1. 前川孝雄の上司が元気になるラジオ
  2. 「上司力®」とは何か
2024-08-26 11:32

「上司力®」とは何か

株式会社FeelWorksは、2008年創業期より「人を大切に育て活かす社会創りに貢献する」を社志にかかげ、組織の要である経営者・管理職層に向けて、多様な部下を育て活かす「上司力®」の重要性を提唱してきました。人を育て活かす「上司力®」提唱の第一人者であり、30年以上に渡り一貫して働く現場から見た上司や経営のあり方を研究し続けているFeelWorks代表前川孝雄が、「上司力®」とは何かを熱く語ります。ぜひお聴きください!

 ( 「上司力®」は株式会社FeelWorksの登録商標です。)

 

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「本物の上司力」 2020年10月

「部下全員が活躍する上司力5つのステップ」  2023年3月

「部下を活かすマネジメント”新作法”」  2023年9月

 

 

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はい、みなさんこんにちは。いつも前川孝雄の上司が元気になるラジオを聴いていただきましてありがとうございます。
今日はですね、上司力とは何かについてですね、お話をしたいなというふうに思っております。
思えば僕がですね、仲間たちと一緒に営んでいるですね、FeelWorksという会社は上司力研修というプログラムをですね、開発しまして、
今17期目ですけど、400社以上ですね、多分もうちょっといってるんですね、本当は500社ぐらいいってるんじゃないかと思いますが、
企業のですね、課長層、部長層を中心とした現場の上司の皆さんにですね、上司力を学んでいただくと、それによって企業内人材育成をですね、支援していくというようなことをやってきているわけですけど、
改めて上司力についてですね、皆さんに解説したいなと思っています。
まず最初にですね、皆さんにお伝えしたいのは、上司力の定義ですね。
今、僕たちはですね、こう定義しています。
上司力とは、部下一人一人の持ち味を踏まえて仕事を任せて育て活かし、共通の目的に向かう組織の力を高めて、
個人では達成できない結果を導き出す力というふうに定義をしているわけですね。
少し長い定義で恐縮でございますが、上司力とはこういうことです。
もっとですね、要約して考えると、上司による人を活かす力、もしくは上司による人材育成力というふうなことなのかもしれませんね。
さて、この上司力なんですけれども、うちの会社ではですね、登録商標になっているぐらいこだわっていましてですね、
ずっとこの上司力という言葉にこだわりながら、人材育成の仕事を仲間たちとやってきているわけですけれども、
なぜそこまで僕が上司力という言葉にこだわるのかというですね、2つの理由をお話ししたいなというふうに思っています。
実はですね、世の中で僕が上司力という言葉をですね、大きく主張したのは早いもので、
2006年の7月ですね、ダイヤモンド社から上司力トレーニングという本を出したんですね。
これは僕当時はまだリクルートという会社で、リクナビなどの編集長をしておりましたけども、
なのでサラリーマンをやりながらこの本を書いたわけですね。
実はこの本はですね、僕の処女作ではなくて2冊目の本なんですね。
僕はもともとですね、リクナビの編集長とかやる中で問題意識が出てきてですね、
若者を育成する仕事をしたいと、若者のキャリア支援をですね、生涯の仕事にしたいと、こういうふうに思っていてですね、
実は僕が一番最初書いた本はですね、上司力トレーニングのさらに1年前ですね、2005年にですね、書いた本が処女作です。
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2005年の9月ですね、タイトルは上司より先に帰ったらダメですか?っていうタイトルですね。
これは当時僕がリクルートでですね、リクナビカフェっていうですね、メールマガジンもですね、編集長を兼務してやってたんですけど、
就職活動をする学生からですね、就職した後の若手社会人、最後はですね、160万人ぐらいのお化けメールマガジンになっていたんですけど、
そこに就職とかキャリアとか働くというふうなことを、あまりですね、理屈っぽくなく読者の子たちの悩みを聞きながら、双方向で答えていくようなメールマガジンをやったんですね。
その中で、いろんな若い人たちが悩んでるなと、僕は当時もう管理職をやっておりましたけど、自分が就職した頃と比べて若い人たちがなかなかうまく成長しにくい企業社会、
企業の現場に変わりつつあるなというふうに思ったんで、どうしてもキャリア支援、人材育成をしたいというふうに思ったんですね。
なので、上司より先に帰ったらダメですかという本を、処女作で書いたんですけども、そんな中でですね、ちょっと長くなりましたが、一つ目の僕がこだわる理由は何かというとですね、
実はこの上司より先に帰ったらダメですかというのは、若い人たち向けで書いたんですけど、読者の中にですね、結構なボリュームで上司層がいたということですね。
すなわち、何が言いたいかというと、上司も部下、若い人たちの育成にすごく悩んでいるというふうなことに気づいたんです。
なので、そっか、上司の人たちも、僕も上司として悩んでおりましたが、結構若者のマネジメントとか育成に悩んでいるんだなと。
じゃあ、そこに対してお役に立てれば人材育成へのお手伝いができるなと思って、上司力にこだわり始めたと。
なので、2冊目が上司力トレーニングになってですね、以降40冊前後本を書いてますけど、上司の方々向けの本がほぼ7割方ということになっているわけですね。
実際上司力研修というプログラムも400社以上の企業で開講させていただいて、上司の方々の応援活動をしているということになっているわけです。
さて、もう一つの理由ですね。それはですね、僕が冒頭に申しましたように、若者の育成を志して起業した直後ですね、今から17年前ですかね、若者を応援するようなイベントとかセミナーとかですね、
っていうのを起業してすぐやり始めたわけです。
