですね、これ実は私が個人的に寝かせていたもので、私がまだ蔵にいた当時のものの熟成版になっています。
そんな貴重なものを簡単に開けちゃった。
そんなそんな。飲んじゃいましたよ。
前回は関さんの現在の活動について、日本酒の魅力たっぷりとお話聞いたんですけど、今回は関さんのおすすめ日本酒3選やこれからの酒についてお聞きしたいと思います。
おすすめ日本酒3選
はい、ということで皆さんお待ちかねのおすすめの日本酒から聞いていきましょう。関さん3つ教えてください。
はい、そうですね、本当に関わっているいろんなお酒の名前がちらつくんですが、どうしても3つ選ぶということでしたら、今回は天良肺、宇多代、平泉、義京、この3種類で。
全部好き?
うん、全部好きです。
特に平泉さんここ数年ね、いろんなところで見かけるようになって、秋田ですね。
そうですね、秋田の三日星で作っているお酒です。
天良肺さんは佐渡、義京さんは愛知、愛西市。
そうですね、どちらかというとなんとなく今後の日本酒みたいな話になってきたので、若手がやっているお酒ということで3つピックアップさせていただきました。
佐渡島の天良肺酒造に関しては、彼が24歳の時に酒蔵をM&Sで買収して作った、その後の銘柄が宇多代というようなものになっています。地名に由来しているんですね、宇多代という。
彼は本当に人情味もあって、計算もできて、社長としても抜群で、当時としての性格もあって、だからといって経営寄りになりすぎないっていう、本当に天才でこの後続くんだろうかっていう、こういうM&Sの成功例という感じで言われたりするんですけど、彼の真似はできないんじゃないかっていうぐらいの天才的な方で地元のことも考えて作っているお酒ですね。
天良肺さんの宇多代を飲まれるときは一緒に合わせるお料理でしたりとかおつまみとかあれは教えてください。
一口に宇多代といってもやっぱりドライなものからフルーティーなものまでいろいろあるんですけれども、マスカットの香りがしたりとか、ペアでフレッシュなものが多いので、難しいですね。
何でもお好きに食べていいと思いますけれども、私9月にロサンゼルスに行って日本酒の取材なんかもしてきたときにもたくさん言われたのは、やっぱり日本とアメリカも一緒で、寿司とか天ぷらだけに日本酒を合わせると。
それは多分日本の日本酒業界も割とそういう風なイメージが付きがちだと思うんです。
たぶん同級生に聞いて日本酒を飲むっていう場面を聞くとお正月とかお寿司屋さんでは飲むとか。
お刺身だったら日本酒を飲むとか。
そうですね。そういう先入観あるんですけども、意外とお寿司とかお刺身の方が実は白身とか漬けとか赤身でどれぐらいそのトロがどのぐらいなのかとかで意外と難しくて。
難しいですよね。和食とか日本酒は難しくて最近。
そうだからイメージの問題なんだろうなっていうのは割と思ってるんですよ。
そういう意味で言うと例えばイタリアンだったりとかそういうフレッシュなフルーティーなお酒だったりするとトマトだったりオリーブオイルのそういう果実味があるものとすごく合わせやすかったりするので。
カプレーゼとかシャインマスカットとハムとかそういうものにもよく合うような綺麗なお酒じゃないかなと思います。
本当にね。あちこちのお店は塩辛なんで日本酒なんで14年ください。ちょっと違うじゃないかな。
ちょっとね。やっぱり臭くなっちゃう。
塩辛合わせたいんだったらアタコゾウマツの辛口とかさ、味が濃いのと濃いので、わかったキクヒメの濃いのとかの方がいいんじゃないみたいなね。
もう日本酒オタクトークなんですよ。
そういう店主さんが分かんない。1000万クラもあると。
20商品ずつあると何万商品で日本酒ありますからね。
そうですね。
一括で日本酒って言っちゃうと。
何が合うんですかって言った時に大体言うのが白身魚って言うんですよね。何の白身魚なのかにもよるし。
そこにオリーブオイルかかってるのがただお刺身を食べるのか。
白焼きというか焼いているのかタレなのかで随分違いますから。
そうですね。
そうですね。そういうのもちょっと壊していって。
海外もそうですけど、今日本でなかなかクラシカルな日本料理を食べてるっていう過程少ないと思うので、
本当に日常のご飯でも、例えばミートソースのスパゲティとかそういうものでも日本酒すごく合うんだよっていうことはすごく伝えたいですね。
塩カラーっていう話が出ましたけど、そうするとさっきお勧めだったギギョウさんとか。
ギギョウさんいいですね。
3種類の中だとよく合うと思います。
