1. 酒の道〜日本酒の聖地から〜
  2. #21-3:地酒が教えてくれた日本..
2025-12-17 18:40

#21-3:地酒が教えてくれた日本のテロワール|ゲスト大場靖隆さん

■内容

トークテーマ: 地酒が教えてくれた日本のテロワール

コーナー:さきの今日のひとこと

 

ゲスト:大場靖隆さん

株式会社ジング・プランニング代表取締役を務めていらっしゃいます。これまでに広告宣伝・プロモーションを核に、ラッキーストライクのBUZZ施策、ヤマハ発動機の新商品市場導入戦略、明治乳業・AGF・BROOKSIDEの販促およびレシピ開発、AIレストランメニュー「Satisfood」のブランド開発・市場導入、酒蔵再生プロジェクトなどに幅広く携わってこられました。

企業・大学・自治体に対しては、ブランディングやコンテンツ制作、Webプラットフォーム開発、各種編集業務を通じてコミュニケーション活動をご支援されています。

さらに、愛媛県産酒米による日本酒「菊樹」のブランド開発と中国市場での拡販、新国立劇場オペラ『こうもり』公演に合わせた日本酒試飲イベント、採用コミュニケーションや大学広報、メール配信システム開発、インバウンド施策、Webサイト/LP制作、地域活性の企画制作にも取り組んでいらっしゃいます。

コロナ禍までは(一社)日本地域観光活性化機構(電通運営)に運営メンバーとして参画し、情報配信部門の統括を務められました。

さらに愛媛・静岡・徳島・神奈川・兵庫など各地域で、観光活性化およびインバウンド獲得に向けた提案に積極的に取り組まれています。

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2025年12月1日~2026年1月4日まで行われる選考期間にて、ぜひ「酒の道~日本酒の聖地から~」と番組名のご入力をお願いいたします!

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サマリー

このエピソードでは、日本酒とその地域性について探求しています。特にウブスナや南国土佐、愛媛県の特農家での米作りに注目しています。ゲストの大場靖隆さんが自身の経験に基づいて、地酒の価値や文化の継承について語っています。また、スパークリング日本酒や地酒の魅力についても話され、日本のテロワールを感じる地酒に関する興味深い知識が共有されています。

