滝沢講師の経歴
人を大切に育て活かす社会づくりに貢献する 株式会社FeelWorks
株式会社FeelWorksマーケティングチームの栗田です。 今日は、FeelWorks講師インタビューシリーズの第2弾をお届けします。
中村:株式会社FeelWorksマーケティングチームリーダーの中村です。 今日は、FeelWorksコンサルタントの滝沢講師にお話を聞いていきたいと思います。
ではまず、滝沢講師の方から簡単に経歴と自己紹介をお願いします。
滝沢:はいありがとうございます。株式会社FeelWorksのコンサルタントをしております、滝沢治子と申します。私はですね、長野県の出身で、 現在もですね、長野県に拠点を置いて、FeelWorksのお仕事をさせていただいています。
生まれも育ちも長野県なんですけれども、高校卒業後にですね、一度アメリカに留学をしまして、そしてやっぱりですね、山に囲まれた環境が好きなんですね。
長野県に帰ってきて就職をいたしました。 私が就職をしたのはですね、セイコーエプソンというプリンターのメーカーだったんですけれども、
これがですね、ここの広報部のウェブ担当としてキャリアをスタートしたというのが私の始まりでした。
ウェブ担当と言いましてもですね、ウェブサイトを作ったりとか、ウェブのね、オンラインの企画をしたりって言ったところは本当に最初のうちだけで、ほとんどの時間何をしていたかと言いますとですね、
エプソンもグローバルな企業でしたので、海外にですね、9つ販売会社があるんですね。
この販売会社でウェブ担当している人、もしくはコマースサイトを運営したりとか、SNSで情報を発信したりとか、
オンラインマーケティングっていうそういう分野にいる方たちをサポートする、取りまとめるというのが私の役割でした。
私の仕事の相手は皆さん海外にいたので、いかにですね、みんなにこうモチベーションを高くね、持ってもらうか、やってもらわなきゃいけないこととかもたくさんあったわけなんですけども、
そういったことに納得して取り組んでもらうか、みたいなことをずっと考えてきたので、
次第にですね、人を動かすというか、人っていうところに興味を持つようになってですね、それまでウェブ担当ということしかしてこなかったんですけれども、人材育成というところに興味を持ち始めて、
そんな時にですね、FeelWorks代表前川さんの上司力の書籍を手に取って、私がやっていたのはこれで、この先にある世界観というか、人がいきいきと働く社会づくり、そんなところに貢献をしたいなというふうに思ってですね、思い切ってエプソンを飛び出して、
そして今、人材育成の業界に転職をしたという経歴を持っております。
海外経験と文化の違い
中村:はい、ありがとうございます。長野県出身で、そしてそこからアメリカに留学っていうね、ちょっとなかなかないご経歴をお持ちだなと思います。ちょっといろいろお伺いしていきたいと思いますけれども、まず長野、どんなとこですか?
滝沢:山がいっぱいあります。山に囲まれているので、長野県の人のあるあるなんじゃないかと思うんですけど、山が見えないと落ち着かないんですよ。なので、アメリカ行くと水平線が見えるぐらい、何にもない平らな感じだったのが、違和感というかちょっと寂しい感じがして、やっぱり山があるところに帰っていきたいというふうに思うんですよね。決して山登るわけではないんですけどね、私。
中村:いつもね、会議なんかの背景画像もね、いつも綺麗な山が映ってますよね。
滝沢:そうなんです。これ、白馬というところの写真なんですけれども、普段はね、雪山しか行かないんですけど、稀に夏に行って撮った写真でございます。
中村:ありがとうございます。またね、ちょっと留学のお話も聞いてみたいなと思うんですけれども、なんでアメリカの留学されたそのきっかけなんかはあったんですか?
滝沢:とにかくなんか新しいもの好きだったんだと思うんですけど、小学校卒業して中学に入ったら、新しい教科って英語じゃないですか。英語を話すっていうか、英語を使うっていうことに興味があって、将来はちょっと外の世界というか、長野県育ち、長野県にしかいたことなかったんで、ちょっと違うところにも行ってみたいなっていうので、アメリカってなんか思ってましたね、昔から。
中村:アメリカではちなみに何を専攻されてたんですか?
滝沢:アメリカでは気象学を専攻しておりました。お天気ですね。
中村:気象学、その気象ですね。
滝沢:はい、そうなんです。最近温暖化なんて言われてますけど、きっと知っていたら役に立つのではないか、そんなくらいのノリで気象学っていうのを勉強しておりました。
中村:で、日本に戻られて、やっぱり大好きな山がある長野に戻られて就職されたということなんですけれども、セイコーエプソンさんではやっぱりその海外での語学とかをですね、活かされてグローバルを担当されたということなんですけれども、どうでしたか、その5つの会社ということは、海外も全然違う国ということですよね、それぞれ。
滝沢:そうですね、アメリカ、ヨーロッパ、中国、シンガポール、それからオーストラリア、インドとかもいたか、本当にいろんな人たちとやってきましたね。
面白いなと思うのは、結局みんな国が違うから、みんな違うっていう前提で会話するんですよね。
なので、今研修のね、とかね、受講者さん見るとみんな同じ日本人だから、みんな同じふうに考えるのかなって思うんですかね、皆さん。それぞれの話をしながら違う意見が出てくると結構面白い表情されますよね。
中村:そのね、それぞれの国のモチベーションを上げなきゃいけないっていう役割だったっていうお話だったんですけれども、やっぱりそれなりに国によって違ったなっていう感じはありましたか。
滝沢:ありました。すごくありました。何か例を挙げるとすると、例えば、中華圏って言うんですか、中国、それからシンガポールあたりは中華圏の人が多くて、キャラクター、アニメのキャラクターみたいなそういうのが受けたりとかするんですよね。
なので、そういうキャラクターをくっつけて販売をするっていうような傾向が結構強かったなっていうふうに思いますし、一方でアメリカに行くと今度はスター選手とかプロのね、ゴルフの選手だとかバスケットボールのカリスマ選手とか連れてきて、そこにイメージをくっつけて販売するみたいなことをしていたりとか、
今度ヨーロッパ行くと皆さんイメージされる通り環境にすごく配慮している地域なので、人とかそういうことよりも環境にどれだけ貢献をしているかみたいなところのアピールの方が売れていくみたいな、そんな違いとかもありましたね。
中村:面白いですね。皆さんやっぱりこう文化というか背景というかそれぞれ国ごとによって違うと面白いですね。
滝沢:面白かったですね。
中村:でもそれを結構取りまとめたりするのって結構大変なお仕事だったんじゃないですか?何かご苦労された点ってありますか?