なるほど。あと2つ目に挙げられていた平泉さんのお話もちょっとお伺いしたいなと思うんですが。
平泉はそれこそ須藤本家さんと同じように500年以上経っていてという文献が残っているというほど本当に古い蔵なんですけれども、
応仁の乱で大阪を追われて今の秋田の地に行ったっていう。
本当に歴史上に出てきそうなぐらいの古い蔵です。
近年でいうと山肺作りっていう明治期に開発された作り方、山卸し肺下と伝統的にみんな辞めたんだけれども平泉だけは継承しているということで、
おじいさんが研究機関でも働いてらっしゃったぐらい本当に技術畑では有名な方でいらして、それで山肺を続けていたんですけれど、
ブランドがちょっと傾いてしまってというか、ただ古いというイメージばっかりになってしまったんですけど、
今の専務ですね、正明さんが帰ってきてブランドを立て直そうというところで、
自分は何がやりたいんだろう、どんなお酒だろうって言ったときに、やっぱりおじいちゃんが残してくれた山肺のお酒が自分が一番好きだったと。
あとやっぱり業界的にもその技術は続けていかなきゃいけないということで、山肺作りで作っているお酒で、
とにかく酸を出すっていうことに特化して今振り切ってやっていますね。
本当に先ほどと一緒で、現代的なお料理、現代人はすっごく酸が今大好きです。
本当に日本人も外国人も酸があるものしか受け付けられないぐらい酸が好きで、油を取る量も増えてますしね。
ということで本当に日常のタレのものとかもそうですし、クエン酸みたいなレモンみたいな酸っぱさではなく、
リンゴ酸だったりとか、リンゴの柔らかい酸味だったりとか、乳酸だったりとかっていう優しい酸味なので、
お料理を包み込む形でバランスを補うようなペアリングができるかなっていうようなお酒ですね。
なるほど。じゃあ最後にあと3つ目の義経酸についてもちょっと教えてください。
義京の革新
はい。義経は本当に業界の中ではレジェンドと言われるお酒です。
兵庫県の山田錦っていうものは、兵庫県のくらい以外使えなかったんです、それまで。
なんですけど、今の当初の山田さんのお父様が駆けずり回って、やっぱり原料をいいものを使わなければならないということで、
兵庫県に通って通って通って、兵庫県の東城ですね、東城エリアに通って、
なんでそんなに必要なんだということで、そんなに通うんだったらっていうので、そこの門口を開いたっていうので。
県外でお米が使えるグループっていうのがあるんですけれども、それの創始者というか。
義経さんだったんですね。
そうですね、はい。せっかくだから自分たちだけで握りしめないで、みんなで。
それも意味のあるというか、技術力のある蔵で、おいしいお酒にするということを。
前提に。
はい、確約した状態で、もちろん兵庫県の東城地区っていうのは特営地区って言われている、
山田錦が酒米の王様と言われますけれども、その中でも王様、頂点と言われるお米というふうにずっと言われてきましたので、
その農家さんたちのプライドをそのまま継承できる蔵だけということで、今グループを作ってやっているそのリーダーが義経です。
お父様今亡くなられてしまったので、それを受け継いで、さらに次の義経を世に発信するということで、
本当に同じ作り方はしていないっていうぐらい、その同じ木でも作り、だいたい10月から5月ぐらいまで酒作りしますけど、
関さんの酒の道
その中でもずっと常にチャレンジして、ここをちょっと変えるとか。
消費者は本当に言われても気がつかないぐらいのことですけれども、実はそれが積み重なって次のお酒の開発に関して、
すごくびっくりするぐらいお酒の味がブラッシュアップしたりとか、義経らしさ、お米を大切にしたしっかりとした熟成だったりとか、
旨味のたっぷり詰まったお酒っていうところは大事にしながら、ちょっとずつ工事の作り方だったりとか、いろいろ研究しているっていう、本当に頭がさがるような蔵です。
すごいいい話聞きました。
ありがとうございます。では最後に関さんのこれからの酒の道について教えてください。
今もライターだけじゃなくいろんな仕事をしているんですけれども、やっぱり私の軸としては、すごく尊敬するルポライターさんだったりとか、作家の先生たち、
純米商を牽引してきた藤田千恵子さんだったりとか、ジョン・ゴーン・ドナーさんだったりとか、山本陽子さん、三藤敦子さん、そんな方たちが本当に私の原点の情熱を作ってくれた方たちなので、