日本酒の魅力
酒の道 日本酒の聖地から
こんにちは、パーソナリティの平田勝です。この番組はお酒にまつわるゲストをお招きし、お酒の道を歩むストーリー、お酒のあれこれを深掘りしていく番組です。
アシスタントの佐紀さんとともにお送りします。佐紀です。お願いします。 今回もゲストは、株式会社ジングプランニング代表取締役大林隆さんにお越しいただいております。
今回もよろしくお願いします。はい、よろしくお願いいたします。 前回の首都宣言についてや、大場さんの学生時代についてお話を聞いてきました。
今回は日本酒のお仕事についてのやりがいや、またブランディングのお話についても深掘りして聞いていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
こちらこそよろしくお願いします。はい、お願いします。
現在、日本酒のプロモーションやイベント開催などなど、日本酒業界を盛り上げるご活動もされている大場さんですが
前回1話目の方でもお話をお伺いしましたが、日本酒に興味を持つこととなったきっかけのお酒はもう一つ熊本のお酒であるということでお伺いしてもよろしいですか?
はい、皆さんご存知だと思います。超人気の花の川酒造のウブスナですから。今やもう人気でなかなか手に入らないという名酒ですけども
当主曰く、生まれた土地でその土地の環境と文化を守りながら、ここにしかない最高の酒造りを目指すと豪語しているのですが、すごい良いですね。その通りだと思うんですよね。
まずね、なんて読むのと。最初はね。でもこれ結構大事なんですよね。それでやっぱりお店でメニュー見たり、ラベルカーを見たりして
やっぱり興味を持ち出すので。例えば大人気のジコンなんかも。今はもう日本酒好きの方はすぐにジコンちょうだい、ジコンちょうだい。
観史で見たあの地という地。今を生きるというところで。そういったウブスナも今おっしゃったように、すごい素敵な。
そうですね。その土地を守る神様のことなんですね。ちなみにうちの妻はですね、カモシビとクヘイジという酒がありますね。あれをカモシビとクヘイジと思ってました。ずっと。
音だけで聞いてて字を読まずに。カモシタヒとクヘイジさんっていう。僕はいつもカモシビとクヘイジを飲むよって言うと、今日はどっちを飲むの?って。
カモシビってお酒とクヘイジというお酒。両方あるんだと思ってたらしいです。なるほど。音って怖いですね。
確かに。ウブスナって農場とかありませんか?7農場とか12農場とか。あれがすごいこだわってるなと思って。
異様なこだわりですよね。でも酒の味は高貴で本当にいい酒ですね。
本当に地酒ってもうすっごく魅力的だと思うんですけれども、日本酒は地域性がある飲み物だとおっしゃってる方もたくさんいらっしゃるんですけれども、本当にそうだなと私も納得してます。
米作りと酒作りの関係
さあ、大葉さんが社会人経験の中で現在のお仕事につながるエピソードなどが3つほどあるということで、ぜひ教えてください。
はい。まず一つ目なんですけれども、私は広告制作業が本業ですので、仕事からロケで全国つつ裏裏に出かけるんですね。
仕事の後先に地元の食材だとか料理だとか酒を味わうんです。これが嫌というほど飲むんですけれども。
例えば南国土佐に行ってその丹麗辛口の酒がうまいって言われても、南国土佐に行かないとわからないのは、あそこの鰹のたたきを食べないからわからないんです。
やっぱりあの鰹のたたきを食べると、こういう丹麗で辛口の酒がやっぱりうまいよねって思い至ることになります。
僕もお酒扱いを始めて、スイゲイさんが飲んだ時に鰹を出して、ちょっと残ったからつまみでスイゲイが飲もうと思って、
ポン酢と鰹とお酒、これがマリアージュだと、やっぱりそこに合うお酒なんだと、あれはやっぱりそういった感動をもっとね、
日本の方も知ってると、より日本酒を好きになるんじゃないかなって。
そうですよね。
日本中そういった体験なかったわけですもんね。
そう、例えばその東北に行ってジビーを食べる機会があると。
じゃあジビーを食べるんだったらこういう濃純なお酒がいいんじゃないのとか。
例えば名古屋に行ったら八丁味噌があると。
八丁味噌にはクボタが合うんじゃないのとか。
いろんなことをそこで考えるわけですね。
クボタは名古屋のお酒ではありませんけども、やっぱりその蕎麦には蕎麦の、唐揚げには唐揚げの、
やっぱり合うお酒というのが地のものとしてあると思うんですね。
それが地酒という意味ですけども。
そういったフードとしてその土地にある日本酒っていうものをもし仮にその蔵がやらなくなるとするとどうなるかというと、
地元の人がお酒を買わなくなりますね。
自分のところの食材に合わないから。
それ必要ないわけですよね。
だからやっぱりお酒というのはその土地に根差したもので、
その土地の食材と合わせて飲むことで地元の人が喜んで、それを美味しいということで全国が知るっていう。
そこをやっぱり嫌というほど知りました。
そうですね。
もう一つ言うと、お酒って70%から80%が水ですので、米の旨味を水につけたっていう飲み物だと思うんですね。
だからそれもその土地の水の香り。
例えば南国土佐の新淀川で作ったつかさぼたんのお酒が美味しいのは、その土地の水だからなんですよね。
で、その土地の葛を食べるっていうのが僕は最高のマリアジアだなというふうに思っています。
思います。
ありがとうございます。
