切磋琢磨の重要性
皆さん、こんにちは。FeelWorks代表取締役の前川孝雄です。
今日のですね、上司が元気になるラジオはですね、ここのところ続けております、
新任管理職の方々向けのチームビルディングですね。
「部下全員が活躍する上司力5つのステップ」という本の中の内容をですね、
要約してステップごとにですね、解説していくというようなシリーズのSTEP④についてですね、
お話をしたいなと思っています。
STEP④は何かというと、切磋琢磨を促すということでございます。
STEP①で相互理解の土台を作ってきました。
これはもうずっと続ける必要がありますね。
STEP②で部下一人ひとりにね、動機形成を図るということについてお話ししました。
STEP③は、その動機形成された部下同士が協働意識を醸成するにはどうしたらいいかということをお話ししました。
この組織が出来上がってですね、じゃあ勝手に動いてくれるかと思っていれば、
どんどんどんどんね、実装してくれるかというと、そう簡単なもんじゃないんですね。
やっぱり上司がやっぱり働きかけ、仕掛け、仕組みを作ることによって、
互いに切磋琢磨し合いながら、一人ひとりがね、仕事を磨いていく、自分の能力を磨いていく、
チーム全体のパフォーマンスを上げていくということに、
上司の働き、仕掛けによってなっていくと思うんです。
じゃあどうやってね、仕事において切磋琢磨し合っていくかということでいくと、
やっぱりキーワードは部下の自律性だと思うんですね。
一人ひとりがちゃんと自律的に働いて、自ら仕事を工夫して改善をする、
改善することが良しとされる環境を作っていくということが、
上司として大切な役割になっていくと思うんです。
これってどうやっていくのかっていうふうに考えていくと、前回、前々回もですね、
ずっとお伝えしてきたとおりに、やっぱり仕事するにおいて目的意識ってすごく大事なんですよね。
目的意識があって、その目的をふまえて部下が具体的にどういうふうな仕事をしていこうか、
今やっている仕事のやり方をどう改善していこうかということを改善工夫できることがすごく大事で、
かつ工夫、改善することが奨励されて、
しかもその手応えを感じられるということの仕組み仕掛けを上司側が用意していくということがすごく大事だと思うんです。
そういう意味でいくと、上司の皆さんは、部下の皆さんがね、日々いろんな仕事でトラブルとか、
クレームがあったりとか、いろんなアクシデントがあったりとかということが日々起こると思うんですけど、
その時にこうした方がいいよってすぐ結論を言うんじゃなくて、
部下の皆さんに、じゃああなたに任せている仕事なんだから、
目的から照らすとあなたはどうした方がいいと思うということを問いかけてあげていただいて、
その上で部下の皆さんがこうしたいですということを引き出してあげてね、
その中で良いなと思うことはどんどん取り上げていくということをぜひやっていただきたいんです。
そうするとやっぱり仕事って面白いので、やっぱり当事者の意識が出てきてね、
目的意識を持たせる
自分が目的を照らしてやろうといったことが上司が認めてくれて、
しかもできて、しかもそれが実際の改善につながっていったりするとやっぱり面白いですよね。
それが自分の仕事だという気持ちになりますので、そういう意味でいくと、
日々のルーティーンの仕事であっても退屈な作業ではなくて、
ワクワクするような仕事に変えていただきたいなというふうに思っているんです。
そういう意味では常々目的を語りながら、目的に照らしてあなたはどうしたいと思うという問いかけを、
いろんなシーンでやっていくということをやっていただきたいというふうに思っています。
かつSTEP③で協働意識の組織図のお話ししましたけど、
互いのメンバーの仕事ぶりとかを見ながら、
それぞれのメンバーの仕事ぶりも分かっているし、目的も分かっているし、
相互理解でどんな気持ちで働いているかも分かっているという状況であれば、
互いにフィードバックし合える。
何々さんこうした方がいいんじゃないか、これこうした方がもっとうまくいくと思うよということを、
オープンな場でお互いにフィードバックし合えるような場を作っていくということもすごく大事だと思います。
それが別に部下同士が互いの仕事の足を引っ張り合うという意味じゃなくて、
目的に向けてより良くしていこうよという風な雰囲気になって、
互いにフィードバックし合うということであれば、
お互いにありがとうというような、
良くしてくれてありがとう、気づかなかったというようなコミュニケーションが生まれていくと思うんです。
もっと言えば、そういうコミュニケーションが少しでも出てきたら、上司がファシリテーションですね。
定例のミーティングなどの場でそういうことを拾い上げて、
何々さんよく言ってくれた、何々さんのためになったと思うよというようなことの声かけを意識的にやっていく。
あと、お互いの部下同士のそういうことが言い合えるような関係を作っていく。
場合によっては、仕事ぶりがお互い良いねということであれば、
遠隔で仕事をしているのであれば、
チャットでやりあってお互いに良いねということを言い合えるような関係性とか、
アナログですけど、サンキューカードとかグッジョブカードなんていうのを用意して、
お互いにそういうリスペクトし合えるような関係性なんかも作っていくというのも有効かなという風に思っています。
ということで、組織ができたら勝手に部下の皆さん動いてくれるわけじゃなくて、
上司の働きかけ、気配りでこういう切磋琢磨ができるんだということをご理解いただいて、
日々のマネジメントに応用していただければというふうに思っております。
ということで、今回はチームビルディング、「部下全員が活躍する上司力5つのステップ」のうちのSTEP④、
切磋琢磨を促すについて解説してきました。
ぜひ日々のマネジメントにお役立ていただければと思います。
