残業を避ける部下の課題
はい、皆さんこんにちは。FeelWorks代表取締役の前川孝雄です。
今日のですね、上司が元気になるラジオはですね、僕がnoteでですね、コツコツ続けていきます
上司力実践ケーススタディ22について解説をしたいなというふうに思っています。
さて、この上司力実践ケーススタディのですね、22番はですね、どんなテーマだったかというと
絶対に残業したくない部下のマネジメントということです。
問いの設定はこうでしたね。残業はしたくありません。仕事量が多すぎることは問題ですという若手部下。
それほど仕事量は多くなく、生産性に問題がありそうだが、どう対応しましょうか。
こういう問題でございました。回の選択肢は2つありましたね。回の1つ目、アンサーの1はですね、
残業はしたくないという気持ちはわかるよ。ワークライフバランスが重要だしねというふうに理解を示した上で、
法令遵守の範囲内の残業であれば、仕事としてやるべきことをやるのは当たり前のことだと、
言葉を尽くして説得するということでございました。さて、2番、アンサーの2番ですね。
あなたなら、残業しなくても頑張ればこなせるくらいの仕事を任せると思うよと伝えて、
どうすれば勤務時間内に仕事を終わらせられるかを一緒に考えようと、
成長に向けた挑戦を促すということでございました。さて、どっちが妥当解でしょうかというのがですね、
いつも話しますけども、これ別に絶対的な正解があるわけじゃなくて、
その時々の皆さん、上司の皆さんと部下の関係性とか、職場の環境とか、
いろんな状況によって対応が変わると思うんですが、妥当解としておすすめはどっちかというと、
僕はアンサーの2番ということですね。つい今の時代で考えていくと、
働き方改革ですし、残業はご法度とというような時代ですし、コンプライアンスも求められますし、
こんなことを考えていくと、やっぱり残業させちゃいけないから仕事を減らそうと、
もしくは厳しい上司でいくと、いやいや、それは中途半端に手を抜こうとしてるけど、
何とかやり切りなさいというふうに、総論で正論をぶつけてしまうというふうなことになってしまうと思うんですけど、
これはこれでちょっと問題だと思うんですね。特に若手の部下というような設定なんで、
やっぱり皆さんのお仕事は、特に若手なんかでいくと、仕事を通じてOJT指導をしっかりして、
育てていって、しっかり成長活躍してもらって、組織の戦力として大きな力にして、
組織のパフォーマンスを上げていくということが大事だと思うんですね。
そう考えていくと、残業は無理やりさせることはできないんですけども、
でも皆さんから見て、若手の成長度合いからして、時間内に終わらせられる仕事だなというふうに
任せているのであれば、いかにして時間内に終わらせられるのかということを、
本人が考えて、実際上司の伴走支援のもと、成し遂げていく。
こういう環境に置き直すということがすごく大事だと思うんですね。
なので、アンサーの2番ということだと思うんですね。
部下の成長を促す管理方法
とにかく今の業務がいっぱいいっぱいなんで終わりませんって言うんであれば、
何とかやれっていうふうに強引に命令する。もしくは仕事を減らすのではなくて、
時間内にどうすれば勤務時間内に終わらせられるのかを考えてみようという問いを立てていく
というふうなことだと思うんです。
その前提として当然ですけども、任せた業務の見極めはしっかり上司としてしないといけないですよね。
ちゃんと部下の状況をじっくり観察して、本人が言う通りオーバーフロー気味なのか、
いやいや、これは本人が工夫をすることによって乗り越えられるのかということを
しっかりした上で今言った問いを立てるということだと思うんです。
この問いを立てると、実際1on1の面談とかの場で色んなやり取りが発生すると思うんですけど、
全部が全部、若手部下が工夫してやるべきことということ以外のことも出てくるかもしれません。
場合によっては社内の業務で、それがあまり実用的ではないんだけど、
実際行われているものがあればそれを見直していくとか、
会社全体の業務の進め方の上において決められている規定が少し問題があるのであればそれを修正していくとか、
こういう組織側に働きかけていくことも大事だと思うんです。
なので、部下に何でもかんでも押し付けるというわけじゃなくて、
部下が工夫することを促しながら、一方で組織側として変わるべきことはどう変えればいいのか。
場合によっては上司の皆さんが組織全体を巻き込んでそれを変えていく。
このようなことも整理して話して行動していくということが大事なのではないでしょうか。
ということで、絶対残業したくないですというふうに、
上司に対して悩みを打ち明ける部下に対するマネジメントというお話をしてまいりました。
ぜひ皆さんの日々のマネジメントでお役立ていただければ幸いです。
本日はどうもありがとうございました。