本当に思います。
ぜひ合わせてみていただけると、その美味しさがわかると思うんですね。
2つ目は、以前僕もお手伝いした仕事なんですけども、愛媛県の特農家、お薬生さんですけども、お米作ってらっしゃる方が完全無農薬、完全無肥料でコシヒカリを作っていたんですが、
人生の最晩年になって、その作ったお米で日本酒を作りたい、それを売りたいということになって、私のところにお話が来てお手伝いしたんですが、
その特農家曰く、酒作りは米作りであると。
で、日本の水道栽培、この先、もう次の100年につなげようとしたらば、やっぱり米作りをしっかりしなければいけない。
そのためには土が大事だということになって、肥料を大量にまく水田には土の力がなくなってしまう。
土の中には、皆さんご存知かどうかわかりませんが、1gの中に大体100億ぐらいの微生物がいるんですね。1gですよ。
じゃあ、1握りになると、それはもしかしたら、一国の人口なんかよりも全然多い微生物がいて、その微生物の働きで土が良くなって、丈夫な稲ができて、美味しいお米ができる。
なので、その人の畑には、その人曰くですけども、私の田んぼには無数の微生物がうごめいて、お祭り騒ぎのように頑張っているんだって言うんですけども、それは確かだなと思って。
ということで、彼は完全無農薬無肥料でお米を作ったんですね。そのお酒がまた美味いんです。
ふくよかな米の香りがするし、大地の味がするって言ったら大げさかもしれませんけども、そういうふうに思えるようなお酒でした。
これが、僕が酒作りには米作りだと思ったきっかけで、これことを忘れちゃいけないなというふうに思いました。
そうしたことによって逆に虫がつかないよう。
水がきれいになり、虫さえ来なくなる。
害虫と言われるね。
そうですね。お米には害虫が多いですから。
手を掛ければ逆に来なくなる。いい話ですね。
ブランド作りの大切さ
3つ目は、僕はもともとコピーライターが本業で、プランナーという仕事もやるんですけども、
例えばそれをクライアントに置き換える。それは蔵元だったりするし、自治体だったりもするわけですけども、
そういったクライアントの課題だとか問題点を絞り込んだ上で言語化するというのが仕事なんですね。
言葉に置き換える。何が課題で何が問題なのか。
難しい言葉で言うとそれをコミュニケーションデザインとか言ったりしますけども、
例えば今プロジェクトが進んでいく首都宣言も、そういうことの言語化が身を結んだ言葉なんですけども、
実はこれがブランド作りの原点です。
原点。
そこからポスターを作るとか、ロゴマークを作りますとか、いろんなクリエイティブワークがスタートします。
結果として消費者の方が目に留まるような、あるいは共感するようなブランドが立ち上がっていくんですけども、
僕の仕事はその最後までを見届けるということになります。
なのでおいしい日本酒をどう作るかというのは決してその酒の質の設計だけではなくて、
非常に良い習得に言語化したそこの設計が必要になってきます。
なので広告の政策教で培ったこれまでの経験だとかスキルを、
この日本酒文化普及アドバイジングという仕事にしていく上での僕の武器なんじゃないのかなというふうに考えています。
すごくおいしいお酒があっても、やっぱりそれを広める人がいないと、
そのお酒のおいしさとかも全然伝わらないと思うので、
本当におばさんのお仕事ってすごく素敵だなと思いながらお話を伺してました。
いい資格情報があればいい口コミが広がるんですね。
口コミだけでは広がらないんですね。
やっぱり人が見て何を考えたかって人は語りたいので、
そのスピーカーのモチベーションをどうやって触発させるかっていうのが、
ブランド作りの肝になるかなというふうに思いますよね。
スピーカーの方が発する言葉の共感力ですよね。
そういうことですね。
ありがとうございます。
では次に、おばさんがお酒関係のお仕事でやっていてよかったと感じた出来事ややりがいなどあれば教えてください。
一昨年、2023年のクリスマスの時期に、
新国立劇場、これはオペラを開催する劇場ですけども、
ここでコウモリというオペレッタを上演したんですが、
その際にオペラを見る時には幕が上がる前と幕の真ん中と最後と、
その3回ぐらいの時間に、皆さん基本的にはシャンパーニュワインを飲むんですね。
気分を盛り上げて上演を見るという。
我々の場合はその時に、日本の酒に乾杯というタイトルで、
最近、泡酒というジャンルのお酒が世の中に出つつある。
ある部分ではブームになっているところもあるんですけども、
じゃあ泡酒でコウモリを見るような企画にしようよということで、
イベントを実施しました。
ストーリーに合わせたんですけども、
世界の顔が輝く泡酒と日本酒のカクテルということで、
最初にスパークリング日本酒を飲んでいただき、
途中で日本酒カクテルを飲んでいただき、最後にスイーツを食べていただくという。
そういうことでやったらば非常にいい評判だった。
これはやっていてよかったなというふうに思ったんですね。
まずあるセミナーでお伺いしたんですけれども、
スパークリング日本酒の楽しみ
日本人って炭酸飲料、アルコール飲料に関しても炭酸が入ったものが好きらしくて、
日本国内で消費されるアルコール飲料の3分の2以上が炭酸が入ったもの。
そうなんですね。
逆に言うと日本酒は日本国内で消費されるアルコール飲料の中で5%だけと。
