00:04
皆さん、こんにちは。FeelWorks 代表取締役の前川孝雄です。
今日のですね、上司が元気になるラジオはですね、このところ続けております、
新任管理職の皆さん向けのチームビルディングのですね、ステップを一つずつですね、
丁寧にお話ししていくSTEP③についてですね、お話をしたいなと思っています。
協働意識の醸成
5つのステップのうちのSTEP③は何かでいくと、協働意識を醸成するというのがテーマでございます。
前回ですね、STEP②で動機形成のお話をしましたね。
部下にやる気になってもらうということですが、これは2つ大事だと言いましたね。
組織全体の目的に納得してもらうということと、部下一人ひとりに任せている個々の役割に動機形成する。
この2つが大事だと言いましたね。
それを踏まえてSTEP③、協働意識の話になっていくわけですけど、協力して働く意識を高めていくということです。
これはどうやって作っていくかでいくと、STEP②で部下一人ひとりとね、
例えば1on1面談とか、期初の面談でお話をしてですね、チーム全体の目的、
その中で自分が担う役割についてすごくやる気になってもらったということがすごく大事なんですけど、
これってあくまでも上司と部下一人ひとり、1対1の関係でこれに成り立っているわけですね。
その次のSTEPとしては、それを全体共有して可視化するということがすごく大事だと思うんです。
Aさんはどういう持ち味があって、その持ち味が活きる、
前回のお話で言うと、持ち味が強みになって活躍できる、こういう役割になっている。
BさんはBさんの持ち味が強みになる、こういう役割になっている。
Cさんも同様、Dさんも同様ということですね。
こう一人ひとりいるわけですけど、これ全体がどうつながり合って、
組織全体の目的につながっていくかということを可視化していくということがすごく大事だと思います。
そうすると、部下は自分の役割についても納得できて、
それが組織全体の目的につながっていることが分かるし、
それと違う役割をBさん、Cさん、他のメンバーの皆さんも違う役割をそれぞれ持ち味になって役割になっていると。
それがつながり合って初めて全体の目的につながるんだなということが理解できるので、
そういくと、互いに協力し合おうという気持ちがだんだん生まれていくということになると思います。
組織図の作成
じゃあ、これって具体的にどうやって作っていくのかでいくと、
僕は部下一人ひとりの強みを生かす組織図というのを、ぜひ上司には作っていただきたいと思っているんです。
今言った話を可視化していく作業ですね。絵に落としていく作業です。
よく組織図というと階層別になっていて、部長とか課長とか係長、主任とかって階層でピラミッドでずっとなっている組織図をよく見ると思うんですけど、
そうではなくて、究極の組織の目的はお客様のお役に立つとか、世の中のためになるということが必ずつながっていくはずなので、
そこに向けてどういう機能が組織の中にはあって、その機能をそれぞれを部下一人ひとりの持ち味が生きる役割としてちゃんとつながっているんだということを、
組織戦略の図として描いていく。できれば一人ひとりの部下と面談して、本人が納得した上で、
例えばキャッチフレーズなんてつけてね、何々さんはどういうところがいいよっていうのは本人の納得した上でキャッチフレーズにしてお見せしたりとかして、
それも一人ひとりキャッチフレーズがついてたりするとね、お互い遊び心なんかがあって、つながり合うとすごくそれぞれがですね、
誰でも替えがきく人として、この役割になっているんじゃなくて、私だからこの役割なんだということが分かって、
しかもすごく遊び心があるので楽しい組織になっていくというふうな土台になっていくというふうに思うんですね。
ぜひちょっと口頭で説明していくと分かりづらいかもしれないので、もしよろしければね、「部下全員が活躍する上司力5つのステップ」に絵の例なんかも書いてますんで、
そんなことを見ていただきながら、ぜひ組織図作りに上司の皆さんチャレンジしていただいて、
ちなみにこの組織図は作ったらぜひオープンにしていただいて、全体で共有するということもやっていただきたいなというふうに思いますね。
そうするとお互い協力して働こうという意識のベースになっていくというふうに思ってます。
ちなみに僕自身はですね、会社員で管理職をやってたときに、よくね、講演の中でもお話するんですけど、「上司力」ということを磨き上げて皆さんにお伝えしていくような仕事を今させてもらってますけど、
僕は遥か昔、初めて管理職になったのは四半世紀以上前でございますが、そのときは管理職失敗だったんですよね。
なぜか失敗したかというと、今思えばもうダメ上司の極みですね。
自分の考えを押し付けて、有無を言わさずやらせようとしてたということでダメだったわけですけど、そこで大失敗しまして大きく反省をして、
そこから今の「上司力」のコンセプトに至るような考え方を自分の中で作り上げていくわけですけど、
その中でも今言った組織図を描き始めたんですよね。
描き始めるとやっぱり部下の皆さんがそれを見たときに、やっぱり少し笑顔になったりとか、
こういうところに光が当ててくれるんだというようなことを喜んでいただいたりということがあって、
しかも協力するような関係性がね、生まれていくようなことを何度も経験しましたので。
その上で言うと今、FeelWorksという会社を起業して、もう今18期目になりますけど、
今も組織図って書いてあるんですよね。
一人ひとりの持ち味ってどこだろうな、その持ち味を生きる役割って何だろうなということを考えながら、
で、究極のFeelWorksの目的、「日本の上司を元気にする」ということに対して、
それがどう繋がっていくんだろうかということをやっぱり絵にするようにやっぱり今もしているんですね。
なので、僕自身もこういうコンセプト、「上司力」のコンセプトを磨きながら実践してですね、
これは必ず使えるというふうに思っていますので、
ぜひ皆さん本を読んでいただいて実践していただければよいかなというふうに思います。
はい、ということで今回は「部下全員が活躍する上司力5つのステップ」、
チームビルディングのステップ3、協働意識を醸成するということについてお話ししました。
ぜひ日々の皆さんのマネジメントにお役立ていただければ幸いです。