で、僕たちのイベントとかセミナーに参加した若者たちは結構やっぱり元気になるわけですよね。
仕事ってなんか面白いなと、働きがいって実感できれば仕事って楽しそうだなと、こういうふうに思って、若者たちはセミナーイベントを終えて帰っていくわけです。
ところがその若者たちにですね、その後話を聞いたり悩み相談を持っていると、あれだけセミナーイベントで元気になった若者たちが仕事に戻るとまたシュンと元気がなくなって、僕たちの元にやってくるということが繰り返されたんです。
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なぜかなと思うと、若者をいかに動機づけても、結局ですね、職場で上司の皆さんに、これも別に上司が悪いというよりも、職場環境、風土、社会全体がそうなってくるだろうと思うんですけども、
そんな夢みたいなことばっかり言ってなくて、目の前の仕事をやれっていうふうに叱られてですね、でシュンとなってしまう。
こんなことが繰り返されていたわけです。
そう考えていくとですね、一つ目の理由で、上司の方々も悩んでいるということが結果そうなっているわけだし、いかに若者を育てて動機づけても、結局現場の上司とのコミュニケーションギャップで潰れてしまう。
メンタル不調、場合によっては離職、こんなことが起こっていくということを考えると、そっかと、若者だけを動機づけ育成してもダメなんだなというふうなことに気づいて、
やっぱり上司力にこだわらなければいけないなというふうに思ったというのが二つ目の理由ですね。
さらにその二つ目の理由に派生していくと、僕たちはですね、FeelWorksという会社で研修事業及び出版事業を営んでおりまして、仲間たちと上司力研修を日々一生懸命開講していてですね、
上司力研修ができるような講師もですね、一生懸命育成して、グループ会社の働きがい創造研究所で働きがいを育む講師養成講座というのも開講してですね、
働いている人たちを動機づけする力、すなわち上司力研修がですね、できるような講師の皆さんをたくさん育てる、こんなことも一生懸命やっているわけですけれども、
さあさりとて、やっぱり僕たちですね、まだまだ小さな会社ですから、やれることとか世の中に対するソーシャルインパクトというのがやっぱり限界があるわけですね。
そんなことも重ね合わせて考えていくと、やっぱり上司の皆さんに上司力を身につけていただければ、よりそれだけですね、
その上司の皆さんの部下、3人いらっしゃるのか、10人いらっしゃるのか、はたまた100人、200人かわかりませんけれども、その部下の方々が育っていくわけなので、
やっぱり上司力によるソーシャルインパクトも最大化していくんじゃないか。
こんなことを思って、僕たちはですね、上司力にこだわっているということがございます。
さて、上司力についての定義と、なぜ僕たち、僕がですね、上司力にこだわっているかということをご理解いただけたかと思うんですけれども、
あと最後にですね、最近僕は思うことなんですけれども、
日本中の上司にですね、上司力を学ぶ機会をやっぱりもっともっともたらしたいというか、
上司力を学ぶ機会を提供したいというふうな気持ちが強くなってきているんです。
それはなぜかというと、ここ十数年この上司力研修を開講し続ける中で、本当に働く社会というのが変わってきました。
やっぱり働き方改革しかり、それからダイバーシティの進展しかり、それからハラスメントご法度という法律もできましたよね。
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働く人たちがですね、どんどんどんどんやっぱり会社と個人の関係性というのが難しくなってきていると思うんです。
それはメンバーシップ型からジョブ型雇用という流れもあるでしょう。
いろんなものの中で、やっぱりマネジメントの難度が上がっているんですね。
そういう意味では、これまでの日本企業はプレイヤーとして優秀な人が会社の中の昇格試験とか人事評価が良ければ上司として昇格していくということになっていたと思うんですけど、
僕は上司の力、上司力というのを考えていくとですね、やっぱりプレイヤーの延長じゃないんじゃないかというような気持ちが強くなってきているんですね。
もっと言えばプレイヤーとして優秀な人ほど、やっぱり上司になると多様な部下の気持ちがわからないとか、
仕事につまずいてしまう部下の気持ちがわからないというのが余計につまずいてしまうということも結構ある。
あとは欧米の企業なんかを見るとですね、日本はやっぱり課長になる、部長になるというタイミングで新任管理者研修をやって、
あとはもう現場でやってくださいということで終わりがちなんですけども、
欧米の企業なんかはそうじゃなくて、明らかにリーダーシップのトレーニングというのは、
そういう職位に上がる前には必ず徹底的に受けるというふうなグローバル企業って結構あるなと思うんですね。
それはなぜかというと、やっぱりそれだけマネジメントとかリーダーシップというのは難しい問題だからだと思うんです。
そう考えていくとですね、何となく俗人的にこれまでの延長線上で管理職だから頑張ってねというのは結構乱暴だなというふうに思ってまして、
上司の皆さんも悩んでいるということもひしひし感じますから。
そういう意味では、僕たちが一生懸命作って、今も磨き続けていますけれども、
上司力研修とか、上司力セミナー、もしくは上司力にまつわる本、このようなあらゆるコンテンツでですね、
日本中の上司が上司力を学ぶ機会を増やしたいと、増やすことに貢献したいと、こんな思いが強くなってきているわけです。
そんな中で、このLISTENというのも始めて、上司が元気になるラジオをやりたいねということで、一生懸命やってきているわけなんですね。
少し長くなりましたが、上司力とは何かということについてお話をしてまいりました。
ぜひ皆さんのですね、日々のお仕事にですね、お役立ていただければというふうに思っております。
では、本日はこの辺りにしたいと思います。ありがとうございます。
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