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FeelWorks代表前川孝雄の著書 組織再起動プログラム
この本では、支持待ちや無気力な職場を自主的に行動する厚い組織へと変革する実践的ノウハウがまとめられています。
今日は、はじめにを抜粋してご紹介します。 長年様々な世代の社会人と実際に接し、彼らの声を聞く中で、
今私は痛切に会社での人間関係が壊れてきていると感じています。 会社組織の中で日々苦労を重ねているビジネスパーソンの皆さんなら、私のこの言葉に共感するところも大きいのではないでしょうか。
ことは若手だけに限りません。 私は40代以上の管理職や経営者などを対象としたセミナーで講師を務めることも多いのですが、その際決まって、女性社員は仕事に何を求めているのでしょうか。
年上の部下のやる気の壺が見えません。といった質問を投げかけられます。 そこで私が立場の違う部下たちのリアルな声をお話しするわけです。
と言っても、大した話をするわけではありません。 彼らは本当は上司と飲みに来たがってますよ。とかその程度のことです。
それを管理職世代の人たちは真剣な眼差しでメモを取って聞いてくださるわけです。 自分の目の前にいる部下に聞けばすぐにわかることです。それが聞けない。
管理職の方たちからは、とにかく朝から晩まで会議で、短期的な数字に追われる毎日で部下の面倒まではとても。
最近はパワハラやセクハラに関して厳しく言われているから気軽に飲みにも誘えなくて。そんな声が返ってきます。
こうした言葉を部下は言い訳のように感じるかもしれませんが、私も管理職として組織の中で働いていましたから、今管理職世代が置かれている難しい立場は痛いほどわかります。それだけに複雑な気持ちになるのです。
このように上司も部下も、一昔前ならみんな当たり前にできていたコミュニケーションができなくなっているのです。
その結果、お互いに必要以上に先回りして気を使い合うことになり、表面的な圧力はなくても水面下で余計なストレスをため込むことになってしまっています。
それが会社で働く個人個人を疲弊させています。辛労から鬱状態になる人は後を立ちません。
こうした断絶は世代間にだけあるわけではありません。
正社員と派遣社員といった雇用形態の違う者の間には目に見えない壁が存在しています。
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正社員で年齢の近い同僚の間でも言いたいことが言い合えない。
それどころか、お互いに関心がないという状況すら起きています。
つまり、職場の人間関係が全体的に極端に希薄になっているのです。
それも単にドライというだけではなく、必要最低限のコミュニケーションすら取れなくなっている。
上司・部下がお互いに何を考えているのかわからない。
隣の同僚がどんな仕事をしているのかわからない。
私はこうした人間関係を率直に言って気持ちが悪いと感じています。
なぜこんなことになってしまったのでしょうか。
要因は複数考えられます。
行き過ぎた生活主義、雇用形態の多様化、
インターネットやメールによるバーチャルなコミュニケーションの浸透。
もちろん、職場環境もコミュニケーションの在り方も時代とともに変化していくものですし、
変わったことそれ自体が悪いとは言いません。
しかし、それが現場の仕事に支障をきたしたり、
社員の心身を蝕んだりする方向に変わってしまったのなら、やはり問題です。
仕事というのは一人ではできません。
どんな仕事も周囲のメンバーとの連携の中で初めて成し遂げられます。
どんなに優れたフレームワークがあっても、
どれだけ売れ筋の目玉商品があったとしても、
一緒に仕事をするメンバーの間に仲間意識とチームワークがなければ決してうまくはいきません。
では、ここまで説明してきたようなコミュニケーションが極端に希薄な環境の中で、
果たしてメンバー同士が力を合わせて良い仕事をすることができるでしょうか?
もちろん答えは否です。
この状況を変えていかないことには、もはや組織は先に進めません。
会社の中で働いている人たちは、この気持ち悪い環境の中で、
我慢して働き続けていかなければならないのでしょうか。
私はそうは考えていません。
社会全体を一気に変えるのは難しくても、
現場のリーダーが自分の率いる組織やチームを少しずつ変えることはできるからです。
もちろんこれも簡単なことではありません。
しかしリーダーが適切なプロセスを踏んで、適切な舵取りをし、
個々のメンバーに対して適切なケアをすることができれば、
その組織やチームは必ず変わります。
具体的にどういうプロセスで、どのような舵取りやケアをしていけばいいか、
その際に重視するべきポイントは何か。
この本ではそれらを一連のプログラムに組み立てました。
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単に心構えや理論を紹介するだけでなく、
実践を意識し、基礎にチームを任された時点から
期末に至るまでを二重のステップに分けて必要な舵取りやするべきこと、
注意点を詳しく解説しています。
長年、働く人たちの一式啓蒙の仕事に関わり、
自分自身でも組織を率いる現場リーダーとして宿泊してきた経験から編み出したものです。
管理職のポジションにいる人はもちろん、チームリーダーの立場にいる人、
肩書はなくとも後輩指導をする役割を担っている人、
さらにこれからリーダーになる人まで、
きっとすぐにでもチームのモチベーションアップに応用していただけるプログラムだと自負しています。
誰もが気持ち悪いと感じ、ストレスをため込み、疲弊している。
そんな現代の職場環境の改善に今すぐ着手し、メンバーの指揮を高めることができる存在、
それは経営者でも人事担当者でもなく、実は皆さん現場のリーダーなのです。