その中の数パーセントが炭酸飲料にはなっているかと思うんですけれども。
だとするとそこで興味を持ってもらえる。
宴会でスパークリング日本酒飲んだことないんですけど、
美味しいっていう方がたくさんいらして、
まず出会ってないんですよね。
コンビニでミオが出たのも20年くらい前、
松竹梅さんとか、
一ノ倉さんのつづねあたりが、
それの一番最初の走り、
それからのアワシ宗教会ができて10年前後かと思うんですけれども。
もっとね、やっぱり日本酒の敷居が高いんですよね。
そうですね。
こういった感じのイベントもっと多くなればね。
お店に立ってても、
月曜日だからもう日本酒やめとくなんて人いっぱいいますので、
関係ないだろうって酒飲み店だからって思うんですけど。
ちなみにこの時は、
どんなスパークリング日本酒というか、
泡酒をご提供されたんですか?
はい。今平田さんもおっしゃってた、
日本泡酒協会という協会に全面的な協力をいただいて、
皆さんご存知かと思いますが、
永井酒造さんから水場賞、
山梨明浄さんから七軒のスパークリング、
それと南部美人さんから南部美人泡酒スパークリング、
さらに八戸酒造から六八千の八千ドライスパークリングという、
いずれもこの国の日本の青春業界を代表する倉本さんですけども、
その4つの倉本さんに、
実は倉本代表も来ていただいて、
トークショーもやりながらみんなで試飲をしたという、
非常に楽しい会でした。
いいですね。
反応としてはどうでしたか?その時のお客さんの反応でしたりとか。
非常にいろんな言葉をいただいたんですけども、
一人の方が、やっぱり日本人の感性ってすごいよね、
って言いながら酔っていきましたが、
当然、瓶内二次発酵なので泡は繊細ですし、
非常にシルキで味わいも高貴なんですけども、
それを米の味を台無しにしながら、
お米の味するんです、当然ですけども、
米の味をしながら泡を出す飲み物っていう、
これってやっぱり日本人の感性のなせる技かなと思って、
だからこの人が日本人の感性ってすごいなって言った時に、
このイベントをやっていってよかったなという風に思いましたね。
もともとアルコール発酵には二酸化炭素があるので、
実は製造保護で閉じ込めれば可能な、
昔からそれをやっぱりプチプチするのが、
あんまり好きじゃなかったんですかね。
どうなんですかね。
どこかそういうタイミングがなかったのかなと思ったりもするんですけれども、
でも逆にやっぱり今は生酒、そのまんまね、
こういった東京のお店にもいっぱい来るので、
それでやっぱポンって、ある商品に関しても、
開けた瞬間ポンって飛んじゃうような、
一商品でもそういった商品もありますので、
プチプチと言うとおいしいという方やっぱりいますのでね。
いますよね。
今回も貴重なお知らせ、たくさんありがとうございました。
株式会社ジング・プランニング代表取締役の大童さんに、
日本酒に興味を持ったきっかけや、
地酒の魅力
オペラでスパークリング酒を飲みながらの仕事など、
素敵な話をたくさん伺ってまいりました。
次回はいよいよ首都宣言について聞いていきたいと思います。
また次回もどうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
さきのきょうのひとこと。
このコーナーでは、
さきが気になる酒に関するワードをピックアップし、
それについてゆるく簡単にトークするコーナーです。
きょうのひとことは、
地酒。
今回のゲスト大童さんが、
日本酒に興味を持つこととなったきっかけのお酒に、
静岡のお酒や熊本のお酒など、地酒をあげてくださっていました。
ということで、今回は地酒について、
たのしいお酒.jpさんのサイトを参考に説明していきたいと思います。
その土地の酒という意味では、
ワインやウィスキー、ビールなど、
日本酒以外のお酒でも地酒と呼ばれるものがありますが、
一般的に全国的に流通するメーカーの製品や、
日本酒の主生産地である兵庫県の名田や、
京都の伏見以外で作られる日本酒のことを指します。
ということみたいなんですよね。
私、間違って地酒のことを認識していて、
地元限定流通酒のことを地酒だと思っていました。
日本酒に関する単語をもっと勉強しないとなぁと痛感しました。
以上、さっきのきょうの一言でした。
ラジオ・ポップキャスト界のグラミー賞と呼ばれる
第7回ジャパンポップキャストアワードが開催中です。
リスナー投票期間が2025年12月1日から
2026年1月4日までとなっております。
渋沢クエフムのこの酒の道も入賞を目指しております。
ここで入賞することによって、日本酒や北区の魅力を
ラジオ・ポップキャスト界に、そして日本中の人に
知ってもらえるのではないかと思っています。
ぜひ皆さん、酒の道に投票をお願いします。
ジャパンポップキャストアワードでウェブ検索していただくか、
概要欄のURLからアクセスし、番組名に
酒の道を記入をお願いします。
お願いします。
皆さん、投票してね。
さて、縁も竹縄ですが、この辺りでお開きといたしましょう。
感想は、ハッシュタグ酒の道をつけて、
インスタにもぜひ投稿してもらえると見つけにいきますので、よろしくお願いします。
それではまた次回。バイバイ、さようなら。
18:40

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