デザイン統合の取り組み
滝沢:そうですね。在籍中はいろんなことを担当させてもらったんですけど、例えばデザイン統合をしようということで、ウェブサイトのデザインがそれまでもう国ごとバラバラだったのを統一しましょうって言って統一していったことがあったんです。
私在籍している間に3回くらいデザインリニューアルをしたんですけど、やっぱり何年か経つと古くなっちゃうんでリニューアルを繰り返したんですけど、エプソンのコーポレートカラーって青だったんですけど、青じゃない。
これからはビジネスプリンターとして一番売っていきたいから、白黒の方がビジネスっぽいから白黒のカラーに変えたいっていう議論とかが出てきて、いやそうではないみたいな。
青っていうブランドカラーを大事にしようっていうアジア圏に対して白黒でいこうっていう欧米圏みたいな論争があったりとかして、本当に一回とりあえず作ってお客さんに見せてアクセス数、どっちの方が評価がいいかみたいなこともデータ取ったりとかしながら、1年以上かけて議論したとか、そういう覚えがありますね。
中村:色ひとつとっても大変そうですね。
面白いですね。国が違うとそれだけいろんなことが違ってくると面白いですね。ありがとうございます。
そんなお仕事されている中でちょっと人に興味があって、人材育成の方にっていうのが面白いなと思うんですけれども、具体的に何か強く人材育成っていう方向に揺れたきっかけっていうのは何かありますか?
滝沢:今のデザイン変更の話もそうですけど、なかなかみんなが納得できるような着地点って見つけるのが苦労だったりとかしたんですけど、それを考えるのが逆に面白くって、ある年にウェブとかオンラインのサイトに関する規定基準作れって言われたんですよね。
私そういう縛られるの大嫌いな人なんですよ。その私が規定基準作れって言われて、えーっていうふうに思うわけじゃないですか。結局色々考えてどうしたかっていうと、規定基準の数をものすごく最小限に絞ったんです。
ルールは10個だけみたいな感じにして、この10個さえ最低限守ればあとは自由にやっていいんだよっていう、そういうルール作り。ルールなんだけど足枷を外してあげるみたいな、そんな私の中では工夫だったんですけど、そういうのをやったんですよね。
で、その中の一つにウェブサイト上にリンク切れがあっちゃいけない。リンク切れあったら情報得られないじゃないですか。リンク切れはあってはいけないみたいなルールが一つあったんですけど、じゃあこのルール決めたついでにそのリンク切れをチェックするツールみたいなのをグローバルに導入しようとかっていうふうにやって入れてったらですね、なんかすごいみんな喜んでくれたんですよ。
大事だけどめんどくさいからやっぱ後回しになっていて、1万ページ以上もあるページの中でそういうのが残っていたとかよくある話だったんですけど、でもすごいみんながそれを喜んで使ってくれるようになった。そういう工夫をすれば人は喜んでその仕事をやってくれるんだなぁみたいなのがあって、そんなのもあってやっぱり人にいかに動いてもらうかっていうのは考えるのは面白いことだなっていうふうに思っていたんですよね。
人材育成への興味
そこへたまたま自分が働いていた営業のフロアの中に図書コーナーみたいなのがあって、おすすめの本とかが置いてあっていつでも手に取れる状態になってたんですけど、その中にFeelWorks代表前川さんの本があってそれを手に取ったのがやっぱりきっかけかなと思ってます。
中村:運命の本に出会ってしまったという。
滝沢:はい。その本を手に取って読んだ時に、現代の管理職が置かれている状況に対してすごい共感してもらえるっていうか、そうなんですよっていうふうに思うところがいっぱいあったりとか、でもそんな中でこうゆうふうな形にしていきたいよねっていうことが書いてあって、すごい私自身も共感できたし、なんかそういう世界観いいな、そういう世界観、人がいきいきと働く社会づくりをしている側の人に私もなりたいなっていうふうにそこから強く思って、
当時プロジェクトの一員だったんですけど、それが一段落つくところで、じゃあ転職をしようって言って、本を読み終わった後からFeelWorksのホームページをチェックして、そしたら弟子募集ってなってる、そんなページを見つけて、私のことっていうふうに思って応募したっていうのが始まりですよね。 (次回後編に続く。。。)