やっぱりその情熱っていうのは次の世代に受け継ぎたいなっていう思いがあるので、私もやっぱりそういうような本を書けるようなライターとして一冊出したいなというふうに思っているので、今企画を進めているところです。
それもやっぱりただただお酒のことを伝えるんでしたら、今SNSも出てきましたし、ネットだけで完結できるところになぜ本が必要なのかっていうような意味のあるものを作りたいなというふうに思っているので、
地域の文化、こういうような地域とか県民性がある土地なのでこういうお酒の味ができてきたんじゃないかっていうようなことを倉本さんが気づいていないことを見つけて書くっていうのが私のライフワークとしてなんとなく今完成されてきつつあるので、
そういう歴史と結びつけた上で、お祭りだったりとか食べ物だったりとか、その背景を知った上でこのお酒ができてきたんだっていうふうに考えることができると、またちょっと新しく未来を見ることもできますし、また深い日本酒の味わいが感じられるかなというふうに思うので、そういったことを伝えられる本を書ければなというふうに思っています。
裏話と交流
もう読みたい。もう読みたい。もう読みたい。もうそれだけで読みたいんですけど、発行されましたらチェックして購入させていただいて、その次回会えるときにサインもしていただければなと今から思っております。
編集しておきます。
ありがとうございます。
それでは、次のコーナーここだけの話ですがに行きましょう。
このコーナーは、自分しか知らないかも?なお酒のうんちくや裏話を少しだけ教えてもらうコーナーです。
お酒のうんちくや裏話を聞いて、より一層お酒を美味しく楽しく飲みましょう。
ここだけの話ですが、というセリフから裏話やうんちくを語っていただきます。
どんなお話が聞けるか楽しみです。
教えてください。
それでは裏話まで。3、2、1、どうぞ。
ここだけの話ですが、飲みの場での歴史ある倉本さんたちの話が、けた違いすぎる。
それはどういうことか教えてください。
実はこれ、私が北海道自治に会ったときの大銀城の会というのが札幌でありまして、
そのときの打ち上げで倉本さんたちと一緒に飲んでいたときの話です。
私の同じ席には秋田県の平泉の27代目の今の政務ですね、斉藤君とか、
あと1804年創業の美増坂で、美増坂藩の御用達の県城州の御前州を作っている辻本店の辻さんだったりとか、
あとこれは東京の地酒なんですけども、これも古くて1702年創業の東京の小沢首相さんに、
これ23代目ですね彼ら。
小沢の井さん。
小沢の井さんですね。小沢君が同い年なんですけど、
そのメンバーがいて、お疲れ様でしたっていうところで乾杯してお酒を飲んで、
ちょっとほろ酔いになってきたときに、御前州ってすごい名前ですよねって誰かが言い始めて、
いかにも県城州っていう感じじゃないですかと、お殿様が飲んだ感じがしますよねって言ったら、
いやいや平泉さんは何だって500年以上の歴史がありますから、これはもうこれだけで素晴らしいですよ。
いやいや小沢さんのところなんて滝戸宣言の歌詞だったらしいじゃないですか。
それはもうね血筋として優秀だってことですよ。
それに小沢君が、いやいやうちなんて所詮落武者ですからって言ったんです。
倉本さん達どの町でも、地主さんというかね。
名師ですからね。
名師の方々がね。
でもそこで生まれ育って特別なわけじゃないって言ったら変ですけども、
彼らは生まれた時からそこで責任を背負って、今まさに社長となって背負ったりとかしているわけですから、
お互いにそうだよねというところでふざけ合ってるっていうのがすごく素敵で、
いやなんて圧倒的な、なんかこれは本当にいつか書いてやろうと思っている話ですね。
ここでも辻さんのお話が出てきましたね。
そうですね。
辻さん、三政家庭園さんとも仲良くなさっていらして、
辻さんそろそろお呼びしましょうかね。
したいですね。この話聞きたいですよね。
そうですね。覚えてるかな。
その前後でやっぱりああいうことがあったんだよね。
さて4回に渡りまして関さんに大変貴重な貴重なお話をたくさん聞いてもらいました。
本当にどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
さて縁も竹縄ではございますが、こんなあたりでお開きといたしましょう。
番組の感想はXでハッシュタグ酒の道にて投稿してください。
それではまた次回。さようなら。
さようなら。
19:21

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